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イオン得するタブレット 「HUAWEI MediaPad M1 8.0 403HW」実機レビュー

イオン得するタブレット
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ゴールデンウィーク期間中に「イオン得するタブレット」を試用させていただく機会に恵まれました。このタブレットはAndroid機なので、ウインタブの守備範囲から少し外れちゃってるんですが、現行のAndroidタブレットを使ってみたかった、というのと、SIM搭載タブレットというものに興味があったので、非常に楽しくいろいろなことを試させてもらいました。また、イオンといえば格安スマホにも参入していて、各種MVNOの取り扱いもしているので、そちらにも関心が持てました。

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1.タブレットの概要

イオン得するタブレット スペック表

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「イオン得するタブレット」はHUAWEI(ファーウェイ)製の8インチAndroidタブレットで、「MediaPad M1 8.0 403HW(以下、本機といいます)」というのが製品名です。最初に大事なことを書くと「本機はSIMフリー機ではない」ので、注意してください。

CPUは耳慣れない「Kirin910」というものが使われていますね。このCPUについて「日経トレンディネット」にNexus 7(2013)とのベンチマーク比較記事がありましたので、ご覧ください。

タブレットライバル対決 電話ができる超軽量「MediaPad X1」と定番Nexus 7を比べた(3ページ目):日経トレンディネット

この記事で使われているのは本機じゃありませんが、CPU性能のチェックということでは意味があり、なかなか「使える性能」のようです。

イオン得するタブレット システム概要
RAMは1GB、ストレージは8GBとなっており、Windowsタブレットを使い慣れている身としては結構心もとなく感じられますし、最新のAndroidタブレットとしてはそれほどハイスペックとも言えません。Windows機と同様、RAMとストレージは若干の不安要素にはなります。
ちなみに私はWindowsタブレットでRAM1GBのマシンを試したことがありますが、普段使いには問題を感じませんでしたし、今回の実機レビューでも特に不満を感じてはいません。また、上の画像ではストレージの空きが2.28GBしかないのですが、試用開始時点で初期化されていなかったので、工場出荷時点での空き容量は不明です。ただ、本機はアプリをmicroSDに保存できます。

OSのバージョンは4.4.2です。個人的にはNexus 7(2012)でAndroid 5(lolipop)には痛い目にあっている(めちゃめちゃ重くてまともに動かない)ので、4.4.2っていうのはリスクが小さく感じられ、好感が持てます。

サイズの方は8インチWindowsタブレットの標準よりは小型軽量で、特に縦持ち時の横幅が120 mmとかなり小さくなっています。そして当然、LTE対応のSIMカード入りです。回線契約はワイモバイルとなります。

2.筐体デザイン

ThinkPad 8と並べる

左:ThinkPad 8、右:本機

実機を手にとって最初に感じたのが「小さいなあ」ということです。私の私物タブレットがASUS VivoTab Note 8にThinkPad 8という、8インチWindowsタブレットとしては比較的大柄なものだから、と言ってしまえばそれまでですが、特に縦持ち時に薄いベゼルのおかげですごく持ちやすいと感じました。重量の方は最新の8インチWindowsタブレットと大きくは違わないのですが、それでもThinkPad 8(430g)との比較ではかなり軽く感じます。

イオン得するタブレット 背面
筐体カラーは「シルバー」となっていますが、表面はホワイトで、背面にシルバーが使われています。特に高級感は感じませんが、逆に安っぽさも一切ありません。

イオン得するタブレット スイッチ類
スイッチ類の配置はWindowsタブレットによく似ていて、電源ボタンと音量上下ボタンはそっくりですね。入出力ポート類もWindowsタブレットとあまり違いがなく、microUSBが命綱、というのも同じです。筐体上面にヘッドホンジャック、底面にmicroUSBポートがついています。

イオン得するタブレット スピーカー
また、本機は前面にステレオスピーカーがついていて、配置も素晴らしいので、十分ステレオ感のあるものでした。音質については私のレベル(ほとんど音楽鑑賞はしない)では全然不満がありません。

3.使ってみた

デスクトップ画面
私はWindowsタブレットばかり使っていて、Androidタブレットについては「Nexus 7(2012)とAndroid 5.0(lolipop)」という悪名高い組み合わせをたまに使ってイラ立っているような状況です。またWindowsタブレットにはAndroidのエミュレーターを入れているので、たまにAndroidを立ち上げますが、こちらのほうがむしろNexusより快適なものの、おそらく最新のAndroidタブレットの使用感には到底及ばないだろうと思います。

その前提で本機を使ってみた感じ、非常にサクサク動き、全くストレスを感じませんでした。競合製品との比較ができずに申し訳ないのですが、一般ユーザーが本機を使ってみて不満を感じることはないでしょう。

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イオン得するタブレットでGTレーシング2
アプリについては2つ試してみました。1つめはWindowsストアでもおなじみの最重量級のアプリ「GTレーシング2」です。ちなみにWindowsストアではアプリ側のシステム要件があり、RAM1GBのマシンはこのアプリをダウンロードできません。でもGoogle PlayではRAM1GBのAndroidタブレットでもダウンロードが可能です。

使ってみた感じ、ちょっとカクつきます。おそらくこのアプリではRAM1GBというのが厳しいんだろうと思います。わざわざこういうアプリで実機レビューをする私も性格が悪いのですが、このアプリを継続して遊ぶのにはちょっとストレスかもしれません。あと、本機の問題ではないですが、このアプリはグラフィックもWindowsストアのアプリに比べ簡略化されています。

