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Cube T8 Super Version - 8インチサイズでリーズナブルな価格のLTE対応Androidタブレット(実機レビュー)

Cube T8 Super
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は8インチのAndroidタブレットの実機レビューになります。この製品は中国の通販サイト「Everbuying」に提供していただきました。ありがとうございました。実はこの製品、手元に届いてから2週間ほど記事にしていなかったのですが、その間に肝心のEverbuyingで在庫切れっすw

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この製品は「T8 Cube T8 Super Version 4G」なのですが、現在は最新の「T8 Plus 4G」というのが出ています。なので、実機レビューなのですが最新モデルとの対比をしながら書いていこうと思います。せっかくEverbuyingさんが提供してくれたんですしね!

1.スペック

OS: Android 5.1
CPU: MediaTek MTK8735P(クアッドコア)
RAM: 1GB
ストレージ: 8GB
ディスプレイ: 8インチIPS(1,280 x 800)
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0
入出力: microSD、microUSB、オーディオ、標準SIM、microSIM
カメラ: イン30万画素/アウト200万画素
バッテリー: 4時間
サイズ: 215 × 122.9 × 9.9 mm / 315 g

最初にスペックの確認をしてみます。この製品、Androidタブレットとしては「低スペック」な部類に入ると思います。Antutuのスコアは後述しますが、普段使いに支障はないにせよ、高性能ではありません。

この製品の魅力は「LTE対応の電話機としても使える」というところです。つまりスマホでもある、ということですね。ただし、技適マークがついていないため、日本で電話機として使ってしまうと違法になります。なので、海外渡航時に使う、ということで考えなくちゃいけません。また、残念ながらLTE通信についてはレビューすることができませんので、あらかじめご了承ください。

記事の冒頭に触れたとおり、この製品には後続の「T8 Plus」というのがありまして、こちらはCPUがMT8783(オクタコア)にパワーアップされており、RAMが2GB、ストレージが16GB、ディスプレイ解像度も1,920 × 1,200と格段にスペックアップしてます。というか、不満なところがほぼすべて解消されている、といっていいでしょう。なので、どうせ買うなら「T8 Plus」のほうが後悔しないでしょうね。

2.筐体

Cube T8 Super 同梱物
まずは同梱物から。この製品には英文(中国語もあり)のかなりしっかりした取扱説明書がついています。これは中国タブレットとしてはむしろ珍しいと言っていいでしょう。もちろんお約束の検査合格証とか保証書もついてました。ケーブル類はUSB(オス)-microUSB(オス)のケーブルが1本だけ。主に充電に使うことを想定していると思いますが、ACアダプターはついていませんでした。

Cube T8 Super 左側面
久しぶりに8インチサイズのタブレットのレビューをしますが、筐体はコンパクトながら、若干重さを感じます。重量は公称値で315 gとなっていますが、実測値355gでした。ということで少し重く感じるものの、筐体のしっかり感はあり、好感が持てます。

上の画像は(縦持ちした際の)左側面ですが、スイッチ類やポート類はこの面には何もありません。

Cube T8 Super 上面
続いて上面です。この面にmicroUSBポートとオーディオジャックがついています。それと…

Cube T8 Super SIMスロット
上部にカバーがついていて、ここに画像左から標準SIMスロット、microSIMスロット、そしてmicroSDカードのスロットがついています。取扱説明書によるとLTE対応するのは標準SIMのみで、microSIMはGSM(2G)しか対応しません。カバーとその周辺はプラスティック製ですが、たて付けはよく、歪みなどはありませんでした。

Cube T8 Super 右側面
右側面です。こちらには電源ボタンと音量上下ボタンがあります。このあたりはWindowsタブレットと一緒のデザインです。ボタン類もしっかりしていて操作感は悪くありません。

Cube T8 Super 下側面
下面です。こちらには何もありません、と思いきや…

Cube T8 Super
通話用のマイクがとっても控えめにありました。筐体の中央からやや左にオフセットされているので、「タブレットを左手で持って通話しなさい」ということだと思います。

