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USBメモリーにRemix OSをインストールしてみた(その2: この記事を書きました)

Remix OS
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日、USBメモリーに「Remix OS」をインストールした話を記事にしましたが、今回はもう少し先に進みまして、「この記事をRemix OS環境下で書く」ということをしています。結論として、USBメモリーにインストールしたOSで作業は完結できたが、挙動が遅くてかなり厳しかった」ということです。

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1.インストール後の状況

前回の記事では、「ネットワークアダプターを認識しない」ということと「Google Playでアプリがダウンロードできない」という、2つの不具合が発生していることを書きました。現状、依然としてネットワークアダプターは認識せず、有線接続でインターネットを使っています。でも、もともと私が今使っているPIPO W9Sは技適マークがなく、有線接続をしていますので、個人的には特に問題はありません。Android環境下でデバイスを認識させる方法というのを私は知らないので、ライターのかのあゆさんとmiyukiさんに助けてもらおうかな、と思っています。

次にGoogle Playですが、こちらは無事にアプリのダウンロードが可能になりました。「開発者向けオプション」という(隠し)機能を導入することによって解決です。設定メニューから「タブレット情報」を選び、そこで「ビルド番号」を連打することによって開発者オプションを有効化できます。私の場合は、これだけでGoogle Playが利用可能になりました。

Remix OS メニュー
通知センター
UIはWindowsにそっくりで、通知センターもあります。

Remix OS ウインドウ
マウスオーバーするとタイトルバーも出てきます。一番左の矢印がウインドウの開閉に割り当てられているなど、操作性は若干異なりますが、ほとんど戸惑うことはないです。少なくともRemix OSは外観に関してWindowsユーザーには非常に優しいですね。

2.インストールしたアプリ

ウインタブの記事を書くために必要なツールは下記のとおりです。

・WordPressを操作するためのブラウザー
・画像加工ソフト
・Excel

これらのツールのうち、ブラウザーについてはプリインストールされていたChromeが使えました。

Remix OSでExcel
また、Excelも特に難しいことはしないので、Google PlayにあるAndroid版のExcelで十分です。

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Remix OSでGIMP
問題なのは画像加工ソフトで、Andoroid用の画像加工ソフトはほぼ100%がスマホ用になっていて、マウスとキーボードを使い、PCのフルスクリーンで表示させる前提になっているものが非常に少ない、というか「Gimp Inkscape」くらいしか見当たりません。これ、エミュレーターアプリなのでGIMPのフル機能を使えるものの、たまにフリーズするなど安定性を欠きますし、挙動はもっさりしています。以前も試してみたことがありますし、他に選択肢も見当たらないので、これを使いました。

Remix OSでAVAST
最後に、これも大事なことだと思うのですが、一応PCで使うということでAVAST(アンチウイルスソフト)をインストールしました。どのくらい効果があるのかわからず、気休めかもしれないんですが、丸裸で使うよりはいいかな、と。

あ、そうそう、忘れてました!Google日本語入力は最初にインストールする必要があります。でないと日本語入力も、日本語キーボードも使えません。

3.かなり時間が…

実際、大したことを書いていないこの記事ですが、めちゃめちゃ時間がかかっています。ブラウザーでの文字入力は特に問題はなく、サクサクこなせます。躓いたのがやはり画像加工で、GIMP Inkscapeは挙動が安定せず、反応速度もかなり鈍かった、要するに使いにくかった、というのが大きな要因ですが、その他に難敵だったのは「ファイル構造が異常にわかりにくい」ため、作業に大きなロスが発生した、ということです。これは以前AndroidタブレットをPCとして使う、という取り組みをした際にも感じていたことなのですが、Windowsユーザーには本当にわかりにくいです。例えば「スクリーンショット」のフォルダーは

/storage/emulated/0/pictures/screenshots

というパスなのですが、この階層構造は良く言えば新鮮、悪く言えば意地悪、という感じで、最初探すのに苦労しました。基本的にユーザーが使うフォルダーは「/strage/emulated/0」以下にあるようなので、慣れてしまえば大丈夫かな、とは思いますけど。

今回はRemix OSのシステム要件を満たさないAtom搭載機で、かつUSBメモリーからの起動そして運用ということなので、やむを得ないと思いますが、全体的に動作は遅く、「10年前のパソコンで今のソフトを動かしているようなもの」という感じでした。その中でも負荷の小さいテキスト入力は快適、ということで、GIMPのようなエミュレーターアプリはやっぱ苦しいです。

正直なところ、USBメモリーにインストールされたRemix OSで今後ウインタブの記事を書く気にはなれません。もし継続利用するのなら内蔵ストレージへのインストールは必須かな、と思います。また、CPU性能の高いPCを使えばUSB起動でももう少し快適になるのかもしれません。しかし、「USBメモリーに全部入っちゃう」というのはかなりのメリットですね。初期設定と必要なアプリを一通りインストールして、緊急用に常備しておく、ということなら利用価値はすごく高いと思います。

興味のある人は試してみてください。

4.関連リンク

USBメモリーにRemix OSをインストールしてみた(その1)

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