Leeco Le Pro 3 - 5.5インチAndroidスマホ、ハイパフォーマンスで高質感な仕上がりに興奮しました!(実機レビュー)

Leeco Le Pro 3
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中華スマホでもハイエンドクラスの製品「LeECO(LeTV) Le Pro 3(6GB/64GB)」の実機レビューとなります。この製品は2016年の夏に発表されたのですが、LeEcoが経営不振となり、現在でも通販サイトの在庫が安定しません。たまにチェックしてみるのですが、在庫があったりなかったり、という状況です。

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LeEcoについては先日「Le Max 2」の実機レビューを掲載していますが、「Le Pro 3」はその上位機種という位置づけではないものの、レビュー機のCPUやRAMのスペックは明らかに高く、まさにハイエンドな製品となっています。なお、この製品は中国の通販サイト「Banggood」に提供していただきました。Banggoodにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

スペック

OS: Android 6.0.1(EUI V5.8)
CPU: Qualcomm SnapDragon 821
RAM: 4GB / 6GB
ストレージ: 32GB / 64GB
ディスプレイ: 5.5インチLTPS(1,920 × 1,080)
通信: FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20
ネットワーク: 802.11 /a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2
入出力: USB 3.1 Type-C(オーディオ出力兼用)
カメラ: イン8MP / アウト16MP
バッテリー: 4,070mAh(QuickCharge 3.0)
サイズ: 151.4 x 73.9 x 7.5 mm / 177 g

最初にスペックを確認します。Le Pro 3には「LEX720」「LEX727」などの枝番モデルが存在しますが、レビュー機は「LEX720」で、internationalバージョンとなります。先日かのあゆさんがレビューしてくれた「Le Max 2」と比較すると、処理性能面ではスペックアップしているものの、周辺機能はLe Max 2に劣る部分もあります。OSはAndroid 6ベースの独自UI「EUI」を搭載し、CPUはSnapdragon 821、RAMは4GBと6GBがあります。ストレージも32GBと64GBを選ぶことができ、128GBまで選べるLe Max 2とは少し異なります。なお、レビュー機はRAM6GB/ストレージ64GBという構成でした。

ディスプレイはLTPSという、少なくとも私にはなじみのない表示がされていまして、検索してみたらこんな説明がありました。
いま改めて理解しておきたい、「Retina」と「IGZO」の関係:マイナビニュース

この記事はIGZOについて説明していますが、対比としてLTPSについても言及があります。LTPSとは何か、を説明するサイトもたくさんあるのですが、「ことごとく難しい」ですね…。「低温ポリシリコン」って言われてもなあ…。リンク先の記事は「IGZOよりLTPSのほうがすげえ、でもLTPSはコスト高」ということがわかるぶんだけ一般人向けかな、と思います。

スペック表上、ディスプレイの解像度はLe Max 2のほうが上ですし、サイズもLe Max 2のほうが5.7インチと若干大きくなっています。カメラ性能に関してもLe Max 2のほうがスペック表では上となります。また、カメラ性能についてもLe Max 2のほうがより高性能です。もっともカメラの場合(特に中華は)スペック表だと全然わからないというか、実際に撮影してみないと何とも言えないですけどね。

筺体サイズはLe Max 2よりも小ぶりです。ディスプレイサイズが5.5インチと若干小さくなっていることもあり、それは当然かと思います。ということで、「どっちが上」みたいな不毛なことを言っても仕方ないですが、CPUを除けばLe Max 2のほうが全般にスペックが上だといえます。ただし、双方ともRAMやストレージ容量に選択肢があり、ウインタブでのレビュー機、ということに限ればLe Pro 3のほうがハイスペックです。

2.筺体

Leeco Le Pro 3 同梱物
同梱物です。マニュアル類はすべて中国語のみで英語はありません(従って何が書いているのかよくわかりません)。ACアダプターは日本で使える形状のものが入っていました。また、電源用に使用するフルサイズUSB(オス)- USB Type-C(オス)のケーブルと、(ここがLeEcoらしいのですが)USB Type-C – オーディオジャックの変換ケーブルが付属します。LeEcoにはオーディオジャックがなく、イヤフォンを使う場合はこのケーブルをUSB Type-Cポートに接続して使います。

あとはSIMスロット用のピン、そしてPVC(柔らかい素材です)のクリアケースが付属します。比較的シンプルか、と思いました。

Leeco Le Pro 3 前面
前面です。比較的オーソドックスなデザインですが、かなり美しいと感じました。5.5インチサイズですが、実際にはそれよりもコンパクトに感じられます。また、極めて質感が高いといいますか、高級感があります。

Leeco Le Pro 3 左側面
左側面にはSIMスロットがあるのみです。

Leeco Le Pro 3 SIMスロット
SIMスロットはデュアルSIMで両方ともNanoSIMとなります。また、画像を見てもらえればわかりますが、microSDカードは使えません。また、microSDスロットが別な場所にある、ということもありません。つまりこの製品はmicroSDカードは使えません。

