使い方いろいろ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8インチ・3万円以上クラス)

公開日: : 最終更新日:2015/04/09 オピニオン , ,

8インチタブレット選び、その3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。2015年3月のWindowsタブレット機種比較特集の3回目です。過去2回の特集記事はこちら。

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これがおすすめ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8~9インチ・Officeなしクラス)
買うならこれ!Windowsタブレット機種比較(2015年3月・8インチ・Officeあり・3万円未満クラス)

今回は8インチタブレットのうち、やや価格帯が上位に位置する3万円台のものを比較します。2015年にはいり、8インチタブレットは2万円台で購入する、というのむしろ普通になってしまいました。おそらくもっとも人気が高いのは前回記事にした「Officeつきで3万円未満」のセグメントだろうと思います。

高いだけの根拠(付加機能など)がある製品が多く、それだけに購入前に確認しておくべき項目も多くなりますが、そうする価値は大きいと思います。

1.対象機種

DELL EveryPad Pro

EveryPad Pro
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3775D(1.49GHz/バースト時2.41GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ IPS液晶(1,280×800)、10点マルチタッチ
カメラ: イン120万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン
バッテリー駆動時間: 約10時間
サイズ: 約130×216×9mm、重量約405g
Office: Home&Business
コメント:DELLがメーカーでヤマダ電機が独占販売するVenueシリーズの進化系。CPUがAtom Z3775Dとスペックアップしているほか、LTE対応のSIMスロットおよびヤマダ電機のSIMカード(3,000円相当、別途契約が必要)が付属する。
紹介記事:DELL × ヤマダ電機 - EveryPad Pro コラボモデルは高スペック&LTE

富士通 ARROWS Tab QH33/S

富士通ARROWS Tab Q335/K
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ IPS液晶(1,280×800)、マルチタッチ
カメラ: イン126万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、microHDMI、ヘッドホン
バッテリー駆動時間: 約10時間
サイズ: 約126×215×9.9 mm、重量約390g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:CPU、RAMは標準的な構成だが、日本の大手メーカーらしく質感の高い筐体仕上げであるほか、単品で購入すると高額になる広辞苑やリーダーズ英和辞典など辞書系ソフトを多くバンドルするため、それらのソフトウェアに対するニーズがある場合は割安感がある。
紹介記事:富士通 ARROWS Tab QH33/S 8インチの日の丸Windowsタブレット、個人ユーザー向けに販売開始!

Lenovo ThinkPad 8

ThinkPad8販売再開
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit/64bit
CPU: Intel Atom Z3770(1.46GHz/2.39GHz)/Z3795(1.59GHz/2.39GHz)
RAM: 2GB/4GB
ストレージ: 64GB/128GB
ディスプレイ: 8.3インチ IPS液晶(1,920×1200)、10点マルチタッチ
カメラ: イン200万画素/アウト800万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 3.0、microHDMI、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約8時間
サイズ: 約224.3x132x8.8 mm、重量約430g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:発売開始後、適宜システム構成をアップデートし、現在も最高峰のスペックを誇る。8インチで64ビットのOSと4GBのRAM、128GBのストレージを選択できるタブレットは他にない。メーカーはLenovoだが、設計は旧IBM大和事業所が手掛ける。きわめて堅牢な筐体も魅力。
紹介記事:ThinkPad 8 - 実機レビュー(その1)

NEC LaVie Tab W TW708/T1S

NEC LaVie Tab W 8インチタブレット
OS: Windows 8.1 with Bing 32bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8.3インチ スーパーシャインビュー液晶(1,920×1200)、マルチタッチ
カメラ: イン92万画素/アウト500万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、microHDMI、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約10.5時間
サイズ: 約215x126x9.9 mm、重量約470g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント:日本を代表するメーカーであるNECの8インチタブレット。1920×1200とワンランク上のディスプレイを搭載する。筐体の質感が非常に高く、NECファンなら納得の仕上がり。実売価格が低下していることもあり、お買い得感も出てきた。
紹介記事:NEC LaVie Tab W TW708/T1S - NEC最初の8インチWindowsタブレットが販売開始!

