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ASUS TransBook T100TAM - Windows 10モデルにリニューアル、ハードウェアは変更なし

ASUS TransBook T100TAMにWindows 10
優れたパッケージングとお買得価格で大人気のASUS TransBookシリーズですが、10インチクラスでは現在、CPUにCherryTrailを採用した「T100HA」が最新タイプとなっています。しかし、唐突に、といいますか、HAよりも1世代古い「T100TAM」が「新型」となりました。ASUSの製品は直販向け、量販店向けなど非常に細かくバリーションが分かれていて、スペックもまちまちなのですが、今回Windows 10化した「T100TAM-32E5H」は10インチのTransBookの中では最もスペックが高い製品です。

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1.スペック

OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Intel Atom Z3795
RAM: 4GB
ストレージ: 32GB+500GB HDD(キーボード側)
ディスプレイ: 10.1インチIPS(1,366 × 768)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/h、Bluetooth 4.0
入出力:
(本体):microHDMI、microUSB、microSD、オーディオ
(キーボード): USB3.0
カメラ: インのみ126万画素
バッテリー稼働時間: 本体のみ12.1時間、キーボード接続時10.3時間
サイズ:
(本体): 263 × 171 × 10.5 mm / 重量 570 g
(キーボード): 263 × 171 × 10 mm / 重量 520 g

ひとことでT100シリーズ最上位機だけあってOSは64ビット、CPUはBayTrail世代ながらAtomでは最上位となるZ3795、RAMは4GBとなっていますから、Atom機として考えうる最高のスペックとなります。後継機種T100HAが登場したといっても、T100TAシリーズも伊達にバカ売れしたわけはなく、パッケージングの優秀さに異論の余地はないでしょう。

ASUS TransBook T100TAM 筐体色が変更に
あと、OSを換装した上で新型として売り出すのは単なる在庫処分なのかな、と思ったんですけど、筐体色がゴールドになっているので、そういう単純なことでもないようです。この色、決して派手なこともなく、ビジネスにも非ビジネスにも問題なく使えそうですけど、Appleの影響なんでしょうかね?

それと、ASUS全般に言えることなのですが、低価格機(T100TAMは低価格でもないですが)だろうとWi-Fiが5GHz帯にしっかり対応しているのがうれしいところ。実は低価格機の場合、5GHz帯には対応しないことのほうがはるかに多いんですよね。

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2.性能はあまり期待しちゃダメ

ASUS TransBook T100TAM 全体図
私は8インチタブレット「Lenovo ThinkPad 8」を持っています。OSはWindows 8.1(まだアップグレードしてません)、CPUはAtom Z3795、RAMは4GB、ストレージは128GBと、現在に至るまで8インチタブレットとしては最高のスペックの製品です。この製品には非常に愛着があって、とにかく大好きなのですが、実は思ったほどのパフォーマンスは出てくれません。例えばExcelをタブレットで使う場合、低価格帯のWindowsタブレットでも体感的には問題なく動かせるので、ThinkPad 8のスペックでも体感差はあまりありません。ストアアプリを使う場合でも同様です。

一方、オンラインゲームのベンチマークテストなどをやってみると、やっぱり低価格帯のWindowsタブレットとの差はあまりないんです。おそらくBaytrail世代のAtomが内蔵しているIntel HD Graphicsがボトルネックになっていて、グラフィック処理性能の差が出にくいのだろうと予想しています。

ともあれ、ThinkPad 8を使っていて「めっちゃ速いわ」とかの印象はありません。低価格帯のWindowsタブレットとほとんど同じようなもんです。でもThinkPad 8はそれを忘れさせてくれるくらい…、いやこれはT100TAMの記事でしたね、すみません。

ということで、ThinkPad 8とほぼ同じ構成のT100TAM、性能が低いとはいいませんが、そんなに期待もしちゃダメ、というのが個人的な意見です。ただ言えるのは、この製品が(BayTrailの)Atom機としてとりうる最高のスペックなのだから、性能に満足でも不満足でも、少なくとも納得はできるよね、ということはあります。

また、絶対的な性能という意味ではやはり後継のT100HAに「CPU:Atom X5-Z8500、RAM:4GB、ストレージ:128GB」というモデルがあります。こちらはCherryTrail世代のCPUなので、特にグラフィック処理は大きく進歩していて、オンラインゲームのベンチマークテストをするとBayTrail機の1.5~2倍くらいのスコアが出ます。

じゃT100TAMは買っちゃダメなのか、というと決してそんなことはありません。筐体の出来はこのクラスとしては文句のないもので実績もあります。また、キーボード側の500GBのHDDというのもビジネス利用時などには使いでがあるでしょう。モデルが古い分だけ安定感とか安心感もあります。そして後述しますが、T100HAよりも割安です。

3.価格と発売時期

ということで、OSを換装しただけですが一応新製品として11月14日から発売され、ビックカメラでの予約価格は税抜き54,800円、税込みで59,184円(ポイント10%つき)です。上に書いた後継機T100HAの上位モデルが税込み69,980円(ビックカメラ)ですから、価格面でもかなりお買得になっています。

あとひとつだけ注意事項なのですが、この製品はOSをWindows 10にしたことにより、従来は付属していた製品版のOfficeがなくなり、ストアアプリのOffice Mobileに変更になっています。

4.関連リンク

Windows 10、2つのストレージを搭載する10.1型キーボード脱着式モバイルノートPC「ASUS TransBook T100TAM」を発表:ASUS ニュースリリース
TransBook T100TAM
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コメント

  1. 匿名 より:

    USBポートが1つ多い分、HAの方が使いやすそうな気がします。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、このサイズの2 in 1は拡張性が弱点なので、USBポートの数は重要ですもんね。貴重なご意見、ありがとうございます。

  2. 匿名 より:

    発作のようにキーボード搭載のWinTabが欲しくなり、いろいろさまよっていてたどり着きました。
    いろいろ参考にさせていただきまして、貯まりまくっていたdocomoポイントを利用し、
    ASUS T100TAM 32E5H を購入しました。
    時が悪く、年末年始でいつ届くのか不明ですが、楽しみです。

    ありがとうございます。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。T100TAMはロングセラーで非常に安定したモデルだと思いますし、ロングセラーだけに筐体のできもいいと思います。早くお手元に届くといいですね。

  3. 匿名 より:

    Windows8.1からWindows10にUpdateしましたが、ハードウェアが動作しなくなりました。
    (cf:タッチパネルetc)
    ソフトドライバの互換性と思いますが、windowsのバジョンで、ソフトドライバの入れ替えは必須ですか

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ASUS製品でこういう話はきいたことがないです。すみませんが私だとわかりかねますので、ASUSのサポートに確認してみてください。ドライバーは存在するはず、と思います。私は手持ちの製品をいくつかアップデートしましたが、製品版になってからはこういう自体に遭遇していないんです。

  4. 匿名 より:

    Os入れ替えだけではなく内部ストレージとCPUを強化した後続機が出ないものか