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Xiaomi Miスマートバンド4 レビュー【前編】- 最新アップデートでさらに見やすくなった超高コスパ製品の各機能をチェック(実機レビュー)

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こんにちは、オジルです。Xiaomiの日本参入製品第1弾、Miスマートバンド4(Xiaomi Mi Smart Band 4)が昨年12月23日に発売されてから2ヶ月が経過しました。なんといっても魅力的なのは税込みで4,000円を切る手頃さ。ガジェット好き以外でも、試しに買ってみようかということで購入された方も少なくないんじゃないでしょうか。一方、まだ迷われているという方もいらっしゃることでしょう。

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というわけで、ウェアラブルデバイスを初めて手にした私がMiスマートバンド4を発売直後から使い続けてみたレビューを前後編に分けてお届けいたします。前編となる本記事では機能面について、後編では活動量計として実際に運動時に使用して感じたことや設定についてお伝えします。

特にまだスマートウォッチ(バンド)を保有しておらず、当該製品全般の購入を検討している方にとって有益な情報となれば幸いです。先に書いちゃいますけど、悩むくらいなら「お試しでも後悔しない」と断言できるほどに買った方がいいですよ、これ。毎日100円ちょっと節約すれば1ヶ月でこんなに便利なアイテムが手に入るんですから。

なお、日本ではMiスマートバンド4として販売されていますが、その前に発売済みのMi Band 4もシステム言語が日本語対応しない以外は同一製品となります(もちろん日本語の通知は可)。かのあゆさんが過去にレビューされていますので併せてご確認ください。

Xiaomi Mi Band 4 レビュー - Xiaomiの大ヒットフィットネストラッカーの最新モデルを試す!もう高価なスマートウォッチはいらない!?(実機レビュー:かのあゆ)

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Xiaomi Mi Band 4 レビュー(第3回)ー 安価で高性能なフィットネストラッカー(スマートウォッチ)をつけたままでお風呂に入ってみました(実機レビュー)

※以下に記載する内容にTips的なことも出てきますが、バリバリ使っている方にとって目からウロコの情報はほぼないと思います。あらかじめご了承ください。

1.購入の背景

Miスマートバンド4のことを早く知りたい、という方は読み飛ばしてください。

まずですね、私、かれこれ8年ほど趣味でランニングをしていまして、ずっとスマホのランニングアプリを使っていたんです。活動量計としてスマートバンド(ウォッチ)を欲しいなと思い続けていたものの、当時は種類が全然なく、どれを見ても数万円という状況。一番安かったのがNIKEのFUEL BANDでしたけど、それでもたしか1万6000円くらいだったかな?ガチランナーでもないですし、興味本位でポンと変えるようなシロモノではなかったんですよね。その頃に液晶のないバンドタイプも数千円台から登場していたんですけど、ガジェット欲をそそられることもなく…。そのまま時間だけが経過していきました。

そして(数年前の話)Xiaomiというよく知らん中国のメーカーがスマートバンドを1,000円ちょっとで販売しているというニュースに衝撃を受け、「その値段なら全然買えるじゃん」と思ったのも束の間、電波関連のアレがあって堂々と使えなかったり、中国の通販サイトを利用しないと買えなかったりという点に敷居の高さを感じて断念。

そんなこんなで指をくわえて漫然と定期的にスマートウォッチの製品情報やらレビューやらを見て過ごしていた中、Mi Band 4のグローバル版は技適取得でカラー表示、バッテリー持ちも良く値段も安い、と。そろそろ改めて購入を検討してもいいかなと思い始めた矢先、突如としてXiaomi日本参入が発表されたんですよね。ここしかチャンスはない、そう判断した私は妻に猛プレゼンし「おゆるし」を得たというわけです。

2.スペックなど

前述の通り、Miスマートバンド4はMi band 4の日本版として発売されている製品です。基本仕様は変わらないため過去記事に記載のスペックを再掲します。

対応OS : Android 4.4以降/iOS 9.0以降
ディスプレイ : 0.95インチ 240 x 120 AMOLED
センサー : 六軸加速度センサー、PPG心拍センサー
防水 : 5気圧防水対応
Bluetooth: Version 5.0
スタンバイ時間 : 約20日
バッテリー容量 : 135 mAh
サイズ : 32 x 17.9 x 12 mm
重量 : 22.1 g