東芝 dynabook Tab S68

dynabook Tab S68
OS: Windows8.1 with Bing 32Bit
CPU: Intel Atom Z3735F(1.33GHz/バースト時1.83GHz)
RAM: 2GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 8インチ(1,280×800)、マルチタッチ
カメラ: イン120万画素/アウト800万画素
入出力: microSDカードスロット、microUSB 2.0、ヘッドホン/マイク
バッテリー駆動時間: 約10.5時間
サイズ: 約210.7×132.0×9.6 mm、重量395g
Office: Home&Business(PowerPointつき)
コメント: きわめて高品質なデジタイザを搭載した8インチタブレット。東芝ファンならずとも、イラストや手書きメモのニーズがあれば買い。下位機種S38と比較すると、ストレージが64GBと大きくなり、アウトカメラも800万画素とさらに高品質となった。
紹介記事:TOSHIBA dynabook Tab S68 / S80 / S90 - 高精度デジタイザつきWindowsタブレット

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2.価格

価格を確認
LaVie Tab W TW708/T1S: 32,700円
Lenovo ThinkPad 8: 39,488円
富士通 ARROWS Tab QH33/S: 47,800円
東芝 dynabook Tab S68: 49,501円
DELL EveryPad Pro: 59,184円
※価格は税込み。2015年3月7日現在の価格ドットコムの最安値
※EveryPadのみヤマダ電機直販サイトのもの

価格について補足します。ThinkPad 8にはCPUやRAM、ストレージ容量にバリエーションがあり、上記の39,488円というのは最もスペックの低いものです。最高スペックとなる「OS64ビット、CPUにZ3795、RAM4GB、ストレージ128GBのものは51,408円(Lenovo直販サイトで週末20%オフクーポン利用時)です。

NECのLaVieが最安値となっていますが、このクラスはそれぞれ「独自の機能やバンドルソフト(付加価値)」のある機種がほとんどなので、それらについての評価もしていく必要があります。なので、価格で選択する、というのはナシですね。

3.付加価値

パワフルなタブレット
なんかNECといかいうとすごく割高なイメージがありましたけど、実売価格を見るとそんなことはありませんでした。LaVie Tab Wのスペックは特に高いということはなく、むしろ前回の記事「8インチ・Officeつき・3万円未満」で取り上げるべき水準なので、決して割安ということもないです。ただ、以前LaVie Tab Wの紹介記事を書いた際に読者の方から「この機種の質感、ハンパないっすよ」というコメントをいただき、私も量販店の店頭でこの機種を手に取ってみましたが、その通りだと思いました。日本のメーカーらしく「たてつけがしっかりしてる」というか、わざとらしくない高級感があるというか、とにかくいい感じでした。

また、富士通のARROWS Tabですが、価格だけ見ると割高に見えるものの、バンドルされているソフトウェアにかなりのお金がかかっています。特に辞書系のソフトウェアは総額で2万円を越えるだろうなあ、というくらいの充実度なので、バンドルソフトを考慮するとむしろ割安です。あとはこのソフトウェアに対してニーズがあるかどうか、というところが問題でしょうね。

東芝のdynabook S68についてはデジタイザーの性能が高く、これをどう評価するかによって割安か割高か判断することになります。ネット上では評価が高いようです。VitoTab Note 8とS68の両方を使っている方の記事がありましたので、リンクしておきます。この記事を読む限り、イラストを描いたりする人はVivoTab Note 8よりも高いお金を払う価値はあると思います。

