記事にアフィリエイト広告を含みます

Microsoft Surface Laptop - 13.5インチ、Windows 10 S搭載のモバイルノートに新色追加。この機会にもう一度どんな製品なのか確認したい

Microsoft Surface Laptopに新色追加
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Microsoft Surface Laptopに新色が追加されます。いや、正確には製品の発表時に明らかになっていたカラーバリエーションのうち、すでに発売されている「プラチナ」以外の3色の発売日が8月24日に決定した、ということです。以下にMicrosoftによる色の説明を引用します。

スポンサーリンク

「海碧」とも表現される深みの中に落ち着きを感じる「コバルトブルー」、フランス ボルドーで産出されるワインに由来するエレガントな「バーガンディ」、そしてシックな色使いながら持つ人の個性を引き立ててくれる「グラファイト ゴールド」
引用元:Windows Blog

文才ありますね、マイクロソフトの人。

さて、ウインタブでは従来Surfaceシリーズについてはあまり取り上げることがなく、Surface Laptopについても「Microsoft Surface Laptop ー 13.5インチモバイルノート、7月20日発売が決定!OSアップグレードも期間限定で無償!」という記事を5月に掲載して以来、すっかりご無沙汰しております。

ただ、Surface Laptopはウインタブで最近注目している「上級モバイルノート(Core i5/RAM8GB/256GBSSD/FHDディスプレイ)」の要件(ウインタブ勝手基準)を満たしていますし、Microsoftらしい独自性のある製品なので、この機会にもう一度じっくりチェックしてみたいと思います。なお、これはオピニオン記事であり、製品に関する新しい情報をご案内するという趣旨のものではありません。

1.スペック

OS: Windows 10 S
CPU: Intel Core i5-7200U/i7-7560U or 7660U
RAM: 4GB/8GB/16GB
ストレージ: 128GB/256GB/512GB SSD
ディスプレイ: 13.5インチPixelSense(2,256 x 1,504 )
ネットワーク:  802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみwebカメラ(720p)
入出力: USB 3.0、miniDisplayPort、オーディオ、Surfaceコネクト
バッテリー稼働時間: 最大14.5時間
サイズ: 308.1 x 223.27 x 14.48 mm / 1,252~1,283 g

まず、OSは「Windows 10 S」というレア物ですw 中身は「Windows 10 Proの機能限定版」という感じで、企業のシステム管理者など、複数のPCを管理する立場の人にはWindows 10 Proに近い(Windows 10 Homeにはない)機能も限定的ながら有しています。ただ、一般ユーザーにとって困るのが「Windowsストア経由でないとソフトウェアがインストールできない(ストアアプリという意味ではありません)」という点です。また規定のブラウザーもEdgeに固定されてしまいます。

しかし、Surface Laptopのユーザーは2018年3月31日までの期間限定で「無料でWindows 10 Proに切り替え可能」です(それ以降は6,900円かかります。また、Windows 10 Homeへの切り替えはできません)。一般ユーザーであれば切り替えしない理由はないでしょうから、事実上この製品のOSはWindows 10 Proである、と言ってもいいでしょう。

CPUとRAM、ストレージの組み合わせは下記のとおりです。

Core i5/4GB/128GB: 136,944円
Core i5/8GB/256GB: 158,544円(※)
Core i7/8GB/256GB: 未発売
Core i7/16GB/512GB: 未発売

このうち、新色が追加されるのは※印をつけた「Core i5/8GB/256GB」のタイプのみで、奇しくもウインタブが勝手に言っている「上級モバイルノートの基準」と同じスペックになります。

先日記事にした「上級モバイルノートの激戦区「Core i5/RAM8GB/256GB SSD」で10万円以下の製品から選ぶ!」ではウインタブ勝手基準を満たしつつ価格が10万円以下という「無理ゲー」ともいえる条件を満たした製品をピックアップしましたが、Surface Laptopは勝手基準を満たしつつも価格が158,544円ですから、ちょっと割高に見えます。

しかし、この製品は一般的なモバイルノートと大きく異なるところがあります。まずはディスプレイです。13.5インチで解像度2,256 x 1,504(アスペクト比3:2でSurface Proと同じ形状)と、10万円クラスのモバイルノートの多くがFHD(1,920 × 1,080)であるのに対し、ワンランク上の品質になっています。さらにタッチ対応で、Surfaceペンも付属します(RAM8GBモデルのみ)。SurfaceペンはSurface Proで使うと4,096段階の筆圧に対応し、傾き検知機能も使えますが、Surface Laptopでは筆圧は1,024段階となり、傾き検知機能も使えません。しかし、それでもクラムシェルノート形態でありながら筆圧対応の手書き入力ができる、というのは大きなメリットであると思います。

また、Surface LaptopはMicrosoft製ということもあり、Windows 10と歩調をあわせた機能があります。Surfaceペンもそうですが、Windows Helloの顔パス(顔認証)機能が搭載されていますし、Office Home & Business 2016も付属するんですよね。