ポイントはタッチ操作可能なフルカラーAMOLEDディスプレイと防水、バッテリー稼働時間の長さです。そして忘れてはならないのが重量。22.1gはバンドを含めた数値で、装着していることすら忘れてしまいそうなほどの軽さです。0.95インチというサイズ感をどう評価するかは個人差あると思いますけど、大きいサイズの製品は、重量やその大きさ故に「ずっと身に着ける」という点ではデメリットになり得ます。普段使いするなら、小さくて軽い上にバッテリー稼働時間が長いというのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

なお、本体にはGPSが搭載されていないため、連携するスマホで取得したGPS情報を利用します。通話機能も有しておらず、音を発するということもありません。通知に関してはバイブのみ、ということになります。

どんな機能があるのかと、各々の所感については次項で見ていきます。本製品の活動量計としてのメインでもあるワークアウト機能とバッテリー稼働時間の詳細については後編にて記載します。

3.各機能について

本体のみでの使用も可能ですが、そもそも初期設定を「Mi Fit」という公式アプリを介して行う上、最大限活用するためにはアプリ上からの設定が必須なため、常に使用する前提でお伝えします。ちなみに、ひととおり設定が完了してしまえば日常生活ではアプリを使わなくても事足りることは多いです。

※本記事の執筆中に最新ファームウェア(1.0.9.30)へのアップデートがありましたので、適宜触れていきます。

時計

腕を上げた時に画面表示
もちろん本体にタッチすれば時刻を確認できますが、腕を上げた時に画面表示するようにできます。腕時計を見る仕草ですね。こちらはMi Fitアプリ上で設定を行います。私の場合、事前に別項目にて本体を装着する腕を「左手首」とし、見たい時に見れないのは嫌なので反応感度を「敏感」としました(敏感以外は「標準」です)。敏感に設定したにもかかわらず最初のうちは反応がいまいちかと思いましたが、慣れてくるとコツを掴んで「どう上げれば表示されるか」がなんとなく分かるようになり、今ではほぼ確実に表示できるようになりました。また、デスクワーク時、タイピングなど大きく腕を動かさない作業であれば誤感知するということもありません。寝る前にごろごろしていたら反応してしまうことはありますけどね。

こちらのディスプレイ表示はカスタマイズが可能となっており、詳しくは後編にて記載します。

アラーム

mismartband4 アラーム
朝に弱い私にとっては必要不可欠な機能です。Mi Fitアプリ上から時刻などを設定します(本体でON/OFFの切り替えは可)。スヌーズ設定もできます。こちら、寝ぼけているとスヌーズ解除のボタンがひと目で分からなくなるのが難点でしょうか。しょっちゅう間違えて解除→二度寝してしまうのですが、みなさんは寝起きでどちらが正解かはっきりと分かりますか?正解は上なんですけど、そもそも下のはゼットと読むのでしょうか?…あ!もしかしたら「まだ寝るよ..zZ」のZかもしれませんねw

各種通知

mismartband4 通知
TEL・リマインダー・メール・SMSは個別に通知オンオフの切り替えができるようになっています。アプリ通知はMi Fit・LINE・Twitter・カレンダーが個別管理、他のアプリについては「その他」でひとまとめに管理されていますので、オンにした場合はスマホ側での通知状況がそのまま反映されるということになります。私はあまり頻繁に通知が来ると鬱陶しく感じてしまいますのでTEL・LINE・Twitter・SMSで通知が来るように設定していますが、個別で管理できるようになればより便利ですね。

この機能だけでもMiスマートバンド4を買う価値があると思うくらいマストな機能です。特に仕事中は周囲の目もあり、通知が来るたび頻繁にスマホチェックするのは気が引けますけど、バンド側で重要な連絡が来た時だけ反応できるというのはスマホライフが劇的に変わります。気になるあの人からの連絡を待っている時に通知を確認したらゲームアプリだった…そんな苦い経験ともこれでおさらば。妻に購入のプレゼンをした時も、飲んでいる時に今まではスマホをポケットに入れていて気付かなかった「そろそろ帰れ連絡」が確実に受け取れることを力説したら承認されました。

mismartband4 LINE

ちなみに、LINEをはじめとした文中の絵文字やスタンプは画面上で正しく表示されず「□の中に”?”」と出ます。LINEでスタンプ単体が送られてきた場合には「スタンプが送信されました」となります。”送”の文字は中華テイストになっていますね。LINE通話に関しては着信に対してリアルタイムで応答することはできず、着信があった旨の通知が追って表示されるという具合です。

