PIPO X9 - 超おもしろマシンだけど、フィットする使い方をさがさないと…(読者レビュー:じぃさん)

PIPO X9
今回は読者レビュー記事です。ウインタブ側で製品を確保して投稿いただくものではなく、読者の方が購入された製品をレビューしていただくもので、レビュー機は私としても触れたことのない製品ということになります。そしてレビュー対象の機種は「PIPO X9」で、ウインタブで紹介記事を書いたことがあります。
PIPO X9 - 初見は爆笑、でもよく見ると欲しくなる中国タブレット
紹介記事でも書いていますが、非常に変わった筐体を持つ製品なので、実際のところどんな使い勝手になるのか興味津々です。レビュアーは「じぃ」さんという方で、ウインタブのコメント欄の常連でもあります。

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1.購入の動機

このたびウインタブさんからのご指名を受け、PIPO X9のレビューを書かせていただきましたじぃと申します。レビューをほとんど書いたことがないため、つたない文章になるかと思いますが、ご了承ください。

PIPO X9(以降X9と記述します)を初めて見たのは、ウインタブさんところで紹介された記事でした。これを最初見たときは、なかなか面白い端末だなと思っていましたが、中国設計の端末であり、海外の通販を使わないわたしには縁のない一端末にすぎませんでした。2016年に入り、Amazon.co.jpでぶらっとウィンドウショッピングをしていたら、たまたまセールで売り出されているのを見つけ購入することにしました。購入に踏み切った大きな要因は、記憶容量が64GBのモデルだったことです。この端末に限らずDualOS搭載モデルでの唯一の不満点は記憶容量不足で、低価格の端末のほとんどが32GBです。 これをWindowsとAndroidの2つのOSで分け合うのです。

Android側はまぁ多少容量が少なくても問題はありません。もともと容量を食うOSではないですしね。しかしWindows側は32GBですら容量不足でそれに加えてAndroid側に容量が取られるわけです。microSDやUSBメモリーで補うことは可能ですが、まっとうな使い方ではないと常々思っていました。

X9についての説明は、ウインタブでも紹介されているのでそちらを見てもらって、わたしは現物を見ての所感などを伝えられればと思っています。
pipo_x9-2
X9は中国から直送で送られてきました。時間結構かかるのかなと思っていましたが、注文から7日で手元に届きました。開封したところ、本体と同梱されていたものは、ACアダプターと合格証だけでした。マニュアルないですね、どうしましょ。おそらく操作関係は他の中国企業製のタブレットと同じだろうから、それを参考にいろいろやってみようと思います。

2.外観

PIPO X9 正面

正面


PIPO X9 右側面

右側面


PIPO X9 左側面

左側面


PIPO X9 背面

背面

側面はプラスチック製で底は鉄板です。左右奥側にスピーカー、右側面手前から電源ボタン、ボリュームボタン、USB2.0ポートが2つ、ヘッドフォン端子、裏面は右側からWi-Fiアンテナ、TF(micorSD)スロット、USB2.0ポートが2つ、HDMI端子、LAN端子、電源端子。

3.内部

OSはWindowsは10、Androidは4.4.4が入っていました。Androidのバージョンは古いようですが、実用では特に問題ないでしょう。
PIPO X9 センサー
X9を起動して最初に調べたのはセンサーでした。しかし、X9に搭載されているセンサー類は最低限のものしか搭載されていませんでした。センサーアプリで見てみたら、加速度センサーと近接センサーしかありません。しかも近接センサーはX9の表面に手をかざしてみても反応している様子がないので、チップだけ搭載されていてセンサー自体は搭載されていないようです(わたしの端末だけの不具合でそうなっているかもしれませんが)。これは少し残念でした。

PIPO X9 デバイスマネージャー1
PIPO X9 デバイスマネージャー2
PIPO X9 デバイスマネージャー3
PIPO X9 デバイスマネージャー4
PIPO X9 デバイスマネージャー5
GPSは搭載されていませんので、GPSを使うアプリを使用するなら位置情報取得は通信か外部GPSに頼ることになります。無線LANは802.11b/g/nで2.4GHzのみです。Bluetoothも実装されていました。そしてX9には有線LANポートが搭載されています。技適を取っていない中国製端末で有線LANが使えることは大きいのではないでしょうか。しかしこの有線LANは100BASE-TXでした。しかも、Windowsのデバイスマネージャーで確認したらUSB接続でした。それでも付いていないよりはマシです。堂々と通信できます。

USBポートは4つありますが、デバイスマネージャーで確認したところ、ハブで4分割されているようです。AndroidではUSBメモリは1つしか認識しませんでした。これはAndroidの仕様なのでしょうかね。
PIPO X9 ディスプレイ設定1
PIPO X9 ディスプレイ設定2
HDMI端子がフルサイズで搭載されてました。これはWindowsでもAndroidでも使用可能でした。Windowsの場合はミラーだけではなく、普通に2画面表示も可能です。

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スピーカーが左右に1ずつ付いてます。ステレオです。でも音が思いの外悪く、音楽を聴くのは断念しました。

PIPO X9 底面

底面

裏側を見てみました。こんな感じです。ネジ4本で閉まっているだけみたいですね。保証は気にしていないので、開けてみました。ネジを外すして、裏蓋の周囲を浮かせるだけで簡単に開きました。

