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BungBungame Photon 2 - CPUにAMDを使った10インチWindowsタブレット

BungBungame Photon 2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。台湾のBungBungameが新しいWindowsタブレットを発表しました。「Photon 2」という名前で、2月中旬に販売が開始されるとのことです。

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BungBungameは、主にアプリ開発を生業としている企業のようで、私は不勉強なので会社名も知りませんでした。公式サイトを見てみるとAndroidやiOS向けだけでなく、Windowsストアアプリも作ってます。この記事とは直接関係ないですけど、今度試しにダウンロードしてみようかな、と。

最近ではソフトウェアだけでなく、Androidタブレットやスマホも作ってるみたいですが、Androidに疎い私はやっぱり知りませんでした。でも台湾といえばASUSやacerのお膝元ですから、IT系は強いんでしょうね。

1.スペック

OS: Windows8.1 64ビット/Windows8.1 with Bing 64ビット
CPU: AMD A10 Micro-6700T(1GHz/2.2GHz、Radeon R6グラフィクス)
    AMD A6 Micro-6400T(1.2GHz/1.8GHz、Radeon R4グラフィクス)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB eMMC
ディスプレイ: 10.1インチ(1920×1200)
ネットワーク: IEEE802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0+LE
入出力: SDカードスロット、microSDカードスロット、Micro USB、Micro HDMI
カメラ: イン/アウトとも200万画素
バッテリー駆動時間: A10モデル約6時間、A6モデル約7時間
サイズ: 約264 × 182.2 ×10.6 mm、重量約580g
Office: Microsoft Office Home&Business 2013
その他: デジタイザ(1,024段階の筆圧検知)
付属品: スタイラスペン、専用キーボード(Bluetooth)

まず注目したいのがCPUです。IntelじゃなくてAMD製です。「A10 Micro-6700T」と「A6 Micro-6400T」の性能、かなり気になりますが、探してみたらこんな記事がありました。

AMD、“Mullins”“Beema”世代のAPUを発表:IT media

AMDが測定したベンチマークテストのスコアでは、“Mullins”世代のA4 Micro 6400Tとインテルの“Bay Trail T”世代のAtom Z3770を比較した相対性能は、PCMark 8 V2-Homeで15%増、Basemark CLでは3倍のスコアを出している。また、Atom Z3770で動作しなかった3DMark 11 PerformanceもA4 Micro-6400Tで完走したという。

この記事のいう、「A4 Micro 6400T」とPhoton 2に搭載されている「A6 Micro-6400T」は同じものじゃないんでしょうけど、CPU型番の配番ルールから推測して、A6のほうがA4よりも上なんでしょうから、A6、A10ともAtom Z3770よりも高性能なんだろう、と思われます。

このCPUに加えて4GBのRAMと64ビットのOSですから、Atomワールド最強のThinkPad 10とThinkPad 8(ともにCPUがAtom最強のZ3795、RAM4GB、64ビットOS)との勝負がみものですね。

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さらにデジタイザも搭載しています。1024段階の筆圧検知対応ということなので、少なくともカタログスペック的には合格だと思います。あとはペン先の精度がどのくらいなのかは実機を使ってみないとなんとも言えませんね。

BungBungme Photon2 キーボード

画像出所:PC Watch

10インチタブレットらしくキーボードも付属します。画像を見る限りヒンジで固定するのではなく、カバーを変形させて台座を作り、そこに立てかけるタイプのようです。そしてウインタブ的にはあまり歓迎されないBluetooth接続というのがちょっと残念。

また、Microsoft Office Home&Businessがバンドルされます。ということで、10インチタブレットとしては「完全なフル装備」という内容になっています。

2.価格は未定

Photon 2はオプション購入の必要がないくらい(液晶保護シートくらいか?)に装備が充実しています。また、CPU性能がはっきりしませんけど、上に紹介した記事の通りなら、性能面でのライバルはThinkPad 10ということになります。ThinkPad 10(64ビットOS、RAM4GB、ストレージ64GB、デジタイザつき)は本体が74,520円、専用タッチケース(薄型キーボードつき)が9,072円ですから、合計で83,592円(税込み、Lenovo直販サイトにて。2015年1月10日現在使うことができるクーポン使用後)なので、この価格と比べてどうか、というのが1つのポイントになります。もちろんデザインの好き嫌いとかがありますし、単に価格だけじゃ決められないとは思いますが。

3.発売日に買う人はイノベーター!

