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Rogbid Braveの実機レビュー - もはやスマートフォンでは?と言いたくなる、ガジェット好きの心をくすぐるAndroid OS搭載スマートウォッチ

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どうも。ひつじです。そういえば皆さんはスマートウォッチってお持ちですか?私はWearbuds以外のスマートウォッチってあまり触ったことが無かったのですが、今回面白い機種を実機レビューする機会を頂きました!機種はRogbidのBraveという、なかなか高機能なものなのですが、それ以上に個性が強い!正直得手不得手のはっきりした機種ではあるのですが、ガジェット好きならちょっと心惹かれるところがあるかもしれません。なお、今回の機種はTOMTOP様よりご提供頂いております。ありがとうございます。

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1.スペック

  Rogbid Brave
OS Android 7.1.1
CPU MediaTek MTK6739 
RAM 3GB
ストレージ  32GB
ディスプレイ 1.69インチ IPSディスプレイ
(450×450) ※円形のため総解像度は不明
LTEバンド B1/2/3/5/7/8/12/17/20
SIM Nano SIM
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0
入出力 POGOピン
カメラ イン8MP/アウト8MP
バッテリー 1,360mAh (最大24時間使用可・スタンバイ約3~5日)
サイズ 265×50.6×18.5mm
重量 90g

実はこのスマートウォッチ、メインのスマホとはBluetoothで接続する点は変わりないのですが、中身はAndroidなんですよね。スマートウォッチに必要なハードウェアとアプリケーション、ホーム画面を導入したAndroidマシンと表現するのがまさにぴったり、といったところです。バージョン7.1は少し古いと言えますが、この手のOS搭載スマートウォッチではこのバージョンが一般的ですし、気になる人はまずいないでしょう。

その前提でスペックを見ていくと、CPUはクアッドコアの1.25GHz(mediatek MTK6739)、RAMが3GBでROMが32GBとエントリー端末のような構成になっています。一般的なスマホであればAntutuでおおよそ5.5万点前後であることが多いこの構成ですが、ディスプレイ解像度が450×450と小さく、重いソフトウェアを動かすことも恐らくないでしょうから実使用上は十二分といったところでしょう。

また、NanoSIMを利用してのLTE通信にも対応しています。

カメラはインアウトともに8MPのものを搭載しています。ただ後述しますが画質は結構違っていました。(といっても、どちらも実用品といった感じです)

他のセンサー類諸々もスマホ相応の内容を踏襲しており、ここに心拍数センサーが追加されている、といったところ。microSDには非対応ですが音楽を聴きたい人以外には不要かなと思います。

2.筐体

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まずは付属品です。充電用クレードル、POGOピンのついた充電ケーブル、microUSBケーブル、説明書が添付されています。それと吸盤の付いたクリップのような形のものは時計裏側の蓋を開けるためのものです。

説明書は日本語表記無しでした。充電クレードルは両面にそれぞれPOGOピンが付されていますが使用可能なのは片面のみです。

また、この「充電クレードル」がこの製品の大きなセールスポイントです。スマートウォッチの場合、充電用にクレードルがついているものは少なくありませんが、この製品は「クレードルにバッテリーが内蔵されている」んです。本体内蔵の1,360 mAhというバッテリー容量もOS搭載スマートウォッチとしては異例の容量(大容量という意味です)ですが、クレードル側にも2,200 mAhのバッテリーが内蔵されていますので、外出時は充電ケーブルなしで、クレードルだけ一緒に持っていけば一泊の出張や旅行くらいは電源なしで対応できます。

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続いて本体。見て頂いたら伝わるかと思うのですが、質感は非常に高いです。反面で入っている中身がスマホそのものである弊害なのか、筐体の分厚さも他にはあまり見ないレベルですね。なお画面上部にはインカメラが取り付けられています。フェイスアンロックなどにも対応していますから良い取り付け箇所だと思います。

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次は側面部。右側に竜頭が2つありますが、上(画像右側)がいわゆるホームボタンと電源ボタンを兼ねています。時計表示中ならスリープボタンとして機能しますし、アプリ起動中であればホーム画面に戻ります。また、長押しで起動中アプリ一覧を表示させたり、電源OFFや再起動、それから画面表示切替(画面いっぱいに情報を表示するか、孤になっている上下左右の表示領域を減らし、四角い画面にするか)も選択可能です。

