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SoundPEATS TruePods レビュー -「うどんタイプ」の完全ワイヤレスイヤホン、もう後戻りできない音質の良さは罪!(実機レビュー)

SoundPEATS TruePods
こんにちは、安い耳の持ち主.TAOです。普段の私がイヤフォンを選ぶ時の優先事項は、「安い割に程々の音の良さ」が基準となっています。安いと思う基準は人それぞれでしょうが、私がこれまで使ってきたイヤフォンは2,000円前後の決して音を追求するような代物ではありませんでした。そんな私に「SoundPEATS TruePods」のレビューが出来る機会を頂いたので、物凄く喜んでおります。なお、この製品はメーカーであるSoundPEATSにサンプル提供していただいております。SoundPEATSにはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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1.スペック

Bluetooth規格 Bluetooth 5.0
Bluetooth プロファイル AVRCP_V1.6/HFP_V1.7/HSP_V1.2/A2DP_V1.3
Bluetoothチップ RLT8763BFR
最大通信距離 10M(障害物がない場合)
周波数特性 20Hz-20kHz
再生時間 約4時間(音量60%の場合)
イヤフォンの充電時間 約2時間
質量(イヤフォン) 3.5g ×2
充電ケースバッテリー容量 600mAH
充電ケースの充電時間 約2時間 (Type-C 5V/1A)

Bluetooth 5.0と言うことで、デバイスが対応していれば、通信速度も速く性能を100%発揮できるでしょう。残念ながら私の環境には5.0に対応したデバイスが無くて、その違いについては検証出来ていません。 充電ポートはType-Cとなっていて、スマホの充電器と共有しやすいものとなっています。パッケージに「充電時に5V/1Aを超える電流は使用しないでください。」との補足の注意があり、Type-Cの強みである急速充電は期待できないでしょう。それでも、約2時間で充電できて、イヤフォン本体に4回フル充電出来ますから問題ないでしょう。SoundPEATS Truepods

2.筐体

SoundPEATS Truepodsパッケージ

パッケージはワイヤレスイヤフォン本体、バッテリー内蔵充電ケース、USBケーブル、サイズ違いのイヤーパッド、説明書となっています。まず初めにイヤフォンの充電端子に絶縁体が貼ってあるので、剥がして充電します。充電ケースには約2時間でフル充電され、イヤフォンへの充電は2時間で4時間の再生が可能。ケースからフル充電4回可能で、ケースのバッテリー容量分で計算すると約16時間の再生が可能です。ケース側面に充電レベルのインジケーターLEDがあり残量の目安になります。

SoundPEATS Truepods 充電

イヤフォンはAirPodsとよく似た形状の細い棒が垂れ下がるもので、AirPodsがブランドイメージのホワイト、対してSoundPEATS TruePodsはブラックとシックな装いです。イヤーバッドが特殊形状で他社のイヤーパッドへの交換は厳しそうです。 SoundPEATS Truepods 左右イヤフォン本体SoundPEATS Truepods 特殊形状のイヤーパッド 棒状に伸びている側面がマルチタッチスイッチとなっていて、タップしたりタッチする秒数によって操作する事が出来ます。装着してしまうと見えませんが、タッチスイッチ下にLEDインジケータがああり、電源ON・OFF、接続やペアリングモードなどの情報が分かります。

SoundPEATS Truepods 技適ケースの底面に技適表示があり、日本国内でも安心して利用できます。

使用感

SoundPEATS TruePods コーディックAAC/SBC

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サイトの情報には対応コーディックの記載が見当たりませんでしたので、実際に接続して確認したところSBCとAACに対応していました。Android系ならapt-Xに対応していると良かったですが、Android 8.0以上なら標準でAACに対応しているので十分だと思います。

イヤフォンとして一番重要な音ですが、バランスの取れた音で、低域から広域までクリアな音で低域が強調されている風ではないですね。いい音です。中域の厚みがありボーカルが聞きやく、低音域の残像音や高域の残像音ものびやかに再現されていて、全体的に立体感がありファーストインプレッション時には軽いカルチャーショックがありました。5,000円クラスのイヤフォンは、どれもこんなに良い音なんでしょうかね。

装着感ですが、イヤフォンが軽い事と耳への納まりが良い事もあって、軽い運動中に使用してもイヤホンが耳から外れそうになる事はありませんでした。(イヤーパッドのサイズが自分に合っていたからかもしれませんが)

少し残念な点も幾つかありました。

使用するデバイスの接続を切り替えてペアリングが完了している状態で、音が正常に出なくなる時があります。それは20秒ほどすると自然に直るのですが、接続の処理が不安定なのでしょうか、原因はよくわかりませんでした。

あと、たまたまイヤフォンを使いながら電子レンジを使用したことろ、音が途切れる症状が現れました。何度か試しても同じ症状でしたので、電子レンジなどの電子機器の影響を受けやすいと推測されます。また、使用中に左右のイヤフォンを手で覆い隠すと音が途切れる事から、あくまで推測ですが左右のイヤフォンのリンクの電波が弱いのかなと考えています。他の完全ワイヤレスタイプのイヤフォンを試したことが無いので、こういった不具合は一般的なものなのなのか判りませんが、ちょっと残念です。

