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iiyama Stl-11HP012-C-CE(S) - 11.6インチ、Apollo Lake搭載モバイルノートが日本メーカーから!

iiyama Stl-11HP012-C-CES
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。読者のみなさんと私に共通する関心事として「Apollo Lake」という新CPUがあります。すでに中国メーカーから何機種かApollo Lake搭載の製品が発表されており、ウインタブでも紹介記事を書いていますが、今回紹介する「iiyama iiyama Stl-11HP012-C-CE(S)」もApollo Lake搭載の新製品です。従ってウインタブ的には高い関心を寄せるべき製品、ということになりますね。

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1.スペック

iiyama Stl-11HP012-C-CES スペック表

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この製品は完全なる新設計のノートPCということではなく、既存モデルの「Stl-11HP011-C-CES」の改良版です、新しくなったのはCPUで、Apollo Lake世代の「Celeron N3450」が搭載されます。従来モデルはCeleron N3160でしたから、どっちがより高性能なのかは何とも言えません。N3160はノートPC用のCeleronの中でも比較的高性能ですし、N3450については信頼できるベンチマークスコアが見当たらないためです。

メーカーサイドではこの製品を「極省電力Celeron搭載」と称しており、バッテリー稼働時間が改善するような期待感もありますが、現状この製品のバッテリー稼働時間はスペック表になく(従来モデルは約3.5時間)、この点についても明らかではありません。従来モデルの数少ない欠点がバッテリー稼働時間の短さにあったので、仮に大きく改善されているとしたら、一気に魅力倍増、ということになるとは思います。

RAM4GB、ストレージが240 GB SSDというのは従来モデルから変更ありませんが、型番が「iiyama Stl-11HP012-C-CE(末尾にSがない)」という、SSDのかわりに500GB HDDを搭載したモデルもあります。ストレージはSSDのほうが速度面でも故障可能性の低さでも確実に上ですし、このサイズで大容量のSSDを搭載しているのは非常に魅力的だと思います。

この他、iiyamaにせよ、同一メーカーであるマウスにせよ、11.6インチサイズの小型PCであっても入出力にD-subを装備している、というのは非常に素晴らしいと思います。ビジネス利用をしっかり考慮して、むやみにコストダウンしていない、というのは良心を感じますね。

それともうひとつうれしい改善点があります。Wi-Fiがa/ac規格に対応するようになりました。モバイルノートなので、5GHz帯を使えると通信の快適性が大きく向上しますので、これもありがたいところです。

サイズの方はもちろん11.6インチですからモバイル利用に支障のない、小型軽量サイズであるといえます。ただ、従来機のバッテリー稼働時間が3.5時間しかなく、「電源確保必須」の製品だったことから、ニューモデルとなり、Apollo Lake機となったこの製品では、それが大きく改善されているといいなあ、と思います。

2.筺体

iiyama Stl-11HP012-C-CES 正面
筺体デザインは従来モデルとほとんど変わっておらず、ごくプレーンな、言い換えるとちょっと地味なモバイルノートPCです。

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iiyama Stl-11HP012-C-CES 天板
天板も「STYLE∞」のロゴがある以外はごくシンプルです。ビジネス利用を視野に入れて作られた製品だということが想像つきますね。これだと気に食わない、という人は少ないと思います。

iiyama Stl-11HP012-C-CES キーボード
キーボードはiiyamaというかマウスコンピューターがこだわりを見せる部分でもあります。この製品もサイズは小さいながら6列あり、配置も素直ですし、大きくあるべきキー(ENTERキーなど)もほとんどがしっかり大きい、というところに好感が持てます。また、タッチパッド(ジェスチャ対応)のボタンに物理ボタンを採用しているのもiiyama(マウス)のこだわりポイントです。

iiyama Stl-11HP012-C-CES ポート類
上に書いたとおり、11.6インチサイズながらポート類は充実しています。USBポートが合計3つ、HDMIにD-subといった映像系、そしてLANポートと、省略されているものがほとんどありません。USB Type-Cを装備して、あとは多機能ハブ(ドッキングステーション)で、というやり方よりはユーザーのニーズに応えた設計だと思います。

3.価格など

iiyama Stl-11HP012-C-CES 筺体ななめから
iiyama Stl-11HP012-C-CE(S)はiiyamaの事実上の直販サイトであるパソコン工房で販売中で、価格は下記のとおりです。

Stl-11HP012-C-CES(SSDモデル):46,418円(税込み)
Stl-11HP012-C-CE(HDDモデル):41,018円(税込み)

安いのはHDDモデルですが、個人的にはSSDモデルのほうがより高速に、より安全に使えると思うのでおすすめです。この製品に関してはCPUが性能面でまだ評価の定まらないApollo Lake搭載というのが話題になると思いますが、CPU以外の部分でもビジネスマシンとして非常によく考えられた構成になっているのが好印象です。

個人的にはこの製品の場合、Apollo Lakeに目の覚めるような処理能力の改善を求めるというよりは、Apollo Lakeによって泣き所のバッテリー稼働時間が伸びてくれるといいなあ、と思います。

4.関連リンク

Stl-11HP012-C-CES:パソコン工房
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Stl-11HP012-C-CE:パソコン工房
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コメント

  1. 匿名 より:

    随分分厚く見えるのに電池持たないのか。不思議なPCだ

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。確かにこの製品はバッテリーがすごく不満ですよね。ある程度改善されててほしいですが…

  2. 匿名 より:

    マウスは、ノートPCの薄型軽量化よりも、キーボードの打ちやすさや入出力端子の充実化を優先する会社だと思っています。
    その考え方には共感します。

    Apollo Lake以降のPCには、バッテリー持ちの改善の他に、AC/DCケーブルの小型化を期待したいです。
    充電ケーブルの持ち歩きは結構負担なので。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。確かに充電ケーブル、できれば持ち歩きたくはないですね。私もそこは同じ気持ちです。ということはやっぱりバッテリー稼働時間って、すごく重要なんだな、と改めてそう強く感じました。