T-bao Tbook X7 - 14.1インチで激安価格の中華モバイルノート!思った以上にいい出来なので、きっと欲しくなるよ!(実機レビュー)

公開日: : 最終更新日:2017/10/22 輸入製品 ,

T-bao Tbook X7
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はウインタブが注目している中国メーカー「T-bao」の14.1インチモバイルノート「Tbook X7」の実機レビューです。この製品の最大のポイントは「価格が99.99ドル(7月24日現在)」である、というところです。ずっとこの価格で買えるかどうかはわかりませんが、おそらく「100ドル強」くらいで推移すると思います。これだけの低価格製品なので、スペックの充実ということは期待すべくもありませんが、ある程度気持ち的に妥協した上で、そこそこ使えるということなら間違いなく「買い」になると思います。

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なお、この製品は中国の通販サイト「geekbuying」に提供していただきました。geekbuyingにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

OS: Windows 10 Home 32ビット
CPU: Intel Atom Z3735F
RAM: 2GB
ストレージ: 32GB eMMC
ディスプレイ: 14.1インチ(1,366 x 768)
ネットワーク:  802.11b/g/n、Bluetooth 4.0
カメラ: インのみ0.3MP
入出力: USB 2.0 × 2、MiniHDMI、microSD、オーディオ、DC-IN
バッテリー: 6,000mAh
サイズ: 350 x 232 x 18 mm / 1,395 g(実測値1,360 g)

まずスペック表を確認します。低スペックなりに枯れているというか安定した構成だと思います。BayTrail世代、「懐かしの」Atom Z3735FをCPUに搭載し、RAM2GB/ストレージ32GBと、2015年頃のWindowsタブレットと同じような構成になっています。OSは32ビットですが、このハードウェア構成であればむしろ32ビットのほうが安定して使えると思います。

ディスプレイは14.1インチでHD解像度です。実機を目にして思うのですが、おそらくIPS液晶ではありません。USBも3.0なんてついてません。フルサイズのUSB 2.0が2つ、あとはMiniHDMIが装備されます。もちろんmicroSDスロットもありますので、ノートパソコンとして、速度面はともかく、実用面では特に大きな支障はないといえます。

あと、筐体サイズに関しても、14.1インチサイズなのでモバイルノートとしてはやや大ぶりなものの、重量は実測値で1,360 gなので、十分持ち歩きが可能と思われます。

T-bao Tbook X7 システム構成
T-bao Tbook X7 ストレージ構成
試用機のシステム構成です。Windows 10になってから32ビット版はかなり軽量になりましたね。

T-bao Tbook X7 ストレージ構成(日本語化前)
日本語の言語パックをダウンロードする前のストレージ使用量は9.66GBと、10GBを切っていました。Windowsの大型アップデート(年2回くらいのペース)の際も32ビットであれば、確保しなくてはならない空き容量が小さくて済むはずなので、この製品のスペックには32ビットOSのほうが適している、と改めて思いました。

2.筐体

T-bao Tbook X7 同梱物
同梱物です。本体のほか、取扱説明書(中国語のみ)、検査合格証、そしてACアダプターが付属していました。なお、この製品はUSB給電ではなく、専用のDC-INを備えています。

T-bao Tbook X7 天板
天板です。ありますね、「T-bao」のロゴ。このデザインは日本人向けではないと思いますし、ウインタブでもそのことを何度も指摘していますが、ロゴマークというのはそう簡単には変えられないですよね…。

筐体素材はプラスティック製で、外観は安っぽくありません。ただし、手にとってみるとややプラスティッキーな印象です。これは以前実機レビューした「PIPO W9S」とか、実機レビューしていませんが「Jumper EZBook 2」など、2016年初頭に人気のあった中華の低価格モバイルノートに似た感触だと思います。要するに、触ってみると少し安っぽいかな、という感じですね。

T-bao Tbook X7 左側面
左側面です。画像左から、DC-IN、USB 2.0、MiniHDMIとなります。画像のように側面を見るとかなりの薄型に仕上げられていることがわかりますね。

T-bao Tbook X7 前面
前面(開口部)です。この面にはなにもありません。中央部にヒンジを開口する際の「手がかり」となるくぼみがあります。

T-bao Tbook X7 右側面
右側面です。画像左からmicroSDスロット、オーディオジャック、USB 2.0が装備されます。

T-bao Tbook X7 背面
背面には何もありません。

T-bao Tbook X7 底面
底面もプラスティック製です。四隅にゴム足がついており、一般的な「MacBookにインスパイアされました」系の中華ノートとほとんど同じように見えます。スピーカーは底面の両側についており、一応ステレオスピーカーです。

T-bao Tbook X7 キーボード
キーボードです。中華ノートを何度も実機レビューしているウインタブとしては、もはやコメントに困るくらいに典型的と感じます。14.1インチサイズでテンキーもついていないため、キーピッチにゆとりがあり、英語配列である、ということと、電源ボタンが右上に、あたかも普通のキーのように配置されている(Macそっくりです)のがWindowsユーザーには違和感があるところですが、使い勝手はいいです。

