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トリニティ NuAns NEO - デザインもスペックもハイクラスのWindows 10 スマホ、ベールを脱ぐ

トリニティ NuAns NEO
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。予告通りトリニティ株式会社のWindows 10 スマホ(WindowsPhone)、「NuAns NEO」がスペックと価格を発表し、予約注文の受付を開始しました。トリニティはWindows 10 スマホに参入を表明した企業の中では異色の存在で、もともとはPCやスマホなどのハードウェア本体の製造、販売を手がけておらず、デザイン性に富んだ周辺機器のメーカーです。発表されたNuAns NEOも、他メーカー製品としっかり差別化されており、好き嫌いはあるでしょうが、存在価値の高い制品だと思います。

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1.スペック

NuAns NEO スペック表

クリックで拡大します

CPUはSnapdragonの617となっていますが、これはSnapdragonシリーズのミッドレンジ製品に属し、最新型でもあります。オクタコア(8コア)で、従来モデルよりも高性能であろうことはもちろんですが、トリニティによればContinuumに対応する、ということです。

NuAns NEOでContinuum

使えてますね、Continuum

現在発売あるいは発売が決まっているWindows 10 スマホはSnapdragon410かそれ以下のスペックのCPUのものしかないので、NuAns NEOはもっとも高性能なCPUを搭載することになります。RAMも2GBありますし、メーカーがそう言ってるんなら使えるんでしょうね、Continuum。

Windows 10 スマホをウォッチしているものとしてはついContinuum対応ばかりに関心が向いてしまうのですが、NuAns NEOは細部に至るまでハイスペックです。

NuAns NEO USB Type-Cを採用
まず、USB Type-Cを採用していて、急速充電「Quick Charge 2.0」規格にも対応します。また、NFC(非接触ICリーダー)が搭載されていますし、無線LANも5GHz帯に対応します。単に処理速度を重視しているだけでなく、実用性を高めるためにずいぶんとコストをかけている、と思います。

筐体デザインについては後述しますが、サイズの方はやっぱり大きめで、厚みもあるし重さも結構なものかな、と思います。ただし、全体的に他のWindows 10 スマホとは製品のコンセプトが異なるので、いいとか悪い、ということも言えません。

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2.筐体

NuAns NEO 展開図
筐体は個性的です。特に背面パネルがツートンカラーで、木目が使われているのが印象的ですね。

NuAns NEO TWOTONE
背面パネルは購入時に好きな組み合わせを選ぶことができ(TWO TONEといいます)、オリジナリティのある、自分好みのカラーリングを楽しめるようになっています。

NuAns NEO FLIP
TWOTONEの代わりに「FLIP」というPUレザー(人工皮革)あるいはクロス地のカバーを選ぶことができます。本体購入時にTWOTONEもしくはFLIPを同時購入する必要があるようです。

見た感じ「ギリギリまで小さくした」とか「ギリギリまで薄くした」という感じではなく、デザイン性を重視している点が他のWindows 10 スマホとは大きく異なりますね。

2015年12月1日訂正:
Twitterにてご指摘をいただきました。FLIPの素材は「クラリーノ」「ウルトラスエード(アルカンターラ)」「天然木」とのことで、上記記載の「PUレザー」「クロス地」は使用していないとのことです。また、FLIPの素材とTWOTONEの素材は同じものであるとのことです。お詫びして訂正いたします。ご指摘ありがとうございました。

3.価格と発売時期

NuAns NEOは2015年11月20日から予約注文を受けており、2016年1月下旬から出荷される予定です。価格は本体が税抜き39,800円(税込み42,984円)、TWOTONEの背面パネルが1枚あたり1,400円から(税込み1,512円から、2枚必要です)となっています。「39,800円」という数字だけ見るとそんなに高くないように見えますが、実際は42,984円+1,512円+1,512円=46,008円が税込みの最低価格になります。また、FLIPのほうは税抜き2,750円(税込み2,970円)からなので、本体+FLIPだと税込みで45,954円から、となります

NuAns NEOはデザイン性にこだわる人にも、少しでも高いスペックを、という人にも魅力的な製品だと思います。でも、価格はそれなりに高いですし、もう少し待ってればマウスコンピューターとかドスパラが、ハイスペックな第二弾の製品群を投入してきそうな気もしますし、難しいところですね。ともあれ、コンセプトがしっかりしていて実用性も高く、既存のPCメーカーの製品とは全く異なる、興味深い製品だと思います。

4.関連リンク

NuAns NEO 製品ページ:公式サイト
NuAns NEO シミュレーション及び予約注文ページ:公式サイト

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コメント

  1. kazu より:

    3万後半から4万前半でContinuum対応の製品が出るなら買ってみる気になりますかね。
    しかしデスクトップとしても常用するなら、バッテリーは交換できる仕様でないと。
    1日に複数回充電して1年も持たずにバッテリーが劣化、その度に本体買い換えとかやと厳しい。

    • wintab より:

      kazuさん、こんにちは、コメントありがとうございます。バッテリーについては構造がわかりませんが、かなりロングライフで急速充電も可能なようです。しかし、この製品私にはオシャレすぎるかな、と。

  2. 匿名 より:

    家電量販店では売らず、基本伊勢丹デパートやロフト、おしゃれ雑貨やインテリアを扱う店で売るそうです。「IPhoneの代わりになるものを作る」と豪語する所を見ても、ギークでは無い一般層、若年層にターゲットを広げてきていると感じます。
    そして、伊勢丹や雑貨屋でこの機種を見つけて買うような方は、恐らくマウスやドスパラやフリーテル辺りが高スペック機種を出してきてもあまり興味を示さないのではないかとも思います。

    個人的にはここがNuansNEOと同じコンセプトで高機能のWindowsタブを出してくれたら恐らく飛びつくと思います。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。まったくおっしゃるとおりだと思います。あえて言えば一般人というよりは「意識高い系の一般人」ですかねw

      私もどっちかというとマウスとかドスパラ方向の人間なので、その点も同意です。

  3. トシ より:

    他のニュースサイトでは
    Continuumは対応に向けて調整中
    SoCの動作検証結果次第では非対応になるかも
    ってなっているけど?

    • wintab より:

      トシさん、こんにちは、コメントありがとうございます。発表会に入ることかなわず、公式リリースと一部サイトの情報しかわかっていないので、もう少し情報収集します。

  4. あるえふ より:

    この機体の何が残念って、基本にAndroid端末があって無改造でWindows機にした/Windows機用に内部を構成しなおした他の機体と違って、全く最初から作り上げた物なのにハードウエアシャッターボタンが無いのが。

    Lumia や IS12T で他の機体と一番違う使い勝手が良かった物がスリープ時にシャッターボタン長押しでの直接カメラ起動や、片手で構えた状態でわざわざ画面タップに苦労しなくて良かったりした点だったのに・・・。

    • wintab より:

      あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私はLumiaを1台だけ、それもシャッターボタンがない636なので、トリニティを責める資格はないかな、と。シャッターボタンって、Windowsphoneの代名詞みたいな位置づけだったんですね。