ドスパラの「raytrektab製品発表会」に参加しました。開発に向けた熱意に感動!

raytrektab 展示会
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。発売と同時に大人気となっているドスパラの8インチWindows タブレット「raytrektab DG-D08IWP」の製品発表会が発売日である4月27日に開催され、参加させていただきましたのでご報告いたします。raytrektab DG-D08IWPについては、久しぶりに登場したデジタイザー搭載の小型Windowsタブレットということで、ウインタブでも何度も記事として取り上げていますので、製品の概要についてはそれらの記事をご覧ください。
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ということで、この記事では発表会で説明をしていただいたサードウェーブデジノス(ドスパラ製品を開発・製造している会社です)の「raytrek プロダクトマネージャー」の方と、「声優にして漫画家」の劉セイラさんのライブドローイングセッションについて紹介させていただきます。

イベント会場
発表会の会場は渋谷にある「マンガサロン トリガー」で、大量のマンガに囲まれて実施されました。

1.製品説明(アツい!)

林田さん
この製品のプロダクトマネージャーは林田さんという女性の方です。この方はご自身でも絵を描かれていて、それが製品開発の出発点にもなっているようです。この方のコメントを抜粋して掲載したいと思います。それだけで十分開発に向けてのこだわりや熱意が伝わると思います(以下、林田さんの一人称で記載します)。

8インチにした理由

絵を描くのが好きな人ならわかってもらえると思います。私(林田さんのことです)がそうなんですけど、いつでもどこでも描きたくなるものです。自宅ならチラシの裏とか、学校だったら教科書の端っことか、友達と食事をしている時に紙ナプキンに落書きしたりとか…。そういうのは理屈じゃないと思ってます。気がついたら描いちゃってる、みたいな。

また、今日はスケッチをしに行くぞ!と意気込んで出かけるというよりは、街中などでふと気がついて風景を描きたくなることも多いです。なので、小さなクロッキー帳とかメモ帳とかを持ち歩いている人もいると思います。そういうのがデジタルで出来たらいいなあ、と思いました。それが製品企画の始まりです。

女性のカバンっていろいろなものが入っていますが、かといって書類をたくさん入れるようなデザインでもないので、ひらたくてかさばるものを入れるスペースってなかなかないと思います。しかし、8インチだったらまあ入るかなあと思いました。

Windowsにした理由

弊社がずっとWindowsPCのメーカーをやってきているので、Windowsのほうが圧倒的に開発しやすかった、というのが一番大きな理由です。また、お絵かきアプリもWindowsには昔からたくさんあり、使い慣れたお絵かきアプリを持ち歩けるのがいいと思いました。家と同じアプリが入っていれば、何も考えなくても好きな時にちょっと描いて、気に入らなければ消したらいいし、気に入ったら保存してSNSにアップするもよし、家のパソコンで続きを描いてもいいと思います。

すぐ消せる

ノートや教科書に落書きする場合、裏に大事なことが書いてあるので、失敗しても破り捨てたりとかはなかなか出来ません。でも描いてるほうとしては、失敗した絵は見たくないですよね。「あ、眉毛がずれてる」みたいな。そういう失敗作を見ると心が折れますので、すぐ次に行きたいんです。デジタルだったら一発で消して次に行けます。

大型の液晶タブレットでも同じことができますが、その場合、往々にしてすごく気合が入った状態で描いている事が多いので、消すというよりはなんとか修正しようと頑張って、結局どうしようもなくなることもあります。

絵は描けば描くほど上達するのは間違いないと思っています。ちゃんとしたデバイスはあっていいとして、いつでもどこでも気軽に使えて、失敗しても気軽に直して、というのがあると、デジタルの絵かきの方の生活にいつでも寄り添っていけるというか溶け込んでいける、そんなデバイスになると思っています。

出来ないこと

大きなイラストは難しいです。メモリのサイズにも制約がありますし、大きな絵を拡大・縮小を繰り返して描いていくというのは慣れないとバランスが取りにくかったりします。また、ストーリー漫画だとページあたりの情報がすごく多いですから、それをこの製品だけで仕上げるというのは相当神経を使う作業になると思います。一番合っているのは落書きだと思います。本質的にはそういう使い方をしてもらいたいです。あと、ラフとかイメージスケッチとか、今描きたいという気持ちを満たすものですね。漫画の場合はネームに使っていただくのもすごくいいと思います。ネームも思いついた時にすぐに書きたいものだと思いますから。

ペンについて

raytrektab ペン
この種の製品だとペンを本体収納にすることが多いのですが、今回はやっていません。本体収納にする場合、ペンを細くする必要がありますが、そうするよりも実際のペンの太さに近づけたほうがいいと思ったからです。ボタンについても(ペンの後ろに)消しゴムスイッチはあるんですが、側面にはボタンをつけていません。これは、ペンの太さを調整するためにグリップを巻く人がいるためです。でも、あとになって考えたんですけど、一応側面にボタンを付けておいて、グリップテープなどを巻く人はボタンの設定を切っておけるようにしたらよかったかな、と少し反省しています。

