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DELL XPS 13 2-in-1 ー 優れたパッケージングはそのままに2 in 1化!いよいよ日本発売!

DELL XPS 13 2 in 1
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。1月20日に開催されたDELLの新製品発表会レポートの続きとして、今回は「XPS 13 2 in 1」を紹介します。この製品はつい先日CES 2017(The International Consumer Electronics Show、@米国ラスベガス)で発表され、ウインタブでも海外ニュースサイトの情報をもとに紹介記事を書いています。
DELL XPS 13 2-in-1 - あの名機に2 in 1タイプが登場!日本発売が待ち遠しい!

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そして、海外での発表からほとんどタイムラグなしで、日本でも発売されることとなりました。PCやタブレットの場合は海外での発表から日本発売まで半年近くかかることが多いので、これは快挙と言いますか、私達日本のユーザーにとってすごくうれしいことだと思います。

DELL 新製品発表会
今回の発表会ではXPSのほか、「Inspiron 15 ゲーミング」と「Alienware 13」についても紹介されましたが、発表の順やプレゼンへの注力具合から、おそらくはXPSが主役という位置づけだったと思われます。また、説明を聞いていても、DELLは本当にXPSという製品には自信と誇りを持っているのだろう、と感じました。上の画像はDELLの米国本社幹部の方ですが、発表会では米国DELLから2名の幹部の方が登壇され、製品説明をされていました。

1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット(Pro版選択可)
CPU: Intel Core i5-7Y54 / i7-7Y75
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 256GB / 512GB SSD
ディスプレイ: 13.3インチ(1,920 × 1,080)/ (3,200 x 1,800)
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ:  ワイドスクリーンHD(720 p)Webカメラ
ポート: 
   USB 3.1 Type-C(PowerShare対応)
   USB Type-C(Thunderbolt 3) × 1
   3-in-1 カードリーダ (SD、SDHC、SDXC)
   ヘッドセットジャック x 1
   セキュリティケーブルスロット x 1
バッテリー稼働時間: 15時間
サイズ: 304 × 199 × (8-13.7) mm
重量: 1.24 kg

この製品は単にクラムシェルのXPS 13のヒンジを変更しただけではありません。結構あちこち変更されています。まず、CPUの型番が変わりました。クラムシェルのほうはCore i5-7200Uとi7-7500Uでしたが、この製品に搭載されているのはKabylake世代のCore i5とi7ながら、Skylake世代であれば「Core m」と呼称されるべきものです。どのくらいの性能なのか、ということについては情報が十分にないのでコメントを控えますが、クラムシェルのXPS 13よりは多少処理性能は落ちると思います。

また、クラムシェルの方には設定があったRAM4GB / ストレージ128GBという最下位構成は2 in 1には設定されません。また、当たり前ですがこの製品は2 in 1なので、非タッチ液晶は設定がありません。ここまでで言えるのは「RAM4GB / ストレージ128GBの設定がなく、ディスプレイが全てタッチ対応となったので、最低価格帯はクラムシェルのXPSよりも上昇している」ということです。これはまあ、仕方ないことだと思います。

あと、ポート類も若干変更になっていて、クラムシェルのXPSにはThunderboltのほか、フルサイズのUSB 3.0ポートが2つ装備されているのですが、この製品にはフルサイズUSBがなく、かわりにUSB 3.1 Type-Cがもうひとつ装備されます。USBポートの絶対数ということだと「マイナス1」ですが、この製品に限らず、超薄型のモバイルノートは多機能ハブ(ドッキングステーション)を併用する前提でUSB Type-C以外のポートを減らす傾向にあるので、ある意味トレンディなのかもしれません。

サイズの方もクラムシェルのXPSから若干変更になっています。といっても1ミリとか2ミリ(薄く、小さくなりました)というレベルなので、ほとんど気にしなくて大丈夫かな、と。

2.筺体

DELL XPS 13 2 in 1 クラムシェルと比較
つい先日クラムシェルのXPS 13を実機レビューした記憶も冷めやらぬまま、「どこが違うのか見極めてやる!」と思ったのですが、発表会の会場にクラムシェルと2 in 1が並んで展示されてまして、勢いが空回りしましたw 上の画像がそれです。左側がクラムシェル、右側が2 in 1で、ちょっと見ただけでは全然見分けがつきません。「ヒンジの形状が異なる」ということはこの画像を見るか、あるいはすでにクラムシェルを持っている人なら気づくと思います。

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DELL XPS 13 2 in 1 正面
あとはWebカメラの位置ですね。DELLのロゴの下、ディスプレイの下側中央に移動されています(クラムシェルはディスプレイ下側の左にあります)。

DELL XPS 13 2 in 1 テントモード
こうやってテントモードにしてみればカメラの位置が変更になった理由が何となくわかりますね。やはりヒンジの開口角度が大きくなり、ディスプレイの表示が回転する構造なので、真ん中にカメラを配置したほうがいいんでしょう。