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通知に関してはちょっと気になる点が。

個体差なのか仕様なのかは分かりませんが、通知が一切来なくなるという事象がたまに発生します。頻度としては週に1回あるかないか。解決策を探したわけではないのでなんとも言えませんが、この事象が発生した際には毎回本体を再起動することですぐに改善されます。なお、再起動にかかる時間は2秒くらい、画面がオフになったと思ったらすぐに再度画面が表示されます。画面が小さいので仕方ないですけど、アラームのスヌーズ同様、再起動の確認時にどちらをタップすればいいのか毎回ちょっとだけ不安になります。正解は上です。

mismartband4 再起動

天気

mismartband4 天気

当日から4日後までの天気予報について、地域(当日のみ)・天気・最高/最低気温が表示されます。ロケーションに関しては連携しているMi Fitアプリ上でGPS取得した情報をもとに、現在いる地域のものが表示される仕組みです。また、気象警報・注意報などが発令された際にはアラートが来るようになっています(通知のオンオフ可)。時期的なこともあり、乾燥注意報の通知を何度か確認しました。

mismartband4 気象警報

座りすぎ通知

1時間動かない状態でいると通知してくれる機能です。座り過ぎ時間の設定はできず、「1時間経ったことを教えてくれる」のみです。また、この機能が有効となる時間帯を設定することができます。寝ている間に1時間おきに通知されたらたまったもんじゃないですからね。

私はデスクワークですが世間に忌み嫌われる喫煙者なので定期的に立ち上がるため通知をオフにしていますけど、集中してつい時間が過ぎてしまうということは誰でもあることですよね。健康のためにこういう機能をうれしく感じる方は多いんじゃないでしょうか。「会議は1時間まで」と決めている方も有効活用できそうです。身振り手振りで反応しちゃいそうですけど…

歩数計測

前述の時計表示同様、ちょっとした作業をしただけではカウントされません。ただ、年末に大掃除をした際には窓拭きだけで数千歩カウントアップされてしまいました。「若干精度が高めな万歩計くらいの認識」に留めておいて、どれくらい動いたかの参考にするくらいが良いと思います。なお、Mi Fitアプリからは一日の目標数を設定できるようになっており、達成されると通知を受け取る設定にすることができます。初期設定は8,000歩になっていて、欲張って10,000歩にしてみたんですけどなかなか達成の通知が来ませんw

こちらの歩数計測については時計表示画面で歩数が常時表示されるほか、ディスプレイの上下スワイプからのメニュー「ステータス」にて距離・消費カロリー・座りすぎ通知回数とともに確認することができます。ただしあくまでも歩数計測であり、もしワークアウトを行った場合には合算して表示されるわけではないのでちょっと紛らわしいです。「結構走ったのにこれだけ?」と思ってMi Fit上から諸々確認しないといけないため、煩わしさを覚える方もいるでしょう。

心拍数検出

mismartband4 心拍

本体画面の上下スワイプから選択するメニューで「心拍数」をタップすれば現在の心拍数を確認できますが、測定までに数秒の時間を要します(※最新ファームウェア1.0.9.30になってから、すぐに表示されるようになりました…が、直近の測定結果を表示しているだけかも)。

それ以外で確認するのはMi Fitアプリ上で睡眠時に心拍数がどうだったかと、運動時には常時計測が行われて表示され続けます。 運動する方にとっては便利な機能だと思いますが、健康な方であれば日常生活で心拍数が気になるということはそこまでないのかもしれません。計測の頻度については1/10/30分で設定可能となっており、計測中は本体裏面から緑色のLEDがビカビカ光り、暗いところだとそれなりに目立ちます。私、計測頻度を30分に設定していますけど、もっと頻繁に計測しているような気が…。しょっちゅう緑色に光っているのを見かけます。

睡眠アシスタント

mismartband4 睡眠

ごめんなさい、これまでに睡眠測定というものをやったことがないので正しい評価ができているかよく分からない前提で読んでください。

入眠時間と起床時間、深い眠りと浅い眠りがどれくらいあったのかを計測しスコア化。他の人と比べてどうかという内容とともにコメントがもらえます。深い眠りがどれくらいだと良いのかということには触れられておらず、測定メソッドも不明なので見た情報を鵜呑みにするしかないんですけど、もうちょっと突っ込んだ情報をくれると有意義な気はしますね。実際のところ、「ふーん」としか思えないんですよ。私自身が睡眠計測目的で購入していないので気にしないどころか最近ほとんど見る機会もなくなりましたが、この機能だけにフォーカスするならちょっと物足りないような気がします。でも、たくさん寝た時に見ると気分はいいですね(画像はこれまでで最高の結果)。生活習慣の見直しとして「最近あまり寝てないなぁ」と気になった時、ここ数日間の睡眠状況を確認し、早く寝るように心掛けるという使い方はアリかなと思います。