下の竜頭はいわゆる「戻る」ボタンの役割を果たします。なお、どちらもダイヤルとしての機能は特にありません。

竜頭の間にあるのはアウトカメラです。付ける場所に困ってこの場所にしたのだと思いますがスマートウォッチ用のカメラとしては使い勝手が良い場所に装着されていると思いますね。

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左側にはスピーカーが配置されています。

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裏面にはPOGOピン端子に加え時計で言う電池カバーのようなものがついていますが、ここを開けるとnanoSIMが装着可能です。必ず付属していた器具で開けるようにしましょう。一見すると蓋の中央やや上に、コイン等を引っかけられそうな溝があるようにも見えますがこれは心拍数計測用のセンサーです。

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なお、ストラップ部分はラバー製ですが、バックルに印字があるなど細かい意匠が施されているのに好感が持てます。

3.使用感

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さて…。今回結構「ヘビー」なレビューです。何がって多機能過ぎて。スクショも撮れないのが辛い…。

ということで、これ以降説明が文章だけになってしまいますので、それを補完する意味で動画を撮影しました。こちらもあわせてご覧ください。

スマートフォンとして見た場合

ひつじはXperia Rayに始まり最近ではAtom等、割と小さい端末が好きなタイプなのですがそういう意味では満足度の高い機種です。2インチ足らずの画面ではありますがホーム画面等の基礎的なUIは操作しやすいように出来ていますからそこは問題なし。

問題は文字入力やブラウジングにおいて押したいボタンが画面外に存在してしまい押せない場合がある、という点です。特に厄介なのが「Google日本語入力」のEnterや、ブラウザ内Google関連のログイン認証における許可ボタン等は画面外にはみ出してしまい、どうしても押せないという点。またGMS(google系アプリ)を含む他のアプリも多くの場合同種の問題を抱えています。これらは画面表示切替(四角い画面にする)を行なっても完全には解決しないポイントでした。

また、音楽再生についても欠点はありデフォルト動作では少なくとも純正外のアプリ(サブスクリプション型の音楽アプリなど)はスリープと共に動作が止まります。つまり、音楽アプリに限らず、バックグラウンドで動いているアプリは強制的に終了させられてしまいます。なので、スリープする前に音楽アプリをフォアグラウンドで動かしておかなくてはなりません。

ただ、この2点を除けば比較的使える印象。電話番号を介した通話やメッセージのやり取り程度であれば問題ないかと思いますし、GoogleMAP等も大きな引っかかりなく動作します。サブ用途として使う目的で格安のSIMを導入してみても面白いだろうな、と感じる仕様です。

なお、元々がAndroidなのでカメラアプリやホームアプリも対応外のものは多いながらそれなりに導入できるものも見つかります。メインで使用するホーム画面とは別に、Launcher3のような一般的なAndroidらしいホーム画面をインストールしておくと使い勝手が向上するかと思います。

ちなみにタッチ感度は良い、という感じではありませんがスマートウォッチであれば上々でしょう。液晶の質も不満は出ないと思いますね。

なお電池持ちはWi-Fi環境下ではありますが1日はきっちり持つかな、というところです。よほど酷使しない限り問題はないかと思います。

Bluetooth接続のスマートウォッチとして見た場合

正直に言うと結構癖が強い印象です。スポーツ時におけるスマートウォッチとしての機能面は非常に整っており過不足ありません。ランニング(室内外)、ウォーキング、自転車、バスケットボール、サッカー、卓球、バドミントン、縄跳びそれぞれの計測モードを備えていますし、運動内容にもよりますが、例えばランニングなら距離以外に時間や消費カロリーを目標として成果計測が可能です。