DELL XPS 13 2 in 1 キーボード
キーボードです。発表会の説明では「クラムシェルと全く同じ品質」ということでしたが…

DELL XPS 13 キーボード
違ってますね。クラムシェルの実機レビューの際に指摘した、Enterキーのサイズが2 in 1では少し大きくなっています。あと、方向キーの配置も若干異なります。少なくともEnterキーのサイズについては2 in 1のほうがずっといいと思います。DELLが説明してくれたのはカーボン素材とか、そういった部分が全く同じ、という意味でしょう。

DELL XPS 13 2 in 1 側面
会場のライティングが厳しく、側面の撮影がかなり困難でした。上に書いたようにフルサイズのUSBポートがなくなっていますが、見た感じはクラムシェルとほとんど変わらない印象でした。もちろん素材感とか質感も同じです。

DELL XPS 13 2 in 1 ポート類
一応、DELL公式サイトにあったポートの配置図を掲載しておきます。「1.スピーカ / 2.電源ボタン / 3.Micro SDカードスロット / 4.USB 3.1 Type-C(DC-In/Powershare対応/DisplayPort兼用)/ 5.Nobleロックスロット / 6.Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C/DC-In/PowerShare対応/DisplayPort兼用)/ 7.ヘッドセットジャック / 8.バッテリ・ゲージ・ボタンおよびインジケータ」となります。

3.価格など

DELL XPS 13 2 in 1はDELL公式サイトで販売中で、主なグレードと価格は下記のとおりです。

プレミアム(i5、RAM8GB、256GB SSD、FHD):172,778円(146,861円)
プレミアム(i5、RAM8GB、256GB SSD、QHD+):183,578円(156,041円)
プラチナハイエンド(i7、RAM16GB、512GB SSD、QHD+):215,978円(183,581円)
※税込価格

なお、DELLではこの記事を書いている1月22日現在、クーポンセールを開催中で、1月23日まではカッコ内の価格で購入することができます。

当初、「2 in 1が出たらクラムシェルは用済みなのでは?」と思っていたのですが、実際はそうでもないようです。というのも、クラムシェルのほうはCPUがCpre i5、i7の「Uつき」型番なので、2 in 1よりはほぼ確実に処理性能が上である、ということ、タッチパネルを搭載しない製品が主力であること、またRAM4GB、ストレージ128GBという低価格なモデルが存在する、ということが挙げられます。私自身Core i3でRAM4GB、ストレージ128GBのノートPCをメインに使っていますが、はっきり言ってビジネス系の作業であればこれで全く支障はありません。よっぽどメモリを食う、重いソフトウェアを使うか、マルチタスクで作業するか、ということでなければ、大丈夫なんですよね。

また、タッチパネルを使うか使わないか、というのもありますね。当然タッチパネルのほうがいろいろと重宝するのは間違いないですが、その分価格も高くなってしまいます。そんなことを考えてみると、クラムシェル、2 in 1はそっくりな外観ではありますが、しっかり差別化された製品なのかな、と思います。

4.関連リンク(DELL公式サイト)

xps-13-9365-2-in-1-laptop(2017/1/20発売)

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コメント

  1. 匿名 より:

    うーん、昨年のモデルもそうでしたが、米国など海外より選択できる範囲が狭いのは個人的に厳しいです。
    旧来のソフトも使いたいこととiGPU用にRAMはある方が良いので、FHDでi7,16GBが選べたなら買ったと思います。
    それに、core m系でWUXGAを超える解像度を扱うのは、処理能力的に無理がありそうにも思えますし。
    いっそ米国に行って買ってくるのもありかな、と思う程度には欲しい機種ではあるだけに、、、
    と、長文乱文失礼しました。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。KabylakeのCore mはm3のみ試用したことがありますが、相当性能が上がっていたので、i5,i7もかなり良くなっていると思いますよ!ただ、コメントを拝見しているとクラムシェルのほうが安心かもしれないですね。

  2. 匿名 より:

    それぞれ、実使用でのバッテリーの持ちに興味があります。
    公称21時間と15時間ですが、実際に標準的な業務使用(ワード、エクセル、ネット少々)でどれくらい持つものなのでしょう。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。XPSについては私の試用だけでなく、実際に使っている人の話を聞くと、通常のノートPCよりは長持ちするけれど、10時間くらいかな、みたいなことを言ってました。WordとかExcelを使うのであればディスプレイを暗くすれば10時間以上行けるんじゃないか、と思います。

  3. miz より:

    矢印キーのところにPageUp/Downキーがありますね
    押し間違いするのでこれ嫌なんですが,なんでクラムシェルと変えてきたんだろう

    • wintab より:

      mizさん、こんにちは、コメントありがとうございます。実はThinkPad 13も同じ構造で、私は今でもたまに間違えます。これはやめて欲しいというのは同感です。

  4. 匿名 より:

    ファンの有無を載せていただけるとありがたいです

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。あーっと、これチェックしてない!ごめんなさい