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MacBookシリーズの概要について簡単に説明します!Windowsユーザー向け(Rydeen)

Mac Book 2017
こんにちは、Rydeenです。ウインタブではあんまり取り上げられないApple製品のうち、いわゆるパーソナルコンピューター製品ラインであるMacについてご紹介したいと思います。まず今回はMacBookシリーズを取り上げますね。

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1.MacBook Pro - 指先に、さらなる才能を

最初はMacBookシリーズの中の最上位ライン、MacBook Proからいきます。名前の最後に「Pro」とついている通り、Macをクリエイティブ・ワークに利用するプロフェッショナル向けの製品位置づけとなります。
Mac Book 2017
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MacBook Proには13インチモデルと15インチモデルがありますが、15インチモデルの上位機のスペックを以下に記載します。

OS:macOS Sierra
CPU:Intel Core i7 2.9GHzクアッドコア
RAM:16GB LPDDR3
ストレージ:512GB SSD
ディスプレイ:15.4インチIPS (2,880×1,800) Retinaディスプレイ
グラフィックス:Radeon Pro 560/4GB GDDR5、Intel HD Graphics 630
ネットワーク:802.11ac(a/b/g/n対応)、Bluetooth 4.2
カメラ: 720pインカメラ
入出力:Thunderbolt 3(USB-C)ポート×4、オーディオ
バッテリー:76.0Whリチウムポリマー
サイズ:349.3 x 240.7 x 15.5 mm / 1.83kg
本体カラー:シルバー、スペースグレイ
その他:Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar
価格:302,800円(税別)

その性能もさることながら、MacBook Proの大きな特長はファンクションキーの位置にある「Touch Bar」ですね。従来ファンクションキーのある最上段のところに、物理的なキーの代わりに有機ELの細長いタッチディスプレイ(2,170×60ピクセル)が搭載されており、今フォーカスがあたっているアプリに合わせた操作パネルが利用できるようになっています。単にファンクションキーに割り当てられた機能がキートップに見える化されているというだけではなく、例えばWebブラウザのSafariであればタブのサムネイルが並んだり、ビデオ編集ソフトのFinal Cut Proだとタイムライン全体を表示して移動させたり等、誤解を恐れずに言えば「iOS用Appでのタッチ操作をmacOSに持ち込んだ」ものになっています。

また、Touch Barの右端には指紋認証機能であるTouch IDが組み込まれており、OSログイン時のロック解除やApple Payの認証などに使えるようになっています。この辺もiPhoneやiPadでの利便性をMacでも、という感じですね。

あと、MacBook Proの注意点として「USB-C形状であるThunderbolt 3が2~4ポートついている、というかそれしかついてない」という点があります。このThunderbolt 3は「MacBook Pro本体の充電」「USB3.1」「DisplayPort」「Thunderbolt」の4つの機能を兼ねているのですが、例えばHDMIで外部モニタを接続したかったり、USBのA端子を差したい場合などは別途変換アダプタが必要になります。かなり割り切った仕様ですね。

なお、13インチモデルではTouch Bar無しモデルもラインアップされています。物理的なファンクションキー・ESCキーが欲しい人はこちらを選択するとよいでしょう。(Touch IDも付かなかったり、USB-Cポートが2つしかない等の違いもあるので注意)

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MacBook Proを横から見たところです。前と後ろで高さに違いが無く、均等な厚みの板状になっているのが他のシリーズとの違いとなっています。

2.MacBook - はるかに軽く。はるかに先へ

次に、ラインナップの中でも最軽量・最薄のモデル、その名も「MacBook」です。名前から受ける印象としては「MacBookシリーズの中での一番スタンダードなモデル?」って感じですが、むしろボディ的にも性能的にも「尖った」モデルになっています。

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MacBookは12インチモデルのみになりますが、こんどはスペック的に下位機のものを記載しますね。

OS:macOS Sierra
CPU:Intel Core m3 1.2GHzデュアルコア(Core i5/i7も選択可能)RAM:8GB LPDDR3
ストレージ:256GB SSD
ディスプレイ:12インチIPS (2,304×1,440) Retinaディスプレイ
グラフィックス:Intel HD Graphics 615
ネットワーク:802.11ac(a/b/g/n対応)、Bluetooth 4.2
カメラ:480pインカメラ
入出力:USB-Cポート×1、オーディオ
バッテリー:41.4Whリチウムポリマー
サイズ:280.5 x 196.5 x 3.5~13.1 mm / 0.92kg
本体カラー:シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ローズゴールド
価格:142,800円(税別)

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とにかく薄く、軽いノートとして作られたのがこのMacBookです。その結果、大きな割り切りがなされています。大きいのが拡張性で、なんとあるのはUSB-Cポートひとつ(とイヤホンジャック)のみ!電源ポートもありません。充電もUSBも外部モニタ接続も、全てをこの1ポートで賄うことになります。

もちろんサードパーティからのポートリプリケータを買えばそれぞれを同時利用することもできるのですが、どちらかというと「そういった周辺機器をあまり使わず本体のみで利用する、iPadのような使用感」をMacに持ち込んだようなモデルと考えた方がよいでしょう。

なお、このMacBookのキーボードは非常に薄型でストロークが浅く、人によってはこれを不満に思う人も多かったようです。先日のアップデートでバタフライ構造が変更されてより安定したとのことですが、購入を検討するかたは是非一度店頭でキー入力を試してみることをお勧めします。

