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TOSHIBA dynaPad N72/V - 2016年夏モデルにLTEモデルが追加!

東芝 TOSHIBA dynaPad N72/V
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。東芝がPCの2016年夏モデルを発表しました。ウインタブで取り上げるべき製品もいくつかあるのですが、全般に大きな変更が施されたものは少ないですし、最初に記事にすべきは「dynaPad N72/V」かな、と思いました。

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dynaPadは東芝のモバイルPCの中でも非常に意欲が感じられる製品で、個性的かつ魅力的に思われるのですが、特にバカ売れしてるとかの話は聞きません。おそらく価格の割にCPUがAtomだとか、そんなことがネガティブな評価につながっているのかもしれません。個人的にはAtomのよさをよく理解しているつもりなので、ニーズが合うならすごくいい製品だと思うんですけどね。

1.スペック

東芝 TOSHIBA dynaPad N72/V スペック表

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東芝らしく詳細なスペック表が公開されていますが、この製品の注目すべきポイントは「タブレット本体のサイズ」「デジタイザー搭載」「専用キーボードの付属」ということだと思います。12インチサイズなのですが、本体は重さが588 g、暑さが6.9 mmと超軽量、超薄型です。ちなみに専用キーボード込みでも999 gと1 Kgを切っており、こと薄さと軽さではライバル製品の追随を許さないレベルです。本体が薄くて軽いことのメリットは東芝お得意の高品質なデジタイザーを使用することによって一段と魅力を増しています。「紙に書くような」極めて気持ちのいいデジタイザーと薄く、軽い本体サイズは「手書きのためにあるような」もの、と言えるかもしれませんね。

また、専用キーボードが別売りではなく付属する、というのも大きいです。これをやると当然価格が高くなるわけですが、12インチのWindowsマシンには絶対に必要なものだと思うので、キーボードを別売りにして見た目安く見せるようなことをしていないというのは好感が持てます。

記事の冒頭に書きましたが、この製品にケチをつけるとしたら「10万円クラスなのにCPUがAtom」ということだけだと思います。私も含めてPC選びの際にはどうしてもCPUの型番が気になります。普通10万円出すならCore iか最低でもCore mが搭載されていて欲しいですよね。おそらくこのことが製品の評価を下げてしまっているように思われます。でも東芝なんで、利用シーンを想定して必要十分な構成にはしていると思うんですよね。だって、安くするだけならキーボード別売りにしたりとか、筐体の品質を下げるとか、いろんな方法があるじゃないですか。

そうそう、夏モデルの目玉は「LTEモデル(SIMフリー)」が追加されたことと「TransferJet」という無線通信システムが実装されたことです。特に製品の特性を考えるとLTEモデルの追加は多くの人が望んでいたことだと思います。また、TransferJetについては通信相手となるデバイスもこの規格に対応している必要があるので、恩恵を受ける人は限定的かもしれません。

それと、旧モデルのころからなのですが、この製品には製品版の「Microsoft Office Home & Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属します。当然これだけで2万円分くらい価格を押し上げることになりますので、購入を検討する際にはよく理解しておく必要がありますね。

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2.筐体

東芝 TOSHIBA dynaPad N72/V 手書き入力
この製品の一番の魅力は「薄くて軽くて大きいディスプレイに手書き入力」でしょう。もちろんデジタイザーペンは付属します。私は手書き入力についてあまり多くの経験がありませんが、おそらくこの製品のデジタイザーと筐体の組み合わせは日本で購入できるWindows タブレットの中ではナンバーワンだろう、と思います。

東芝 TOSHIBA dynaPad N72/V キーボード
専用キーボードは「タブレット本体をキーボードの溝にはめ込む」タイプで、ヒンジがないためディスプレイの角度調整はできませんが、接続時の安定感はヒンジつきに劣らないレベルです。

