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HPRTプリンター - ビジネスに必要十分な機能を備えたワイヤレスポータブルプリンター。A4印刷も可能です。

HPRTプリンター
「ペーパーレス化」が言われて久しいですが、本当にペーパーレスが実現できている人っています?私の場合、お取引先に発行する請求書など、「紙に印刷」しなくてはならないことが少なからずあります。もちろん「PDFで送ってくれればOK」というお取引先もありますが、その場合でも「印刷→捺印あるいはサイン→スキャンしてPDF化」が必要になります。電子印鑑の導入も考えていますが、一般企業のように「そこまで捺印機会が多くはない」という中途半端さなので、当面は紙に印刷する作業は残りそうです。

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自宅で作業しているときはもちろんプリンターを使うのですが、出先で印刷しなくちゃならない時もあり、その場合はコンビニプリントを使います。便利な世の中になった、と言えますが、それでもあれ、結構面倒なんですよね…。

そんなわけで、仕事用として「頻度は多くないが、手元に必要」なのがプリンター。ビジネスに特化する場合は年賀状印刷用のように高精細である必要はなく、「A4で文字がくっきり見えればいい」というのが一般的なニーズかと思います。そのくらいの品質で、必要に応じて外出先に持ち出せればなおいいですね。

今回ご紹介するHPRTはモノクロでA4サイズまで印刷可能、コンパクトで外出先に持ち出せるプリンターです。

HPRTプリンター
これがスペック表なんですけど、これだけ見ても知りたいことがイマイチわかりません…。

HPRTプリンター
バッテリーを内蔵していて、スマホやPCとBluetooth接続あるいは有線接続でき、PCと接続する場合は普通のプリンターと同じようにして印刷可能(ドライバーは必要です)、スマホでBluetooth接続の場合はアプリを使って印刷します。

解像度は300dpiなので、家庭用のプリンターと比較しても「桁が違う」くらいに低解像と思われます。ちなみに、Amazonで「ベストセラー」になっているエプソンの「カラリオ EW-052A」という6,800円で買えるカラープリンターの解像度は5,760×1,440dpiです。ただし、写真印刷とかでなく、テキストベースのビジネス文書の印刷なら十分使えるでしょう。モノクロ機ですし。

8月21日追記:
ライターのnatsukiさんから解像度について指摘をもらいました。私の評価が妥当ではなかったので、ここに追記します。

「300DPIの解像度を低く評価する表現がありましたが、これは全体の解像度ではなく1インチあたりの解像度なので、まあ普通かと思います。一般的に、カラー印刷では300DPI〜350DPIが一般的で、モノクログレースケールだとジャギーが目立ちやすい分もっと高くしますが、商業印刷でもせいぜい600DPIです。なお、スキャンも、一般的なコピー複合機の場合、普通は300DPIがデフォルト設定かと思います。

この製品の場合、モノクロのみなので、商業印刷レベルでイラストなどの表現力を求めるなら、もう少し欲しいかもしれませんが、それは用途が明らかに違うので、モバイルプリンターとしては十分に健闘しているかと。通常の書類なら300DPIで十分です。」


また、この製品は「サーマルトランスファー」式とあり、私には正直良くわからないのですが、「インクリボンを使って普通紙に印刷ができ、感熱紙の場合はインクリボンは不要、また、一般的なインクカートリッジには対応しない」ということです。インクリボン1本で、A4普通紙100枚印刷可能です。

HPRTプリンター
プリンター本体はこんな感じです。かなりシンプルなデザインで、給紙は手動です(取り込みは自動)。「強力な用紙取り込み機能を搭載。プリント用紙を取り込み口にセットすれば印刷開始。用紙はズレることなく真っ直ぐ取り込まれます。」という説明がありました。

HPRTプリンター
横幅が13.3インチのモバイルノートと同じくらいで、重量も694 gということなので、軽いとは言いませんがバッグに入れて持ち歩ことは可能ですね。

HPRTプリンター
HPRTプリンター
利用シーンの例です。バッテリーを内蔵していてBluetoothならコードレスで接続ができますので、このように屋外や車の中でも利用可能です。これでもう、コンビニプリントは使わなくて良さそう。

HPRTプリンターはGREENFUNDINGでクラウドファンディング中(すでに目標達成しています)で、8月21日現在の最安価格(支援額)は21,250円です。少し調べてみたのですが、このタイプのハンディプリンターは「ありそうでない」んですよね。もちろん類似機種はありますが、選択肢が非常に限られてしまうのと価格も高めです。なので、この製品のクラウドファンディング価格はかなり安いと思います。

冒頭に個人的な話を書かせていただきましたが、おそらく毎日使うとか、メインのプリンターとして活用するといった性格の製品じゃないですね。外出先で印刷しなくてはならない可能性があるときに持ち出すとか、あるいは私のように「そんなに頻繁ではないが、たまに必要」なくらいの人に向くと思います。私の場合、仕事でプリンターを使う頻度は「月に10枚あるかどうか」くらいなので、リボン一本でA4用紙が100枚印刷できて、しかもモバイル利用可、ということなら申し分ないです。

