Teclast T8 - 8.4インチのハイスペックAndroid タブレットを試す!これは「買い」でいいんじゃない?(実機レビュー)

公開日: : Android , ,

Teclast T8 実機レビュー
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は注目の8.4インチAndroid タブレット「Teclast T8」の実機レビューです。なにが注目かといいますと、「久しぶりに登場したスペックの高い小型タブレット」という点ですね。Android タブレットもWindows タブレットと同様、新製品の投入がめっきり減り、たまに出てきてもスマホのようなハイスペック機は望むべくもない、という状況です。そんな中、この製品はハイエンドのスマホには及ばないものの、実用上十分に満足できそうな性能、そして「Masterクラス」の品質が期待できるということで、私もレビューさせてもらうのをとても楽しみにしていました。

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なお、この製品は中国の通販サイト「geekbuying」に提供していただきました。geekbuyingにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

Teclast T8 スペック表
OSはAndroid 7.0、CPUはMT8176で、有名どころではASUS ZenPad 3S 10にも搭載されている、LTE非対応のCPUとしてはハイスペックなものです。Webで情報収集したところ、Antutuスコアは7万点台、ということらしいのですが、さて、実際はどうでしょうか?

RAMは4GB、ストレージは64GBと、これも最新スマホにRAM6GBのものが珍しくないことを思えばイマイチに見えるかもしれませんが、おそらく実用上不足を感じるようなものではないだろうと思います。そして、ディスプレイは8.4インチIPS液晶で解像度が2,560 × 1,600と非常に高精細になっています。これもまた試用するのが楽しみです。

また、カメラの方もタブレットとしては非常に性能がよく、特にアウト側は13MPと、ちょっとしたスマホ並みの画素数になっています。ただ、カメラについては実際に撮影してみないと何とも言えないところがありますので、過度の期待はしないでおきましょうか。

2.筐体

Teclast T8 外箱
外箱に関心のないウインタブとしては珍しくこの画像から。ずいぶんとしっかりした作りの外箱に入ってました。また箱には「匠心」の文字が!さすがはマスター・クラス…。

Teclast T8 同梱物
同梱物です。本体のほか、取扱説明書(英文あり、わりと親切です)、保証書、検査合格証、SIM取り出し用ピン…、え?SIMピン?LTEモデルじゃないのに?
と思ったら、SDスロットの開閉用ピンでした。

Teclast T8 正面
ディスプレイ面です。Teclastは製品画像でベゼル幅を盛る(細く見えるように画像加工する)ことがあり、あまり信用してませんでしたが、この通り、両サイドのベゼルはまずまず、といった細さになっています。なお、筐体の実測値は365 gと、カタログスペックよりも20 gほど重かったです。

前面の下部にボタンがありますが、これは指紋センサーです。そしてホームボタンとしての機能はありません。Android OSの操作はディスプレイに表示されるソフトキーでのみ行います。また、実際に指紋を登録してテストしてみましたが、少なくとも私の「左手の親指」は極めて高い精度で認識してくれましたので、実用性は高いと思います。

それと、このディスプレイ面、指紋付着を防止するコーティングが施されており、かなりの効果がありました。全然汚れないというわけではありませんが、指紋がベタベタ、という感じにはなりません。また、触った感触が少しヌメッとしてまして、私の手元に残しているLeEco Le Pro 3と同様の手触り(この製品もコーティングしてますね)でした。

Teclast T8 上面
上面です。このアングルから見ると背面がかなり強く丸みを帯びていることがわかります。この面にはUSB Type-Cポートとオーディオジャックがあります。

Teclast T8 右側面
右側面です。こちらには電源ボタンと音量上下ボタン。ボタンの立て付けは非常によく、カチッと確実に押せます。あと、画像の右端に小さい穴がありますが、これはリセットボタンです。万一の場合、ピンを使って押し込むことになります。

Teclast T8 底面
底面です。左右にスピーカーがありますが、この製品はステレオスピーカーです。一方がダミーということはありません。また中央にあるのはmicroSDスロットなんですけど…

