ハンドヘルドゲーム機「abxylute」のクラウドファンディングがスタートしました。この製品はトップ画像にあるようにゲーミングUMPCっぽい外観ですが、OSはAndroidでRAMやストレージの容量も小さく、GeForce NOWやXbox Cloud GamingといったクラウドゲーミングやPlay StationやPCと接続してのリモートプレイに特化した製品です。そのため、ハードウェアとしてのスペックは高くないものの、そのぶん非常に安価に購入ができます。
クラウドファンディングのページはこちらです
abxylute: Top-notch streaming handheld with stunning screen:KICKSTARTER
なお、abxyluteについては以前紹介記事を掲載済みです。製品の詳細については下記の記事をご参照ください。この記事では主に価格についてご説明します。
abxylute - クラウドゲーミング向けに絞り込まれた手頃な価格のハンドヘルドゲーム機、3月にクラウドファンディングが予定されています
1.abxylute 概要
スペック表
abxylute | |
OS | Android 12 |
CPU | MediaTek MT8365 |
RAM | 4GB(LPDDR4) |
ストレージ | 32GB/64GB |
ディスプレイ | 7インチ(1,920 × 1,080)60Hz, タッチ |
バンド | なし |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | なし |
バッテリー | 5,200 mAh |
サイズ | 250 x 115 x 30 mm |
重量 | 非公開 |
コメント
OSはAndroid 12でCPUのMT8365についてはベンチマークスコア等の情報がありませんが、MediaTekに紹介ページ(ページ1 / ページ2)があり、それを見ると「AI 音声認識およびライト AI ビジョンデバイス専用の AI プロセッサと DSP を備えたエントリー IoT プラットフォーム」となっています。
RAMは4GB、ストレージは32GB/64GBの2種類があります。これ、Google Playのゲームアプリをプレイするにも明らかに不十分な容量ですよね。しかし、冒頭に記載した通り、クラウドゲーミングやリモートプレイを楽しむぶんには問題がありません。ウインタブではCeleron N3350搭載のChromebookでGeForce Nowを試したことがあり、低スペックなデバイスでもクラウドゲームがサクサク動くことを確認しています。
abxyluteにはランチャーが搭載されており、GeFoece NOWなどのクラウドゲーミングプラットフォームやGoogle Play、Sptify、YouTubeなどに簡単にアクセスできるようになっています。
ディスプレイは7インチのFHD解像度、タッチ対応し、リフレッシュレートは60Hzにとどまりますが、発色品質はかなり高く、この製品のハードウェア上のセールスポイントになっています。
abxyluteはWi-Fi専用機です。モバイルネットワークには対応しません。クラウドゲーミングの場合、「データ通信量が強烈に大きい」ため、おのずとWi-Fi接続になりますから、ここは問題ないでしょう。なお、技適取得については「5月の出荷までに取得する予定があります」という連絡をメーカーからもらっています。
2.abxylute 価格など
abxyluteはKICKSTARTERで3月29日(現地時間)からクラウドファンディングが開始され、3月31日までの期間限定(この記事執筆時点で残り28時間)・数量限定で4GB/32GB版がHKD1,484(約25,081円)、4GB/64GB版がHKD1,562(約26,400円)で購入できます。
GeForce NOWやXbox Cloud Gamingを利用している(あるいは利用する用意がある)、ゲーミングPCやPlay Stationとの接続でリモートプレイができる、という前提条件がありますが、ゲーミングUMPCと比較して極めて安価に購入ができますので、興味のある人は購入してみてはいかがでしょうか。
3.関連リンク
abxylute: Top-notch streaming handheld with stunning screen:KICKSTARTER