あとはスキャナーがついててくれればなあ、とは思いますが、それはわがままというものかも知れません。

関連リンク(GREENFUNDING)

リモートワークや外出中の急なプリントアウトに!ワイヤレスポータブルプリンター「HPRT」【Bluetooth接続/軽量694g】

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コメント

  1. 匿名 より:

    サーマルトランスファーはこの場合熱転写方式と言うことだと思います。
    熱転写方式のプリンタとして普段私たちが目にするものは、家庭用のFAXで使われている(リボンを交換するタイプ)プリンタでしょうか。あとはテプラもそうだったと思います。そういう意味では、メカ的に一番近いのはBT対応テプラ?(A4には印刷できませんが)

    印刷技術としては枯れている部類のものと思いますので、ニーズがあれば良い商品だと思います。

    • 匿名 より:

      よく見たらこのプリンタ熱転写式と感熱式の両用なんですね。
      だからサーマルトランスファーなのか。熱転写式だけじゃないから。

      で、感熱紙ってロールしか知らなかったんですがA4もあるんですね。
      ロールを手でコロコロしながら印刷するのかと思いましたw

      • wintab より:

        こんにちは。いまビジネス文書で感熱紙って使わないですよね?特に私物でA4の感熱紙とかは…。なので、リボンで普通紙に印刷ということしか考慮しなくていいんじゃないかと思います。

  2. 匿名 より:

    リボンがどれ位の値段かで個人的には評価が変わりますね
    1000円位なら悪く無いかも 製品寿命はリボンの購入出来る期間で変わると思います
    それと電源刺したままで印刷できるかとDC何ボルト/何アンペアで動くかでしょうか
    12V2.1A位なら良いんだけどね
    この手のでモノクロトナーのタイプがあれば欲しいのですが頑なにどこも出さないですね

    • wintab より:

      こんにちは。GREENFUNDINGの製品ページで一緒に販売されていて、2本で1,985円でした。ただこれ、37%OFFの価格らしいので、継続して高頻度で交換する場合はちょっとお金がかかっちゃいますね。

  3. 匿名 より:

    インクリボンなし印刷はできない仕様だそうです。
    印刷するためには、高価な専用のインクリボンを買い続ける必要があります。

    • 匿名 より:

      ”よくあるお問い合わせ”を見る限り感熱紙はOKっぽいんですけど、どっちが正しいのでしょうね?
      https://gloture.jp/products/hprt-printer

      Q インクカートリッジを使って印刷することはできますか?
      A インクカートリッジは非対応です。印刷には、カートリッジではなくインクリボンをご使用ください。
      ※感熱紙に印刷する場合は、インクリボンを使用する必要はありません。

      • 匿名 より:

        その表記について、販売元に確認したところ、上記のような回答でした。
        高価なリボン云々は、私の所感ですが…
        販売元に対する、私の質問の仕方にも問題があるかもしれませんので、ぜひ、メーカーに確認してみてください。

  4. 匿名 より:

    このプリンターにはインクリボン切れを検出するセンサーがあるので、
    通常はインクリボンが無ければセンサーが検知して印刷はできませんが、
    そのセンサーをだましてインクリボンがある様に偽装できると、
    サーマールプリンターとして感熱紙への印刷ができます。
    私は昔のNECの熱転写プリンタ(PC-PR101)でも同じ事をしていました。

    このMT800でも誰か同じ事をした人がいないか探していましたが、
    その動画を見つけたので紹介します。
    HPRT MT800 でタトゥー用ステンシルを印刷する方法
    https://www.youtube.com/watch?v=aWtSPICjU3E&t
    使い終わったインクカートリッジを加工しビニールシートを巻いて
    インクリボンのセンサーをだましていますね。

    この方法で安価に買える感熱紙に印刷できるので、
    高価なインクカートリッジを買わなくても、またメーカーの在庫や販売終了になっても、
    プリンタ本体が故障するまで使い続けられます。

  5. 匿名 より:

    後継機のMT866が発売されていました。
    これは前機種のMT800の熱転写方式をそのまま感熱方式に変更したもので、印刷はA4の感熱紙になりインクカートリッジが不要になりました。
    実際にMT866を購入しましたが、本体はほぼMT800と同じです。
    内部にはMT800にあったインクリボンの巻取り機構まで残っていました。
    MT866ではヒートスプレッダーと言う板が追加されていますが、
    それはMT800のインクカートリッジと同じ形状のガワで代わりに入れます。
    おそらく筐体や部品のほとんどはMT800から流用しているみたいです。

    • wintab より:

      情報ありがとうございます。記事にも書きましたが、私のようにプリンターの使用頻度が低い人にはよさげな製品かと思います。