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Lenovo Yoga Tab 3 Plus - 10.1インチAndroidタブレット、いわく「パーソナルテレビ」

Lenovo Yoga Tab 3 Plus
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。LenovoがIFA 2016(ベルリンで開催の国際展示会)で発表した新製品を紹介するのはこれが最後になると思います。10.1インチAndroidタブレット「Yoga Tab 3 Plus」です。LenovoのYogaタブといえば以前はWindowsを搭載したモデルもあったのですが、「Yoga Tab 3」という名称の最新バージョンからはAndroid機のみに絞られています。ウインタブでは最近までAndroid機を積極的に扱ってこなかったため、Yoga Tab 3についても紹介記事は書いていませんでした。

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さて、新しい「Yoga Tab 3 Plus」ですが、どうやら従来機の「Yoga Tab 3」と「Yoga Tab 3 Pro」を置き換える新型ということではなく、少し異なる性格を帯びた新バリエーションという位置づけになっています。「Your Personal TV」ですね。

1.スペック

OS: Android 6.0
CPU: Qualcomm Snapdragon 652
RAM: 3GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 10.1インチIPS(2,560 x 1,600)
ネットワーク: 802.11 ac/a/b/g/n、 Bluetooth 4.0、LTE
カメラ: イン5MP / アウト13MP
入出力: USB 2.0 Type-C、microSDスロット、オーディオジャック、microSIMスロット
バッテリー: 9,300mAh、約18時間
サイズ: 247 x 179 x 最薄部4.8 mm / 637 g(LTEモデルは644 g)

この製品はAndroid専用機なのでCPUはSnapdragonです。652という、型番だけ見ると中位モデルを連想しますが、性能はかなり高く、トップランクのSnapdragon 820には及ばないものの、810に近いくらいの性能を発揮するようで、Antutuだと8万点弱くらいのスコア、という情報がありました。

RAMは3GB、ストレージは32GBですが、OSがAndroidなので、これで十分快適に使うことはできると思います。またディスプレイは2K(2,560 × 1,600)となっており、従来機だと上位モデルのYoga Tab 3 Proと同じです。

また、スピーカーはJBLの4スピーカーが採用されており(これもYoga Tab 3 Proと同じ)、画質と音質にかなりのこだわりが感じられます。このあたりが「Your Personal TV」なんですね。なお、従来機にある「Any Pen(とがったものなら何でもスタイラスに使えるという手書き機能)」や「プロジェクター」はついていないようです。

2.筐体

Lenovo Yoga Tab 3 Plus
Yoga Tabシリーズはタブレットではありますが、独特の形状をしていて、「一枚板」ではなく、筐体下部にシリンダー状のふくらみがあります。ここにバッテリーを搭載しているため、バッテリー稼働時間はタブレットとしては珍しいくらいに長く(18時間)なり、キックスタンドも装備しているので自立することができます。上の画像は左上から時計回りに「スタンド」「ティルト」「ハング」「ホールド」の各モードで、特にキーボードレスのタブレットながら自立するということと、壁掛けできる、というのが魅力です。ただし、この形状かつ大容量バッテリーを搭載している関係上、重量はやや重く(637 g)なります。

Lenovo Yoga Tab 3 Plus シリンダー部分
これがシリンダー部分です。また、背面はPUレザーが貼られており、これは従来機のYoga Tab 3 Proとほぼ同じと思われます。

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Lenovo Yoga Tab 3 Plus ディスプレイ
ディスプレイの解像度は上に書いた通り2K規格となっており、10.1インチタブレットとしては異例ともいえるものです。「JBLの4スピーカー」とあわせ、動画視聴などの満足度がかなり上がることでしょう。

Lenovo Yoga Tab 3 Plus Media Cast
また、この製品には「Lenovo Media Cast」というアプリがインストールされており、手持ちのスマホと接続してスマホの画面を表示させることも可能になっています。

3.価格と発売時期

Lenovo Yoga Tab 3 Plusは11月に発売され、価格は299ユーロ(約3.5万円)から、となっています。日本での発売は未定とのことですが、すでに日本で従来機2機種が発売中なので、高い確率で日本でも発売されると思います。

ひととおり筐体をチェックしてみましたが、簡単に言うと「Yoga Tab 3 Pro(日本での定価65,664円)の筐体を使用し、CPUを換装(ProはAtom Z8500)するなどスペック変更をしたうえで、プロジェクター機能やAny Pen機能を取り去ったもの、ということができます。Yoga Tab 3 Proは非常にハイスペックかつ高機能な製品なのですが、いかんせんAndroidタブレットとしては価格が非常に高いため、今回Yoga Tab 3 Plusを追加し、「Your Personal TV」としてコンテンツ消費型の用途に絞り込むことにより、Yoga Tab 3(無印)とYoga Tab 3 Proの価格面での隙間を埋めた、ということだと思います。

Lenovo Yoga Tab 3 Plus 利用シーン1
Lenovo Yoga Tab 3 Plus 利用シーン
これって、実は他のタブレットでも簡単にできそうに見えて実は難しいことだと思います。高精細なディスプレイと高音質なスピーカー、長いバッテリー稼働時間、独特な形状を生かした様々な使い方…。仮に日本での販売価格が4万円弱だとすると、少し痛い出費になりますが、家族みんなが喜ぶかもしれませんね。

4.関連リンク

LENOVO PUSHES THE PORTABILITY ENVELOPE WITH LATEST YOGA LAPTOP AND TABLET:Lenovo グローバルサイト プレスリリース

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コメント

  1. 匿名 より:

    実は横持ちするとき膨らんだ部分を上にした方が安定するんですよね……
    画像では下にしてますけど

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ユーザーならではのご意見ですね。バッテリーシリンダーというのはすごいアイデアですよね。しかもそれを活用してるし。