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Cube T8 Super 背面
背面はツートンカラーになっていますが、両端の白い部分がプラスティック製、中央のシルバーの部分が金属製です。全体的な質感は十分合格点をあげられるくらいに高いと思います。

3.使ってみた

ええと、これはね、かなり書くのが厳しいです。この製品のセールスポイントは「LTE対応の電話として使える」ということなんですけど、日本ではそれをレビューすることができません。なので、残念ですが通常のタブレットとしての使用感のみ書きます。

Cube T8 Super ホーム画面
しかしまあ、やはり「電話」アイコンが燦然と輝いてますねえ…。

Cube T8 電話アプリ
電話アプリです。ちゃんと通話できるんでしょうね。技適の問題をいったん忘れるとすると、これをスマホとして持ち歩くことも可能です。通話している姿は人に見られたくないと思いますけど。

Cube T8 Super プリインストールアプリ
プリインストールアプリには中国語のものもそれなりにありますが、そんなに多い方でもないかな、と思います。あと、Antutuとテトリスはプリインストールアプリじゃないですw

Cube T8 Super ストレージ
ちょっと問題かな、と思うのがストレージです。上の画像でわかると思いますが、内蔵ストレージをパーテーション分割しているのですが、それぞれ空きが0.92GBと2.25GBしかありません。Antutuとテトリスをインストールした後でこのスクリーンショットを撮っているので、初期状態での空きは合計で3.5GBくらいしかないと思います。AndroidはmicroSDカードにアプリをインストールすることができますが、内蔵ストレージ以外へのインストールを拒むものもたくさんあるので、これだとちょっと心もとないですね。

さて、ベンチマークスコアに言及する前に、しばらく使ってみた感想を書きます。と言ってもテトリスで遊んだりした程度なんですが、比較的軽めのアプリであれば問題なく快適に使えます。比較的短期間の試用中、特に不具合と思われることもありませんでした。ごく普通のAndroidタブレット、という気がします。

また、バッテリーは公称値が4時間となっていますが、これもおおむね妥当、というかそれ以上に長持ちするのではないか、と感じました。使い方によるでしょうが、激しくゲームをしまくるというのでなければ、バッテリーについても合格点をあげていいと思いますよ。

4.性能テスト

Android機の性能テストはAntutuを使っています。

Cube T8 Super Antutuスコア
参考:
Chuwi HiBook(Atom X5-Z8300): 56,728
Teclast X89 Kindow(Atom Z3735F): 47,495
Teclast X10(MediaTek MT8392): 31,561

はい、事前の予想通り、CPUのスペックが低いこともあり、スコアは伸びませんでした。こうしてみるとAtomって結構優秀なんですね。とはいえ、Androidのハイスペックスマホであれば10万超えのスコアになるということなので、この製品で重いゲームアプリをするのはちょっと厳しいと思います。一方で、パズルゲームのような比較的気軽に楽しめるゲームとか、実用系のアプリであればそれほど不満を感じることもないだろうと思います。

後続機である「T8 Ultimate」であればCPUはオクタコア、RAMも2GBあるので、これよりはかなり高いスコアになることが期待されますね。

5.まとめ

ちょっとしつこいですが、この製品は「ファブレット」であり、電話機能とかLTE通信を使ってなんぼ、という製品特性だと思います。そういう意味では日本国内では実力を発揮するのが難しいかな、と思います。「サイズがでかくて、比較的低スペックなSIMフリーのスマホ」ってことですもんね。ただし、価格の方は105.15ドル(約10,900円)と、これまた低価格スマホに負けないくらいに安いので、そういう意味ではかなりのお買い得製品かな、と思います。

また、上位モデルである「T8 Ultimate」のほうは価格が165.88ドル(約17,900円)なのですが、これもSIMフリーのスマホで大画面、高精細なディスプレイがついている、と考えたらかなり割安ですよね。

6.関連リンク

Cube T8 Plus 4G Phablet(最新モデル):Everbuying
Cube T8 Super Version(レビュー機、6/16日時点で在庫なし):Everbuying

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