Teclast T8 microSDスロット
開閉するのにピンが必要です。この操作感はSIMスロットとほぼ同じで、使用中にSDカードが脱落したりする心配はいらないですね。ピンをなくさないようにしなければ、ですが、いい構造だと思います。

Teclast T8 左側面
左側面です。こちらにはポートやボタンはありませんが、画像左端にマイク穴が見えます。

Teclast T8 側面アップ
筐体は金属製です。また、エッジ部分にはダイヤモンドカット加工が施され、全体的に極めて質感が高い、高級感を感じる仕上がりになっています。

Teclast T8 背面
背面です。もちろん金属製で筐体色は「シャンパンゴールド」という感じの、淡いゴールドになっています。特に派手さもないですし、誰が手にしても違和感のないカラーリングだと思います。

Teclast T8 背面アップ
背面のアップです。ごらんのように非常に美しい筐体で、両端がやや強くラウンドしています。また、背面にはポート類、ボタン類の説明となる小さなアイコンが描かれています。

ここまで筐体をチェックしてみましたが、個人的には満点をあげられるくらいの仕上がりだと思います。使い勝手、という意味ではなく、筐体の仕上がり、という意味です。この製品の実売価格を思えば、筐体品質に文句が出ることはまずないだろうと思いました。

3.システム

Teclast T8 ホーム画面
ホーム画面です。Teclastのオリジナルアプリは画像左下の2つ(オレンジ色で上向きの矢印が描かれているものとその右横にあるオレンジ色のアイコン)、そして右側の画像にあるカギが描かれている中国語名のアイコン、合計3つがあります。

Teclast T8 OTAアップデート
オレンジ色の矢印のアイコンはTeclastのOTAアップデート用のアプリです。一応「Turn on Automatic Updates」をオンにしておけばこのアプリをいちいち立ち上げる必要はないと思われます。

その横にあるオレンジのアイコンは、おそらく、「自分でインストールしたアプリを第三者(別のログインユーザー)に使わせるかどうか」を設定できるアプリと思われます。でも、すいません、私の中国語力(ほぼゼロ)だとよくわからない、というのが正直なところです。ただ、このアプリで「新規のアプリインストールを許可しない」などの設定もできるようです。

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Teclast T8 アプリコントロール
もうひとつ、カギのアイコンの方を起動すると、こんな風にパターン登録画面が現れます。ここでパターンを登録し、自分でインストールしたアプリにそのパターンを適用するかどうかを設定します。

こちらはわかりやすくて、ここでカギつきに設定したアプリを起動する際、登録したパターンを入れないとロック解除ができない仕組みです。家族など複数の人でこのタブレットを使う場合、ある種の「ペアレンタルコントロール」が使えると思っていいです。

Teclast T8 プリインアプリ
プリインストールされているアプリの一覧です。中国語になっているのは上に説明した3つだけですね。Google関連のアプリは揃っています。もちろんGoogle Playも使えます。

OSを日本語化すると、ほぼ100%日本語化が可能です。上記のTeclastオリジナルアプリ以外、私が試した限りすべて日本語になりました。基本的に「素のAndroid」と考えていいと思います。

Teclast T8 システム情報
端末情報です。セキュリティパッチは4月5日となっていますが、ちゃんとアップデートしてくれますかね?そこはちょっとわかりませんが、一応OTAの仕組みが装備されていますので、期待はできるかも。

Teclast T8 ストレージ
プリインストールアプリが少なめなこともあり、初期状態ではストレージがほとんど使われていませんでした。

4.使用感

ディスプレイ

とても美しいです。しかし、色味に少しクセがありました。全体的に少し青みが強いような…。ただし、この製品には「MiraVision」という機能が搭載されており、色温度の調整が可能になっています。なので、気になるようでしたらある程度は自分で微調整ができます。

なお、私が「色味にクセがある」と感じたのは、この製品とPC用のディスプレイを並べてみた際に気づいたということで、特に設定画面を表示した際にそれを感じました。それ以外は特に青いとは感じませんでしたので、それほど気にしなくてもいいかもしれません。