筐体デザインだとかブランドイメージとかを抜きにしても、ディスプレイ品質(手書き入力機能、Surfaceペンが付属することも含めて)やOSが事実上Pro版になること、そして製品版Officeが付属することを考えれば、絶対的な支払金額は高くなるにせよ、「価格差の合理的な理由」を見出すことができると思います。

スポンサーリンク

2.筐体

Microsoft Surface Laptopに新色追加
Microsoft Surface Laptopに新色追加
Microsoft Surface Laptopに新色追加
この記事のトップ画像は従来から販売されている「プラチナ」色です。そして、今回追加されたのが、画像上から「コバルトブルー」「バーガンディ」「グラファイトゴールド」です。全体的にきらびやかとか鮮やか、という感じではなく、落ち着いたトーンになっています。なので、シャア専用を期待していた人は少しガッカリかも。

Microsoft Surface Laptopに新色追加
側面です。スリムで美しいと感じますね。他機種とサイズを比較してみましょう。

Surface Laptop:308.1 x 223.27 x 14.48 mm / 1,252~1,283 g
HP Envy 13:305 x 215 x 14-16 mm / 1.24 kg
ドスパラ Altair F-13:327 x 220.6 x 19.6 mm / 1.35 kg

比較した2機種はいずれも13.3インチサイズで、HP Envy 13は発売されたばかりのHPのプレミアムライン、ドスパラのAltair F-13は税込価格が86,378円と、ウインタブの「上級モバイルノート勝手基準」を満たす製品の中で最安値のものです。Surface Laptopはアスペクト比が3:2のため、短辺がやや大きくなりますが、それ以外はかなり小さく、薄いことがわかります。最薄最軽量ではないにしても、このサイズ感であれば高く評価できると思います。

Microsoft Surface Laptopに新色追加
デザイン上のアクセント、また使用感に大きく影響しそうなのが「キーボード面がアルカンターラ(人工皮革の一種で自動車のシートなどに使われている高級なものです)」という点でしょう。残念ながら実機に触れていないので評価はできませんが、ふかふかで気持ちがいいんじゃないか、と思います。夏場は暑くないですかね?

Microsoft Surface Laptopに新色追加
これもキーボードのイメージ画像です。撥水加工が施されていますね。

このように、キーボード面のみ素材を変えていることから、クラムシェルノート形態をとりつつも、Surface Proシリーズと共通の雰囲気があると感じます。

デザインについては好き嫌いがあると思いますので、Surface Laptopが美しいとかきたないとかをここで評価すべきではないと思いますが、個人的な好みとしては「プラチナ」が欲しい!ということです。

3.まとめ

読者以前に私が、なんですけど、「Surfaceは高い」というイメージがあります。実際Surface Laptopについても価格だけ見ればそんなに安いとは感じません。しかし、スペックや付属品、付属ソフトなどをよく見ていくと、絶対的な支払金額は大きくなるものの、価格に妥当性があり、むしろ割安だと思いました。

「割安」と「安い」は違います。いくらスペックや付属品がよくても予算オーバーであれば買えませんし、無理に買うべきではないと思います。ドスパラのAltairを買って浮いたお金で旅行、というのも正しい選択肢だと思います。

ただ、私はSurface Laptopが割高であるという先入観は改めます。Microsoftって実はハードウェアのデザイン(設計)にも長けていると思っていますし、実際Surface Laptopのデザインも好きです。なんか、Surfaceシリーズに限らず、じっくり製品をチェックしてみると、欲しくなっちゃいますね…。

4.関連リンク

「Surface Laptop」と Surface アクセサリ カラーバリエーションを 8 月 24 日(木)に発売:Windowsブログ(Microsoft公式)
Surface Laptop:Microsoftストア
icon

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    デジタイザー対応 +2万 (ペン含む)
    office +2.5万
    解像度 +0.5万
    で必要な人には5万ぐらいの価値があるかな

    一年ぐらい待つとセールとかで結構安くなるから10万近くなった時が買い時っぽいね

    これ売れてるのかね?

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。売れてるかどうかはわからないですけど、Windows 10 Sというところと、Surfaceは高い、という先入観で少し損しているような気はしますよね。

  2. るた より:

    vaiopro11の後釜に欲しくなってきた。オフィスがあるのは大きい。
    1kg切ると即買いなんだけどwww

    • wintab より:

      るたさん、こんにちは、コメントありがとうございます。1 kg切れたらすごいっすよね。でもそういう製品も実在しているしなあ。私も自分で記事書いててほしくなりました。

  3. F より:

    windows10sって、ただのゴミOSですね。いらない子。それが入っているせいでバージョンアップする手間が発生するw
    せめて10sがproの一部の機能としていつでも切り替え可能になれば使い道あるような気もしますが。
    MSの中の人はみんな記憶喪失なんでしょうか?w RTを忘れたんですかね?w

    • wintab より:

      Fさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私なんぞは多少手間がかかっても、操作が簡単で、待つだけでアップグレードできるんなら喜んでやっちゃいますけどね。その分安いというのが前提ですけど。