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8インチのWindows タブレットでExcelを使ってみた(2)-業務用ファイルの操作

いいタイトルが思い浮かばず、ちょっとわかりにくくなってしまいました。今回はこんな状況を想定して、タブレットでExcelを操作してみることにします。

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「売上集計表をExcelで作り、毎日使っていた。長距離移動中、急きょ売上集計表に前日の売上データを加算して再集計することになったので、タブレットで再集計作業をする」

※なお、設例は完全なフィクションで、データもダミーです。私は食品を扱う職業に就いたことはありません。また、Excelの諸機能、「ピボットテーブルって何?」とか「Lookup関数って何?」という件についての説明は一切しておりません。説明しだすとめっちゃ長くなるうえに、Excelの諸機能についてはググれば簡単に良質かつ詳しい説明を見ることができますんで。

1.ファイルを開く

売上集計表
今回作業したファイルの名称は「WINTAB売上集計.xls」です。会社のExcelはバージョンが2003なので、拡張子xlsxではなく、xlsで保存しています。ピボットテーブルを含む複数のワークシートを持ち、ファイルサイズは3MB、比較的大きいサイズだと言えそうです。また、売上の生データはCSV(カンマ区切りのテキストファイル)形式で基幹システムからダウンロードしたもので、「WINTAB売上0611.csv」となります。

2.生データをコピー&ペースト

CSV生データ
最初に生データの入っている「WINTAB売上0611.csv」を開きます。上の画像のとおり、「日付(6月11日)」商品を識別・分類するための「区分1」「区分2」と区分ごとの「売上点数」「売上金額」「粗利益額」のデータがあります。

生データの範囲を選択
このデータを「WINTAB売上集計.xls」にコピーしたいので、データ範囲を選択します。売上データの入っている部分のいちばん左上にセルを移動させ、セルの右下に出るリングにタッチしドラッグします。データは200行近くありましたが、タッチ操作用にリングが出るので、割と快適に範囲選択ができました。

メニューbox
範囲指定を終えると、右下に小さなボックス(クイック分析ツール)が出ました。タッチしてみると上の画像のようなメニューになります。今回は単にコピーしたいだけなので使えませんでしたが、進歩してますね、Excel。このツールはデスクトップ用にもありますが、私の場合タブレット購入前から使っていたExcelは2003なので、こういうことにも素直に感動できます。

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コピーペースト

次に「WINTAB売上集計.xls」を開きます。生データを貼り付けているワークシートを開いて「貼り付け」します。コピー&ペーストはメニューの「ホーム」にタッチするとリボンが出て、そこから選べます。

3.ピボットテーブルの更新

ピボットテーブル
「WINTAB売上集計.xls」には生データの範囲を対象とするピボットテーブルが3つ(売上点数、売上金額、粗利益額の3つについて合計を出す)作ってあるので、ピボットテーブルのデータを更新します。スクリーンショットがうまく取れなかったのですが、テーブル内の任意のセルを長押しすればメニューが出てくるので、簡単に更新できます。データを更新する時点で生データの行数は1400ありましたが、更新作業は「瞬時」で一切もたつきはありませんでした。タッチ操作は多少慣れが必要ですが、Vivotab Note 8 あるいはほとんどの8インチタブレットで使われているIntel Atom Z3740 というプロセッサ、この程度の作業でユーザーをいらだたせるようなことは一切ありません。

4.集計表の更新

集計表
ピボットテーブルが更新されたので、肝心の集計表の数式を更新してみます。上の画像、細かくて申し訳ありませんが、一つ一つのセルに加減乗除の数式とLookup関数が入っています。所定のセルの日付を更新すると、データも更新されるようにしているのですが、この操作も「瞬時」でした。

5.感想

今回の作業はあまりわかりやすく説明できなかったのですが、作業してみた感想としては、「全然普通に使える」でした。結局作業は実質的にコピー&ペーストしかしていないのですが、ピボットテーブルとか、ある程度の数の関数式(個人的にはLookup関数やIF関数を大量に使うと操作が重くなるという印象があります)を使ってみてどうか?という実験にはなったと思います。そしてその実験は見事成功、というか、操作性は慣れが必要にせよ、タブレットをPCとして考えた時のExcelの処理速度には一切問題がない、ということは言えると思います。もちろん数万行とか数千列とかのサイズになるとそれなりに遅くなるでしょうが…。

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