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Cube i7 Book - 絵描きさん必見!クリップスタジオで快適お絵かき!(読者レビュー第2回:あおぴさん)

Cube i7 Book 読者レビュー第2回
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。以前読者レビューをご投稿いただいた「あおぴさん」が「Cube i7 Book」二度目のレビューを投稿してくださいました。前回の記事では読者の方々から質問をいただいていたのですが、それに対するご回答と、継続使用されているなかで気づかれた点などを記載していただいています。

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この製品は中国タブとしてはスペックが高く、やや値の張るもの(さっきGearbestを見たらそうでもなくなってますね)なので、もし私がケチって読者レビューに回していなければこの記事がウインタブのコンテンツになっていなかった、ということを思うとゾッとします。特にYouTubeの動画は私にとって感動モノでした。読者レビューバンザイ!ですわ。あおぴさんについては、お時間のあるときにでもライターとして投稿していただけることを願っております。では、あおぴさんのレビューをどうぞ!

1.質問への回答

こんにちは。二回目の記事になります、あおぴです。前回の記事閲覧いただいた方、ありがとうございました。また、ご質問をいただいたにもかかわらず回答が遅くなってしまいすみません。

パームリジェクションについて

メディバン→手の位置によってはやはり意図しない動きが出ます。よくある指の空いた手袋とかで解決です。拡大縮小、移動などはできません。普通にペンでも指の動きでも描画されます。

sai→メディバンに同じく。

クリップスタジオ→唯一タブレットで描くことを想定してる作りだな、と思いました。ペンで描きながらすぐさま描画領域を指でピンチイン、ピンチアウト、移動や回転など思いのままです。画面をスクロールさせている指の動きが描画と認識されることはありません。純粋にすごい。これは革命的に楽!

キャリブレーションについて

特に記述はしませんでしたが、前回記事の時点でワコムドライバを使用してキャリブレーションを行っています。ポイント精度はやはりペゼルに近づくほど厳しくはなってきますが、画面中央に関しては特に気にするほどでもないので絵を描いている間は実質問題ないです。

気になるのはむしろソフト内のツールウィンドウをスクロールしたりブラシサイズを変更したりといった細かい作業の時です。スクロールバーを捕まえるのにちょっと手間取りますが、指でスクロールもできるので慣れればさほど気になりません。その他いただきましたご質問に関しまして、natsukiさんのコメントを引用さていただきます。

ちなみに、メディバンペイントの線の入りですが、ファイル>環境設定 の「ブラシ座標」をデフォルトの「タブレット座標を使う」から「マウス座標を使う」に変更すると改善する場合があります。
すでにお試しであればすみません。

長押しの右クリック反応は、コントロールパネルから、ハードウェアとサウンド>ペンといタッチ>ペン操作 の「長押し」を選んで設定をクリック、「長押しを右クリックとして認識する」のチェックを外して、ペンの長押しそのものを切っちゃって、右クリックはタッチで操作すると割り切ってしまうって手もありますね。

こちらの!長押しを右クリックとして認識そのものをきってしまう、を試したところ!

スポイト問題が解決しただけでなくメディバンのペンの感触がかなり良くなりました!ブラシ座標は以前変更してもあまり変化がなかったのですが、長押し右クリックを解除したところ、なぜか線の入り筆圧が表現されるようになったのです。

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しかし、今度はカクツキが気になる・・・描き心地が硬い。ワコムドライバとメディバンの環境設定で思いつく限り組み合わせを試しましたが、まあ描けなくはない、レベルにとどまりました。

恐らくこの機種に限らず、この手の環境で快適に描こうと思うならクリスタ一択なんでしょうね。今回試した3ソフトの中で唯一タッチパネルに対応しているソフトです。タブレットで動かすことを想定した場合、ネックになるのはマシンスペックによる挙動の低下ですが、その点この機種は概ね問題ないですから、本当に相性がいいと思います。

メディバンで描いていたときは「まあ描けなくない」というのが感想だったのですが、クリップスタジオに移行してからは液タブ込みのPCとして、色・仕上げを含めこの一台完結で作業ができると確信しています。

