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Windows タブレット、2 in 1機種比較 - 8インチ未満は激安だけど選択肢は少ない(2016年夏版)

最小サイズのタブレット

7インチは最小サイズ

こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。夏のボーナス時期、ということでこれから何回かに分けて「サイズ別の機種比較」をやります。これに先立ち、「予算別」でいくつか記事を書いていますので、そちらも参考にしてください。
予算1万円で買えるモバイルWindowsマシンを探す(2016年夏版)
予算3万円ならどう使う?モバイルWindowsマシンを探す(2016年夏版)
予算5万円ならいろいろ選べる!モバイルWindowsマシンを探す(2016年夏版)

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今回は「8インチ未満」について書きます。ウインタブをよく見てくれる読者の方ならご存知だと思いますが、7インチとか8インチのWindows タブレットは新製品が非常に少ないですし、市場も縮小傾向にあります。サイズ別の特集記事としては最も手間がかからずラク、というのもありますし、内容がマンネリ化してしまって気が重い、というのもあります。しかし、製品の購入を真剣に考えている人たちのお役に立てるように頑張ります。

1.日本メーカー製品は実質2機種

世界中のWindows タブレットをすべて確認済み、ということはありませんし、一部5インチとか5.5インチサイズのWindows タブレットが登場する予定、というのはあるんですけど、一般のユーザーが今すぐ購入できる現実的な選択肢としては7インチサイズが最小です。7インチサイズのWindows タブレットは何機種か存在するのですが、実質的には2機種といっていいです(ブランド名や製品名が異なるだけで、中身は一緒、ということです)。

geanee WDP-073-1G16G-10BT

geanee WDP073-1G16G-10BT
OS: Windows 10
CPU: Intel Atom Z3735G
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 7インチIPS(1,024 × 600)
サイズ: 188.5 × 108 × 10 mm / 274 g
製品ページ(NTT-Xストア):7インチ タブレットPC WDP-073-1G16G-10BT

KEIAN KVI-70B

KEIAN KVI-70B
OS: Windows 10
CPU: Intel Atom Z3735G
RAM: 1GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 7インチIPS(1,024 × 600)
サイズ: 188 × 108 × 8 mm / 271 g
製品ページ(NTT-Xストア):KEIAN Windows10搭載タブレット 7インチ KVI-70B

この2機種はよく似たスペックになっていて、相違点を探すほうが難しいです。一応探してみるとgeaneeのほうはカメラがイン30万画素/アウト200万画素であるのに対し、KEIANにはアウトカメラがなく、インのみ30万画素となっていること、ともにHDMIポートはついていますがgeaneeはmicroHDMI、KEIANはminiHDMI端子となっていることです。カメラの分だけgeaneeのほうがよさそうに見えますが、KEIANはその分筐体が薄型になっているし、そもそも200万画素のカメラというのは「メモ代わり」くらいの使い方しかできない(アルバム用の写真としては実用性がありません)ので、どっちがいい、ということは一概にいえません。

また、どちらもWindows タブレットとしてはミニマムスペックです。タブレットとしての普段使いは問題ないと思いますが、内蔵ストレージ16GBというのはPC初心者には向きません。特に大型のWindows Updateの際には外部ストレージを用意した上で、多少面倒な作業をすることになります。初心者は買っちゃダメ!というまでのことはないですが、周囲にPCに詳しい人がいたほうがいいでしょうね。

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ただし、価格は非常に魅力的です。ともに実売価格は1万円を切っていて、ウインタブがおすすめしたいNTT-Xストアだと7,980円とか8,000円台で購入が可能です。残念ながらこの記事を書いている6月13日現在ではNTT-Xストアで在庫切れになっているのですが、おそらくセール時に在庫が復活すると思われるので、日頃からチェックしておきましょう。また、今すぐ購入したい、という場合は価格ドットコムで販売店が見つかりますので、そちらを確認してください。

2.中国タブレットにも面白いのが…

最近特に注目されているのが中国タブレット(中華タブなどと言われますが、ウインタブではこの用語は使いません)です。価格が激安なのはもちろん、カタログスペックもかなり冒険しているというか、気合が入っているというか、とにかく高水準です。ですが、中国タブレットのほとんどは電波法で定める技適マークがついていないとか、多少の不具合を抱えているとか、万一の際の保証に不安があるとかの問題があり、それらのリスクをよく理解した上で購入する必要があります。したがって、PCに詳しくないけど安いから買おう、ということであればおすすめしません。

でも、やっぱり面白いんですよね…

Teclast X89 Kindow

Teclast X89 Kindow 手持ち
OS: Windows 10 Home 32ビット+ Adnroid 4.4
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 7.5インチIPS(1,440 × 1,080)
サイズ: 194.4 x 131.6 x 8.9 mm / 319 g
製品ページ(GEARBEST):Teclast X89 Kindow
実機レビュー:Teclast X89 Kindow - こんな小型タブレットを待ってたよ!(実機レビュー)

