どうも、ふんぼです。ウイルス対策ってPCを使っていく上でめちゃくちゃ大事ですよね。私もその昔パソコン初心者のPCをウイルススキャンしてみたらウイルスがわんさか検出されて他人のPCながら青ざめた経験があります(ちなみに、当の本人はポカーンとしていましたが・・・)。そして、ウイルス対策に必須と言っていいのがアンチウイルスソフトです。
ちなみに、私は以前からKaspersky(カスペルスキー)を使ってきましたが、年間ライセンスが切れたのを機にライセンスの更新が面倒くさいのでWindows Defenderに乗り換えました。アンチウイルスソフトって大体年間1万円ぐらいのものが多いですが、結構これが高くついたりするんですよね。無料のものも中にはありますが、ウイルスの検出率や使い勝手はやっぱり有料のものに軍配が上がるんですよね。
私もWindows Defenderに乗り換えてからと言うもの、使い勝手の悪さやスキャン速度の遅さにちょっとイラッとすることが何度かありました。そんな中、先日Kasperskyの無料版「Kaspersky Free」がリリースされましたので紹介したいと思います。
1.Kasperskyとは?
Kaspersky(カスペルスキー)とはロシアのKaspersky Labが開発するアンチウイルスソフトで、以前は「Kaspersky Anti-Virus」という製品名でした。日本ではデジタルリバージャパンが販売しています。今は変更されてしまいましたが、ウイルスの発見時の警告音が「キャー!」というだったのは有名(?)な話です。
現在では、Windows、Mac、Androidに対応した製品が販売されています。高いウイルス検出率を誇り、動作も比較的軽く、スキャンも高速な優秀なアンチウイルスソフトで、大企業を始め官庁などにも幅広く提供されている製品です。
2.Kaspersky Free
先日公開されたKaspersky Freeはその名の通り従来の製品版の一部機能が使用できる、いわばKasperskyの無料版です。
使用できる機能は以下のとおりです。
・ウイルススキャン
・自動アップデート
・迷惑メール対策
・Webサイトの安全性チェック
・インスタントメッセージのリンク先の安全性チェック
・USBメモリーのウイルスチェック
もちろん、無料のアンチウイルスソフトにありがちな広告も表示されませんし、使用できる機能は他の無料アンチウイルスソフトと大差ありません。また、従来の製品よりも動作が軽く、ウイルススキャンに関しては製品版と同じ技術を採用しているため無料といえど抜かりはなさそうです。ちなみに、Kasperskyのウイルス検出機能に関してはきちんと第三者機関でテストされているのでそこそこ信頼してもいいのではないかと思います。
ここまで記事を読んでいて、「そもそも、なんでわざわざ今更無料版なんて出すの?」と思った人も多いかもしれません。この文章はKasperskyの公式ブログを参考に執筆しているのですが、そのブログの文章を引用すると、
An increase in the number of installations of Kaspersky Free will positively affect the quality of protection of all users, since the big-data-bases will have more numbers to work with to better hone the machine learning.
ふんぼ訳:データベースが充実することにより機械学習の精度が上がるため、Kaspersky Freeのインストール数の増加はきっとすべてのKasperskyユーザーのPCの保護品質の向上に役立ってくれるでしょう。
ふんぼの日本語訳のセンスの無さが垣間見える文章となってしまいましたが、要は「いっぱいインストールしてもらってたくさんのウイルスとかマルウェアの情報を収集したい。」ということなのでしょう。
3.リリース時期
英語版はすでに7月25日から公開されています(ちなみに、その日はKasperskyのお誕生日だそうです)。今後はロシアなどを中心に順次世界各国でリリースされるそうです。ちなみに、日本語版の公開予定は10月の後半になるようです。
冒頭にも書きましたが、ウイルス対策はインターネットが”無くてはならないもの”となった今、PCを使う上で必須事項となっています。一応Windowsにも標準機能でウイルス対策機能が備わっていますが、検出率、スキャン速度、使い勝手などで市販ソフトよりもどうしても劣ってしまいます。かと言って、セキュリティーソフトにお金をかけたくない、最低限の機能さえあればいいという人は(英語ですが)ダウンロードしてみてはいかがでしょうか?
4.関連リンク
KL AV for Free. Secure the Whole World Will Be.:Kaspersky ブログ(英語)
Kaspersky Free:Kaspersky ダウンロードサイト
コメント
Kasperskyが無料ですか。アンチウィルスソフトもだいぶ安くなってきましたよね。最近は1ライセンスで台数無料ってのもあって10台ぐらいPCやスマホありますけど1ライセンスで対応出来るので助かってます。3年8000円ぐらいだし保険料として考えれば安いものかと。
コメントありがとうございます。
確かに、セキュリティーソフトって安くなりましたよね。
そして今度はKasperskyが無料になっちゃうんですから、すごいもんです。
Windows7ぐらいまではアンチウイルスソフトを入れれば多少はセキュリティが向上するけど、8以降は入れても害悪にしかならないなんて話もありますね。
最低限、アンチウイルスソフト自体がシステムを破壊するようなことはいい加減止めてもらいたい。
これね。どうなんだろうね?