一方で、「2,560 × 1,600」という解像度を強く実感できたか、と言われると、実はそうでもありません。もちろんキレイなことに間違いありませんが、スペックを知らなければ普通のFHDかと思ったくらいです。いやこれ悪い意味じゃなく書いてます。

スピーカー

Teclastいわく「SWEET sound speaker」と称するこの製品のスピーカーですが、音は悪くはないです。でも、所詮、と言うと失礼かもしれませんが、8インチタブレットの内蔵スピーカーですから、過度の期待をしてはいけませんし、実際のところ「それなり」というレベルだと思います。このスピーカーはあまり大音量が出ません。しかし、その分ボリュームを上げても音割れすることがありませんし、ボリュームを最大にするとそこそこの迫力は出ます。

音楽再生はイヤフォンを使うという前提であれば、実用レベルとしては音がいいほう、と評価できます。ただ、せっかくのステレオスピーカーですが、配置がよくありません。例えば動画を観る際にはタブレットを横持ちすると思いますが、その場合右側もしくは左側にスピーカーが来てしまい、ステレオ感は一切出ません。また、縦持ちしたところで左右のスピーカーの位置が接近しているため、やはり十分なステレオ感は得られません。ここが少し残念なところでした。

ゲーム

Teclast T8 Tower Madness
ゲームに関してはあまり多くを試せませんでした。ひとつのベンチマークとして「デレステ」がちゃんと動くのか、というのがあると思うんですけど、チュートリアルだけをやって「ちゃんと動きましたよ」というと四方八方から罵声が飛んできそうですし、かといって私デレステはほとんど「できないに等しい」くらいの腕なので、ちゃんと動くのかどうかは検証ができません。

一応、いまハマっている「Tower Madness 2」、そしてたまに遊ぶ「Real Racing 3」あたりでしばらく遊んでみました。どちらも(私の腕前では)快適に遊ぶことができました。特にカクついたりコマ落ちしたりといったことは気づきませんでした。

Teclast T8 パズドラ
また、以前読者の方からお問い合わせ頂いたことがあるので、パズドラも少し遊んでみました。パズドラの場合、コマ落ちするとかよりも、そもそも起動できるのか、ということが問題になると思うのですが、起動は問題なくできましたし、この製品の性能から言って、起動できたのであればかなり上位のステージでも問題なく遊べると思います。

ただし、Google Playには無数のゲームがあり、中にはMediaTek製のCPUだと起動しなかったり、快適に遊べないものもあるとは思います。

バッテリー

Androidタブレットの場合、使い方によってバッテリーの消費具合はかなり変わると思います。仮に3Dゲームをずーっとやりっぱなしだとバッテリーの消耗はかなり速いと思いますし、WebブラウジングとかSNSをちょこちょこやる程度ならバッテリーの消費は小さくなります。

一応、Antutuベンチマークをやったり、Tower Madness 2で遊んだりしながら1時間ほど使ってバッテリー消費は20%ほどでした。個人的な印象ですが、この製品のバッテリーは長持ちする方だと思います。ビジネスマンの人が電車の中でニュースを見たり、休み時間とかお昼休みにちょこっとゲームをしたりSNSを見たり、そして帰りの電車でまたニュースを見たりゲームをしたり、というくらいの使い方なら1日充電なしでも余裕だろうと思います。あくまで程度問題ですけどね。

カメラ

Teclast T8 カメラ
Teclast T8 カメラ
この製品はイン8MP / アウト13MPとスマホ並の画素数のカメラが搭載されています。上の画像だけでなく、いくつか写真を取ってみましたが、「それなり」という感じですね。一般的な小型タブレットの場合、そもそも画素数が小さいので、この製品とは比較になりません。一方でよくできたスマホのカメラと比較すると、正直なところやや劣る、と思います。上の画像では青空が少し赤みのあるものになってしまいました。

Teclast T8 カメラ
カメラには各種のエフェクト(シーン別のレディメードパターン、画像左)、明るさやコントラストの調整(画像中央)、トリミング(画像右)などの機能がありますが、スマホのように美白モードとかボケモードはありません。凝ったことをするのであれば別途カメラアプリが必要かと思います。

