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HP Pavilion 11-k000 x360シリーズ - 360度可動ディスプレイのキーボード非分離型2 in 1

HP Pavilion x360
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。HPからキーボード非分離型の2 in 1「HP Pavilion 11-k000 x360(以下、Pavilion x360といいます)」が登場しました。Pavilion x360シリーズは2014年(n000シリーズ)から存在するモデルですが、ウインタブでは取り上げたことがありませんでした。今回、2015年夏モデルとしてリフレッシュされているので、改めて紹介したいと思います。

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1.スペック

HP Pavilion x360 スペック表

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補足します。OSはWindows 8.1の64ビット版です。RAMも4GBあるので、64ビットのOSは威力を発揮しそうですね。CPUはCeleron N3050という(ウインタブでは)聞きなれない型番が搭載されていますが、N3050について非常に詳しく説明された記事がありましたので、興味のある人はご覧ください。
Celeron N3050とN2840の違いは?Braswell世代のCeleronの性能をチェック!:こまめブログ

これを見ると、N3050はAtom系列のCPUながらBraswellという新シリーズに属する最新のものであることがわかります。ベンチマーク性能は普及価格帯のモバイルノートPCによく使われている既存モデルのCeleron N2840などと大差ないものの、グラフィック系が強化されているようです。

ディスプレイは11.6インチで解像度は1,366×768のワイドタイプです。10インチタブレットでは普及価格帯のモデルでも1920×1200の解像度のものが増えてきている中、11.6インチとしてはちょっと物足りない気もしますが、タッチ対応になっています(ここ重要)。また、11.6インチサイズのノートPCではこの解像度はごく一般的でもあります。

入出力にはUSB3.0ポートが2つ、USB2.0ポートがひとつ、HDMI、ネットワークポートも備え、このサイズのPCとしては十分な内容だと思います。無線LANは802.11aとacに対応していますから、5GHz帯もOKですね。

サイズですが、やはり10インチタブレットよりはかなり大きめですし、重量も1.46kgと、タブレットや2 in 1とみなした場合はかなりの重量級となります。ただし、キーボード非分離型で「本籍ノートPC」という考え方をすれば、このくらいのディスプレイサイズのほうが実用性が高くなるでしょうし、11.6インチクラスのノートPCとして妥当な重さというか、競合製品とそれほど変わりません。

HP Pavilion x360 カラーバリエーション
なお、Pavilion x360は2色展開でカラーによって枝番が異なります。「サンセットレッド(K017TU)」と「ミンティグリーン(K018TU)」です。個人的には「サンセットレッド」がすごく好みです。

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2.キーボードは非分離ながら360度ヒンジ

HP Pavilion x360 4つのモード
Pavilion x360はキーボードが非分離なので、常に1.46kgの重量と付き合っていく必要があります。しかし、360度回転するヒンジのおかげでフレキシブルに変形することができ、先日記事にしたPavilion x2Aspire switch 10Eに近い「テントモード」などのスタイルで利用することが可能です。上の画像の4形態を見ると、タブレットモードの場合のみキーボード非分離による「重さ」というデメリットが出ることになりますね。

3.モバイルノートとして魅力は十分

Pavilion x360はタブレットではなく、ノートPCであると思います。もちろん2 in 1という表現も誤りではないでしょう。タブレットとしてコンテンツ消費型(Webブラウジングや動画視聴、ストアアプリでゲームなど)の楽しみ方をするには1.46kgというのは少しばかり重すぎると思うので、その点は覚悟しておく必要はあると思います。しかし、キーボードが非分離であることにより、ノートPCとしての使い方を「主」とすることに割り切れますし、その割り切りの元では、あくまでも「従」の使い方となるタブレットとして重い、というのは欠点ではなくなるでしょう。例えばビジネスでの出張にPavilion x360を持って行き、日中はノートPCとして使い、移動中やホテルでのリラックスタイムにタブレットとして使う、ということであれば納得できるというか、満足度の高い使い方ができるでしょう。もちろんテントモードやスタンドモードは少人数でのプレゼンテーションにも便利なはずです。

4.価格と発売時期

HP Pavilion x360 ミンティグリーン
Pavilion x360は量販店での販売となり、直販サイトでの取り扱いはありません。また、Officeがバンドルされていないということに注意が必要です。8月下旬の発売予定ですが、量販店の通販サイトではすでに予約販売を開始していて、ビックカメラでは75,384円(税込み・ポイント10%つき)となっています。

価格ドットコムで11.6インチサイズのノートPCの価格をチェックしてみましたが、若干割高な印象があるものの、ヒンジの可動域が大きいことによる4つのモードというのは魅力的ですし、遊び心とか創意工夫ができる人には決して高くはないでしょう。また、一般的にこの価格帯のノートPCはタッチパネルがついていないことが多い中、タッチ操作にしっかり対応できている、というのも魅力です。普段タブレットを使っていると、ノートPCでもつい画面をスワイプしたりタッチしたりしてハッとなることも多いですからね。

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