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買うならこれ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8インチ・Officeあり・3万円未満クラス)

タブレット選びで悩み中
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は2015年3月版のWindowsタブレット機種比較特集の2回目です。1回目はこちら。

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これがおすすめ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8~9インチ・Officeなしクラス)

前回はOfficeなしの8~9インチタブレットを比較し、「やっぱOfficeなしなら1万円台だよね」というところに落ち着いたのですが、今回は「Officeがついて2万円台」という機種を比較してみました。一応9インチも取り上げたかったのですが、該当機種がなく、8インチのみの比較となります。なお、対象機種の選定にあたっては、2013年登場の現役機種、たとえばLenovo Miix 2 8や東芝の dynabook Tab VT484は、かなり値崩れが進んでいて、決して悪い選択ではないのですが、対象機種が広がりすぎてしまうため外しています。

3月、4月は新生活のスタート、という人も多いと思います。当然タブレットやPCの購入を検討している人もいるでしょう。おそらく今回の「Office付2万円台のタブレット」というのはもっとも人気があり、購入後の満足感が最も高いと予想されるセグメントだと思います。

では本題に入ります。

1.対象機種

マウスコンピューター WN801V2-W

マウス WN801V2-BK
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチグレア液晶(1,280×800)、マルチタッチ
カメラ: イン/アウトとも192万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、miniHDMI、ヘッドホン
バッテリー駆動時間: 約5.8時間
サイズ: 約126.7×207×10.1mm、重量約370g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:8インチWindowsタブレットとして標準的なスペックでありながら対象機種中最安値であり、非常にコストパフォーマンスが高い。低価格であってもHDMIポートを備え、オプションでOSにWindows 8.1 Proも選べる。
紹介記事:
マウスコンピューター WN801V2-BK - 唯一の弱点を解消!の低価格8インチタブレット
マウスコンピューター WN801V2-Pro-BK - 価格と性能のバランスが最高(実機レビュー)

ASUS VivoTab Note 8 R80TA-3740S

vivotab-note-8-1
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3740(1.33GHz/バースト時1.86GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、マルチタッチ
カメラ: イン126万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約11.8時間
サイズ: 約133.8×220.9×10.95mm、重量約380g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:ウインタブ所有機。オリジナルモデル発売から1年が経過し、2015年春モデルとして実質的に半額となって販売中。バランスの取れた性能に加え、Wacomデジタイザを搭載、現時点で8インチWindowsタブレット売れ筋No.1
紹介記事:ASUS VivoTab Note 8 R80TA-3740S - 大幅値下げでコスパNo.1に!

Dell Venue 8 Pro 3000

Dell Venue 8 Pro 3000
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3735G(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 1GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1280×800)
カメラ: イン126万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約6.9時間
サイズ: 約216.2x130x9.0 mm、重量約390g
Office: Personal(PowerPointなし)
コメント:ウインタブにて実機レビュー済み。今回の対象機種中唯一のRAM1GBモデルでOfficeもPersonalとなるが、好感の持てるすっきりしたデザインと必要にして十分な性能が魅力。
紹介記事:DELL Venue 8 Pro 3000 - 軽量・低価格、ところでRAM1GBの使い勝手は?(実機レビュー)

Lenovo YOGA TABLET 2 with Windows

YOGA TABLET 2 チルト
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3745G(1.33GHz/バースト時1.86GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,920×1,200)、10点マルチタッチ
カメラ: イン160万画素/アウト800万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約15時間
サイズ: 約210x149x(2.7~7) mm、重量426g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:他のWindowsタブレットと明確に異なるデザインで、多彩な利用シーンを提案。CPU、ディスプレイ解像度は同クラスのタブレットよりもワンランク上。「とがったものなら何でも書ける」手書き入力対応の新型が出たせいもあり、割安感が出ている。
紹介記事:Lenovo YOGA Tablet 2 with Windows - 個性派タブレットがモデルチェンジしてWindows版も追加!

