記事にアフィリエイト広告を含みます

arrows M04 ー 国内メーカーならではのフル機能搭載とハンドソープで水洗いできる筐体が魅力(かのあゆ)

富士通 arrows M04
こんにちは。かのあゆです。富士通のスマートフォン部門である富士通コネクテットテクノロジーズ株式会社が新型SIMフリースマートフォンとして「arrows M04」を発表いたしました。元々arrowsシリーズ自体キャリアモデルとして展開しているブランドであるためSIMフリーモデルでありながらワンセグ受信機能、おサイフケータイといった機能をしっかり搭載しているほか、5.0インチサイズのコンパクトかつスタイリッシュなデザイン、そして落下に強いタフネスなつくりで、さらに汚れたらなんと「ハンドソープで水洗いできる」など、とても魅力的な一台となっています。

スポンサーリンク

1.スペック

OS: Android 7.1 “Nougat”
CPU: Qualcomm SnapDragon 410
RAM: 2GB
ストレージ: 16GB
ディスプレイ: 1,280×720 HD
LTE: 1/3/19/26
3G: 1/5/6/8/19
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth 4.1
カメラ: イン500万画素 / アウト1,310万画素
バッテリー: 2,560mAh
サイズ: 144 x 71 x 8.0 mm / 148 g

搭載CPUはQualcommのSnapDragon 410で、RAM2GB/ストレージ16GBという構成になっていますが、実はこのスペックは前モデルarrows M03と全く同じものです。

さらに言えばSnapDragon 410自体2015年発売の初代SIMフリーarrowsである「arrows M01」からずっと採用されているものとなります。

搭載OSこそ最新のAndroid 7.1であるとはいえ、2017年現在だともはやローエンドクラスのスペックとなってしまっているため、同価格帯の他社端末であるHuawei P10 LiteやASUS Zenfone 3 Laserなどと比較するとどうしても処理性能面では見劣りすると感じられます。できればSnapDragon 430あたりを搭載してほしかった、というのが正直なところです。

ただし元々キャリアモデルとして販売されていた端末がベースになっているため、記事の冒頭で書いたようにSIMフリー端末としては珍しくワンセグ放送受信機能が搭載されているほか、完全新規のSIMフリースマートフォンでは現状Nuans NEO[Reloaded]のみ対応しているおサイフケータイ機能も搭載していますから、これらの機能が必要な方にとっては大きな魅力と感じられるかもしれません。

またアウトカメラはソニー製のCMOSセンサーである「Exmor RS」に富士通製の画像処理エンジンである「GRANVU」を組み合わせ、明るい場所はもちろんのこと暗い場所でも美しい写真を撮影することが可能となっています。

2.筐体

富士通 arrows M04 基本カラー
基本的にキャリアで販売されているミッドレンジモデルをそのままSIMフリー仕様に変更して販売していたarrowsシリーズですが、今回のarrows M04に関しては完全新規の筐体デザインが採用されています。店頭販売されるモデルは基本カラーがブラックとホワイトの2色で、それぞれ背面に富士通のインフィニティロゴがデザインされた非常にシンプルなデザインとなっています。

富士通 arrows M04 限定色
また、MVNOや量販店向けに限定色が用意されます。細かい配慮がされてますねえ。

スポンサーリンク

非常にスタイリッシュなデザインを採用していますが、過酷な環境でも耐えられるよう米国国務省が定めた厳しいMIL規格のテストを通過しており、アウトドアなどの過酷な条件でも安心して利用できるようになっています。

富士通 arrows M04 落下試験
特に落下テストに関しては富士通が独自に1.5mの高さからコンクリート罪に落下させるテストも行っており、さすが富士通、といいますか、その耐久性に関してはかなり安心できるものと言えます。

本体はハンドソープで水洗いも可能
またarrows M04はハンドソープで本体を水洗いすることもできます。「ハンドソープで水洗いできる」ことを売りにしている端末はほかに京セラが販売しているものの、スマートフォン全体から見ても非常に珍しい特徴になっています。

3.まとめ

arrows M04はオープン価格で7月20日より発売開始予定です。すでに販売価格を発表しているノジマ電機のオンラインショップでは税込38,664円で予約受け付け中となっています。

