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こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。ここのところ、めちゃめちゃ苦労しながらWindowsタブレットの機種比較特集を書いています。その中で記事執筆時点で在庫切れとなっていたため、泣く泣く紹介するのをあきらめた製品というのがいくつかあるんですが、その中で最大級に「惜しい」と思った製品はマウスコンピューターの9インチタブレット（2 in 1）「WN891」です。WN891の兄弟機種である「iiyama 9P1150T-AT-FEM」も同じく在庫切れで、結局特集記事にこの2機種は掲載できませんでした。
で、今日マウスコンピューターの公式サイトをチェックしていたら「再入荷」してました！タブレットの購入を考えていた人には朗報だと思います。さっそくチェックしてみましょう。
1.スペックの再確認
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WN891はスペックとしてはごく標準的な普及価格帯の9インチ（8.9インチ）2 in 1です。OS、CPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ解像度に関しては特に目立ったところはありません。逆にいえば「期待を裏切らない標準性能」ということができます。私はWN891と似たようなスペックのタブレットは個人でも所有していますし、メーカーさんからお借りした実機を何度も試用しています。とにかく、普段使いでOffice（ExcelやWordなど）を使うとか、Webブラウジングするとか、YouTubeで動画を観るとか、そういった用途で不足を感じるようなことはありません。もう少し書くと、ブラウザゲームは多少動作が遅くなってしまい、快適に遊べないものもありますし、インストール型のオンラインゲームは無理だと思ったほうがいいです。しかし、世の中には「ゲーミングPC」というジャンルもありますから、オンラインゲームのヘビーユーザーがWN891のスペック表を見て、これをメインマシンにする、ということは考えないでしょうけどね。
2.キーボード
WN891にはキーボードが付属します。このキーボードは非常に出来がいいですね。私は2014年モデルのマウスコンピューター製の2 in 1「m-Tab iCE1000WN-BG」を試用したことがあり、キーボードそのものの打鍵感が非常に素晴らしいと感じました。でも、この製品はキーボードがBluetooth接続だったので、たまにペアリングがうまくいかずに苦労する場面があった、キーボードと本体を接続してノートPCとして使う場合、台座部分が大きな面積を取り、狭い場所では使いにくかった、タブレットを台座部分に立て掛ける際、本体とキーボードを接続する器具が一切なく、「ただ置くだけ」だったので、安定性が低かった、ということも気になりました。
WN891はこれらの欠点を見事に解消していると思います。マウスコンピューターはキーボードの打鍵感には特にこだわる会社なので、気持ちの良い打鍵感はそのままだと思います。そして、本体とキーボードの接続方式はBluetoothではなく、物理接続に変更され（したがって本体とキーボードはコネクターで物理的に繋がります）、キーボードの台座部分の形状見直しにより、奥行きも小さくて済むようになりました。
欲を言えばヒンジつきのキーボードのほうがいいのですが、構造的に軽量化（キーボード込みで765g）できてますし、過去の経験を生かして短所をしっかりつぶしているので、「正常進化した」という評価ができ、気持ちよく使えることは間違いないでしょう。
3.スーパーコスパ
スペックとしては標準的なWN891（iiyamaの9P1150T-AT-FEMも含みます）ですが、この製品の真骨頂というか、超大ヒット製品となった理由はその価格にあります。Office Home&Business 2013が付属し、出来のいいキーボードも付属して税込み29,800円ですから。また、兄弟機種のiiyama 9P1150T-AT-FEMにはOfficeなしのモデルもラインナップされ、こちらはなんと税込み24,400円です。タブレットの機種選択は単に価格だけでは決められないのはもちろんですが、WN891のコストパフォーマンスは驚異的であると言えます。そりゃすぐ在庫切れになりますよ。
現状、WN891はマウスコンピューター楽天市場店のみの取り扱いとなっていて、iiyama 9P1150T-AT-FEMはパソコン工房が事実上の直販サイトとなっています。9月2日午後10時現在、WN891もiiyama 9P1150T-AT-FEMも在庫があって、すぐに発送してくれるようです。購入希望の人はお早目に！
しかし、ウインタブの特集記事、執筆タイミングが悪かったなあ…、ちょっと残念。