ちなみにこちらの機能、夜間の睡眠のみログを取る仕様になっているようで、昼寝はもちろん、夜更かしの末に朝になってから寝た時に後から確認してみると「睡眠の記録なし」となってしまうため注意が必要です。うーん、任意に計測できるといいんですが。

音楽コントロール

mismartband4 音楽
スマホで再生中の曲名表示に加えて再生/一時停止、曲戻し/曲送り、音量の調節が可能です。音量のところ、だいぶ小さいですけど意外としっかり反応します。

混雑している電車の中など、スマホをいちいち取り出すのが面倒な時に便利な機能ですね。曲を任意に選択したり、再生している曲の早送りや巻き戻しをしたりといったことはできません。こちらは本体のディスプレイ画面を上下にスワイプしてメニューの中から「その他>音楽」を選択するんですけど階層が深くて不便。小ワザとして時計表示画面で左右にスワイプすれば一発でアクセスできるようになっていて、知ってしまえばほとんどの方がこの表示方法だと思います。私はSpotifyでシャッフル再生時の曲送りに使用することが多いです。

この機能、便利は便利なんですけど、ちょっと難点があります。

機能を立ち上げたタイミングでBluetoothに接続するため、すぐに曲名が表示されないんです…。画面表示を短く設定していると曲名が表示される前に画面が消えてしまうのが無念。回避するためには画面表示時間を長くするか、曲名が表示されるまで影響ない箇所を適当に触っているしかありません。

→最新ファームウェアの1.0.9.30になってから高速化されたように感じます。ほぼストレスありません。

タイマー/ストップウォッチ

これは特筆することはなく、一般的な最低限の機能を有していると理解していただければと思います。あまり出番はなさそうですが、職場でのカップラーメンタイマーとかには使えそうです。

バンドを探す/端末を探す

Miスマートバンド4を外している状態で見当たらなくなったら、Mi fitアプリ上から探すことができます。ただし、短時間「ブブッ」となるだけなので、なかなか気付けないかも…。私は充電時以外に外すことはないのでこの機能を有効活用することはほぼないと思います。

むしろ、本体操作によりペアリングされた端末を探す機能が便利です。スマホを部屋のどこに置いたか忘れてしまう方、いますよね?私の妻がこのタイプでしょっちゅうパニックになっていて、この機能だけでも該当する方にはニーズを満たせると思います。

4.後編へ

後編では、活動量計としての使い勝手をお伝えします。走りながらの画面操作や視認性、本体の計測精度など運動時にどれくらい活用できるのかをチェックしていきます。併せて、バッテリーの稼働時間などについても触れますので、もう少しお付き合いください。

5.関連リンク

Xiaomi Miスマートバンド4 レビュー【後編】- 活動量計としての使い勝手をランニングで評価。ほか、バッテリー稼働時間など(実機レビュー)
Xiaomi Mi Smart Band 4 【日本正規代理店品】:Amazon

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コメント

  1. 匿名 より:

    Mi band 4 いいですよ。電池は2週間持つし防水でどのスマホでも使える。替えのバンドもAmazonなどで豊富に売ってる。
    比較の為にHuawei Honorバンド5も買ったのですがこっちはアプリに癖があって私のスマホでは動きませんでした。(レビュー見たら動かないと言ってる人続出)

  2. 匿名 より:

    通知が来なくなるのはDNDの設定がauto turn on になってるんじゃないですかねぇ?
    未経験なんで想像で言ってますけど、通知が来ない時はDNDになってる気がします

    • オジル より:

      匿名さん、コメントありがとうございます。

      私、不器用ですしDNDなど時間によって設定の切り分けを行ったりすることが性格的に向かないので全般的にオフにいているんです。しょっちゅうというよりは気づいたらこうなっているくらいなので全然気にしていないんですけどね。通知が気になって仕方のない相手でもいればこだわっていたと思いますが…w

  3. オジル より:

    匿名さん、コメントありがとうございます。

    Huawei以外でも同時期にたしかドンキやフランク三浦(個人的にかなりセンスが好き)でも低価格帯のものが出ましたけど、総合的にこちらの製品はかなり完成度高そうですよね。比較購入とのこと、うらやましい限りですが残念でしたね。。

  4. cyapu より:

    私も購入しました。
    軽いし安いし本当に便利グッズです。
    ^_^

    • オジル より:

      cyapuさん、コメントありがとうございます。

      便利グッズ、いい表現ですね!