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VORKE V1 Plus ー 話題になった中国のミニPCが最新CPUを搭載してパワーアップ!DIYによるカスタマイズも可!

Vorke V1 Plus
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。中国のミニPC「Vorke V1」については日本の一部ユーザー(自作などの知識のある人たち)から人気があったと聞いていますが、私自身はこの製品を試用したことがなく、実際の使い勝手などについては何とも言えません。この「Vorke V1」が最新のCPUを搭載し、「Vorke V1 Plus」としてリニューアルされました。もともと基本構成がよく、カスタマイズ余地の大きい製品だけに、新型も人気が出そうな気がします。

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1.スペック

OS: Windows10 Home 64ビット
CPU: Intel Celeron J3455(Apollo Lake 1.5GHz/2.3GHz)
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB SSD
ネットワーク:  802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
入出力: USB3.0 × 2、USB 2.0 × 2、HDMI、D-sub、オーディオジャック、DC-IN、LAN(RJ45)、microSD
サイズ: 153.4 × 153.4 × 38 mm / 390 g

従来機Vorke V1との相違点は1カ所のみ、「CPU」です。Celeron J3455というのはApollo Lake世代の製品で、性能も侮れないようです。とはいえ、私はこのCPUを搭載した製品を他に知らないので、Passmarkが公開しているベンチマークスコアを参考として掲載します。

Celeron J3455: 2,160
Pentium N4200: 2,060
Celeron N3450: 1,792
Celeron J3160: 1,836
Atom x7-Z8750: 1,902
Atom x5-Z8350: 1,261
※2017年5月18日現在のPassmark公表値

J3455を含む上の3つはすべてApollo Lake世代のCPU、下の2つはおなじみ、CherryTrail世代のAtom、真ん中にあるJ3160というのは従来機V1に搭載されているものです。PassmarkのベンチマークスコアがCPU性能を完璧に比較できるものとは言えないでしょうが、それでもこの結果を見るとPentium N4200よりも、Atom Z8750よりもいいスコアになっているので、処理性能のほうは期待できそうですね。

RAMは標準で4GB、ストレージはeMMCではなくSSDで64GBです。後述しますがこの製品はRAMやストレージの換装・増設が可能です。この特性は従来機から引き継がれたもので、自作系(というかパソコンいじり)に関心のある人には非常に興味深い構成だと思います。

また、Wi-Fiは5GHz帯に対応しますし、入出力ポートもかなり充実しています。D-subまでついてますね。Vorke V1(Plus)は単なるTV Boxではなく、周辺機器の接続という意味でも、RAMやストレージの増設・換装という意味でも「高い拡張性」を備えた製品なので、腕に覚えのある人が注目するのもわかるような気がします。

2.筺体

Vorke V1 Plus 筺体
筺体は従来機V1と全く同じです。ざっくりいうと「15センチ四方の弁当箱」って感じですかね。ただし、筺体内部には冷却ファンも装備されていますし…

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Vorke V1 Plus 筺体内部
上に書いたとおり、RAMやストレージの換装が可能です。上の画像を見るとRAMに関しては空きスロットがなく換装のみ、ストレージに関しては2.5インチベイの空きがあり、SSDもしくはHDDの増設が可能になっているようです。

Vorke V1 Plus ポート類
入出力ポートです。合計で4つのフルサイズUSBポート、HDMIとD-subという2系統の映像出力ポート、そしてもちろん有線LANポートと、デスクトップPCとして考えても不足のない構成だと思います。ちなみに画像は従来機と全く同じですね。

Vorke V1 Plus  マウンタ
VESAマウンターは付属しません(別売りで9.79ドル)が、PC用のディスプレイに接続するのであれば、サイズ感からしてマウンターは必須かもしれませんね。

3.価格など

Vorke V1 Plusは中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、価格は199.99ドル(22,866円)となっています。また従来機Vorke V1のほうは結構安くなってまして154.99ドル(17,721円)です。これまで説明してきたとおり、従来機と新型の差はCPUのみで、性能差はPassmarkのベンチマークスコアをある程度参考にしていいと思います。差額をどう見るか、というのは人それぞれでしょう。

改めてVorke V1シリーズについて調べてみると、「楽しそう」な気がしますね!別にDIYでRAMやストレージの換装をしなくとも普段使いには十分と言える実力を発揮してくれそうですし、自分でパーツを買ってきて換装・増設するのもいいでしょう。おそらく作業のしやすさはノートPCより上だと思いますし。

4.関連リンク

VORKE V1 Plus:geekbuying

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コメント

  1. FLIP↗FLOP より:

    寸法とストレージを見なければ、デスクトップとの区別がきにくいぐらいになってきましたね。

    • wintab より:

      FLIP↗FLOPさん、こんにちは、コメントありがとうございます。VORKEって結構本格的な仕様にしてますよね。一部ファンがついているのもわかるような気がします。

  2. m.o.s.ota より:

    マシンパワー特に使っていないんで買い替え視野に入れてた仕事用のPCとして導入するのありかもなあこれは。
    かさばるっちゃあかさばるけど出張とかでそのまま持ち出して宿で使うのってアリなきがする。
    https://win-tab.net/acc/sanwa_400_skb052_1705183/
    この記事のキーボード&マウスセットと一緒に導入したくなりましたな。

    • wintab より:

      m.o.s.otaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。実際マシンパワー使ってる人のほうが少ないような気がします。それと、この製品とあのキーボード・マウスセットはかなりいい組み合わせだと思います。どっちも触ってないので偉そうなことは言えないですが、マイルドに買わせようと…。

  3. supersense より:

    Vorke V1 Plus、メモリーが LPDDR3 になって、マザーボード直付けになってしまったようです。換装できなくなってしまったのは残念です。WI-Fi は M.2 になりましたが、SSD は mSATA のままなんですね。

    私は MeLE PCG03 APO(Celeron 3450/ファンレス/4GB/eMMC32GB/M.2 2280 空きスロット×1)を購入しました。こちらは送料込みで$199の22%オフで、1万7700円くらいでした。(今はセールが終わって割引価格になっていませんが)

    N3450、想像していたよりパワフルですね。Celeron 2955U(Haswell) あたりを搭載したノートPCより早いかも。

    • wintab より:

      supersenseさん、こんにちは、コメントありがとうございます。かなりの手練とお見受けしました…。N3450はベンチマーク(ドラクエ)だとあまり高いスコアにならないんですが、体感的には安定感があり、処理速度も速いと私も思います。