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新入生、新社会人向け、初めてのWindows パソコンはこれがおすすめ!

新入学シーズン
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ここのところWindows タブレットの機種比較特集(2016年2月版)を書いていますが、今回はちょっと脱線して「初めてのWindows パソコン」ということをテーマにしてみたいと思います。というのも、そろそろ新入学・就職シーズンですよね?私の周囲にも高校に入学するとか、大学に入学するとか、新しいスタートを切る予定の人が何人かいます。

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考えてみればウインタブというサイトはもともと低価格なWindows タブレットの情報を提供する目的で始めたので、現在でも低価格帯のタブレットや2 in 1、ノートPCなんかについては大得意です。もちろん進学、就職するという人がすべてPC初心者だとは思っていませんが、「なんか授業で使いそう」とか「社会人になるからパソコンくらい持っておこう」とか、そういう人も多いと思うので、この記事では初めてWindows PCを購入する人に向けてジャンル別におすすめ製品を紹介してみます。

1.初めてのパソコンに必要なもの

エントリースペックでOK

ひとことで「パソコン」といっても非常に多くのタイプがありますし、価格も2万円台から20万円とか30万円とかのものまであります。そして、初めて購入するのですから、知識もあんまりないし、何に使うかもよくわからない、という感じだと思います。あるいはこの記事はご本人ではなく、ご両親が息子さんや娘さんのために購入したいと思って読んでいるかもしれませんね。

私は「初めて買うなら、必要なことが一通りできる、低価格なもの」をおすすすめします。例えば大学や専門学校などではパソコン操作の基礎を学ぶための科目を履修することが多いと思うのですが、その場合、多くは「Wordでテキスト入力をする」とか「作成した文書をSDカードやUSBメモリーに保存する」とかだと思うんですよ。つまり、テキスト入力とか初歩的な表計算とか、あるいはPowerPointで簡単なプレゼン資料を作るとか、そのくらいのことからスタートすると思うんで、はっきり言ってすごいスペックのパソコンが必要になるのはもう何年か先になると思います。

スマホ世代はタッチパネル

この記事の執筆者はいいおっさんです。そのため、タブレットは別として、「キーボードを使うんならマウスは必須でしょうが!」という固定観念があります。パソコンというのはディスプレイ画面があって、それを見てマウスでカーソルを動かして場所を決め、キーボードで入力するもの、というのが「固定観念」です。

でも、新大学生とか新専門学校生というのはスタート地点が異なります。そう、パソコン以前に「スマホ」に親しんできた世代なんです。私の場合、「キーボードでの入力と画面タッチの併用」という動作はうまくできません。ところが、私が大学1年生の女性(勉強はキライ)に少しヒアリングしてみたところ「タッチ操作ができればマウスがいらないから便利」なんだそうです。もちろんキーボード入力をしながら、です。この感覚は私にはありません。どうやら友達もほぼ全員同じことを言っているようです。スマホ世代にとってはタッチパネルというのはいかなる場合にも便利な存在のようです。そう思いますか?

モバイル機でパソコンに親しむ

上に書いた大学1年生の周囲では、入学後に大学生協が斡旋する「パソコンセット」を十数万円かけて購入した、という友達がたくさんいたそうです。一方彼女はCPUにAtomを搭載した、「3万円の10インチ2 in 1」を購入しました。大学生協で高い買い物をした(おそらく親がかりでしょう)友達は口をそろえて「そのサイズ最高!」とか「タッチ操作ができて便利だね」と羨ましがったそうです。

そもそもパソコンにそんなに興味なんてないし、学校の課題とかレポートをするために使っているのに、重くて持ち歩くのが大変、しかもマウスも必要だし、ということのようです。彼らの話題には「性能の良し悪し」ってあんまり出てこないそうです。大学の授業では、上に書いたようにWordでレポートを書いたりする程度なので、AtomだろうとCore i7だろうと、大して違わないんですね。

パソコンは学校の課題のために使うもので、基本的にはスマホさえあれば十分、あ、でも画面が大きいから動画を観るのには便利、という環境下で、少しでもパソコンの楽しさを理解するためには、簡単に持ち歩けて使いやすい、ということはすごく大切な要因だと思いますよ。