東芝 dynabook Tab S38

dynabook Tab S38
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB/64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280×800)、マルチタッチ
カメラ: イン120万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約10.5時間
サイズ: 約210.7×132.0×9.5 mm、重量385g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント: 日本を代表する電機メーカー、東芝製の8インチタブレット。スペック的には標準ながら、3万円を切る価格帯で中華タブと勝負できているところが立派。サテンゴールドのデザインもいい。デジタイザつきの上位機種もあるがやや高額。
紹介記事:薄く、軽くなった日の丸Windowsタブレット dynabook Tab S50 & S38 - でも7インチはまだよ

ASUS VivoTab 8

VivoTab 8 ホワイト
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3745(1.33GHz/バースト時1.86GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、10点マルチタッチ
カメラ: イン/アウトとも200万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約8.3時間
サイズ: 約124.9×211.7×8.8 mm、重量330g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:VivoTab Note 8とよく似た名称だが別物。発売時期はこちらのほうが半年以上遅く、設計が新しいと言える。デジタイザはなくなったものの、CPU性能は向上し、サイズも小型化、薄型化している。重さ330gは最軽量。
紹介記事:ASUS VivoTab 8 - 軽く、薄く、安く!進化したVivoTab!でもデジタイザなしが残念

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EPSON Endeavor TB01S

Endeavor TB01S デジタイザペン
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 8インチIPS液晶(1,280×800)、5点マルチタッチ
カメラ: イン200万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、microHDMI、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約10.1時間
サイズ: 約124×211.7×10 mm、重量350g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:信頼の日本ブランドEPSONが投入したハイコストパフォーマンスモデル。ハードウェア構成は標準的ながら、デジタイザを備え筆圧対応のペン入力が可能。
紹介記事:EPSON Endeavor TB01S - 待望のデジタイザつき8インチWinタブ、日の丸ブランドで登場!

2.価格

タブレット価格の比較
・マウスコンピューター WN801V2-W:24,970円
・ASUS VivoTab Note 8 R80TA-3740S:26,780円
・Dell Venue 8 Pro 3000:26,978円
・Lenovo YOGA TABLET 2 with Windows:26,980円
・東芝 dynabook Tab S38:27,790円
・ASUS VivoTab 8:28,945円
・EPSON Endeavor TB01S:29,970円
※金額は全て税込みで送料などは含まない
※EPSONは価格.com限定モデルの価格で、EPSON直販サイトから購入すると別価格
※2015年3月6日現在の価格ドットコムでの最安値を掲載

Microsoft Officeが付属するWindowsタブレットで最安値となったのはマウスWN801V2-Wです。付属するOfficeもPowerPointのついたHome&Businessなので、この価格は立派ですね。ついでASUSのVivoTab Note 8ですが、このモデルはもともと2014年初頭に発売されたものを、OSを「with Bing」とした以外、スペックを変えずに2015年モデルとして価格をほぼ半額まで下げたものです。CPUがAtom Z3740になっていますが、このCPUは登場こそやや古いものの最近の主流であるZ3735Fよりもむしろ高性能です。RAM2GB、ストレージ64GBと十分な構成の上、後述しますがワコムのデジタイザまで付属していて、最近の売れ筋No.1となっています。

対象機種中最安値のマウスと最高値のEPSON Endeavorまでの差額はちょうど5,000円です。もちろんこの差額を重視する人もいると思いますが、私は多くの人にとってこの差額は購入タブレットの選択をする上での決定打になりにくいような気がします。なんとなくですが、2万円以上を払う気持ちになってしまったら、あと5,000円くらいはなんとでもなる、って感じになるんじゃないでしょうか?

3.デザイン

デザインの比較
今回の対象機種、ほとんどが「プレーンなWindowsタブレット」という感じで、とりたてて言及するような特徴はありません。しいて言えば東芝 dynabookがサテンゴールドのみ、DELL Venue 8 Pro 3000がホワイトのみの筐体色、ASUSのVivoTaB 8(Noteがつかない方)はホワイトも選べる、ということくらいです。

そんな中で異彩を放っているというか、非常に個性的なモデルが1機種だけあります。そう、LenovoのYOGA TABLETです。片側にバッテリーシリンダーという円柱状の隆起部分があり、ここに大容量バッテリーを搭載しているほか、バッテリーシリンダーにキックスタンドをつけてタブレットが自立できるようになっています。またバッテリーシリンダーを握るようにしてタブレットを持つと安定した姿勢でタブレットを保持できます。

あくの強いデザインではありますが、没個性的なデザインの多いWindowsタブレットにあって、このように個性の強いデザインと独自の利用シーンを提供する姿勢は評価していいと思います。ここでYOGA TABLETに惹かれてしまう人はそれで決まり、そうでない人はデザインも機種選択の決定打にはなりにくいでしょうね。

4.付加価値

付加価値の検討
実売2万円台でフルWindows、そしてOfficeまで付いているということだけでもうれしい限りですが、今回の対象機種の中には独自の付加価値のついたものが含まれています。

