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Lynx for Win32 - シンプル過ぎる!!テキストベースのレトロな超軽量ブラウザを試してみたよ!(ふんぼ)

Lynx for Win32
どうも、ふんぼです。突然ですがウェブブラウザって普段何を使ってますか?EdgeとかGoogle Chrome、Opera、Firefoxなど使っているブラウザは人それぞれ(ちなみに私はFirefox一筋です!)だと思いますが、これらのブラウザには超当たり前な共通点があります。それは、グラフィカルインターフェース(GUI)での利用を前提としたブラウザであるということです。つまり、マウスでの操作が基本で画像とかが表示されるということです。

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はい、これすごくメッチャまじ超当たり前のことですよね。ですが、考えてみて下さい、”もしもブラウザからグラフィカルな部分を抜き取ったらどうなるのか”と。「はっ?おっさん何いってんの?第一そんな需要あんのかよw」と反論してくるであろうWindows&MacユーザーのYoungたちよ!昔はなぁ、GUIなんてなかったんだよ!みんなコマンドをちまちま打って使ってたんだよ!というか、システム管理なんかだと未だにコマンド打ってる人がいっぱいいるんだよ!GUIがあることが当たり前とか思ってんじゃねぇぇぇぇ!!

はい、もう何を言いたいのかよくわからなくなっていますねw とりあえず、未だにGUIなしの環境というのは存在しているということです。そんなGUI環境のないPCでも、ウェブブラウジングをしたくなるのが人間というものです(手元のスマホで見ればいい話ですけど)。ということで今回はそんなGUIなしでも動作するブラウザ「Lynx」の紹介です。ちなみに、今回の記事はあまり実用性がないので、あくまで「ネタ」として読んでいただけたらと思います。

1.Lynxの概要

Lynx for Win32
Lynxはカンザス大学で開発された”テキストだけを閲覧する”ブラウザです。キーボードで軽快に操作できるように設計されており(マウスでの操作も可能)、非力なマシンやネットワーク環境下でも動作するのが特徴です。

画像は表示せず代わりに注釈文に置き換わったり、そもそも表(テーブル)の表示に対応していなかったりと、超割り切り仕様となっています。その割り切った仕様から、Webデザイナーなどの専門業の人がたまーに使うことがある超特殊用途向きのブラウザと言われています。もともとはUNIX向けのソフトでしたが、現在では有志による改良の末WindowsやmacOSでも使うことができるようになっています。

2.使ってみた

それでは、早速起動していきましょう。今回はpatakuti氏のLynx for Win32を使わせていただきました。

Lynx for Win32
そうすると、このようなホーム画面が表示されます。そしてこのブラウザ、この画面からググることもYahoo!検索もBing検索もできません。

Lynx for Win32
例えばGoogleに行きたいならばキーボードのGキーを押して、「www.google.com」と打ち込まなければいけません。

Lynx for Win32
そうして、表示されたGoogleがこちらです。ご覧の通り文字しか表示されません。なんというか、ガラケー時代を思い出させる雰囲気です。

Lynx for Win32
ちなみに、GoogleのページをFirefoxで表示させてみるとこんな感じです。全然雰囲気が違いますねw

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Lynx for Win32
試しに「Windows 10」で検索してみました。結構原型をとどめていますね。さすがGoogleさんですね。

Lynx for Win32
次にウィンタブのトップページを表示させてみました。なんとなく読める程度のレベルにはなっています。

Lynx for Win32
次に記事を表示させてみました。ウィンタブの記事の多くがテキストが多めということもあり、画像こそ表示されませんが、内容はある程度読み取ることができます。

Lynx for Win32
さぁ、どんどん行きますよ!次は最近何かと話題の5ch(旧2ch)です。

Lynx for Win32
サイト構成がシンプルなので、比較的読みやすいです。というか、むしろこっちのほうが見やすい気が・・・・。

Lynx for Win32
スレッドを表示させてみるとこんな感じになります。元々がテキストベースであるため、あまり読みにくさを感じません。

Lynx for Win32
最後はSNSの代名詞「Twitter」です。

Lynx for Win32
はい、盛大に崩れまくってますw これじゃ”「いま」を見つけよう”どころではありませんね。やはり、SNSなど複雑なサイトは厳しいですね。

3.まとめ

Lynx for Win32
今回はちょっと変わったブラウザLynxの紹介記事でしたが、いかがだったでしょうか?この記事を見てインストールしてみたくなりましたか? なりませんよねw(私だってこういうネタでなければインストールしたりはしませんよ)

ただ、今よりもはるか昔、インターネット接続がダイヤルアップ接続(電話線)でIEなんてなかった時代に、非力なPCでもネットが見れるようにと開発され、フリーブラウザ界を牽引してきたブラウザが今なお有志の手によって開発され続けていることは、とても素晴らしいことであり、尊いことであると私は記事を書いていて思いました。

確かに、今となってはわざわざ使う価値なんて無いのかもしれません。もうLynxの果たすべき役割はなくなったのかもしれません。しかしながら、Lynxの開発が続く限り私たちはそれを使うことができ、かつての「World Wide Web創世記」の面影を感じることができます。それって、ロマンがあると思いませんか?

本体容量も3MB程なので、おじさん世代は「こんな時代もあったなぁ~」と思い出に浸ってみるのもいいかもしれませんよ。

4.ダウンロードサイト

Lynx for Win32 (by patakuti): Project Home Page:patakuti氏のページ

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コメント

  1. 迷ってます。 より:

    こんにちは。テキストブラウザの紹介と聞いてスッ飛んできました。

    >確かに、今となってはわざわざ使う価値なんて無いのかもしれません。もうLynxの果たすべき役割はなくなったのかもしれません。
    と本文中にありますが、動作検証用としてLynxやw3mは需要があるらしいです。
    視覚障害の方や文字の認識がしにくい障害を持つ方々がスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を使用することがあります。官公庁、役所や障害者支援団体等のウェブサイトを作成する人が、それら補助ソフトの使用を前提とする際に、動作検証としてLynx+スクリーンリーダーを使うとの事。
    5年以上前にワイドショーのいちコーナーで放送していたことなので、現在は違うかもしれませんが、今もソフトのメンテナンスがされている事から他のソフトでは代用できないほど需要があるのだと思います。

  2. SAITO, Shukaku より:

    いやぁ、懐かしいですなぁ。かつてLinux上でLynxやw3mを常用していました。emacs内で動くブラウザーもあったような。テキストエディターのように見えるので、作業中にちょいとネットを覗いても気付かれにくかったという。^^; PDA版のw3mとかもあったかな?

  3. 匿名 より:

    スマホ版があれば通信制限の時に使えそう

  4. Re:Pu (@Repu6) より:

    vimでTwitterをする、なんてのもありますね。コマンドラインやプレーンなテキストの世界でなんでもする……というのは好きな人には堪らないし、一応テキストベースのWebというのは格好の対象ということなんでしょう。