では、ここからはおすすめジャンル、おすすめ製品を紹介していきます

2.使い道が広い2 in 1

ウインタブが一番おすすめしたいジャンルは「2 in 1」です。なぜなら、これまで書いてきた要件「低価格のエントリースペックで、タッチパネルが使われていて、持ち運びに便利、もっと言うとタブレットとしても使える」をラクラクと満たせるからです。実際におすすめ製品をいくつか挙げてみましょう。

ASUS TransBook T100HA

ASUS TransBook T100HA 斜め前
2016年2月28日現在の価格: 40,791円(税込み、Amazon)

個人的な意見ですが、この記事の前提条件を考慮すると、この製品が私のイチオシです。スペックは決して高くはないですが、CPUは最新のものが使われていますし、ストレージ(データ保存領域)も64GBと実用性は十分です。そして何よりも「タブレットとしても使えるし、キーボードを接続するとほぼ完全なノートPCになる」というところが魅力です。このTransBookというシリーズは、Windows タブレットという製品が普及し始めてから長い間ヒットし続けています。ヒットするためには必ず理由があるはずですが、その理由というのが、ノートPCとしてもタブレットとしても使える、ほぼ完全な形態の2 in 1を低価格で入手できる、ということだと思います。

紹介記事: ASUS TransBook T100HA - Atom搭載 2 in 1の「絶対王者」CherryTrailを搭載する!
製品ページ(Amazon):TransBook T100HA

マウス MT-WN1002

マウスコンピューター MT-WN1001
2016年2月28日現在の価格: 35,921円(税込み、Amazon)

最近TVコマーシャル(中村獅童氏出演)を始めた上場企業、マウスの製品です。この製品は上に紹介したTransBookとは少し違った形をしています。タブレットカバーにキーボードがついていて、「組み立てて」ノートPCにします。

マウスコンピューター MT-WN1001 キーボードカバー
これがキーボードです。組み立てると言っても面倒なことはなく、ほとんどワンタッチでできてしまうのですが、TransBookのようにディスプレイの角度を変えたり、パタンと折りたたんだり、ということができません。そのため、少しだけ使い勝手が悪くなります。でも、そのかわり軽いですよ。

この製品と似た価格、性能の2 in 1は他にもありますが、マウス製品は「24時間365日電話サポート」に対応してくれる、というのもこの記事でおすすめする大きな理由です。初めて購入するパソコンですから、ちょっとしたトラブルでも不安になるもの。でもマウス製品なら安心ですね。

紹介記事:マウスコンピューター MT-WN1001 - 10.1インチ2 in 1もCherryTrail化してリニューアル!
製品ページ(Amazon):マウス MT-WN1001

ドスパラ Diginnos DG-D11IW

ドスパラ Diginnos DG-D11IW
2016年2月28日現在の価格: 64,584円(税込み、ドスパラ直販価格)

初めてウインタブを読む人は「なんでおすすめ機種にNECとか富士通とか東芝がないんだ!」と思われるかもしれません。決して伝統的大手メーカーを過小評価しているわけではなく、敬意も払っておりますが、コスパも重視する(必ずしも最安値を追うわけではありません)のがこのサイトの芸風でして、そうなると知名度は伝統的大手メーカーに及ばなくとも、信頼性は一歩も引けを取らず、それでいて割安なメーカーの製品をおすすめに据えることになります。特にこの記事の趣旨からすると、そうなっちゃいますね。

「ドスパラ」というと、「聞いたことがない」とか「自作パソコンのマニア向けの会社でしょ」とか、そういうリアクションになる人もいると思います。確かにマニアックというかハイスペックなゲーム専用のパソコンを作っている会社なんですけど、ここ数年はタブレットとかスティックPCとか、誰もが手軽に楽しめる低価格なパソコンにも力を入れています。また、ウインタブの運営にも協力的で、最新の製品をいち早く試用させていただくことも多く、私としても製品の品質をよく理解しているつもりです。なので、ご安心下さい。

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前置きが長くなりましたが、この製品はお値段ちょっとお高めに見えます。でも、それには理由があって、CPUやRAMなどの性能が高いんです。上の2機種よりは確実にワンランク上の性能を持った製品だと思って下さい。理科系とか(真面目な)経済学部で統計ソフトを使う、という場合でも、この製品ならこなせると思います(データの程度にもよりますけどね)。