Androidのゲームアプリは種類が非常に豊富で、基本的にどれでも簡単にインストールできますが、意外に相性が悪いとかの不具合もあると個人的には感じています。しかし、それを補うだけの膨大なアプリ資産が存在しているので、本機にあったものを探すのは決して難しいことではないでしょう。

イオン得するタブレットでExcel
次に「Excel」です。Google PlayではAndroid用のExcel(Word、PowerPoint、OneNoteも)を無料でインストールすることが可能になっています。キーボードをつけて使ってみましたが、しっかり表計算ソフトとして機能はしますし、操作感も十分に合格です。しかし、リボンのあたり(というかリボンがないんですけど)を見ると、これをExcelと呼ぶにはちょっとばかり機能が簡略化されすぎてる感はあります。もちろんこれも本機の問題でなく、アプリ側の問題です。WindowsタブレットでフルバージョンのOfficeを使っていると、正直物足りないです。でも、Androidタブレット上でExcelのxlsとかxlsxといった拡張子付きのファイルを開いて編集できる、というのはいざというときに便利だと思います。

イオン系アプリ満載
また、「イオン得するタブレット」という名前の通り、イオン系のアプリが非常に多くプリインストールされています。なので、イオンのネット通販やイオンのWEBチラシを入手したりといったことが非常に簡単便利にできるようになっています。今回お借りした実機は「初期化しないでね」という条件がついていたので、試用に際して個人情報を入力する気になれず、実際にイオン系のアプリで買い物をしたりとかは試してはいないのですが、嫌ならアンインストールすればいいだけですし、後述する本機独特のサービスを考慮すれば積極的に使ったほうがいいよね、ということになりそうです。

4.料金プラン

イオン得するタブレット 料金
イオン得するタブレットの料金体系は、「タブレットを24回分割で購入し、ワイモバイルとデータ通信契約を締結する」という形で構成されます。具体的には月額2,354円(税込み)でうち1,296円がタブレットの分割代金、残り1,058円がデータ通信料金です。データ通信は下り最大75MbpsのLTE通信が月々の上限3GBまで定額料金に含まれ、3GBを超過すると通信速度がダダ下がりし、128KBになってしまいます。

イオン得するタブレット スピード
実機で通信速度を計測してみました。ワイモバイルは旧イーモバイルなので、回線は自前です。通信キャリアから回線を借りているMVNOではありません。そのせいか通信速度は十分に早く、通勤電車の中やお昼時の日本橋あたりでもひどく速度低下するということはありませんでした。上の画像で上りが3Mbps台のものがありますが、これは帰宅時間帯の地下鉄の車内、新宿近辺で測定したもので、「つながるだけでも許せる」くらいの状況下です。実機レビューとして報告すると、回線品質は十分満足できる、という結論になります。

ただし、懸念点があります。タブレットはスマホよりも通信量が大きくなりがちなので、1ヶ月に3GBでは足りない、という人が多いと思います。もちろん無線LANにも対応しているので自宅ではデータ通信をしないようにして、データ通信時も動画やPC用のWEBサイトを見まくるような使い方を多少自制するような使い方が必要になると思います。

一方、その「多少の自制」がストレスなく出来るのであれば、この料金プランは非常に魅力的なものになります。なんせ月に2,354円でタブレットも手に入り、データ通信もできてしまうわけですから。

5.イオンならではの特典

得するキャンペーン
さすがはイオン、といいますか、このタブレットを契約した場合に限り、イオンのネット通販での買い物に付与されるネットマネー(ネットWAONポイント)が優遇されます。月々3万円以上の利用で1,177ポイント、5万円以上の利用だと2,380ポイントが付与される結果、もし毎月5万円以上イオンのネット通販を使う場合は、イオン得するタブレットの端末代金とデータ通信料金が無料になってしまいます。

実際、イオンというGMSで毎月3万円とか5万円とかの買い物ができるという人がどれくらいいるのかわかりませんが、このタブレットを入手することによって、イオンのネット通販の利用頻度が上がり、その結果利用料金全額とは言わないまでもネットWAONポイントによって実質的な支払額をセーブできる、というのは魅力的ですね。まあそれがイオンの戦略でもあるんですけど、お得なものはお得なので、戦略に乗せられてみてもいいんじゃないでしょうか?

6.実機試用を終えて

ウインタブはモバイルWindowsに関する情報を扱うサイトなので、読者の方々は当然Windowsユーザーが多いと思います。従って、割安でもAndroidタブレットを自分用に購入しようとする人は決して多くないでしょう。しかし、自分専用ということではなく、家族用と位置づける場合、「イオンから出ているタブレット」はいい選択だと思います。

これ、全然実機レビューのレベルの話じゃないんですけど、試用中、私の家族(PC操作が得意ではなく、激遅のNexus+lolipopを我慢して使っている)は「OK、Google、明日の天気は?」などと盛んに本機に話しかけていました(Googleの音声検索です)。上に書いたようにイオンのネット通販は試せてないんですけど、もし試したら相当ハマるかもしれません。買物をするたびにWAONポイントが貯まるわけですから、これって主婦目線だとかなり素晴らしい製品なのかな、と。なので、家族用として検討するのは十分アリな気がしています。しかし、なんで私の家族はWindowsタブレットを使おうとしないんだろう?3台もあるのに。

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