Leeco Le Pro 3 上面
上面にはオーディオジャック…ではないです。オーディオジャックに見えるのはリモコン用のセンサーで、これでテレビのコントロールをしますが、日本では対応製品がないため使えません。もうひとつある小さい穴はマイクとなります。

Leeco Le Pro 3 右側面
右側面には電源ボタンと音量ボタンがあります。この辺はオーソドックスですね。

Leeco Le Pro 3 下面
下面にはスピーカーとUSB Type-Cポートがあります。ただ、普通のスマホとはちょっと違ってまして、一見ステレオスピーカーに見えるんですけど、実は違います。これは「右スピーカー」です。

Leeco Le Pro 3 スピーカー
で、こちらが左スピーカー。画像を縦持ちしても逆さにしても、左右のスピーカーはそのままです。自動的に切り替わりません。横持ちで音楽を再生するとかなり音質がいいです。

Leeco Le Pro 3 背面
背面です。両側がラウンドした形状で、質感は非常に高いです。カメラは背面上部中央に、その下には指紋センサーがあります。

Leeco Le Pro 3 背面アップ
背面は横方向にヘアライン加工が施してあり、かなりの光沢があります。

Leeco Le Pro 3 センサーボタン
前面下部にセンサーボタンがありますが、普段は表示されず、該当箇所にタッチするとボタンのアイコンが浮き出る仕組みになっています。

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ひと通り筺体をチェックしましたが、非常に質感が高く、ハイエンド機にふさわしいものとなっていました。背面の光沢がかなり強いのは賛否がわかれると思いますが、個人的には「金属」という感じがして好感を持ちました。また、厚さは7.5 mmで、世界最薄とかではありませんが、スマホとしてはかなりの薄型であることは間違いなく、これも筺体の高級感に寄与していると思います。また、エッジ部分はダイヤモンドカット(便宜的にこう書きます。正式名称はわかりません)が施されていて、光のあたり具体によっては「眩しい」と感じるくらいでしたw

3.システム

Leeco Le Pro 3 画面
UIはLeECOの独自UIである「EUI」が採用されていますが、レビュー機はおそらくBanggoodのショップカスタムROMが使われています。EUIはドロワーボタンがなく、iOSに似たインターフェースなのですが、初期状態では「LIVEボタン」というのがあります。レビュー機にはこれが取り除かれていました。また、上の画像の右側にある通り、ひと通りのGoogle関連サービスもインストール済みでした。

Leeco Le Pro 3 システム情報
日本語化はワンタッチでできますが、英語表記はかなり残ります。ただし、Xiaomi製品よりは日本語化の程度が進んでおり、実用上はあまり困らないと思います。LeEcoはスマホメーカーというよりは「コンテンツ産業」の会社なので、スマホをリモコンとして使うことを想定していたり、独自のアカウント(これはXiaomiにもあります)を使ったWebサービス等も展開していて、その関連アプリがいくつかプリインストールされているのですが、LeEcoのコンテンツサービスは日本では使えないため、はっきり言って意味がありません。

また、レビュー機にはワイヤレスアップデートの項目がなかったこともあり、私は「ショップカスタムROM」と結論づけました。ちょっと脱線しますが、この製品にはLineage OS(旧Cyanogenmod)に対応ROMがあったりして、カスタムROMの適用も可能ですので、ショップカスタムROMや(日本では使えない)LeEcoのオリジナルアプリに不満があり、腕に自信のある人はカスタムROMを使う、という手もあるでしょう。

操作感は非常にいいです。独自のEUIが使いにくい、ということはありませんでした。一般的なAndroid OS(AOSP)の操作感に慣れている人だと当初少し戸惑うかもしれませんが、おそらく短期間で慣れることができるだろうと思います。

また、この製品はハイエンドなスペックなのは間違いないですが、そのせいかどうか、スクロールをはじめ各種の挙動が極めてスムーズです(よくいうヌルヌルってやつですね)。私はミッドレンジのスマホも使っていまして、当然それらの製品もヌルヌルだと思ってますが、操作感を比べてみると明らかにLeEcoのほうが滑らかに動きます。

あと、ゲームなんかをやってみてどうか、というレビューは不要でしょう。Androidのスマホで、この製品を使ってちゃんと動かないようなアプリは他のスマホでも動かないはずです。厳密にはCPUでSnapdragon 835という、より新しい型番のものはありますけど、後述するベンチマークテストを見てもらえれば納得してもらえると思います。

ディスプレイはFHD解像度ですが、発色が素晴らしく、特に「黒」がキレイなので、全体的に深みを感じます。レビュー開始時にこの製品はWQHD(2,560 × 1,440)解像度だと勘違いしていて、この記事を書き始めてようやくFHD解像度だということに気づきました。ディスプレイがキレイかどうか、というのは人によって異なる評価になるはずなので、個人的な意見になりますけど、100点満点の120点くらい、と思います。

Leeco Le Pro 3 カラーモード
また、この製品は「カラーモード」を4つのメニューから選択できるようになっています。私は標準の「LeEco」というのを使っていますが、よりくっきりと表示したい場合は「Vivid」を、目に優しい、ちょっと白が弱い感じにしたい場合は「Soft」を選ぶなど、お好みに合わせて調整可能です。

