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ThinkPad X280 - 12.5インチ、ThinkPadシリーズ屈指の名機がリニューアル!かなり大きく変わりました!

Lenovo ThinkPad X280
Lenovoは2月1日、ThinkPadシリーズの2018年モデルを一挙に14機種発表しました。ThinkPadシリーズはウインタブが紹介するモバイル製品の中でも、「運営者的に特別」な存在になっていますので、他サイトよりも紹介が遅れてしまうと思いますが、じっくり全モデルの紹介記事を書いていきたいと思います。今回は12.5インチのモバイルノートにして、熱狂的ファンの多い「X2〇〇」シリーズのニューモデル「X280」です。

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1.スペック

Lenovo ThinkPad X280 スペック表
2月1日現在、販売がスタートし、スペックが公開されているのは「販売代理店モデル」のみで、個人向け直販モデルは2月9日の販売開始となっています。そのため、ここに掲載するスペック表は「法人モデル」的な色彩が強くなっています。

OSは全モデルWindows 10 Proですが、個人向けにはHome版も用意されるはずです。CPUは第8世代のCore i5-8250UとCore i7-8550U(ここまでは他社製品でも一般的に使われていますね)、そしてCore i5-8350Uの3種類です。8350Uと8250Uの違いはクロックスピード(8250Uは1.6GHz、8350Uが1.7GHz)とvPro(8350Uのみ対応、法人のPC集中管理に役立つ機能です)で、Core i7モデルもラインナップされていることから、個人利用の場合は8350Uを選択するメリットはあまり大きくないと思います。

RAMは8GB、ストレージは256GB SSDで固定されています。直販モデルが発売されたら、このあたりは選択の余地が出てくるはずです。ディスプレイはビジネスモデルらしくTN液晶もラインアップされますが、IPS液晶でタッチ対応のものも用意されます。個人利用ならIPS液晶のほうがいいと思います。

後述しますが、この製品は従来機X270から大きくデザインが変わりました。といっても「ThinkPadにしては」なんですけどね…。X270はモバイルノートにしてはかなりの厚みがあり(20.3 mm)あり、普通ならこれってデメリットなんですけど、X2○○ユーザーにとっては特にデメリットでもなく、かわりに有線LANポートがついていたりして、モバイルノートとしては高い拡張性を備えていました。

X280は薄型化、軽量化が進み、筐体からは有線LANポートは消えました。かわりにThunderbolt 3がついたりして、薄型筐体を実現しつつ拡張性を確保しようとしています。有線LANについてもUSB Type-Cを介したネットワークアダプターが同梱され、LANポート(RJ45)が使えるようになっています。また、USBポートの合計数は4つとなり、12.5インチとしてはかなり便利に使えるのではないかと思います。

カメラについてはIRカメラ(赤外線カメラ、Windows Helloの顔認証用)も用意され、指紋センサーもあります(直販モデルではどちらもオプション扱いになると思います)ので、セキュリティ関係も強化され、同時に便利になっていると言えます。カメラはシャッター(レンズ用の蓋)付きですし。

バッテリー稼働時間は大きく伸びました。従来機X270はバッテリーを2基搭載でき、着脱式となっていましたが、X280はバッテリーが1基のみと思われ、しかも着脱式ではなくなったようです。でも、バッテリー稼働時間は15時間を超えます。X270が7.5~8.9時間という稼働時間でしたから、強烈に伸びた、ということになります。「だから着脱式ではなくなった」んでしょうかね?

サイズはあまり小さくなっていない、というかわずかに大きくなってるようです。X270と比較してみましょう。

X270: 305.5 x 208.5 x 20.3 mm / 1.32 kg~
X280: 307.7 x 209.8 x 17.4~17.8 mm / 1.13kg~1.27 kg

大きく改善されたのは厚さと重量ですね。特に重量はかなりの減量に成功しています。X280の重量に幅があるのは主にディスプレイが選択性になっている、というのが原因と思われます。一番軽いのがIPS液晶で非タッチのタイプ、重いのはTN液晶とIPS液晶のタッチタイプです。

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2.筐体

Lenovo ThinkPad X280 背面
Lenovo ThinkPad X280 正面
スペック説明のところで「デザインが大きく変わった」と書きましたが、一応どうみてもThinkPadではあります。知らない人なら「どこも変わってないじゃん!」と思うでしょう。最新モデルですが特に狭ベゼルでもないですし。

Lenovo ThinkPad X280 側面
側面から見ると「ずいぶん近代化されたよね」って思えます。

Lenovo ThinPad X270 筺体
こちらがX270。従来は側面の前後に絞り込みがなく、角ばった筐体で厚みを感じるものでした。もちろん「これがいいのだ」という人も多かったと思います。

ということで、X280は今っぽいデザインに変貌を遂げたと言えます。これが他の製品なら当たり前なんでしょうけど、X2○○シリーズということで、賛否両論あるかもしれないですね。

Lenovo ThinkPad X280 キーボード
キーボードはおなじみのThinkPadです。品質については文句なしのレベルだろうと思います。ThinkPadのキーボードは本当に使いやすいんですよね。唯一、左下の「Fn」と「Ctrl」の位置関係を批判する声がありますけど。

Lenovo ThinkPad X280 180度開口
ThinkPadのみならず、最近のLenovo製品の多くがそうであるように、ヒンジは180度開口します。これ、実際に使ってみると結構便利です。あと、この画像では底面も見えますが、やっぱりバッテリーは着脱式ではありませんね。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X280は2月9日に直販モデルの販売が開始されます。販売代理店モデルの価格は210,000円(税込み226,800円)から、となっていますが、ウインタブ読者ならこの価格が全然参考にならないということはわかっていると思います。Lenovoの直販サイトでは毎週末に割引クーポンを発行していて、「2割3割当たり前」という値引率になっていますので、実際にはこれよりもずっと安く購入できるはずです。むしろ従来機X270の価格を参照したほうが現実的かもしれませんね。

主たる用途がビジネス、ということなら、X280は最強レベルのモバイルノートと言っても過言ではないでしょう。あとは、頑固に変わらないThinkPadとしてのデザインを好ましいと感じるかどうか、ということだと思います。

4.関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X280

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