また、心拍数も含め過去からの推移もスマホ側のアプリに記録してくれますし、別途体重も自分で入力などする必要はありますが管理ができます。

一方、今回Xperia XZ Premium(Android9.0)との組み合わせでテストをしていますが連携には多少癖があるかなと。

前提として実装機能としては通知の表示以外にリモートでの写真撮影、音楽再生コントロール、スマートウォッチからスマホへのデータ転送、携帯電話検索等があります。

ただ通知表示はファイル転送や音楽アプリ等の一部アプリ(通知時にシークバーがあったり定期的に表示が更新されるタイプのもの?)だと通知を知らせるバイブや画面通知が鳴り止まなくなりますし、音楽再生コントロールもスマホ側の現状況を反映して表示してくれるわけではありません。そういった部分はあと1歩かな、というところです。

通知設定そのものはアプリ別にONOFFが可能(スマホ側アプリで設定)なので、厄介なものはあらかじめOFFにしておくとよいかと思います。

ちなみに通知に関連する話として、結構スピーカーは爆音で、ボリュームを上げると音も割れますがもはや実用範囲外なので問題ないでしょう。バイブも主張が激しめなので通知を取り逃がすことはまずないと思います。

なお、ファイル転送はものすごく便利でした。リモートでの写真撮影はスマホ純正とは異なるものが起動しますね。

カメラ

この点はあまりこだわる向きの機種ではないのでざっくりと。純正のアプリだと解像度設定などは特になく写真であれば2,448×3,264、動画は720p/30fpsの固定で保存されます。インカメラの方がやや画質は良いですがいずれにしてもメモ用途などに使う実用品として認識しておいた方が良さそうです。

参考にそれぞれ「アウトカメラ」「インカメラ」で撮影したものを1枚ずつ掲載します。

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クリックで拡大します

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クリックで拡大します

ソフトウェア

純正ソフトウェア、という意味合いで言えば前述のスマートウォッチとしての機能がメインで、他は既存のソフトウェアのアイコンだけ変えたものが多い印象です。ソフトとしての出来は僅かに翻訳のおかしな点があるものの、総じて使い勝手等は良好。特に不満を覚えるような部分はありません。

この点はおざなりに言っているわけではなく、ハードウェア起因による欠点が無ければ使い勝手としておおよそ問題なく利用可能な仕上がっている、という意味です。この点はホーム画面なども共通しており総じて良質で安定もしていると言って良いかと思います。

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スマホ側のアプリもスマートウォッチ側が多機能な割に整理されてまとまっている印象です。一方で日本翻訳がやや不安定ですね。

4.まとめ

Rogbid BraveはTOMTOPにて販売されています。通常価格は339.99ドル(約36,706円)ですが、8月中はセール対象となっており、149.99ドル(約16,193円)にて販売されているようです。

率直に総括してしまうと洗練されていない部分も含めて愛せるような小さなガジェット好きにおススメしたい、というのが本音です。実際、個人的には好きなタイプのガジェットでした。「小さくて使いにくい」ことより、小ささそのものにメリットを感じるタイプの方にはおススメできます。

少なくともスポーツでの活用に留まらないスマートウォッチのあり方としては非常に面白い製品ではないかな、と思います。

5.関連リンク

Rogbid Brave 販売ページ:TOMTOP

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コメント

  1. 匿名 より:

    この手のSIM内臓の多機能なスマートウォッチは使い勝手考えると画面が四角じゃないと辛いなという感想。Androidが丸いインターフェースに完全対応してないからチグハグになっちゃうよね。

    • 匿名 より:

      About square appearance for independent 4G LTE smartwatch, there are still difficulties to overcome.

    • ひつじ より:

      コメントありがとうございます。デザインの差別化と機能性のどちらを優先するか、という側面もあるのかなーと思いますよね。
      この製品は画面表示切替可能等、かなり頑張っていると思いますがAndroidそのものが対応してくれれば一番早いんですがね…。って感じです。

  2. duethan より:

    This is Engineer frome Rogbid, Thanks for your fair review about our flagship model Brave.
    Issues,buttons out screen, and the default settings for music and other app, will be improved in later firmware updates.
    Need help, feel free to leave me a message.
    Messager ID:rogbid Yve
    Whatsapp ID:+8615386214101

    • ひつじ より:

      Thanks your comments.about Brave, design, material, UI are good impressive.
      smart watch made with android,i guess it’s hard to tune.so i feel that Engineer’s efforts.
      i’m glad to know Messager ID. best regard to support. thank you.