スタンダードノート 
モバイルノート 
スマートフォン 
ゲーミングノート 
タブレット 
ミニPC 
デスクトップPC 
周辺機器 
こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。この記事の一つ前に、富士通の個人向け8インチWindowsタブレットの紹介記事を書きました。
富士通 ARROWS Tab QH33/S 8インチの日の丸Windowsタブレット、個人ユーザー向けに販売開始！
で、うれしいことに富士通は同時に10インチのWindowsタブレットも発表しています。キーボードが付属しているので、2 in 1と言ったほうがいいかもしれません。今回は、この10インチタブレット「ARROWS Tab QH55/S」を紹介します。
1.スペック
スペック表は8インチのQH33/Hよりも完全にワンランク上です。OSは64ビット、RAMも4GB、そしてCPUはAtom Z3795となっていて、64ビットの性能が引き出せそうなスペックです。ThinkPad 10と同等ですね。10.1インチモニターの解像度も1920×1200ですし、アスペクト比が16:10（低価格のPCやタブレットはアスペクト比が16：9になっているものが多い）なので、画面の表示面積も大きくなります。このあたりの性能は、Atomタブレットとしては最上位と言えます。
また、モニターには「ブルーライトカットモード」切り替え機能がついていて、ブルーライトを30%カットしてくれます。長時間の利用の際にはありがたいですね。それと、スペック表に記載はありませんが、Wacomのデジタイザを搭載していて、1024段階の筆圧検知機能がついています。この記事の画像にちょくちょく見えているスタイラスペンはもちろん付属しています。
2.デザインとキーボード
QH55/Sにはキーボードが標準で付属しています。このキーボード、タブレットの付属品としてはかなりしっかりしていて、もし富士通が「いやこれタブレットじゃなくて2 in 1だから」と言って販売しても全然通用するくらいのクオリティです。キーストロークも1.7mmあり、打鍵感もよさそうです。
このキーボードのしっかり感を感じるのは「ヒンジがついていること」です。10インチタブレットの場合、低価格のものであってもキーボードが付属していることが多いのですが、ヒンジがついていて、「見た目完全にノートPC」になるタイプはありません（2 in 1であることを宣言しているモデルは除く）。私、最近タブレットと2 in 1 PCの判別点として「ヒンジがついていること」というのはどうかなあ、と思っていたくらいです。QH55/Sはキーボードをセットすると誰もタブレットだとは言わないでしょうね。
それと、ソフトウェアですが、Office Home&Businessが付属する他、8インチタブレットQH33/Sと同様に
・広辞苑第六版
・リーダーズ英和辞典第3版
・新和英中辞典第5版
・学研パーソナル統合辞典（4種）
の辞書が付属します。これは普通に購入するとかなり高額なものなので、非常に豪華なバンドルソフトと言えます。
3.カスタマイズモデルWQ1/S
QH55/SにはWeb限定のカスタマイズ可能な兄弟機「WQ1/S」が存在します。タブレット本体のみ、という構成にストレージ（64GBか128GBか）、外付けDVDドライブ、Officeの有無、ディスプレイ（グレアかノングレアか）、キーボード有無、デジタイザ有無などを選ぶことができます。かなり自由度が高いですが、おそらくQH55/Sと比べるとかなり割高です。富士通の直販サイトで構成を組むことが出来るので、興味のある人は試してみてください。
4.価格
QH55/Sの価格は123,984円（税込）で、受注開始は11月末となっています。ちなみに価格.comでは118,580円（税込）になっていました。いいスペックだし、キーボードもしっかりしているし、高価な辞書もバンドルされていますが、やっぱ10万円越えでしたか…。これだとThinkPad 10にキーボードをつけたものより高価ですし、Surface Pro 3（core-i CPU搭載）といい勝負になってしまいます。決してQH55/Sが劣るとは思えませんが、ライバルはかなり強力ですよね。
どっちにしろ私は買えませんけど。
あ、そうそう、カスタマイズモデルのWQ1/Sはキーボードなし、デジタイザなし、Officeなしで84,280円です。
5.関連リンク
個人向けパソコン、タブレットの新製品を発売：富士通プレスリリース
ARROWS Tab QHシリーズ 10.1型ワイド：富士通公式サイト
ARROWS Tab QH55/S シルバー：富士通直販サイト
ARROWS Tab WQ1/S：富士通直販サイト