記事にアフィリエイト広告を含みます

PIPO W13 - 中華の激戦区に投入された13.3インチ、良スペックのモバイルノート!

PIPO W13
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。小型ガジェット好きなウインタブ読者のみなさんにとって「モバイルノート」というのはタブレットやスマホと並び、「ほしいもの」の上位にランクされるジャンルだと思います。10万円クラスの上級モバイルノートなんて各社すごく力を入れているため、どれを見ても魅力的で、すぐ買えるかどうかは別としても常に新製品情報をチェックしておきたいですよね。

スポンサーリンク

一方で2万円台、3万円台で入手できる低価格帯のモバイルノートもまた気になる存在です。このジャンルは日本製品も健闘していますが、中華製品も良スペックの製品がたくさんあり、中華まで含めると選択の幅はかなり広がります。ウインタブでは現時点で最も人気が出そうな中華ノートを比較する記事も書いています。
Chuwi vs Jumper vs T-bao - 実機レビューの記憶から最新中華モバイルノートを比較する!

また、中華メーカーの中では「Jumper」がこのジャンルに強く、「EZBook 3」という製品は数多くのバリエーションモデルが存在します。
Jumper EZBook 3 - あまりにもワイドバリエーションなので、ちょっと整理してみました

前置きが長くなりました。今回紹介する「PIPO W13」は13.3インチのモバイルノートで、私から見てかなりの良スペックです。なので、CHUWI、Jumper、T-baoなどのモバイルノートの有力なライバルになりそうです。

1.スペック

PIPO W13 スペック表

クリックで拡大します

スペックのほう、低価格帯のモバイルノートとしては標準的、言い換えると良スペックだと思います。CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450で、国内外の様々な低価格ノートに搭載されているものです。よく似た型番にCeleron N3350というのがあり、こちらも国内メーカーを中心によく採用されますが、ゲームソフトのベンチマークなんかをするとN3450のほうが顕著にスコアが高くなります。このCPUはメーカー側でクロックスピードのチューニングをしているケースが多く、処理性能は少しばかりまちまちですが、平均するとAtom Z8350よりもずっと高性能です(N3350のほうはAtom Z8350と大差ないようです)。

RAMは4GBで、CPU性能とあわせて考えれば必要十分な容量だと思います。中華製品はRAM6GBという製品が増えつつありますが、個人的にはCeleronとの組み合わせであれば4GBでいいのではないか、と思います。ストレージは64GB eMMCですが…

PIPO W13 底面
Banggoodにあった製品画像によれば、底面にストレージ増設用のスロットがあります。Banggoodでは「Support M.2 SATA」と記載されており、額面通りに受け取ればこの製品はM.2 SSDを増設できるということになります。この構造は中華製品に増加傾向にあるのですが、「ロットによってスロットがあったりなかったり」ということが過去にありましたので、一応Banggoodに念押ししておきたいと思います(10月3日現在、中国は大型連休中なので確認するのが少し遅れます)。

ディスプレイは13.3インチIPSでFHD液晶となっており、日本メーカー製品だと上級のモバイルノートに採用されているものと変わりません。中華製品の場合、FHD解像度でもTN液晶だったりするのですが、この製品はIPSと明記されており、少なくともスペック表上ではかなり高評価できますね。ただ、中華製品でも最新で売れ筋のものはIPS液晶を採用しているケースが多いので、その意味では「標準的」なのかもしれません。

スポンサーリンク

サイズですが、中華製品の場合、スペック表と実寸サイズが結構違うことがあり、現時点で鵜呑みにするのは少し危険です。スペック表に関して言えばタテ・ヨコサイズは十分コンパクトですし、厚さ13.5 mmというのはかなり立派だと思います(数値が正しければすごいですね)。ただ、重量が1,500 g以下、となっており、これは少しばかり重すぎのように思われます。もちろんモバイルマシンとして持ち歩くのは十分可能な範疇ではありますけどね。

2.筐体

PIPO W13 筐体
筐体デザインは「いつもの中華」です。要するに「MacBookにインスパイアされました」系ですね。なので、デザインに関しては大きなサプライズはありません。また、筐体素材は「マグネシウム・アルミニウム合金」です。

私は「PIPO W9S」という、PIPO製の14インチノートをしばらくの間メインに使っていたことがあります。「なかなか可愛いヤツ」ではあったのですが、筐体はプラスティック製で、随所に安っぽさを感じるものでした。ディスプレイもTN液晶で視野角が狭かったですしね。しかし、このPIPO W13は筐体素材にせよ、ベゼルが細くて引き締まった外観にせよ、かなり期待できそうな気がします。

PIPO W13 天板
天板にはPIPOのロゴがなく、なぜかWindowsとIntelのロゴがでかでかとプリントされています。PIPO W9Sと全く同じですが、正直このセンスには少し首をかしげざるを得ません。ある意味「T-bao(ロゴのセンスがすごいです)」といい勝負ですね。

PIPO W13 キーボード
キーボードです。配列に関しては良くも悪くも競合の中華製品と変わりません。パクリ元というか「インスパイアされている」製品が同じですから。PIPO W9Sを使っていた頃、プラスティッキーな打鍵感には不満だったものの、実用品としては文句のない使用感でしたが、筐体素材を一新したこの製品ではどんな打鍵感になるでしょうね。

PIPO W13 ポート類
入出力ポートです。中国語ですが大体の意味はわかりますよね。USB 3.0が左右に1つずつ、miniHDMIもありますので、低価格ノートとしては最低限の水準はクリアできていると思います。

3.価格など

PIPO製品は中国の通販サイトの中でもBanggoodが最も仕入れが早く、価格も安いです。PIPO W13はBanggoodで「Arrival Notice」というステイタスになっており、中国の連休明けにでもプレオーダーが開始されると思います。価格はまだ参考レベルですが314.99ドル(36,403円)です。中国の国内向け通販サイトなどの価格をチェックしてみましたが、実売価格が2万円台後半くらいだったので、プレオーダーが開始されればBanggoodでの実売価格も2万円台後半から3万円くらいになるのではないか、と予想します。

この製品に一番近いスペック、近い筐体構造と思われるのが「Jumper EZBook 3 Pro」ですね。RAM容量とか底面のM.2 スロットの構造が異なりますので、全く同一スペックというわけではありませんが、なかなかいい感じで「ライバル」と言えそうです。EZBook 3 Proは日本でも好調に売れていると思いますが、この製品はどうでしょうか?中華製品に関しては数年前よりもずっと製品情報が入手しやすくなっていますので、割高感のある価格設定だと厳しいでしょうし、競合製品よりもいくぶん安い、ということであればよく売れそうな気がします。

4.関連リンク

PIPO W13:Banggood

スポンサーリンク

コメント

  1. NIA より:

    PIPO・・・のノートPCですね。
    これは・・・普通だw
    いっその事天板前面PIPOだったら・・・って剥がすの大変かw
    (・・・って剥がすの前提かい!!)
    M.2SATAサポート良いですねえ。軽く128GB超えして重量そのままは魅力ですね。
    ・・でも、ウチはXシリーズを推しつづけるw

    • wintab より:

      NIAさん、こんにちは、コメントありがとうございます。X12に関しては当然レビューさせてもらえるようお願いするつもりです。ただ、Xシリーズは全然売れないようなきがするのでひょっとしたら難しいかも。