PIPO X9 筐体内部
内部は基板が3つに別れています。中央の大きいのがメイン基板、左はUSBバフと電源音量スイッチ基板、右下は液晶の制御基板でしょうか。スピーカーのケーブルがスゴイ細いです。空きスペースがあるのでやろうと思えばSSDくらいは内蔵できそうです。

PIPO X9 基板
デバイスマネージャーを見てわかっていましたが、eMMcはSamsungで、有線無線LANのチップはRealtekでした。SoCは中央の部分でしょう、めくるのがめんどくさかったので何もしませんでした。

4.使用感

さて、こんなX9ですが、使ってみると普通のDualOSのタブレットのように使えます。しかし、傾斜が付いているのでほぼ横画面専用になってしまい、使用しにくいアプリが出てきます。頑張れば縦画面でも使用できますが、そこまでして使う必要はないかと思います。WindowsでChromeを立ち上げブラウズなどしてると、底がほんのり暖かくなってきます。タブレットより筐体に余裕があるので、熱いと感じるほど高温にはなりませんでした。

PIPO X9 ストレージのベンチマーク

内蔵ストレージ


PIPO X9 microSDのベンチマーク

microSDカードのベンチマーク


PIPO X9 USB3.0のベンチマーク

USB 3.0のベンチマーク

各ドライブのベンチマークをしてみましたが、USBがやたら遅いです。デバイスドライバー表記ではUSB3.0と書かれていましたが、外部出力は2.0なのでしょうか。

そのほかに関しては他のATOMタブレットと何ら変わりはありませんでした。スペックがほぼ同じなんですから当然ですけどね。ATOMなので軽い使い方しか出来ないことは最初からわかっていましたし、その点に関しては特に可もなく不可もなくと言ったところです。しかしハード的な所はと言いますと、不満点がそれなりにありました。

固定角度のついたタッチパネル液晶、最初は便利そうだと思っていたのですが、いざ使うと問題点も浮かび上がりました。わたしがX9を仮設置していた机の真上に照明があり、座りながらX9の画面を見ると照明が反射して写り込みます。グレアパネルなのでかなりまぶしく、部屋を明るくして使用することが出来ませんでした。多少コストが上がっても角度調整が出来るように作った方が使いやすかったかのではないかと思います。

PIPO X9 フィルム
PDA工房さんにお願いしてアンチグレアのフィルムを制作していただいて少しはマシになりましたが、もうすこし角度をつけた方がいいかな。この点に関しては使用環境によるかと思うので一概に悪いとは言えないかもしれません。

PIPO X9 角度調整
今は100円ショップで購入した折りたたみのタブレットスタンドを使用して角度をつけています。

あと気になる点は、有線LANが付いていますがWindows10では回線がよく切断されます、というか安定して接続を維持してくれません。Androidでは問題がないのでOSとの相性が悪いのかもしれません。また、これは個体の問題だと思いたいのですが、タッチパネルを触るとノイズが出ることがあります。頻度は高いですが出ないときもあるので原因がよくわかりません。

傾向としてはWindowsよりAndroidの方が安定して使えていました。ノイズの問題さえなければAndroid常用でも良かったんでしょうけど、なかなかうまくいきませんね。あと、Androidで画面をランドスケープに固定しているのにもかかわらず、突然ポートレイトに切り替わったりする。これはおそらくアプリが強制的に切り替えていると思われます。 Adaptive Rotation Lockを入れて無理矢理対処しました。

5.おわりに

最後に固定端末としてX9を使用する場合、どのような用途が考えられるかいろいろ考えました。X9は設置した場合、裏のゴムのおかげで安定性がかなりいいので、固定での使用にはうってつけです。どんな使い方でも、AC電源なのでバッテリーを心配する必要がありません。

X9の成り立ちから普通に思い浮かべるのはリビングでTVBoxとして使うことです。設置するときは長いHDMIでTVと接続してX9を手元に置いて操作してもいいですし、X9をTV側に置いてワイヤレスのマウスなどで操作してもいいと思います。 もちろんTVがなくても8.9インチの液晶モニターがあるので単体としても使えるのがいいところでもあります。

キッチンに設置して、レシピを見ながら料理をするなどという使い方も出来るかと思います。X9は防水仕様ではないので、使用する際には熱や水にはご注意ください。

ゲームなど電気の消費が激しい使い方をすると、タブレットでは充電より消費の方が多くなり長時間動作させることが出来ない端末もありますが、そういった用途にはX9は向いているかと思います。

拡張性が高いので、キーボードやマウスを直接繋いでOfficeを使ったり軽作業をする端末として使ってもいいでしょう。長時間電源を付けっぱなしにするような用途に向いている気がします。

わたしの場合は、家はリビングでビデオ鑑賞をしたり、レシピを見ながら料理をしたりするなどといったハイソな環境ではないので、残念ながらそういう使い方はしないと思います。もう少しスペックがあればWindowsサーバー機として使うことも出来たのですがさすがに厳しく、使い所が見つかるまでは自室で音楽再生をする端末として使っていきたいと思います。

6.関連リンク

PIPO X9 - 初見は爆笑、でもよく見ると欲しくなる中国タブレット:ウインタブ
PIPO X9 TV Box 8.9 inch Tablet Mini PC:GEARBEST
※製品情報を確認していただくためにリンクしています。海外通販で買い物する場合、通販サイトの取引ルールをよく確認してからにしましょう。

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