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Teclast F7 - 14インチでいまどきの中華スペックを備えたモバイルノート、これ、いいかもよ?

Teclast F7
ひところ、中国メーカー「Teclast」からは新製品が全然リリースされていなくて「大丈夫かなあ」なんて思っていたのですが、昨年後半からAndroidタブレット「Teclast T8 / T10」など意欲的な製品が続々と登場するようになりました。ノートPC関係では「Teclast F6」という、スペックの高い2 in 1もリリースしています。

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今回紹介する「Teclast F7」は2 in 1ではなく、クラムシェルノートです。スペックの方は典型的な「いまどきの中華ノート」という感じですが、それが悪いということは決してなく、納得の行くスペックと高い質感を備えた魅力的な製品になっています。

1.スペック

Teclast F7 スペック表
CPU、RAM、ストレージの組み合わせが「Celeron N3450/6GB/64GB」というのは、ここしばらくの間、中華の中位クラスのモバイルノート(実売価格2万円台半ばから3万円台前半くらい)の「お約束」という感じです。今年ウインタブで検証機として使っていくことにした「Jumper EZBook 3L Pro」もこのスペックになっています。ディスプレイサイズも同じ14インチですし、この記事ではEZBook 3L Proと比較しながら進めていきます(後述しますが、ちょっと因縁ありそう…)。

Teclast F7 M.2 スロット
上の画像の右端を見てください。底面にはストレージ拡張用のM.2スロットがしっかりついています。これも最近の中華ノートのお約束と言える構造で、もちろんEZBook 3L Proにもついています。標準の64GB eMMCだけだと、ノートパソコンとしてガンガン使っているうちに容量不足となる可能性がありますが、簡単にM.2 SSDを追加できるというのはすごくありがたい構造だと思います。ちなみに贅沢を言わなければ2242サイズのM.2 SSDはAmazonあたりで1万円以下から購入できます。

ディスプレイは14インチでFHD解像度のIPS液晶となっています。EZBook 3L Pro(とT-bao Tbook 4)が同じディスプレイサイズ、同じ解像度ながらTN液晶であることを考えると、少なくともディスプレイ品質はこの製品のほうが上ですね。

入出力ポートの数はそれほど多くはないです。というか、14インチなのでもうひと頑張りしてほしかったところですが、USB 3.0 × 2とmicro HDMIという構成はEZBook 3L Proと同じです。ビジネス利用だと有線LANポートとかD-subが欲しくなるところですが、そういうポートを装備している中華ノートは私が知る限りありませんし、これは仕方ないかな、と思います。

Teclast F7 薄型
サイズですが、すいません、この数字は中国の通販サイトに記載されていたものですが、どう考えてもこれ間違えてますね。ただし、「厚さ13.5 mm」と「重量1.23 kg」というのはメーカーのPR画像に記載がありましたので、この2つは信用できます。EZBook 3L Proは厚さ13.7 mm、重量1.3 kgなのですが、実際のところ、14インチサイズで13.5 mmとか13.7 mmというのはめちゃめちゃ薄く感じます。このサイズ感については日本向けの高級機並み、と言っていいと思います。

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2.筐体

Teclast F7 筐体
筐体デザインの方向性は、これまた中華らしく「MacBookにインスパイアされました」系です。正直なところ「またこのデザインかよ!」って思いますね。深センメーカー各社がほとんど同じ筐体デザインのノートPCを販売していて、没個性に感じられます。

Teclast F7 正面
正面から見たところです。ただし、この画像は完全には信用できません。Teclastは製品画像を加工してPRに使用していた前歴があるためです。ただし、

Jumper EZbook 3L Pro ベゼル
これがEZBook 3L Proの画像なんですけど、おそらくこのくらいの狭ベゼルには仕上がっているものと思われます。というか、私の勝手な予想なんですが、この製品とEZBook 3 Proは同一のベアボーン、もしくは同一サプライヤーから調達したベアボーンを使用していると思います。ただ、M.2スロットの配置が少し異なっていますし、ディスプレイ品質も異なるので、完全に同じとは言えません。あと、Teclast F7の筐体サイズで信用できるデータが入手できていない、というのもありますしね。

Teclast F7 天板
天板です。今のところ開示されている画像を見ると、ロゴマークすらない、完全無地の天板になっています。「ロゴマークはいらない」と思っている読者も多いでしょうし、「どうせリンゴのステッカー貼るから…」という人もいるでしょうから、これはこれでいいのかもしれません。

Teclast F7 キーボード
キーボードです。このレイアウトはEZBook 3L Proと全く同じです。キーピッチは19.5 mmとのこと。おそらく打鍵感も悪くないと思います。EZBook 3L Proのキーボードも割と出来が良かったですから。

3.価格など

Teclast F7は中国の通販サイト「geekbuying」でプレオーダー中で、価格は299.99ドル(34,315円)となっています。これまで、「そっくりさん」と言っていいJumper EZBook 3L Proと比較してきましたが、1月16日現在、EZBook 3L Proはgeekbuyingで224.99ドル(25,736円)です。

両者の筐体はほぼ同一、あるいは同一に近いもの(同じサプライヤー製)だと思います。なので、筐体品質はほぼ互角と考えていいでしょう。そうすると、差別化のポイントは唯一「ディスプレイ品質」です。ぶっちゃけTN液晶かIPS液晶かで7,000円強の価格差、ということですね。あとはみなさんのご判断か、と…。

4.関連リンク

Teclast F7:geekbuying

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コメント

  1. 匿名 より:

    中華製品って個人情報抜かれたりしないの?