Windows 10 for small tablets －小型タブレット向けモバイルWindowsのスクリーンショットが流出

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。「8インチより小さいサイズのデバイス向けのWindows 10（Windows 10 for small tablet）」のスクリーンショットが流出しています。もちろんPreview版ですけど。海外ニュースメディア「WinBeta」によると、Windows 10 for small tabletはWindows 10 Phoneに非常によく似ていて、デスクトップがなく、WindowsPhoneストアアプリとユニバーサルアプリが動作する、ということです。

引用元の記事は下記です。また、この記事で使用している画像は、すべて引用元記事のものです。

Here’s an early first look at Windows 10 for small tablets：WinBeta（英語）

もともとMicrosoftがアナウンスしていたのは「Windows Desktop」と「Windows Mobile」の2つのOSのはずなので、今回流出したのはWindows Mobileをタブレットで動かした画像、というのが正しい理解なんじゃないかと思います。なので、WinBetaのいう、「Windows 10 for Phone」も「Windows 10 for small tablets」も、どちらも同じ「Windows Mobile」である、ということでしょうね。以前、Windows 10のハードウェア要件について記事にしていますので、そちらもご覧ください。

Windows 10のハードウェア要件－ 8インチ以上のタブレットはデスクトップ版にアップグレード

引用元記事の筆者によれば、入手したバージョンはまだまだ完成度が低いようです（ちなみにトップ画像はスタート画面ですが、レイアウトがおかしいですよね）が、それでも試用してみて、非常に好感が持てた（it feels great）ようです。Windows 10でアプリを動かすとき、フルスクリーンで表示されますが、for small tabletでもそれは全く同じで、WindowsPhoneアプリを動かしているというよりはデスクトップアプリを動かしているような感覚だった、とのこと。

記事中で「気に入った」というのが画面右下の「3つのドット」アイコンです。非常に使いやすいナビゲーションになっていて、右手親指で操作できる位置にあり、画面に表示されている、動作中のアプリと関係のあるメニューが表示されるそうです。

これは「message」アプリを開いているところですが、「Blocked message」とか「＋（New）」など、messageアプリに関連するメニューが表示されています。

このバージョンにはデスクトップはもちろんありません。また、Bluetoothマウスとキーボードが接続できるようになっているので、キーボードとマウス、そしてOffice系のアプリ（WindowsPhoneストアアプリもしくはユニバーサルアプリ）などを使うことによって、ビジネス用途にも使うことができ、作業効率も大きく向上するだろう、としています。

Microsoftは今月末のBUILDイベントでこのOSを公開するのかもしれません。また、引用元記事によれば、このビルドは3月ころのものなので、BUILDではもっと改善されたものが公開されるんじゃないか、ということです。

日本では現時点でこのOSが搭載されそうなタブレットはgeaneeのWDP-71（7インチWindowsタブレット）くらいかな、と思いますが、WDP-71のユーザーにしてみれば、フルスペックのWindows 8.1が搭載されているのをあえてデスクトップソフトウェアが動かせないWindows 10 Mobileにアップグレードするとも思えないので、実質このOSが必要になりそうなタブレットはない、と言っていいでしょう。でも、今後WindowsPhoneの大画面版（ファブレットですね）とかの登場は期待できますし、ARM版のWindowsタブレットが登場する可能性もありそうです。こういう新しいタイプのWindowsタブレットが日本でヒットするような展開があるといいですね。

WinBetaにはほかにもスクリーンショットが掲載されていましたので、そちらも紹介しておきます。

引用元サイト

Here’s an early first look at Windows 10 for small tablets：WinBeta（英語）