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MacBookを横から見たところです。MacBook Proと違って全体的にくさび型になっています。右端に見えるのがイヤホンジャックで、反対側の側面には(本当に)USB-C端子が一つだけしかありません。

2.MacBook Air - 驚くようなことを、一日中

最後にご紹介するのはMacBook Airです。ここまでご説明したMacBook Pro/MacBookと比べて、MacBook Airは設計・デザイン的には古いシリーズとなりますが、いわゆる中華ノートからデザイン的にインスパイアされている率が高く、「ザ・Appleノートデザイン」として捉えられている方も多いかもしれません。

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MacBook Airは以前は11インチモデルと13インチモデルの2種類があったのですが、今は13インチモデルのみになったようです。やっぱり12インチのMacBookシリーズが今はありますしねぇ。

OS:macOS Sierra
CPU:Intel Core i5 1.8GHzデュアルコア(Core i7選択可能)
RAM:8GB LPDDR3
ストレージ:128GB SSD
ディスプレイ:13.3インチ (1,440×900) ※非Retinaディスプレイ
グラフィックス:Intel HD Graphics 6000
ネットワーク:802.11ac(a/b/g/n対応)、Bluetooth 4.0
カメラ: 720pインカメラ
入出力: USB 3×2、Thunderbolt 2×1、SDXCカードスロット、 オーディオ、MagSafe 2電源ポート
バッテリー:54.0Whリチウムポリマー
サイズ:325 x 227 x 3~17 mm / 1.35kg
本体カラー:シルバー
価格:98,800円(税別)

税抜ではありますが、AppleのノートPCで10万円を切るモデルになっています。2008年に初代のMacBook Airが発表されたときはプレミアムウルトラブック的な位置づけでしたが、2010年にリニューアルされた際にどちらかというと求めやすいモデルへと位置づけが変更され大ヒットしました。その後、スペックは順当にアップデートされるもののデザインは踏襲され今に至りますが、今となっては唯一の「非Retinaディスプレイ」搭載機で、ぶっちゃけ「Appleの最安ノート」として生かされ続けているような状況です。先日のApple開発者会議「WWDC 2017」にてiPad のよりPCライクな使い方が提案されており、そう遠くない将来にはMacBook Airラインは消える運命なのだと思います。

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MacBook Airを横から見たところです。発表時はその薄さが注目され多くの他社製ノートPCに影響を与えたスタイルですが、実は一番分厚いところで比較するとなんとMacBook Proの方が薄いんですよね(Airは17mm、Proは15.5mm)。しかし、SDカードが直接差せることに魅力を感じる人は多いかも・・・。

4.まとめ

ということで、現行のMacBook製品群3ラインについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。そうそう、全てのMacBookラインナップに共通するAppleのこだわりとして「指一本で液晶が開けられる」というのがあります。

Mac Book 2017
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これって、本体重量とヒンジの抵抗のかけ方が絶妙に調整されているのでできることですよね。片手で開けられるのは相当気分がいいんですよ。店頭でぜひ一度試してみてください。

ところで、今のMacBookはどのモデルもシンプルデザインですが、昔は様々なデザインのものがあり、古くからのMacユーザーは新しいモデルの発表に心をときめかせていたものです。

今のMacBook ProのCM「Reveal」ではその変遷が1分にまとめられていますので、ご興味おありの向きはご覧になるとよいかと。

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コメント

  1. WindowsタブレットもどんどんThunderBoltを複数搭載すれば良いのですが、中々出てきませんねえ。

    • 匿名 より:

      intelがThunderbolt3socに組み込んでロイヤリティフリーにするそうです。
      今後のIntel製soc使用端末にはThunderbolt3が装備されるのが普通になるでしょう
      ポートの数も増えるはずです

    • あるえふ より:

      ThunderBolt3搭載のWindows PCというと、パソコン工房(iiyama製)のこのヘンしか思いつかなかった・・・(汗)

      https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=590433&pre=bct1874_bnr

      • wintab より:

        あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。DELLとかHPだと結構ありますね。あとゲーミング系もわりと見受けられます。

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なるほど…。私あまりThunderboltの恩恵を感じたことがないのですが、言われてみれば「あって1つ」って感じですね。

  2. 匿名 より:

    記事中にhdmiの変換アダプタが必要と書かれていますが
    実際にはUSB-c to hdmiケーブル一本で接続できるので必要ありません
    Amazonで検索すると色々出てきますよ

    Thunderbolt3ポートはネットで言われているほど不便ではないし利点もいっぱいあります(特に転送速度、映像をやりとりする場合には凄い役に立つ)
    もっと搭載端末が増えて欲しいし
    特にsurfaceはなんで搭載しないんだろうか?って思います
    MSのApple嫌いか?

  3. Rydeen より:

    みなさまコメントありがとうございます!
    Apple以外でなかなかThunderbolt3が搭載されないのは、やっぱりコストの関係なんじゃないですねぇ。データ転送はUSB3.xで、外部モニタはHDMI付けた方が結果として部材調達上のコストが安いとかあったりするのかも。
    一流メーカーであれば対応オプションを自社でラインナップしとかないといけないでしょうし、よっぽどの気概と覚悟が無いと踏み出せない気がします。