紹介記事:ドスパラ Diginnos DG-D11IW - ドスパラ最強2 in 1、絶対完売するだろ、これ(実機レビュー)
製品ページ(ドスパラ):Diginnos DG-D11IW

Microsoft Surface 3

Microsoft Surface 3
2016年2月28日現在の価格: 77,544円(税込み、Microsoftストア)

このジャンルの最後に、「2 in 1の代名詞」を紹介しておく必要がありますね。Windowsの総本山、Microsoft製の2 in 1です。Surfaceシリーズにはこの「Surface 3」のほか、「Surface Pro 4」「Surface Book」という製品もありますが、これらの製品は非常に高性能、高価格でこの記事向けではないので、Surface 3について紹介します。

製品画像を見てもらえればだれもが「ああ、あれね!」と思うでしょう。シルバーのマグネシウム合金製筐体にカラフルなタイプカバー(キーボード)がついた「あれ」です。デザインはピカイチでしょう。性能のほうもしっかりしたものですが、ひとつ上に紹介したドスパラ Diginnosよりは劣ります。それと、この記事で「77,544円」と紹介していますが、この製品はキーボードが付属せず、別売りになってしまいます(16,934円)。天下のMicrosoft製品ですから、価格に見合う価値はあると思いますが、ちょっとお高いですよね。

それと、Microsoftストアは「30日間返品可」という、異例の保証をしてくれます。お値段は確かにお高いですけど、このサービス体制もさすが「天下のMicrosoft」だといえますね。

紹介記事:Microsoft Surface 3に「納得の」Wi-Fiモデルが追加されたよ
製品ページ:Surface 3

3.カチッと使えるクラウドブック

「初めてのパソコン」として、もうひとつおすすめしたいジャンルがあります。「クラウドブック」という、初心者向けのモバイルノートパソコンのジャンルです。これまで紹介してきた「2 in 1」よりももう一段低価格で、完全なノートパソコン形態です。ただし、ディスプレイはタッチパネルではないので、キーボードについているタッチパッドを使うか、マウスを用意する必要があります。

「クラウドブック」という名前の由来は、「クラウドを活用する」というところにあります。つまり、パソコン内部にある機能だけでなく、Webサービス(クラウド・ストレージやWebメール、Office Onlineなど)を活用する前提で、比較的低スペックな構成にした製品です。Windowsであれば、パソコン内部のストレージに加え、クラウド・ストレージのOneDriveを、製品版のOfficeの代わりにブラウザー上で使えるOffice Onlineを、メールはOutlookメールを、といった使い方を想定しています。

HP Stream 11

HP Stream 11-r000 コバルトブルー
2016年2月28日現在の価格: 29,916円(税込み、HP直販サイト)

あざやかなコバルトブルーのモバイルノートです。使っていて笑顔になるようなデザインですね。

HP Stream 11
こんな感じです。スペックの方は典型的なクラウドブックで、決してハイスペックではありませんが、初心者の方がWordやExcel、YouTubeの動画視聴などをするぶんには十分快適に使えると思います。また、デザインや素材感(いい意味でプラスティッキー、おもちゃみたい)がいいので学生さんにもぴったりかな、と思います。使っているとみんなが寄ってくるような気持ちのいいノートパソコンですよ。

紹介記事:HP Stream 11-r000 シリーズ - 日本での販売も開始!11.6インチのクラウド・ノートPC
製品ページ(HP Directplus):HP Stream 11-r000
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ASUS Vivobook E200HA

ASUS VivoBook E200HA 
2016年2月28日現在の価格: 37,584円(税込み、ASUS直販サイト)

つい最近発表されたばかりの新製品です。発売は3月中旬ということなので、もう少し待たないといけません。この製品はもともと「EeeBook」という名称で、クラウドブックの代表格といっていい製品でしたが、VivoBookと改名する際にCPUを最新のIntel Atomに換装しています。また、この製品のセールスポイントはノートブックであるにもかかわらず重量がわずか980 gと非常に軽量なことです。

紹介記事:ASUS Vivobook E200HA - EeeBookがCherryTrailを搭載してリニューアル!
製品ページ(ASUS Shop):VivoBookシリーズ