中国製品を並行輸入で(国内の販売店で購入しても大差ないですけど)購入することのリスクをしっかりと理解した上であれば、この製品が一番面白いです。ディスプレイサイズは7.5インチ、「iPad miniとほぼ同じタテ・ヨコサイズ」と言うとわかりやすいと思います。このサイズでOSはWindows 10とAndroid 4.4(ちょい古いですね)のデュアルブート、ディスプレイは1,440 × 1,080と高精細です。

さすがにCPUはCherryTrail世代ではなく、おなじみのBayTrail世代のAtom Z3735Fです。私はこの製品を実機レビューし、そのまま継続して使っていますが、とにかく使用中に筐体が「激熱」になります。「大丈夫か?」と思うくらいです。他にもアスペクト比が3:2なのでAndroidのゲームで正しく表示されないものがあるとか、CPUがIntel製のせいかGoogle Playのアプリで動かないもの多数とか、悪いところを指摘しようと思えばできるのですが、個人的に「面白い」という評価は揺るぎません。

そして、価格の方も中国の通販サイトで購入する場合は1万円前後です。セール時なら9,000円くらいまで下がります。中国タブレットという製品の特性上、だれにでもおすすめ、というわけではないですが、ある程度自分でなんとかできる人にはすごく面白いと思います。

3.どれも激安だが、クセもある

この記事では3つのタブレットを紹介しましたが、共通するのは「1万円か、それよりも安く購入できる」ということと、「スペックや品質にややクセがある」ということです。

8インチ未満のサイズということで、どれも携帯性には不満がなく、普段使いのタブレットとしてはかなり快適に使うことができます。そして、小さいながられっきとしたWindows PCが1万円弱で購入できてしまう、ということも大きな魅力です。Excelをインストールすれば普通に使えますし、フォトショだって快適じゃないですがちゃんと使えます。

しかし、「ストレージ16GB(Teclastもデュアルブートなので大差ありません)」というのはOSの大型アップデートの際には少し苦労するかも知れませんし、それ以外の場合でも絶対的に容量不足です。新品状態で空きが5GBくらいしかないはずですから。また、中国製品に関しては信頼性が劣ることは間違いなく、不具合に悩まされる可能性もあります。

でも、「1万円」なんですよね。この金額が大きいか小さいか、というのは人によりますが、「とりあえず買ってみようか」くらいの価格であると言ってもいいのかもしれません。ボーナス時期ですしね!

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コメント

  1. Winタブ好きのモバイラー より:

    技適についてウインタブさんはかなりこだわっておられたかと思いますが、最近は中国タブ推しのようです。

    個人的には技適の有無には関心がありますので、そこにこだわりを持って記事を書いておられたこのサイトは製品選びの参考になっていたのですが、今は技適の有無にはあえて触れず、読者自らの調査と判断に委ねておられると受け止めれば良いでしょうか?

    (ポリシーに異議を唱えたりする意図はありません。そう感じられたらゴメンなさい)

    • wintab より:

      Winタブ好きのモバイラーさん、こんにちは、コメントありがとうございます。謝っていただく必要などなく、ご指摘のとおりです。私自身立ち位置で混乱しています。基本的にはどんな製品でも最終的には読者の方のご判断で購入していただく、ということは間違いないですが、技適がないことについてはきちんと説明した上で製品紹介をする、ということを考えています。特に最近はそのことを記事に記載するようにしています。技適についてはいろいろ思うことがあるのですが、法律がおかしいから違反してもいい、という理屈は間違っているので、そういう趣旨では書けません。

  2. Astar より:

    8インチ未満だと、未だに iWork7(2GB版)が最強というのが…
    Baytrail 2GB 32GB, 1280×800と、8インチでは普通のスペックなんですけどね
    Atom x5で新型出してくれないものか

    あと、Windows10 Anniversary Updateで推奨要求メモリが 1GB→2GBに変わってるので、1GBのものは今買うには微妙かも。

    • wintab より:

      Astarさん、こんにちは、コメントありがとうございます。最近いろいろとダメージを食らってましてコメントの返信が遅れてしまいました。すみません。次のUpdateでRAM1GBのタブレット、どうなるんですかね?少し調べてみます。

  3. stera より:

    Kvi-70Bを1月末に2台購入し、職場で個人情報を持ち歩く際の端末にできないか、試してみました。ワードやエクセルのデータを閲覧するには、問題なかったのですが、通信環境に依存しない地図ソフトが見つからず、本格使用を断念しました。
    私が利用した限りでは、ソフトの種類やファイルの整理の面で、タブレットとしては利用しづらいのかなという感想です。
    一方、デスクトップモードでは、ファイルはパソコンと同じように使えるのですが、タップしづらい時がありました。chuwiの10インチのタブレットは、

    • stera より:

      すいません、途中で切れました。
      Chuwiの10インチのタブレット(V10HD3G)は画面の分、デスクトップモードでも操作しやすいですね。

      • wintab より:

        steraさん、こんにちは、コメントありがとうございます。返信が遅れましてすみません。7インチサイズというのはガジェット好きにはたまらないサイズかな、と思うのですが、実用面だといろいろ苦労するんですね。それでもWindowsパソコンとして価値が大きいと思います。