次にスピーカーですが、「これはいい」です。ただし、横持ちの場合に限ります。上にも書きましたが、底面にあるのは「右スピーカー」で、通話用の(位置にある)スピーカーが「左スピーカー」です。そのため、ステレオ感がしっかり出ますし、左右のスピーカーのバランスも悪くありません。現在だと音質にこだわったスマホが多くなっていて、私はそれら音質自慢のスマホをあまり使ったことがないので、偉そうなことは言えませんが、多くの人が満足するレベルにあるとは思いますし、個人的には非常に高く評価します。

指紋センサーですが、これも誤認識がかなり少なく、ほとんどの場合「一発ロック解除」が可能です。以前も書いたことがあるのですが、「私の指紋は認識されにくい(被害妄想じゃないですw)」と思ってまして、レビューのたびに心配になるんですよね。しかし、この製品の場合は全然大丈夫だったので、少し安心しました。

Leeco Le Pro 3 カメラ
DOOGEE Y6 Maxのカメラ
カメラについてはディスプレイ同様、発色がキレイだと思いました。上の画像がレビュー機、下の画像がDOOGEE Y6 Maxのものです。スマホを2台持って、ほぼ同時刻、同アングルで撮影しました。どちらもエフェクトはかけておらず、素の状態で撮影しています。レビュー機は16Mピクセル、DOOGEEは13Mピクセル(ソフトウェア補間により16Mピクセル)です。私はDOOGEEのカメラに不満を持ったことはなく、実際Twitterに投稿するための食レポ画像などを撮影していますが、こうやって比較すると全然違いますね…。なお、この画像はサイト掲載用にリサイズし、圧縮していますので、完全なオリジナル画像ではありません。

また、カメラについては標準的なフィルタ機能やパノラマ機能はついています。ただし、美白モードはありません。

この製品の使用感は本当に抜群です。そういうスペックだから当然だろ!というのもあるんでしょうが、性能だけでなく、薄型で高級感のある筺体でもあり、試用していて非の打ち所がない、という感じでした。

4.性能テスト

いつものようにAntutuベンチマークをやってみました。

Leeco Le Pro 3 Antutu
参考:
LeEco Le Max 2(Snapdragon 820): 135,484
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543

ウインタブとしては過去最高のスコアが出ました。Snapdragon 821って820よりもずいぶん性能アップしてるんですね…。より最新CPUであるSnapdragon 835についてはGalaxy S8に搭載されていることもあり、WebにAntutuスコアが出回ってますが、およそ16万~17万くらい、ということなので、Le Pro 3も捨てたもんじゃないですね。と言うかこのスコアだとおよそ何をしても不満は出ないでしょう。万一不満を感じる場面があったとしても「どうしようもない」、つまり、この製品でまともに動かないようなアプリは他のスマホを使ってもまともに動かないはずですから、素直に諦めがつくと思います。

5.まとめ

LeEco Le Pro 3は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、6月17日現在の価格はレビュー機と同じRAM6GB/ストレージ64GBのものが349.99ドル(39,590円)、RAM4GB/ストレージ64GBのものが289.99ドル(32,803円)、RAM4GB/ストレージ32GBのものが259.99ドル(29,409円)となっています。個人的にはRAM6GBというのはあって困るものではないにせよ、ちょっとオーバースペックかな、という気がしますので、RAM4GBでも十分快適に操作できるのでは?と思います。

ウインタブではタブレットにせよスマホにせよ、比較的スペックの低い製品を手に入れてうまく使いこなす、というのが楽しいと思っていて、今後もそのスタンスは基本的には変わりません。その観点ではこの製品は「良すぎ」ですね。

ただ、自分でレビューしてみて、やはりハイスペックマシンというのは価格が高いだけのことはある、と感じました。さりげない操作がことごとく快適です。また、LeEcoの場合、比較的低価格であるにも関わらず筺体品質が素晴らしく、ディスプレイ、指紋センサー、スピーカーなど、非の打ち所のない仕上がりでした。

記事の冒頭でも書きましたが、LeEcoは経営不振が伝えられており、この先意欲的な新製品がどんどん登場するかどうかよくわかりませんし、既存製品も徐々に入手が困難になりつつあると感じています。予算に余裕があるのなら、この製品を今のうちに購入しておく、というのはいい考えか、と思いました。

6.関連リンク(Banggood)

LeTV Leeco Le Pro 3(6GB/64GB)
LeTV Leeco Le Pro 3(4GB/64GB)
LeTV Leeco Le Pro 3(4GB/32GB)

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Comment

  1. alpha より:

    ROOT化してAOSPとかカスタムROMとか入れられるかが気になりますね

    • wintab より:

      alphaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。X720だとブートローダーのアンロックが可能と聞いてますので、カスタムROMは大丈夫かと思います。

  2. よっちゃん より:

    ドコモのプラチナバンド対応してないですね。他のサイトによるとプラスエリア化も適応してもすぐに元に戻るのでダメとか。惜しいです。

    • wintab より:

      よっちゃんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。残念ながら通信周りのテストはできないのですが、山間部などではちょっとつらいかもしれないですね。

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