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ZOTAC ZBOX PI225 / PI223 - 2.5インチSSDと同じサイズのミニPCが登場!スティックPCも同時発売!

ZOTAC ZBOX PI225
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。香港のメーカー、ZOTACが新しくミニPCとスティックPCを発売します。ZOTACは主にベアボーンやマザーボードを手掛けているメーカーなので、一般のPCユーザーにはあまりなじみがありませんが、国内に正規代理店(株式会社アスク)があり、ヨドバシカメラなどで「ZOTAC」と検索するとたくさんの製品がヒットします。

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今回発売されるのはミニPC「ZBOX PI225」とスティックPC「ZBOX PI223」の2機種で、名称はよく似ていますが、全く異なる製品です。

1.スペック

ZOTAC ZBOX スペック表

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左側がミニPC、右側がスティックPCです。スティックPCのほうはOSが32ビット、CPUがAtom Z8350、RAMが2GB、ストレージが32GBとなっており、特段新しいと感じる構成ではありません。しかし、有線LANポートを装備しているというのは新しいですね。ただし、スティックPCに関してはドスパラがめちゃめちゃ価格破壊をしてまして、BayTrailのAtom Z3735Fを搭載する製品であれば1万円を切る価格で購入できますし、CherryTrailであればZ8550にRAM4GBを搭載した高性能モデルも2万円弱で購入できます。余談ですが、ドスパラがこういうことをやっているので、ウインタブではもはや中華のスティックPCの紹介記事を書けない(並行輸入品なのにスペックが劣り、価格も高くなるため)くらいです。

次にミニPCのほうを見ていきましょう。こちらは個人的に面白いと思います。CPUはApollo Lake世代のCeleron N3350、RAMは4GBですから、低価格帯のモバイルノートくらいの性能は期待できます。ちょっと残念なのがストレージで、32GBだとアプリを入れたり、個人データを保存したりといったことする際にも少し気を使う必要があります。また、半年に1回のペースで実施されるWindows 10の大型アップデート(おおよそ8GBくらいの空き容量が必要です)のたびにストレージの大掃除をする羽目になります。

また、ミニPCは同梱物が非常に充実しており、本体にはUSB Type-Cが2つあるだけですが、「USB Type-C(オス)- USB Type-A(フルサイズ)×2(メス)」の変換アダプター(要するにハブ)が同梱されます。あと、ミニPCには「ぜひ欲しい」VESAマウンターも付属しますので、ディスプレイの背面にこの製品を装着することもできます。

そして、サイズもかなり小さいですね。メーカーいわく「2.5インチSSDサイズ」ということで、厚さもわずか8 mmしかありません。残念ながら重量は非公開ですが、このサイズだと持ち運びも容易でしょう。

2.筐体

ZOTAC ZBOX PI225 筐体
まずはミニPCのほうから。なんかすごくそっけないといいますか、「ちょっと厚めのカード」という感じで、これを見てパソコンだと言い当てることができる人は少ないんじゃないでしょうか?

ZOTAC ZBOX PI225 各部名称
側面とポート類の配置です。この製品はバッテリーを内蔵していないため、常時給電が必要です。そして給電はmicroUSBポートを使うため、実質的にはUSB Type-Cポートが2つあるだけ、ということになります。

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ZOTAC ZBOX PI225 同梱物

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ただし、スペック説明のところに書いた通りこの製品には付属品がたくさんあり、USB Type-C用のハブ(フルサイズUSB × 2が使えます)もありますので、ある程度の拡張性は確保されます。ちなみに、海外用の電源プラグ、ニーズのある人は限られると思いますが、かなり親切、と思います。

ZOTAC ZBOX PI225 イメージ
イメージ画像ですが、この製品ならこんな風にバッグに放り込んで気軽に持ち歩けますね。ケーブル類を収納するポーチも必要でしょうけど。

ZOTAC ZBOX PI223
ZOTAC ZBOX PI223 各部名称
続いてスティックPC(PI223)のほうです。サイズはスティックPCとしてはやや大ぶりですが、スティックPCの場合は多少サイズが大きいとか小さいとかは気にする必要はないと思います(どっちにせよ、携帯に困るようなサイズ感ではありません)。

ミニPCと同様、この製品にもバッテリーはついていませんので、常時給電が必要です。そして、microUSBポートが給電用となるため、実質的にはUSB 3.0ポート一つだけが使えるということになります。また、Wi-Fiアンテナポートがありますが、この製品にはWi-Fiアンテナが付属します(すいません、画像がありません)。

3.価格など

ZOTAC ZBOX PI225 / PI223は11月下旬の発売予定で、ZOTACの正規代理店である株式会社アスクが日本での発売元となります。予想市場価格はミニPCのPI225が3万円程度、スティックPCのPI223が2万円程度となります。

記事中にも触れましたが、スティックPCに関しては国内ではドスパラが圧倒的な価格競争力を持っており、PI223が2万円程度で販売されるとすれば、少し厳しいかな、と思います。法人向けが主力となるのかもしれません。一方でミニPCのPI225のほうは面白いと思います。ミニPCに関しても中華製品がかなり割安感がありますが、日本で正規販売される製品としては競争相手がそれほど多くないと言えます。日本市場のミニPCはIntelのNUC(小型のベアボーン・キット)のように、比較的スペックが高く、結果として価格もやや高いものが主流なので、この製品のように極薄サイズで低価格なものが人気となる可能性もあるかもしれませんね。

4.関連リンク

ZBOX PI225 Windows 10 Home:株式会社アスク
ZBOX PI223 Windows 10 Home:株式会社アスク

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コメント

  1. 匿名 より:

    ZOTACは会社規模のわりにミニPCとかミニベアボーンとか短尺GPUの
    癖の強い商品開発好きですよね
    ソッチ系で業界屈指のノウハウを持ってるので見応えあります
    まあそれだけに詰め込んだ物が多いので
    こういうローエンドの物ってラインナップが少ないイメージ

  2. 名無し より:

    これ、ジャンクのノートパソコンの2.5インチスロットとか改造したりして入れたら面白そう

  3. NIA より:

    SSD風の・・・発熱凄そうw