ドスパラ Altair VH-AD

ドスパラ Altair VH-AD トップ
2016年2月28日現在の価格: 29,999円(税込み、ドスパラ直販価格)

この製品はクラウドブックというにはちょっと特殊というか、スペックが異なります。まず、一般的にクラウドブックのサイズは11.6インチなのですが、この製品は14インチあり、ふたまわりほど大きいサイズです。また、CPUはIntel Celeronという普及クラスのものではありますが、型番が上位のものを搭載していて、その分高性能です。そういう構成でありながら価格は29,999円とかなり低価格に抑えてあります。余談ですが、いいですねえ、この価格設定。ドスパラってやる気のある会社だと思えます。

ウインタブではこの製品の実機をお借りしてしばらく試用しましたが、3万円を切る(苦笑)価格の製品としては絶賛すべきものでした。重量が1.6 kgとやや重くなってしまうのがネックですが、元気の良い若者なら平気でしょう。それと、この製品には「新生活応援セット」というのが設定されていて、プリンター、マウス、PCバッグが付属して税込み42,195円です。一通り揃えるにはいいかもしれません。大学生協より安いんじゃないですかね?

紹介記事:ドスパラ Altair VH-AD - 期待値を大きく上回る3万円切りの14インチノートPC(実機レビュー)
製品ページ:Altair VH-AD

4.まとめ

実は私も「人の親」なので、この記事は新入生、新社会人ご本人向けということのほかに、スポンサーであるご両親に向けても書いているつもりです。何かと出費がかさんでしまい、必要なのはわかるけどそんなに高いパソコンなんて買ってあげられないですよね。

でも、若い人たちはこの先どう考えてもパソコンと付き合っていかなくちゃならないわけで、特に大学とか専門学校に進学するのをきっかけにパソコンデビュー、というのはいい機会と考える必要があると思います。ただし、なんとなく高い買い物をしてしまうのは避けたいものです。まずは必要にして十分な、お買い得パソコンを買って、パソコンの楽しさがわかってきたらバイトでもして高いのを買えばいいんじゃないか、と思いますよ。

今回ウインタブが選んだ製品は、きっと他の情報サイトとは全然異なるラインナップだと思います。でも、このジャンル、この価格帯はウインタブの大得意分野なんで、ちょっとだけ自信があります。

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コメント

  1. 匿名 より:

    数年前に大学を卒業しましたが、当時の生協の「新入生向けPC」は値段が高いだけでは飽き足らず、
    謎セキュリティソフトやWiMAX接続ツール(契約もしてないのに)、家計簿作成ソフトなど余計なものがてんこ盛りで、カタログスペックの割に激重だった思い出が…
    BTOメーカーやMicrosoft純正PCはプリインが少ないので素晴らしいですね(ASUSは最近怪しいですが…)

    今は大学がOffice365を契約しているおかげで、学生用に無料でインストールできるところもあるみたいですし、そうでなくてもレポートくらいならOfficeOnlineでできるので、本当にいい時代になったなと思いました。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。返信が遅れ申し訳ありません。PC知識がない場合、えらく高い買い物をさせられてしまうことが多いですよね。メーカーのプリインストールソフトとかはその典型かなと思います。

  2. 実は、最近、友人の娘さん(27歳)が転職活動を始めまして、ところが持っているPCの動作が重すぎてネット上での応募の際に心が折れたというので、私のT100TAを初期化して、オフィスとウイルスバスターだけ入れて貸すことにしました(転職となると無駄なお金は使えないですからね)。
    彼女、「わ~(動作が)サクサク~♪」と言いながら触っていたので、(どんだけ重いPCを使かっとってん…)と心の中で思いましたが、やはり、タッチパネルやコルタナに目を輝かせていたので、若い人なんだなとも思いました。
    そんな経験をつい最近していたので、この記事は大変興味深く読ませて頂きました。

    ちなみに、あくまでサブノートなんだから、なくてもいいやと思って貸したのですが、トランスブックがない生活は想像以上に不便です…。

    • wintab より:

      しいふうるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。返信が遅れ申し訳ありません。Atomで「わーサクサク」と言われてしまうと「?」ですけど、でも実はAtomってアプリが軽ければ優秀なCPUなんでしょうね。また、Transbookのない生活についてはよく分かるような気がします…