「Microsoft以外のウイルス対策ソフトは害悪なので入れるべきではない」とMozillaの元開発者が告白
https://gigazine.net/amp/20170131-stop-using-antivirus
Googleエンジニア、行儀のいいアンチウイルスはWindows Defenderだけ
http://www.zaikei.co.jp/article/20170205/351013.html
windows difenderがずいぶん使えるようになった現在、確かに純粋に「保護する」という意味ではセキュリティソフトの意義は薄れてきていると思います。私は、セキュリティソフトというのは「何かあったときの保険とサポート」だと思っているので、重要なデータを扱うPCには有料のセキュリティソフトをいれて使っています。
カスペルスキーの戦略も、記事にあるような情報収集も目的でしょうが、商品としては、守るだけならタダだけどサポートが欲しいなら買ってね、という方向へシフトしたということでしょうね。
検出率が高い低い程度の話ならいいんですが、重要なデータを守るために入れたセキュリティソフトにデータを壊されたりシステムを不安定にされたらたまったもんじゃないですよ。APIの戻り値を勝手に書き換えたり、システムファイルを改変したり、ウイルスと紙一重。
誰彼構わず噛みつく番犬みたいなもんで、危なっかしくて自分は使えないです。
この施策はこの間の「米国政府系にカスペルスキーは使わない」の影響もあるんでしょうねぇ。
昔から「機体によっては相性問題で動作の足を引っ張ることもあるけど、そうでない場合は高検出率でとても良い部類」と言われたものですが。
ぼくのほうは、メール受信や怪しい系サイトも踏むメイン機と多目的使用タブレット V919 Air CH にはESETの月額版を入れています。亜種発生直後では全く検出できないこともたまにあり、やはり頻繁なパターンファイル更新が欠かせません。
(数時間後に再チェックすると検出されたり、引っかからないときには検体送ったりと。)
そしてこのあいだ導入した信頼できるサイト閲覧や画像表示で使用のサブ機 VOYO V1 (Mac mini やら mini PCやら書かれてるヤツ) や TV録画専用機 (Windows 8.1 With MediaCenter) には Windows Defender を信用して入れていません。
あるえふさんコメントありがとうございます。
もともと、1年くらい前からテストが始まっていたようなので米国政府との関連性はあまりないと思います。(ないとは言えませんが・・・。)
実は自分の家族はESET使ってるんですよね。なにせ、ライセンスがめっちゃ安いですから。ただ、「ライセンスぢょーだい」っていったら「やだ。」っていわれたのでなくなくDefender使ってます。
Defenderもいいソフトだとは思いますが、やっぱり使い勝手が・・・。
疑惑に触れずにこういう記事を書くのはどうかと
カスペルスキーは確かにロシアの企業で疑惑もそれなりに浮上していますが、それはカスペルスキーに限らずどんなメーカーにだって怪しい側面は多かれ少なかれあるわけです。
いちいち製品の紹介記事でそのようなことに触れていたらきりがないですし、そもそもウィンタブはそういうことを書くサイトではないですのでご容赦ください。
公平を期した内容を書くサイトではない(ネガティブな内容は書けない)、つまりステマサイトということ?
こんにちは、すみませんが「ステマサイト」の定義を教えてください。
危険性や問題点があるのなら強調して書くべきところを、そういうところには触れない、スポンサーの悪口は書けないってことは広告なのだろう。
そして広告だという注記も無い。
ってことは広告だという事を隠して・・・・
と疑われても仕方がないですよ。
こんにちは、疑ってるのはあなただけだと思いますよw
日本版の登場は10月とのことですが…
すみません、初心者なのですが、
「カスペルスキー セキュリティ スキャン」という無料のものもあるようなのですが、違うものなのでしょうか?違うとしたら、どんな違いがあるのですか?
コメントありがとうございます。
カスペルスキー セキュリティ スキャンというのは、ウイルスやマルウェアなどを「検出」だけするソフトで、Kaspersky Freeとは別物です。
本記事のソフトはウイルスが見つかったら駆除してくれますが、セキュリティスキャンの方は見つかっても駆除はせず、「駆除したいなら製品版買ってね☆」となる、お試し版以下のソフトです。
なるほど!全くの別モノですね!
よく分かりました。ありがとうございましたm(_ _)m
>カスペルスキーは確かにロシアの企業で疑惑もそれなりに浮上していますが、
>それはカスペルスキーに限らずどんなメーカーにだって怪しい側面は多かれ少なかれあるわけです。
ロシア・中国・韓国はその手の疑惑が、欧米の企業より段違いで多いし
欧米だと、個人情報を収集しても、マーケティングやテロ対策に使うぐらいだけど
ロシア・中国・韓国は、個人情報を直接犯罪に悪用する危険性がある。
犯罪国家、犯罪大国、捏造大国と、欧米の世界的常識が通じるまともな国を一緒にしてはいけない。
ふと思ったんですが、ロシア・中国・韓国とやらから見ればアメリカもそんなもんなんじゃないんですかね?