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HP Spectre x2 - 12.3インチ、Surfaceタイプの2 in 1、「やべえ、これカッコいい!」

HP Spectre x2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPが12.3インチ、Surfaceタイプのキーボード分離型2 in 1「Spectre x2」を発売しました。HPのSurfaceタイプとしては「Elite x2 1012 G1」が個人向け製品として存在していますが、Spectre x2はElite x2の後継機という位置づけになると思われます。

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「Spectre(スペクトル)」というのはHPのプレミアムラインに使われる製品ブランドで、この製品もプレミアム感満載、それでいてかなり割安な価格設定になっていますよ!

1.スペック

HP Spectre x2 スペック表

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この製品はシステム構成のカスタマイズはできません(Office同梱とか保証条件はカスタマイズできます)。グレードは「スタンダード」と「パフォーマンス」の2つで、スタンダードは「Core i5-7260U/RAM8GB/ストレージ512GB NVMe SSD」、パフォーマンスが「Core i7-7560U/RAM16GB/ストレージ1TB NVMe SSD」となり、当然パフォーマンスモデルのほうがハイスペックなわけですが、「どっちもグラフィックがIntel Iris」です。これ結構重要で、両モデルとも一般的に使われているCore i5-7200UとかCore i7-7500Uよりも高性能な上、グラフィック系の処理性能が大きく向上しています。

残念ながらウインタブでIrisの実力をテストしたことがないので、あまり断定的なことは書けませんが、スタンダードモデルがCore i5搭載だからといって侮れないものがある、と思います。

ディスプレイもいいです。両モデル共通で3,000 × 2,000と高解像なIPS液晶を採用しており、前面ガラスはゴリラガラス 4、そして1,024段階の筆圧に対応するアクティブスタイラスが標準で付属します。

入出力ポートはUSB 3.1(Gen1) Type-Cが2つ、ということなので、映像出力などをする場合は多機能ハブが必要となります。また、電源供給もType-Cからとなります。Surfaceタイプなので、そのままでは拡張性がやや劣る、というのはありますね。

サイズですが、Elite x2よりも確実に小さくなっています。

Spectre x2:
(タブレット) 294 × 207 × 8 mm / 775 g
(キーボード込み) 294 × 213 × 13.2 mm / 1.14 kg
Eleite x2:
(タブレット) 300 × 213.5 × 8.05 mm / 820 g
(キーボード込み) 300 × 213.5 × 13.45 mm / 1.205 kg

その差はわずかとは言え、もともとギリギリまで小さく作っていると思われますので、このことは高く評価していいと思います。また、Elite x2ではキーボードセットモデルの設定もありましたが、基本的にキーボードは別売りでした。しかし、Spectre x2は標準でキーボードが付属します。どう考えても一緒に購入するわけですから、キーボードを別売りにする根拠がよくわかりませんでしたし。Surfaceのようにカラフルなタイプカバー(キーボード)が用意されているなら話は別ですけどね。

2.筐体

HP Spectre x2 背面
Spectreシリーズの定番カラー「黒金」ですね。正式には「アッシュブラック」と言います。もともとHPのSurfaceタイプはキックスタンドのデザインに特徴があるのですが、この製品もElite x2と同様、細身のキックスタンドがついています。もちろんアクセントカラーはゴールド!

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筐体素材はCNC加工のマグネシウム/アルミニウム合金です。質感については疑いの余地はないか、と。また、キックスタンド部分はステンレス素材で十分な強度を持ちます。

HP Spectre x2 正面
正面から見たところです。多くのSurfaceタイプがそうであるように、特に細ベゼル、という感じはありません。

HP Spectre x2 側面1
側面に輝く金文字は…、そう、Bang&olufsenです。HPの得意技といいますか、スピーカーシステムの品質は素晴らしいものがあります。この製品の音質にも期待大ですね。

HP Spectre x2 側面2
キックスタンドは最大で165度まで開くことができ、調整は無段階です。Surfaceタイプの製品は本体のキックスタンドを使って手書き入力なんかをする際に便利なんですが、これだけ開口角度が大きいと、手書き入力もしやすいのではないでしょうか?