【レビュー】ワコム新型ペン採用の8インチWinタブ!東芝dynabook Tab S68で絵を描く:肉うどん

で、私も使っているThinkPad 8です。この機種は発売から1年経過しても依然として8インチタブレット最高のスペックを誇ります。「孤高」という表現でいいかもしれませんね。この機種を購入するなら少し高くつきますが5万円出して最高スペックのものにするべきでしょう。唯一の64ビット、唯一のZ3795、唯一のRAM4GB、そして(Miix2 8にも設定があるので唯一じゃないけど)ストレージ128GBと、現在手に入る最高の8インチタブレットとなります。

ただし、私が色々とテストしてみた限り、他の8インチタブレットの2倍速い、とかはないです。「最も速い」と言っていいとは思いますが、スペック差ほどの体感差はありません。タブレットの性能はCPUやRAM、OSのバージョンだけでなく、グラフィック(Intel HD Graphic)などがボトルネックになることもあります。要するに各部品を組み合わせて、総合的に性能が決まるわけで、OSが64ビットでCPUがZ3795だからといって過度の期待は禁物だと言っておきます。でも、「現時点で入手しうる最高性能の8インチタブレット」であることはゆるぎませんので、以前も書きましたけど「ThinkPad 8ができない処理は他のタブレットでもできない、なので仕方ない」と考える(素直に諦める)ことができます。性能面で後悔したくない人はThinkPadでしょう。

最後にEveryPadです。この機種は基本的にVenue 8 Proの派生機種ですが、CPU性能が大きく向上していることと、LTE対応のSIMスロットが搭載されているというのが大きいです。また一見大したことがないように思われますが単品で買うと3,000円するSIMカードもついています。実は「LTE対応SIMスロットつき8インチWindowsタブレット」というのは他にはありません。3Gのみ対応、とか9インチ、10インチならあるんですけどね。なのでニーズのある人にとってはそれだけでも選択の余地は十分あるのかもしれません。

4.結論

上の「付加価値」のところで書いたとおり、このクラスは実売価格とそれぞれの機種が持っている付加価値のバランスで選択することになるでしょう。プレーンな8インチタブレットでいい、ということなら2万円台のもので十分だと思います。

個人的な意見ですが、「東芝」「NEC」「富士通」というのは日本の電機メーカーとして別格の存在だと思います。年配の人ならこれらのメーカー製だというだけの理由で高い価格に納得できる人も多いでしょう。でも今回記事を書いていて、これらのメーカーのタブレットは決して割高なものではなく、相応の付加価値があるものばかりなので、各メーカーのファンだという人はもちろん、ニュートラルに機種選びをしている人にも十分おすすめできると思います。NECは東芝や富士通のタブレットのような付加価値はついていませんけど、日本のメーカーらしい丁寧な作りこみがなされていて価格も十分に安いですし、東芝には高精度のデジタイザが、富士通には高額なバンドルソフトがついているので、価格以上のバリューがあります。

EveryPadですが、これはLTE対応のSIMスロットをどう評価するか、というところに尽きます。CPU性能は高いですが、私の経験上このくらいのCPU性能差によってはっきり性能差を体感できるような場面はほとんどありません。また、個人的にはモバイルルーターで複数の機種に接続しているため、SIMスロットのありがたみというのもよく理解できていません。よって、現在の実売価格は少し割高に感じてしまいます。

結論として、私のおすすめはやはりThinkPad 8です。8インチタブレットで最高性能なのでスペック厨にはおすすめ、というのもありますが、非常に堅牢でありながらThinkPadらしい筐体デザインやブランドイメージ(IBMファンも納得か)も考慮してやはり最高の評価となります。ただし、デジタイザや辞書系ソフトウェア、LTE対応SIMスロットなど、他の機種にはThinkPad 8が持っていない付加価値がありますので、それらの機能が必要な人はそちらを選ぶほうがいいと思います。

ともあれ、8インチタブレットに3万円以上支払う場合は、使用目的に合わせた付加価値のついたものを選ぶ、ということになりますので、ご自身の利用目的をよく考えてから選びましょう。

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