2.他機種と比較して

ところで、秋葉原の家電量販店のタブレットコーナーに行ってデジタイザ付の機種を一通り触ってきました。

業界初のロスレス液タブなんていうAppleのつくりし化け物iPad proとApplePenの描き心地はさすがでした。本当にロスレス。ちょっとショックを覚えるくらいの感触でした。

windows機種に絞ると、Cubei7Bookよりもペン性能が上と感じたのはSONYのVAIO Z CANVASくらいのものでした。ワコムペン搭載のWindows機はいくつもありますが、お絵かきを第一目的とした上でマシンスペックが同等の高額機種を選ぶのであれば、わたしは断然Cube i7 book+クリップスタジオをレコメンドします。クリスタが問題なく動く以上、お絵かき性能に関してのみ言及すれば、値段分の差はないと思っています。

3.その後の使用感

さて、これだけでは寂しいので前回触れられなかった部分を少し掘り下げていこうと思います。今回はクリップスタジオに絞っていきます。

処理性能

すらすら描ける!と書きましたが問題なのは解像度ですよね。低解像度で処理が軽いのは当たり前です。A4 72dpiから350dpiに解像度を上げる時の挙動を動画で撮りました。

次に髪のペン入れと、厚塗りの作業の様子を動画に取ってみました。i7BOOKのペンの動作の参考になれば幸いです。


長期間使ってみて

長期間実機をさわらせていただいて出した私の結論として、cubei7Bookはお絵かきデバイスとしてかなり優秀な機種であると申し上げたいと思います。ソフトを選ぶ必要はありますが、コスパを鑑みなくても、お絵かき性能は必要十分です。専用ペンですが、値段と使用感を考えるとあと数千円上乗せして、BAMBOO STYLUS FEELシリーズのどれかを買った方がいいと思います。

その他PCとして求められるスペックは満たしているのでお絵かきをしない人でも安価で性能の良いPCとしての価値は十分に見いだせると思います。専用のキーボードに関してですが、やはり中華タブなりの使いにくさはありますので、ブルートゥースキーボードなどサードパーティー製のものをお勧めいたします。

4.関連リンク

Cube i7 Book - 絵描きさん注目!話題の中国タブで実際にイラストを描いてみた(読者レビュー:あおぴさん)
Cube i7 Book - Core m3搭載の10.6インチ パワフル中国タブレット、期待通りの性能(実機レビュー)
Cube i7 Book 2 in 1 Tablet PC:Gearbest
※レビュアーが使用している製品はGearbestの提供品です。

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コメント

  1. natsuki より:

    動画分かりやすい!
    「最後の仕上げまでできる」ということが使い心地とスペックを端的に表してますね。
    うかがったことも回答いただきありがとうございます。

    PCの技術が成熟してきた今、デジタイザの技術は、価格・性能ともに「技術の進歩」を体感できる数少ない分野だと思うのです。
    この1年くらいは、Windowsのデジタイザ搭載機がほとんど10万越えの価格帯にシフトしてきていて、そこにペン込みほぼ10万の化け物iPad proが登場。そんな中で、デジタイザ搭載で、しかもCore m機で、このお値段というi7 Bookの存在感は大きいですよね。まさに画期的。
    レビューを見ていて、とてもワクワクします。

    i7 Bookは、今後のデジタイザ搭載機を見るときの、一つの基準となるような気がします。

    さて、日本での低価格帯デジタイザの搭載機の空白を埋めるようにTransBook Mini T102HAを投入してくるASUSはさすがと言えますが、果たして…

    • あおぴ より:

      natsukiさん

      コメントありがとうございます。そして前回頂いたアドバイス、大変助かりました!重ね重ねありがとうございます。

      iPadは確かに異次元ですが、主要のソフトがiOSに対応するか、作業途中のデータをメイン環境とクラウドできるか、というとまた別問題なので、クリスタやsaiをメインプラットフォームにしている人々には俄然Wacomペン搭載のwindows機の方が魅力的だと思うのです。core Mというのはおおきな境界線になってくると思います!
      「このスペックではクリスタが重くて動かない」というのがネックでタブレット機を見送る話はよく聞きます。
      そうなると当然値段がネックになってきますがその点i7は破格。仰る通り、基準となってくるスペック、お値段なのだと思います。

      実際、漫画を描いている友達にクリスタ環境で二時間くらい触ってもらいましたが、値段を伝えたら猛烈に感動して、もう次の日には買ってました。笑

      TransBook Mini T102HAも気になりますね!デジタイザ搭載タブレットが出始めたころはこの価格帯だとLattitude 10あたりが唯一の選択肢だったことを思うと、いやはやなんとも。

      時間があればまた実機を触りに行って、現行のデジタイザ機種の比較記事なんかも投稿できたらと思います。