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海外モデルのレビュー記事を見つけたよ! - TOSHIBA dynabook Tab S50(海外名 Encore 2)

Toshiba Encore2 10インチ
こんにちは、そろそろ目が疲れてきたので、ビーチで目の保養をしたいと思っているウインタブ(@WTab8)です。海外メディア PCWorldで東芝Encore2の10インチモデルのレビュー記事が掲載されていました。今回はこの記事を引用し、抄訳しながら書いていきます。

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Toshiba Encore 2 review: This Windows 8 tablet goes easy on your wallet:PCWorld(英語)

Encore2の10インチモデルというのは、基本的に日本で販売されているdynabook Tab S50なわけですが、スペックに決定的な違いがあります。

CPU: Intel Atom Z3735F(S50)に対しAtom Z3735G(Encore2)
RAM: 2GB(S50)に対し1GB(Encore2)
Office:Home&Business(S50)に対しOffice365の1年間利用権(Encore2)
※この他、S50に搭載されているGPSがEncore2では省略されていると思われます。
※CPUのAtom Z3735FとZ3735Gの違いは対応するRAMの最大値がZ3735Fでは2GBであるのに対し、Z3735Gでは1GBであるという以外は同一で、例えばクロックスピードなどは全く同じです。

S50の実売価格が税込51,921円(Amazonにて、8月13日現在)であるのに対し、米国でEncore2はS269.99なので、ほぼ半値という状況です。日本でのS50の位置づけとはことなり、米国でのEncore2はAndroidタブレットに対抗しうるローエンド製品とみなされているようで、記事のトーンもそんな感じに受け取れました。

そんなわけで、Encore2のレビュー記事を紹介しても、それがdynabook Tab S50の評価につながる、ということにはなりません。でも、Microsoftが公言している通り、これから年末にかけていくつか登場するであろう廉価版のWindowsタブレットのRAMが1GBである可能性が高いことを思えば、「RAM1GBの実力」はどんなものか、実用に耐えうるのか、ということをぜひ知っておきたいところです。

1.外観の評価

(記事の抄訳)
白いベゼルとシャンペンゴールドの背面はブラックとかシルバーばかりのタブレット製品の中にあってよく目立つ。外観の仕上げはベストとはいえず、プラスティッキーだけど、重量はたったの1.2ポンド(約544g)、厚さもたったの0.375インチ(約9.5mm)だし、十分に堅牢で、バッグに放り込んで一日中持ち歩くのになんの心配もいらない。Encore2を長時間片手で持ってみたけれど、快適だった。

このあたりの印象はdynabook Tab S50と変わらないでしょう。おおむね合格、ってことでしょうか。

液晶のスペックは平凡だけど、視野角は広いし、暗めの場所なら快適に使える。でも明るい室内なら照度を上げたくなる。タッチスクリーンの反応についてしばしば問題を感じたことがあったが、ファームウェアのアップデートで改善されたし、めっちゃ困るというほどじゃない。どうしてもウザい時には再起動すれば直るしね。スタートボタンは先代Encoreのタッチセンサー式のものから物理ボタンに置き換えられた。個人的意見としてはミスタッチがなくなるので、物理ボタンのほうが好きだ。ステレオスピーカーは静かな部屋では快適に使える。ビデオ鑑賞や音楽鑑賞の時には便利だ。

私、実機のS50をちょっといじったことがありますが、液晶は決して暗いということはなかったですね。スタートボタンが物理ボタンのほうがいい、というのは全くの私見だと断っているので、あまり気にする必要はないでしょう。

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2.性能の評価

10インチタブのバッテリテスト

※クリックで拡大します。図表の出所はPCWorldです

まずはバッテリーのテストです。比較対象はAcer Switch10(Atom Z3745搭載・日本未発売の2 in 1)、Lenovo ThinkPad10(Atom Z3795搭載)、DELL Vanue 11 Pro(Atom Z3770搭載)の3機種です。テスト内容の詳細は不明ですが、常識的にバッテリー満タン→バッテリー切れまでの時間を(ベンチマークソフトを使ってバーチャルに)測定したもののはずですから、グラフの棒が長いほうが優秀、ということになります。ThinkPad10やVenueには劣るものの、競合機種の半値であることを考慮すれば決して悪くない数値だと思います。

10インチタブのベンチマークテスト

※クリックで拡大します。図表出所はPCWorldです

つづいてPCWorldが使用しているベンチマークテストツール「WorldBench9」の測定結果です。グラフの棒が長いほうが高性能です。

タブレットのベンチマークテスト2

※クリックで拡大します。図表出所はPCWorldです

こちらはPC Mark8のOfficeテストです。その名の通りMicrosoft Officeを使ってのテストになります。こちらもグラフの棒が長いほうが高性能です。

どちらのベンチマークテストも、ハイエンド機であるThinkPad10よりは劣るものの、そんなに悪い感じはしませんね。PCWorldの記事でも

実際のところ、Encore2のパフォーマンスは他の10インチタブレットよりも低いけど、すごく低い(drastically lower)なんてことはなかった。PCMark 8: Officeのベンチマークテストでは430ドルのDELL Venue 11 proよりも22%、569ドルのThinkPad10よりも14%低いだけだった。

ということが書かれていました。そして、

RAMがたったの1GBというのはちょっとばかり神経質になったよ。こんなに小さなRAMでWindowsを動かしたのはどのくらい昔だっけ?でもOffice365は問題なく動いた。実際このレビューはEncore2と外付けキーボードとOneNoteを使って書いてるけど、明らかに遅いとは感じない。メーラーも、複数タブを開いてのWebブラウジングもNetfixのストリーミングも、モダンUIのアプリで遊んでても、だ。でも、4~5つのアプリを立ち上げたら、サイドバーのアプリスイッチャーでリフレッシュしてやる必要があるね。

だそうです。結局のところ、OfficeとかブラウザとかWindowsストアアプリを使うぶんには問題はないけど、所詮RAMが1GBしかないので、複数のアプリを立ち上げたら、そのままにせず、こまめに終了させてやる必要がある、ということですね。まあ、このくらいで済むならRAM1GBでも使えそうです。

DELLやレノボのフル装備なWindowsタブレットはBluetoothキーボードとか他の周辺機器をつけるとノートPCの代替になるけど、Encore2でそれをやろうとは思わない。もっと軽い仕事とかエンターテイメント用のコンパニオン・タブレットとしてなら考えられる。この価格ならそれもありなんじゃないか?

というのがPCWorldの記事の結びです。これから登場するであろうRAM1GBの廉価タブレット、セカンドマシンとか遊び用などの気軽な使い道であれば十分いけそうですね。「気軽な」といいつつ、Officeくらいならサクサク動きそうなので、事務系の仕事なら十分耐えられるでしょう。でも多分RAM1GBのタブレットにはOfficeはバンドルされないでしょうけど…。

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