デジタイザ

ASUS VivoTab Note 8とEPSON Endeavorにはデジタイザがついていて、筆圧に対応したペン入力が可能となっています。筆圧に対応していなくてもペン入力は可能ですが、明らかに入力時の快適さが違いますし、筆圧対応していないとイラストなどは無理です。絵を描く趣味のある人はもちろん、タブレットで手書きメモをとってみたいという人はこの2機種がおすすめです。

バッテリーシリンダー

上にも書きましたが、YOGA TABLETにはバッテリーシリンダーと呼ばれる円柱状の突起部分があります。この突起部分はデザイン上のアクセント以外に、大容量バッテリーの搭載を可能にし、バッテリー駆動時間を大幅に伸ばしています。また、バッテリーシリンダーにはキックスタンドがついていて、カバーなどの付属物なしでタブレットを自立させることができ、さらには壁掛けもできるように工夫されています。

5.性能

タブレットの性能比較
CPUはやはりAtom Z3735系が主流を占めていますが、それよりもハイスペックなCPUを搭載しているのがVivoTab Note 8(Z3740)とVivotab 8(Z3745)、そしてYOGA TABLET(Z3745)です。ただ、3735、3740、3745のそれぞれにはベンチマークスコア上の差はあるものの、タブレットとして使う上で体感差はほとんどありません。特にゲームなどグラフィック性能が要求される処理ではCPU性能よりもグラフィックチップの性能がボトルネックになっているようで、個人的意見ですが、ほとんど性能差を認識できないレベルです。結論として、今回の対象機種、処理速度などの性能差はあまり決定打になるとは言えません。

ただ、今回の対象機種中、唯一Venue 8 Pro 3000のみRAMが1GBとなっています。ウインタブはRAM1GB擁護派を自認していますが、それでも価格差がないところで「1GBと2GBのどっちがいい?」と聞かれたら答えは明らかです。なので、Venueについてはすこしばかり不利な戦いになっているかもしれません。付属するOfficeもPersonalですし。

6.結論

私が初めてWindowsタブレットを購入したのは2014年の2月なのですが、その頃は49,800円という価格が一般的で、39,800円がローエンド(ストレージ容量とOfficeのバージョンで差別化されていた)だったと記憶しています。それが1年経って、2万円台で十分に納得できるスペックの8インチタブレットを「選べる」という状況になり、正直なところ「好きなの買いなよ」と言い放ちたくなる気持ちです。

というのは冗談として、今回の対象機種の中でどれを選ぶのか、というのはそれなりに難しい選択になりそうですね。

東芝やEPSONといった伝統的な大手メーカーには固定ファンがいると思います。おそらくDELLにもファンはいるでしょう。こうした人達にとっては若干の価格差よりも東芝だから、EPSONだから、DELLだから、というのが優先事項になると思いますが、その判断で大丈夫です。好きなメーカーのを選んで問題ありません。ただし、DELLだけはRAM1GBというのはウインタブ的に許容するとしても、OfficeがPowerPointなし、ということには注意してください。

また、マウスコンピューターは価格も最も安いのですが、単に安いだけでなく、「24時間、365日無料電話サポート」という破格のアフターサービス体制を持っています。なのでPC知識に自信のない人などは、このサポート体制も価格に含まれているとみなすことができますね。よって手厚いサポートも含めたら圧倒的にコスパNO.1、という評価ができます。

最終的に、今回最もおすすめしたいのは、ASUS VivoTab Note 8とLenovo YOGA TABLETの2機種です。ともに最安値ではないですが性能と付加機能、そして価格のバランスという点で極めて高い水準です。YOGA TABLETのほうは非常に個性が強いデザインなので好き嫌いがはっきりわかれるかもしれませんが、デザインの好みを抜きにして考えると、使い勝手ではNo.1だろうと思いますよ。YOGAにはつい最近、手書き入力に対応した新型が登場した関係もあり、値崩れが進んだ結果2万円台で買えるようになったと思われます。またVivoTab Note 8は私が個人的に所有していて満足感がかなり高い、というあんまり論理的じゃない根拠もありますw

7.追加情報

2015年6月に下記の記事を追加しています。あわせてごらんください。
夏のボーナスではこれを買え!コース別おすすめWindowsタブレット6選

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コメント

  1. 匿名 より:

    とても参考になりましたスマホタイプの インチタブレットはどうですか。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。SIMスロット付きのタブレットも機種が増えてきたので、近日中に特集記事を書いてみたいと思います。その際はまたよろしくお願いいたします。