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ペンには芯が3種類ついています。ワコムペンの先端は摩耗したら交換できるようになっています。普通についているのはカチカチしたプラスティックの芯ですが、フェルト芯とエラストマー(ゴム)芯がついています。フェルトはマーカーと同じなので、軽い感じ、エラストマーは粘り気、引っ掛かりがあり、紙に書いているのに似た感じになります。自分が普段使っているタイプ、また自分にあう芯があると思うので、わざわざ替え芯セットを買って試さなくてもいいように3種類入れています。後日替え芯セットも発売しますので、気に入ったものを買っていただければいいか、と思います。

その他

LTEを搭載したかったのですが、いろいろな観点から検討した結果、今回は見送りとなりました。重さは約400グラムで、女性の化粧ポーチと同じくらいの重さと思っていただければいいです。そう言っても男性の方にはわからないと思うので、「スマホ2台持ちと同じ」くらいです。バッテリーは連続使用で4時間という計測値です。本当はもう少し長いとよかったのですが、重さとの兼ね合いもあるので、今回は4時間となりました。充電はmicroUSBからで、専用端子ではありません。

同人即売会などに展示していますが、私が思いつかなかったような使い方を言う方もいるので、その人にあった使い方というのが出てくると思います。
(林田さんの説明はここまで)

説明を聞いた感想

私(ウインタブ)はこの話を聞けただけですごく満足しました。絵描きさんの目線で作られていることがよく理解できたからです。私のような「非絵描き」だとどうしてもスペックの細部に注目してしまうのですが、製品の価格とか、開発上の制約とか、そういったハードルをクリアしつつ、どんな使い方をしてもらいたいのか(あるいは自分がしたかったのか)が明確に出ていると思いました。

この模様は「ノーカット」でYouTubeに公開されていますので、興味のある人はぜひ観てください。

2.ライブドローイングセッション

劉セイラさん
続いて劉セイラさんによるライブドローイングセッションです。中国に生まれ、幼少期に「聖闘士星矢」にハマり、思春期に「鋼の錬金術師(ハガレン)」を観て進路を決めた、という方です。劉セイラさんについては、下記のサイトをご参照ください(マンガ、面白いっすよ!)
教えて 劉老師! 2カ国語声優の日常/劉セイラ:ふんわりジャンプ

劉セイラさんと林田さん
このセッションでは上に紹介した劉セイラさんが林田さんと「かけあい漫才」をしつつ、4コマ漫画を実際に描く、という内容でした。この「かけあい」が異様に面白かったんですよ。例えば「夏と冬はどうなんですか?」って意味わかります?「コミケに出展してますか?」という意味なんですよね。うーん、深い!でも、こういうのを記事にするのは難しいので、YouTubeに公開されている動画で確認してください(下にリンクしています)。

劉セイラさん イベント会場
劉さんの手元をプロジェクターでスクリーンに映す、というスタイルだったので、リアルタイムで絵を描いているところを見ることができました。

劉セイラさん 手元
劉さんの手元です。なにやらプロテクターのようなものを使ってますね。絵描きさんはみんな使うんでしょうか?また、ペンが自然な太さであることもわかります。

劉セイラさん お絵かき中
劉さんはこの会場で初めてraytrektabを試す、ということで、最初は少し戸惑っているように見えましたが、みるみるうちに慣れていき、次第に描くスピードが上がっていきます。

劉セイラさん 4コマ完成
完成です。本当はもっともっと凝ったものができるようなんですが、時間の制約もあり、モノクロで終了です。私は一部始終を見ていましたが、raytrektabの挙動はなかなか軽快と感じられました。

ライブドローイングセッションの模様はこちらです。

3.まとめ

発表会は上記の二部構成でした。製品開発担当者が自らも絵を描く人で、自分のニーズや世の中の絵描きさんのことを考えて開発しているということが非常によく理解できました。また、それを理解したところでプロが実際にこの製品でリアルタイムに絵を描く現場に立ち会うことができたのも幸運だったと思います。

この製品はデジタイザーを搭載していますが、「ちょっと高価(税込み49,800円)」な「普通にも使えてスペックもいい」Windowsタブレットでもあります。ですが、この製品を買うのであれば、やはり絵心があって、「落書きしたい!」という気持ちがあったほうが絶対楽しいだろう、と思いました。発表会に参加していて、「仲間に入れてください」って言いたくなりましたからね。

4.関連リンク

raytrektab DG-D08IWP:ドスパラ公式サイト

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Comment

  1. 雑魚 より:

    開発に絵を描く人がいるなら尚のこと解像度で妥協したことも疑問ですが、
    一番引っかかったのはペンのボタンを排除したことですね。
    個人的にはこれは致命傷だと思います。

    絵を描くことを売りにしてるのに操作性を疎かにするのは
    あまりに雑な仕事ではないかなという…。
    無くすにしてもそれを補う何かが必要だと思うんですよ。

  2. NIA より:

    「らくがき帖」求めてアンドロイド機にペン買ったり・IPADAre2にペン買ったり・血迷ってCintiq Companion・Jumper EZpad 5SE買ったり・・・ココに落ち着くかなあ・・・と思ってたらLIVA TE10EA3なんか出てきてるし・・・w(いや、あるを使わなきゃですが。)
    ペンだけで売ってもらえないかなあ・・・横ボタンうっかり押す派なので横ボタン無くしたのはウチ的にOKです。
    クリスタですが・・・13.3インチ(Cintiq Companion)でも字とかアイコンとか小さいのに8インチはしんどいなあ。

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