HP Spectre x2 タブレット
アクティブスタイラスは1,024段階の筆圧に対応します。読者の中にElite x2でイラストを描かれている人がいますので、この製品の手書き入力性能もかなり高いのでは、と思います。

なお、この記事では画像を掲載できませんが、付属のキーボードはアルミ素材で「たわみ」に強く、バックライトつき、キーピッチ18.7 mm、キーストローク1.5 mmを確保する本格的なものです。

HPの見せ方がうまい、と言うのはあると思いますが、この製品は他のSurfaceタイプとは一味違う、というか、めちゃめちゃカッコイイなあ、と思いました…。

3.価格など

HP Spectre x2はHPの直販サイト「HP DirectPlus」で販売中で、Core i5搭載のスタンダードモデルが税込み172,584円、Core i7搭載のパフォーマンスモデルが税込み215,784円となっています。この価格には筆圧対応のスタイラスペンとキーボードを含みます。

さすが世界一のパソコンメーカー、価格はかなり割安と感じます。もちろん絶対的にはそれなりの金額になってしまいますが、グラフィックにIrisを搭載したハイスペックなCore i5とi7を採用し、下位モデルでもストレージ512GBを確保しているのは立派ですよね。もちろん自分が買うとしたらスタンダードモデルで十分、と思います。

あと、とにかくデザインがSpectreらしい、というか、本当にカッコいいです。といっても大部分はカラーリングによるものですけど。Surfaceタイプの場合、本家のMicrosoft Surfaceも含め、シルバー系の筐体色がほとんどなので、この製品のブラック基調の筐体色は新鮮に感じられますし、高級感も半端ないです。すごいのが出てきましたねー。

4.関連リンク(HP)

HP Spectre x2
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コメント

  1. ついに来ましたね!
    個人的にElite x2がやや力不足か?と感じていきており、specture x360はsurfaceペン、Pro x2 612はElite x2のマイナーチェンジで困っていた所にサプライズでやってきたこれを買わない理由はないですね(まだElite x2の支払いが残ってはいるんですけど)
    ただ心配なのは筆圧が1024段階と減っている部分ですね。ワコムの技術は載せていない感じでしょうか?

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんかカッコいいお名前になりましたね。記事中でPYUさんのことに触れてます。デジタイザーについては公表資料だとわかりませんでした。ウインタブでもこの製品のレビューをお願いしたいと思うんですが、おそらく大手の情報サイトのほうに先にレビューが載ると思うので、そこに期待するしかないか、と。

      • 返信ありがとうございます。この前見て来ました。
        ワコムのペンはなく、ドライバ?らしきプログラムもあるのですが筆圧の調整はできないみたいです。
        他の製品でもそうですが、筆圧機能を載せておきながら調整ができないのは筆圧が強い身としては本当に勘弁して欲しいです(真面目に搭載しているのはVAIO Zくらい)

        • wintab より:

          PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ワコムじゃないんですか。私レベルだとその辺は鈍感ですけど、イラスト描く人はワコムかそれ以外かで大きく違うみたいですもんね。

          • いえ、そういう意味ではなくて、https://twitter.com/PYU224/status/886922751440633857 こちらの画像のようにプログラムからペンのドライバの設定画面で筆圧の調節ができるかどうかを私は問題にしています。
            筆圧が強いとペンを硬めに調節しなければちょっと力を入れただけで最大の太さで描画されてしまうので、これが無いと上手に描けないんですよ。

          • natsuki より:

            私も、ワコムデジタイザ入りのタブレットPCでドライバに筆圧調整がついているのは、知っている限りみたことないですね。素人考えですが、ワコムのタブレットPC用ドライバはかなり汎用なので、個々の機体の特性との調整まで手が回っていないんではないかと思ってます。

            N-trig製デジタイザ搭載機だと、挙げていただいてるVAIO Zの他では、Surfaceシリーズも、Surfeceアプリから調整できるようですね。

            私の場合は、クリスタ一本で作業が完結する程度なので、クリスタでの調整に頼ってしまうんですが、無料ソフトだとたいてい筆圧調整機能はついていないですし、複数ソフトを連携したりする場合もあるでしょうから、やっぱり、ドライバレベルで調整できて欲しいですよね。

          • wintab より:

            コメントありがとうございます。意味を理解しました。ただ、ウインタブの紹介記事だとこの水準の話をうまくフォローするのは難しいかもしれません。ただ、ご趣旨は把握しましたので、今後努力します。

  2. もりけん より:

    本家Surfaceが頑なに搭載しないType-Cを搭載してキーボードも右Ctrlとかも省略されてないよさげな配列でデザインもいいとか…もう半年早く発表されていれば間違いなくこっちに走っただろうなぁ…あぁ欲しい…

    • wintab より:

      もりけんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そうは言ってもこのクラスになると買って後悔するようなものはほぼないですよね。だからといって新製品が欲しくないというのもウソになりますけどw

  3. ファンレスかどうか気になる所ですが、上部に排気スリットっぽい所があるのできっとファンは付いてるんでしょうね。

    • wintab より:

      Sanuckerさん、こんにちは、コメントありがとうございます。私の勝手な予想ですけど、Core m系じゃないCore iを搭載していて、なおかつファンレスの場合、メーカーではそのことを強くPRすると思うので、この製品はファンつきだろうと思います。