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DELL Inspiron 15 5000 - 15.6インチ「スタンダードなスタンダードノート」ながら、第8世代Core iプロセッサーとRadeonを搭載!

DELL Inspiron 15 5000
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。9月29日に開催されたDELLの新製品発表会、7つの新機種がアナウンスされ、これまでに「Inspiron 13 7000 / 13 7000 2 in 1」と「Inspiron 15 7000」の紹介記事を書きました。今回はもうひとつ注目したい新製品「Inspiron 15 5000」を紹介します。DELLの「Inspiron」は「スタンダードグレード」の製品に冠される製品ブランド、そして「5000」は「中位」をしめす番号(7000は「上位」)なので、Inspiron 15 5000はまさに「スタンダードなスタンダードノート」ということになります。でも、スペックはスタンダードじゃないです。

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1.スペック

DELL Inspiron 15 5000 スペック表

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新製品ということで、CPUは第8世代(Kabylake R)のCore i5もしくはi7が搭載されます。RAMは最低でも8GB、上位モデルだと16GBを搭載しますので、十分な容量と言えます。それと、この製品は外部GPU「AMD Radeon 530」を搭載するモデルが設定されています。Radeon 530についてはウインタブでテストしたことはありませんが、恐らく内蔵GPUよりも格段にグラフィック性能が向上していると思われます。

第8世代のCore i、十分な容量のRAM、そしてGPUと、一般的なスタンダードノートよりもスペックの高いInspiron 15 5000ですが、ストレージはデュアル構成(2基の物理ドライブを搭載)にはできず、HDDもしくはSSDのいずれかを選ぶことになります。第8世代のCore iに外部GPUも搭載するくらいなので、当然SSDのほうがいいと思うんですが、容量は256GBしか選べません。この製品の場合は家庭でのエンタメマシン的な用途も想定されているため、もう少し大容量のSSDがあってもよかったかもしれません。

ディスプレイは15.6インチのFHD解像度です。この製品はタッチパネルの設定はなく、解像度のバリエーションもありません。入出力ポートではUSBポートが合計4つ装備されますが、Type-Cは外部GPU搭載モデルのみに限定されますので、下位グレードを購入する場合は装備されないことに注意が必要です。また、サイズが15.6インチということもあり、有線LANポートもしっかりついています。

また、新製品発表会でアピールされていたとおり、この製品についても「Waves MaxxAudio Pro」が搭載されています。DELLでは個人向け製品について、エンターテイメント・コンテンツを快適に楽しめる、ということを開発の念頭に置いており、外部GPUの採用や高性能なオーディオシステムの採用はその流れに沿ったものといえます。

サイズは「スタンダードノートだよね」という感じ。同時に新発売となった上位機種「Inspiron 15 7000」と比較してみます。

Inspiron 15 7000: 361.4 × 244.5 × 18.81~20.04 mm / 1.995 kg
Inspiron 15 5000: 380 × 258 × 22.7 mm / 2.28 kg

こうして比較すると、Inspiron 15 5000のほうがずいぶん大きくて重く感じられますが、どちらかと言うとInspiron 15 7000が「かなり小さい」のであって、Inspiron 15 5000は「普通の15.6インチスタンダードノート」という感じです。なので、これでいい、と言っていいのかわかりませんが、競合製品と比較して特にどう、ということはありません。

2.筐体

DELL Inspiron 15 5000 正面
上位機種Inspiron 15 7000がスリムベゼルを採用した筐体なのに対し、この製品は(ちょっと失礼ですけど)すごく普通です。どこにでもあるスタンダードノート、という感じがします。新製品発表会で実機に触れてきましたが、筐体素材はおそらくプラスティックと思われます。

DELL Inspiron 15 5000 天板
天板もごくシンプル。エッジ部分が丸みを帯びたプラスティック製のもので、強い個性はありません。DELLのロゴがあるのみで、表面は無地の光沢加工です。

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DELL Inspiron 15 5000 展示機
画質が悪くて申し訳ありません。先日の新製品発表会で実機の画像を撮影してきました。筐体色は「ブラック」です。

DELL Inspiron 15 5000 キーボード
キーボード面です。この面は少し素材感が異なり、細かいヘアライン加工が施され、金属っぽい光沢があります。ただ、残念ですが別素材(つまり金属)が使われているのかは不明です。キーボードは日本語配列になっており、バックライトはありません。配列については特に大きなクセがあるとは思いません。また、画像の右上に電源ボタンがありますが、このボタンは指紋センサーも兼ねています。

DELL Inspiron 15 5000 右側面
右側面です。この製品はInspiron 15 7000とは異なり標準で光学ドライブが装備されています。ポート類は画像左からSDカードスロット、USB 2.0、光学ドライブをはさみNobleロックスロットとなります。

DELL Inspiron 15 5000 左側面
こちらが左側面。画像左からDC-IN、HDMI、LAN、USB 3.1 × 2、オーディオジャックです。なお、この画像の製品にはついていませんが、外部GPU搭載モデルだとDC-INとHDMIの間にUSB 3.1 Type-Cが装備されます。

DELL Inspiron 15 5000 カラバリ
この製品はカラーバリエーションが豊富で、5色から選ぶことができます。10月3日現在選択できるのは「ホワイト」「ブラック」「プラチナシルバー」の3色ですが、このほかに「ゴールド」「ブルー」(ともに正式な色名は不明です)が追加される予定です。

3.価格など

DELL Inspiron 15 5000はDELL公式サイトで販売中で、価格は税込み102,578円から、となります。DELLは平日限定、休日限定などと銘うってクーポンセールを開催するのが常態化しており、実売価格はこれよりも安くなることがほとんどです。10月3日現在(オータムセール開催中)だと、私がいいな、と思う構成のモデルはこんな価格になります。

Core i5/Radeon/RAM8GB/256GB SSD: 100,961円(税込み)
Core i7/Radeon/RAM8GB/256GB SSD: 110,141円(税込み)

第8世代のCore iプロセッサーに外部GPU搭載ということで、非ゲーミングPCとしては相当に高性能な製品です。また、このスペックであれば「すべて快適」とは言えないまでもオンラインゲームなども楽しむことができるでしょう。それで10万円強という価格なのであれば、妥当というかむしろ割安な感じがします。

この製品、DELLのいう「ファミリー向け」としても文句なしの性能を発揮できると思いますし、ビジネス用途でもほとんどの作業をラクラクこなすことができると思います。スタンダードノートのため携帯性は低いものの、半据え置き型として使うのであれば様々な用途に対応できる、高性能マシンと言えます。

4.関連リンク(DELL)

New_Inspiron_15_5000_5570(2017/10/3発売)

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コメント

  1. 中国製品に対抗するにはこうした高級路線でやらないと無理なんでしょうね。

    • wintab より:

      PYUさん、こんにちは、コメントありがとうございます(ブログ拝見してますが、Twitterまとめメインなんですね)。高くしすぎると7000シリーズとバッティングするし、バッティングしたら7000シリーズのほうを選んでしましそうだし、スペック落として安くしてしまうと5000シリーズとしての意味がなくなるし…。難しいところですよね。

  2. E=mc^2 より:

    (寸法比較で5000と7000逆じゃないですか…?(小声))

    • wintab より:

      相対性理論さん、こんにちは、コメントありがとうございます。こっそり直しました(小声)。ご指摘ありがとうございます。