T-bao Tbook X7
ヒンジを開口してみました。見た感じ低価格品には見えませんね。というか、よくある中華ノートと言う感じで、Macインスパイアなのでデザインも決して悪くはありません。

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T-bao Tbook X7 正面
geekbuyingの製品ページではベゼル部分が黒くなっていましたが、試用機は筐体と同色でした。特にベゼル幅が細いわけでもなく、やはり「普通」という感じです。

一通り筐体をチェックしてみましたが、最近めざましく筐体品質を向上させている中華ノートの中にあって、筐体の質感は決して高い方ではありません。もしレビューする時期が1年半ほど前であれば十分満足の行くものと評価していたと思いますが、現在の水準だと少々安っぽいかな、と感じます。

しかし、この製品の価格を考慮すると、ちょっとホッとした、というか、十二分に合格点をあげられると思います。この製品にCNC加工のアルミボディとかは最初から期待していませんでしたから。

3.使用感

ディスプレイ

この製品はメーカー側でディスプレイの方式を公開していません。そのためIPSなのかTNなのかということについて断言するのは控えますが、視野角が狭く、おそらくTN液晶だと思われます。TN液晶の場合、上とか左右とか斜めから見ると白っぽくなるため、すぐにわかるのですが、この製品の液晶もIPS液晶と比較すると白っぽくなるものの、割と粘るといいますか、多少角度をつけたくらいだとそんなに劣化しません。

また、正面から普通に見る場合、発色は決して悪くないですが、若干青みが強いです。この製品を単体で使う場合はそれほど意識しなくて大丈夫だと思いますが、IPSディスプレイを並べてしまうと青っぽさに気づきます。Windowsの基本機能である程度は色調整ができるので、気になる場合はその機能で修正すればいいかと思います。

欲を言えばきりがありませんが、この製品の「格」を考慮すれば十分な性能だと思います。

キーボード

キータッチはややプラスティッキーで、パチパチというよりは少しモソモソした感じの打鍵感になるものの、不快感はなく、実用品として十分な実力があります。キーピッチは十分な間隔になっており、使い始めてすぐに自然なブラインドタッチが可能です。

また、配列でおかしなところは感じられず、個人的にはDeleteキーとBackspaceキーの配置が逆に感じられたくらいです。もちろん右上の電源ボタンの位置はWindowsユーザーには要注意ですね。この手の中華ノートの場合、Deleteキーを押したつもりがスリープしちゃった、というのは誰しも一度は通る道…。

あと、タッチパッドはジェスチャ対応します。二本指でスクロール、ビンチイン・アウト、三本指でウインドウの一覧表示などに対応していました。

スピーカー

大丈夫、実用品としてちゃんと使えます、以上…。まあね、中華ノートは概してスピーカーの品質はほめられたものではなく、音楽用とは言えないんですけど、この激安な製品が抜群の高音質なんてことも、やっぱりありません。ただ、スピーカーが底面の左右についていて、ステレオ感はしっかり出ます。そして、YouTubeで音楽のPVなんかをバックグラウンドで流しながらテキスト入力をする、くらいならちゃんと使えます。あんまりシビアに評価しなくてもいいかもね、と思います。

バッテリー

意外に健闘してくれました。ディスプレイ輝度75%の状態でブラウザを開き、YouTubeで音楽を流しつつテキストライティングをしたりブラウザゲームを試したり、といったことを1時間ほどやってみて、バッテリーの消費は20%でした。この製品のバッテリー稼働時間公称値は7時間となっていますが、ディスプレイ輝度を暗めにして軽い作業に終始するような使い方であれば公称値近くまではいけるかもしれません。

また、CPUがBayTrailというのもバッテリー稼働時間にはプラスに作用するのかもしれません。

その他

OSは32ビット、CPUもBayTrail世代のAtomということで、過度の期待は禁物だといえますが、しばらくの間、まったりと使ってみて、やはりこのスペックでもライトに使うぶんには意外と快適、と言えます。

例えばEdgeでタブを10個くらい開き、そのうちの一つで音楽を流し、テキストエディターで文書作成、そして画像加工ソフトを使ってウインタブの記事用に画像をリサイズしたり、簡単なエフェクトをかける、というくらいなら何の問題もあく、ごく普通の処理速度でした。

調子に乗ってブラウザゲーム「御城プロジェクト:RE」もやってみましたが、さすがにこれは無理がありました。データの読み込みが遅い上に動作が非常に遅く、残念ながら継続して遊ぶのは無理、と感じました。

この製品は専門職の人が業務用のソフトウェアを動かしたり、ブラウザゲームをやったりするのには向きません。しかし、一般的なライトユース、例えばブラウザーのタブを数個開いてwebブラウジングをしたり、ストアアプリやブラウザー上でSNSをやったり、ExcelやWordで(マクロとか大量の関数を使わない程度に)文書作成したり、あるいはそれらをいくつか同時並行で作業したり、といった使い方ならそれほど不満を感じることはないと思います。