TruePods オートペアリング 接続するデバイスが一つなら、一度ペアリングの設定を済ませると、ケースから取り出して耳にセットする間にペアリングが自動で完了する「オートペアリング機能」が非常に便利で快適です。後で記述していますが、複数のデバイス間での接続の切り替えは多少の手順はありますが、慣れてしまえばそんなに手間はありません。

操作方法

SoundPEATS TruePodsには物理ボタンが無く、左右のマルチタッチボタンでの操作になります。スマートな感じがしますが、操作には多少慣れが必要です。 デバイスとの接続は右イヤフォンが行っていて、左イヤフォン単体では利用出来ません。片方だけでの利用は右イヤフォンになりますが、左イヤフォンでの操作は曲送りと音声アシスタントの起動のみですので支障はないと思います。

マルチタッチボタンの操作

右1.5秒タッチ 電源ON(LEDが白く1秒点灯します)
左でも電源ONになりますが右とのリンクが切れているので利用出来ませんし、その後左右のリンクが切れてしまう場合がありますので、その場合左右ともケースに一度戻しすと左右のリンクが戻ります。しかし、デバイスに接続後、しばらく音声が正常に再生されない場合がありますが、20秒位すると直るようです。
右又は左8秒タッチ 電源OFF(又はケースに戻す)
右2秒間タッチ 曲戻し(アプリによっては曲送り)
電話を拒否
保留中の通話に戻る
右2回タップ 再生・停止
電話を受ける・切る
通話を保留にして着信を受ける
左2秒タッチ 曲送り(アプリによっては曲戻し)
左2回タップ 音声アシスタント起動

取り扱い説明書には曲送りは左をタッチ、曲戻しは右をタッチと書いてありましたが、私が試した限りでは逆でした。たまたま使用したアプリがそうだっただけかもしれませんが、一応補足させていただきます。

音量の調整

音量の調整はマルチボタンから操作出来ません。接続先に音声アシスタント機能(SiriとかGoogleアシスタント)があれば左2回タップで音声アシスタントを呼び出して指示します。

接続の切り替え

複数のデバイスで利用する場合、ケースから取り出して電源がオンになると、まず優先されるのが前回接続先で、BluetoothがONになっていれば無条件ですぐにつながって利用できます。 別のデバイスに接続したい場合は、その時つながっているデバイスのBluetoothを切り、新しい接続先でBluetooth接続一覧からSoundPEATS TruePodsをタップして接続して下さい。一覧にない場合は、詳細設定から使用可能な機器を検索してペアリングして下さい。一度設定してあれば、BluetoothのON/OFFだけで自動接続してくれます。上手くペアリング先を切り替えられない場合は、前回ペアリングして使用したデバイスがスタンバイ状態のままBluetoothがONになっている事が考えられますので確認して見て下さい。

私の個人的な見解ですが、Bluetooth接続の周辺機器はペアリング動作に癖があるものが多く、慣れるまで多少の試行錯誤が必要だと思っていて、複数のデバイスで利用する場合においては、このワイヤレスイヤフォンも例外ではないです。もちろん、単一デバイスのペアリングのみで使う場合は、「即ペアリングの快適性」を実感できると思いますよ。

本体のリセット

左右のペアリングがどうしても上手くいかないとか、デバイスとの接続切り替えが上手くいかない時は、ケースにセットしてマルチタッチスイッチを20秒間タッチする事で本体をリセット出来ます。

3.まとめ

ケーブルレスで完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤフォンは初めての使用となりましたが、何かに引っかかって不意に外れるといった心配がなく、非常に軽快なものですね。あいにく、私の手元にある対応デバイスにはBluetooth5.0のものが無くて、このイヤフォンの性能を100%発揮できる環境ではありませんでしたが、気になるほどの音の遅滞もないし、まずもって音が良い。量販店で売られている2000円前後のカナル型ケーブルイヤフォンとは別格の音質の良さには,使っていて嬉しくなります。軽快な使用感と音質の良さを考えるとこの値段にも納得です。AirPodによく似た形ですが、こちらはイヤーパッドがあるのでそれに比べれば音漏れは抑えられるでしょう。操作体系もタッチセンサー方式と同じであり、AirPodsの金額に購入を躊躇していた人には、TruePodsは選択肢の一つに入るのではないでしょうか。

ひとつ難点をあげるなら、「一度良い音に慣れてしまうと、安いイヤフォンに満足できなくなってしまってう。」事ですかね。

SoundPEATS TruePodsの8/25現在のAmazon.co.jpでの価格は、5,299円となっています。

関連リンク(Amazon)

SoundPRATS(サウンドピーツ)TruePods Bluetoothワイヤレスイヤフォン:Amazon.co.jp

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コメント

  1. 匿名 より:

    いまさら単体4時間の製品とか出されても…っていう感じですよね。にしては高いし。
    ピーツもqc3020搭載モデル作ってくれればいいのに。