5.性能テスト

この製品はAndroid機なので、Antutuベンチマーク(v6.2.7)をやってみました。

Teclast T8 Antutu

LeEco Le Pro 3(Snapdragon 821): 161,331
LeEco Le Max 2(Snapdragon 820): 135,484
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543
Ulefone T1(Helio P25): 67,409
Ulefone Armor 2(Helio P25): 66,331
Xiaomi Mi A1(Snapdragon 625): 63,577
Blackview BV8000 Pro(Helio P20): 63,473
DOOGEE MIX(Helio P25): 61,975
DOOGEE Y6 MAX(MT6750): 45,070
CoolPad Max A8(Snapdragon 617): 43,832
Elephone P8 Mini(MT6750T): 42,593
※マウス MADOSMA Q501(Snapdragon 410): 35,663
ZOJI Z7(MT6737); 30,616
Ulefone U008 Pro(MT6737): 30,103
※Cube WP10(Snapdragon 210): 29,273
※ドスパラ Diginnos Mobile(Snapdragon 210): 23,785
※FREETEL KATANA 01 (Snapdragon 210) : 22,724
※印はWindows 10 Mobile搭載機です

単純にスコアだけ見ればHelio XシリーズとHelio Pシリーズの間、ということになります。スマホではなくタブレットで8万点台が出た、ということで満足してもいいのではないか、と思います。もちろんAntutuのスコアで性能のすべてを説明できるわけではなく、上に書いたように動かないゲームがあったり、動くはずなのにカクつく、というゲームもあると思います。しかし、一般論としては「上出来」と言っていいでしょう。

6.まとめ

Teclast T8は中国の通販サイト「geekbuying」で販売中で、11月21日現在の価格は198.99ドル(23,180円)となっています。セール時期ならこれより若干安く買えるかもしれませんが、私が確認した限りgeekbuying以外の通販サイトでもこの製品の価格は上昇傾向にあるようです。おそらくかなり売れてるんじゃないでしょうか(売り手にしてみれば、ヒットしている製品を安売りするようなバカなことはしないはずですから)。

私、この製品は「買い」でいいと思います。レビュー中に記載しましたが、気に食わないのはスピーカーの配置、あとカメラに過度の期待はしないほうがいい、というくらいで、それ以外は高評価です。比較的スペックの高い8インチクラスのAndroid タブレットは数が少ないですし、この性能と筐体品質で2万円ちょっとというのはかなりお買い得だと思います。ところで、こんな満足度の高い8インチのWindowsタブレットはもう中華でも出てこないですかね?

7.関連リンク

Teclast T8:geekbuying

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Comment

  1. 匿名 より:

    本当にいいですね。欲しいです。

  2. SZWind より:

    筐体、性能申し分ないです。
    カメラ性能はおまけ程度ですかね?筐体の大きさに余裕があるので画像処理をSoC任せにしないでほしかったです。
    デジカメみたいな処理エンジンを積むのは大げさなのでしょうか。

  3. こおろぎ より:

    私もこれ、フラッシュセールで少し安かったので買ってしまいました。設定にいろいろ手こずり、初期化してもダメでドリルで破壊したくなりましたがなんとかなりそうで一安心なう。

    まずアプリがインストールできなかった。
    これは悩みましたが、microSDを内部ストレージから外部ストレージに設定変更したら詰まった水洗便所が一気に流れるように解決しました。microSDの書き込み速度がCPUの速度に追いつかないのでエラーになっていたのでしょう。(カード内のデータは全部飛んだけどね…。)

    あと個人的に残念でならないのはこのために買ったと言って差し支えない「欅のキセキ」が対応しておらずプレーできないことでしょう。思わずドリルで…。

    しかしスムーズで高速。これでLTE対応なら他に何も要らないレベルですね。

  4. ずめん より:

    ほんと良い感じですね(๑¯﹃¯๑)ホシイ…
    2万切ればな…(´ε`;)ウーン…と悩んでたら、クーポン出てたんでポチリました(笑)

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