ただ、初めてパソコンを購入するような人が、この製品で「あれもこれも」と希望を膨らませながら使うのはやめたほうがいいでしょう。できればAtomの何たるかを理解できる人が「わかってて使う」のがおすすめです。その場合はまず期待を裏切らないというか、想定した使い方はきっちり可能であると思います。

4.性能テスト

いつものように「ドラゴンクエスト X ベンチマーク」をやってみました。今回はちょっと結果が怖いなあ…。

T-bao Tbook X7 ドラクエベンチ
参考:
Jumper EZBook 3 Pro(Celeron N3450): 1,965
ドスパラ Diginnos Stick DG-STK4S(Atom x5-Z8500): 1,871
VOYO VBook A1(Celeron N3450): 1,867
ドスパラ raytrektab DG-D08IWP(Atom Z8350): 1,747
ドスパラ Diginnos DG-D10IW3SL(Atom Z8350): 1,732
Jumper EZpad mini 3(Atom x5-Z8300): 1,717
GOLE 1(Atom x5-Z8300): 1,556
Jumper EZBook 3(Celeron N3350): 1,540
Jumper EZPad 6((Atom x5-Z8300): 1,536
ドスパラ Diginnos DG-D09IW2SL(Atom x5-Z8350): 1,509
GOLE 1 Plus(Atom Z8350): 1,492
DELL Inspiron 11 3000(Celeron N3050): 1,446
Chuwi Hi 10 Pro (Atom X5-Z8300): 1,424
PIPO X10(Atom X5-Z8300): 1,346
HP Pavilion x2 10-j000(Z3745D): 1,199
acer Aspire Switch(Z3735F): 1,101
Diginnos DG-D08IWB 32GB(Z3735F): 1,097
Teclast X89 Kindow(Atom Z3735F): 1,074

久しぶりに古い参考データを引っ張り出してきました。BayTrail世代のAtom Z3735Fはドラクエベンチのスコアが1,000強くらいになることが多く、その意味ではこの製品は「普通」ということになります。CherryTrail世代のAtom Z8300(Z8350)だと1,500程度、Apollo Lake世代のCeleron N3450だと2,000前後のスコアになるのが一般的ですから、やはりこの製品の処理性能は「それなり」ということになります。まあ、実際にドラクエで遊ぶわけじゃないから…。

あと、ベンチマークテストを何回か試したあとで、筐体の底面左側は少しばかり熱を持ちました。「熱い」というほどではありませんけど。一般にBayTrail世代の方がCherryTrail世代よりも発熱は少ないということになっているのですが、この製品はちょっと発熱が大きいと感じました。なお、ドラクエベンチそのものは間髪をいれずにテストすると、Atomの場合はスコアがどんどん下がっていくのが普通ですが、一般的な使い方の場合は発熱によって体感できるほど大きな処理性能の低下はあまり見られません。超高解像の動画を長時間観たりすると影響が出る、ということは聞いたことがありますね。

5.まとめ

T-bao Tbook X7
T-bao Tbook X7は中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、7月24日現在の価格は99.99ドル(11,523円)です。コストパフォーマンスという点では文句なしの満点レベルかと思います。

記事中に書いたのですが、あとはこの製品に何を、どこまで期待するのか、ということだと思います。テキスト入力主体で使うのならごく快適です。インターネット端末としてWebでいろいろ調べ物をしたり、YouTubeで動画を観たりするのもOKです。事務系の仕事でExcelとかWordを使う場合、こみいったマクロが入っていたり、Lookup関数とかIF関数が大量に含まれているシートを使うのでなければ大丈夫でしょう。

ストアアプリ以外のゲームは難しいと思って下さい。画像加工はレイヤーを大量に使うようなものではなく、レイヤーを数枚使って、リサイズとかトリミングとかコントラストの調整とか、そのくらいのことをするなら問題ないです。

はすでにメインマシンとなるPCを持っていて、サブ機的にライトに使うとか、家族用とか、子供用とか、そういった用途に向くと思います。私は「激安バンザーイ」な人間なので、こういう製品を2台目のパソコンとして所有するのは「サイコー!」だと思ってます。

6.関連リンク

T-bao Tbook X7:geekbuying

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Comment

  1. alpha より:

    人世代前のパソコンって感じですね

    • alpha より:

      誤字ってしまいました…

      • wintab より:

        alphaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かに1世代前のスペックですね。でも価格が価格なので許せるといいますか、結構可愛いやつに思えます。

  2. samyori7 より:

    ボディカラーが白のものは、ベゼルは黒です。

    • wintab より:

      samyori7さん、こんにちは、コメントありがとうございます。あ、そうなんですね。geekbuyingだとどっちも黒になってますけど…。貴重な情報ありがとうございました。

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