東芝 TOSHIBA dynaPad N72/V キーボード
キーボードは本格的なもので、簡易的な感じは全然しません。キーピッチ1.9 mmと広く、キーにわずかな凹みを持たせることによって打ちやすいものになっています。12インチサイズなので窮屈な感じはしません。

東芝 TOSHIBA dynaPad N72 収納時
また、ヒンジはなくとも、本体とキーボードをマグネットで固定して収納する仕組みなので、折りたたんだら(すいません、正しい日本語じゃないですね)ノートPCと同じようにすっきりと見えます。

dynaPadは筐体に関しては数あるWindows タブレットの中でもっとも個性的で、もっとも魅力的、といっていいんじゃないでしょうか。これにLTEがプラスされたら、と思うと本当に欲しくなりますよね。

3.価格と発売時期

dynaPad N72/Vは4月22日から販売が開始され、価格はオープンとなっています。まだ販売開始されていないとはいえ、ビックカメラではすでに予約注文を受け付けており、LTEモデルが156,373円、WiFiモデルが140,173円(ともに税込み、ポイント10%つき)となっています。それと、こういうことを書くと怒られちゃいますけど、ほとんど仕様が変わらない(TranFerJetがない、LTEがない)2015年秋冬モデルのほうはお約束のごとく実売価格が下がっており、ビックカメラなら107,773円(税込み、ポイント10%つき)です。

製品版のOfficeがついてこの価格、もはや決して高くはないような気がしますが、どうでしょう?

4.関連リンク

N72/V 2016夏モデル 12.0型 デタッチャブル:東芝dynabook公式サイト
dynaPad N72/VGP LTE(2016夏モデル):ビックカメラ
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dynaPad N72/VGQ WiFi (2016夏モデル):ビックカメラ
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dynaPad N72/TG (2015秋冬モデル):ビックカメラ
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コメント

  1. 匿名 より:

     はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。このコメントは、秋冬モデルのdynapadから書いています。

     記事ですと、秋冬モデルにはTransferjetがないとされていますが、秋冬モデルの時点から実装されています(私は使ったことがないですが)。
     https://dynabook.com/mobile-notebook-tablet/n-series/dynapad-n72t-2015-fall-winter-model-satin-gold-12-0-inch-detachable-pn72tgp-nwa.html

     夏モデルも、LTEモデルはTransferjetが実装されておらず、非LTEモデルにはTransferjetが実装されているようです。
     http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20160414_752971.html

     そのため、記事も訂正いただいた方がいいかと思います。

     このdynapadですが、ペンの精度が非常に高く、またキーボードの出来もよいことから、非常に重宝しています。Atomなのは残念と言えば残念ですが、バッテリー持ちとのトレードオフと考えれば、やむを得ないのかもしれません。

     以上、よろしくお願いします。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。頂いたコメントがスパムフォルダに迷い込んでいたため、公開が遅れましてすみません。ご指摘に基づき記事は修正したいと思います。

  2. 匿名 より:

    一流物、イイなぁ…とは思うのだけれど中華で冒険したい悪い病にずっとかかってます(笑)アンドロイド1、6時代から中華漬け…

    同スペック中華と比べ安定性とか優れているのですかね?
    車やバイクはスペックに惑わされるなとよく言いますが
    PCってどうなんでしょ?
    昔の中華はスペックが明らかに下の物ばかりでしたけど
    今ではスペック的には並んでるモノも多い…
    同スペックでは同性能と言って良いんですかね?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。私の経験上、日本製品のほうが平均して格段に安定性が高いです。カタログスペックはむしろ中国製品のほうが高いですね、タブレットの場合。例えばドスパラのCherryTrail機はオンラインゲームのベンチマークスコアは苦戦しますけど、筐体が熱くなったりしませんし、挙動の安定感は非常に高いです。

  3. 匿名 より:

    中華のに比べて魅力が無いもっと日本の企業は努力しないとダメだな

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。たしかに中国メーカーはガッツがありますね。でもなあ、やっぱ不安定なところも多いですよ。