ということでウインタブ的に価格の目安を考えてみましたが、それでもあまり馴染みのないCPUを搭載したタブレットなので、買ってもいいのか?となるのが普通ですよね。もちろんAMDといえばIntel互換のCPUとして優秀なメーカーなのはわかりますが、省電力タイプのモデルをタブレットで使う、ということについては前例がないので、なんとも言えないところです。大手の情報サイトで実機レビューをするでしょうから、それを見てから決める、というのが無難かな、と思います。いきなり買っちゃう人は「イノベーター」認定ですね!

4.引用元サイトおよび関連リンク

BungBungameのAMD APU搭載タブレットが2月発売へ:PC Watch
BungBungame、4コアAPU採用のWindowsタブレット「Photon 2」日本投入を発表:IT media
AMD、“Mullins”“Beema”世代のAPUを発表:IT media
BungBungame公式サイト

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コメント

  1. https://www.anandtech.com/show/7974/amd-beema-mullins-architecture-a10-micro-6700t-performance-preview/3
    ↑のリファレンスデザインのベンチマーク結果を見る限り、A10 micro-6700TはZ3770に比べCPU性能はsingle-threadで30%速く、multi-threadではほぼ同等で、GPU性能は
    https://www.notebookcheck.net/Intel-HD-Graphics-Bay-Trail.103037.0.html
    を参考にすると60%〜101%速いようです。あと、AMDのCPUを採用したタブレットはA4-1200のEndeavor TN10EとZ-60のLuvPad WN1100等があるようです
    参考までにどうぞ…

    • wintab より:

      だまさん、コメントありがとうございます。

      リンク先の記事を確認してみました。この先AMD機のレビューをするときに役立つと思います。情報ありがとうございます。

      なお、本日AMDを使ったStream 14のレビュー記事を書きました。残念ながらPCMark8がまともに動いてくれなかったのですが、ドラクエベンチはAtomに対しダブルスコアとなり、ちょっとびっくりです。とはいえ普通の使用環境ではAtomとの大きな差は感じられませんでしたけど。

      AMDのCPU、これからもモバイルWindowsにどんどん搭載されるようになると私達の選択肢も広がって、より楽しくなりそうです。

  2. 匿名 より:

    photon2、bungbungameのサポートに直談判して購入しました。
    (A6-6500T/4G/64G タッチペンのみ付属/Officeなし、¥39900+振込手数料)

    SDカードスロットとかコネクタ類が露出してたり、微妙なところで安っぽさが漂うのと
    ブラウザゲームやベンチマーク、動画再生など、重い仕事をさせるとそれなりに熱くなる点
    そして、Win10だと突然フリーズして画面が暗転し、電源ボタンで復帰させるしかなくなる等
    ところどころ安っぽさやアラが気になります。
    ペンも太く持ち手部分に電池があるせいで微妙に持ちにくいですが感度は普通…かな?

    ベンチはCrystalMarkのほとんどの項目でAtomにクビ差で負けるものの
    OpenGLではダブルスコアで圧勝。
    DQ10は1920*1280 (最高品質 ウインドウ)で964(動作不可)
    1280*720(〃)だと1698(重い)
    640*480で2486(やや重い)・・・こんな感じでした。

    いいモノだと褒めるのはキツいですが、悪くないタブだとは思います。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。「えええええー」という気持ちです。いただいたコメントをすぐに記事化したいのですが、このまま記事にしてしまうとご迷惑がかかる恐れがありますので控えます。もし記事化してもだいじょうぶ、ということであればその旨コメントを頂戴できますでしょうか?よろしくお願いいたします。

  3. 匿名 より:

    記事にするのは全然かまいませんよ(^^

    ただ、記事化は一応ご自身でbungbungameサポート(support_jp@bungbungame.com)に連絡して返信貰ってからにした方が宜しいと思います。
    (非公式な扱いだと思われるので、突然販売が中止されたり等もあり得ますし
    支払方法や手続き方法も返信に書いてあるので)
    許可貰うとかそんな感じじゃなく、普通に購入意思がある旨伝えれば価格など記載された返信くれると思います。私も某掲示板で知って即問い合わせかけましたが特に誰何されることはなかったです。

    それでは。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。メーカーさんにメールで確認できましたので、記事にさせていただきました。貴重な情報をありがとうございました。