この価格帯だとHuaweiのP10 LiteやASUSのZenfone 3あたりがライバルになりますが、正直スペック的にはこれらの機種に劣ってしまい、どちらかといえば1~2万クラスで購入できるローエンド~ミッドレンジクラスの端末と同レベルになっているため、スペックを求めるのであれば正直この端末はかのあゆ的にもお勧めしづらい印象です。

ただし、元々キャリアで販売されている端末がベースになっていることもあり、SIMフリー端末でなかなか対応していないワンセグテレビ受信機能とおサイフケータイ機能が搭載されており、「スペックは気にしないので国内メーカーでワンセグも見たいしおサイフケータイも使いたい!」という方にとってはとても貴重な端末なのではないかと思います。

またスタイリッシュな筐体ながらタフネスな堅牢製と汚れたらハンドソープで水洗いできる気軽さも持ち合わせており、海外スマートフォンではなかなか見られない面白い試みの端末なのではないでしょうか。

4.関連リンク

arrows M04 : 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社
arrows M04 ホワイト:ノジマオンライン
arrows M04 ブラック:ノジマオンライン

スポンサーリンク

コメント

  1. より:

    1~2万クラスの製品やHuaweiのP10 LiteやASUSのZenfone 3に堅牢さやテレビチューナーやおサイフケータイは対応していませんよ そういう製品を比較してスペックが低いとかウソつくなよ 

    • あるえふ より:

      本文に「処理能力は現行機としては低いレベルのこと」「ライターがどこが同一価格帯の他機種と比較して劣ると考えたか」「そちらには付いていないワンセグやおサイフに対応していること、また、こちらをメリットと捉えられる場合もあること」など、まんべんなく言及していてどこにもうそはないです。

      それに、文書中から「ライターは基本的には付加機能より処理能力側に重点があると考えている」ことも読み取れますからその点からも「性能低い」と表現していてもうそはないです。
      もちろん、そんな処理能力よりもワンセグとおサイフのほうが重要なんだ、というかたが「性能が低いとは言えない」と考えることも間違いではないです。

      ただ、ぼくとしては「MSM8992・RAM3GB・ストレージ16GB・ワンセグ有り・おサイフ対応」のDM-01Hを使用していて感じるのは、インストールするサービスをかなり我慢してもなおストレージ空きは1G未満で(これにはDM-01Hが「アプリのSDへのインストールを許可していない」こともあってですが)あれこれ頻繁に使ってると動作はすぐ重くなるしそうなるとおサイフの反応がひどく遅れる(最悪時は反応しない)こともあるし、それを避けるには1日に1・2回意図的に再起動してやる必要がある(こまごまキャッシュクリアを実行するよりは確実)など、紹介時に「処理能力側の重要性」に重きを置くことは(ぼくとしては、ですが)良心的だと思います。

      • wintab より:

        あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。フォローしていただいてうれしいです。私とライターに関してはご批判をいただくのは結構なんですが、「うそつき」と書かれてしまうのはちょっとつらいですね。きちんと事実を書いた上で、主観をある程度入れるのがウインタブの記事の方向性なので。

  2. FLIP↗FLOP より:

    先週両親のスマホをキャリアから楽天モバイルのM03にしましたが、Trancendの
    Microsd32Gが付いて9800円でした。
    M04が出るからだろうとは思っていましたが、スペックがここまで変わりばえしないのは、ちょっと寂しいですね。

    • wintab より:

      FLIP↗FLOPさん、こんにちは、コメントありがとうございます。富士通のSIMフリー機、というだけで楽しい気持ちになってしまうんですけど、もうひと頑張りしてもらえればもっといいですよねー。

  3. 匿名 より:

    ハンドソープで水洗いできると聞いてauの京セラ製を思い出してしまった。スペック殆ど同じなのが不思議だ。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ああ、だめだ、キャリアモデルの話になるとついていけない…。私は大手キャリアのことがあまり好きな方ではないのですが、製品とかはもう少しちゃんと見ないとなあ。

  4. より:

    >完全新規のSIMフリースマートフォンでは現状Nuans NEO[Reloaded]のみ対応しているおサイフケータイ機能も搭載していますから、

    ”のみ”とかこれは完全にウソつきですね

  5. 匿名 より:

    なんか必死な人がいますね

    それはさておき、面白い構成のスマホだとは思いますが、これに4万円を払うかと言われると私はしり込みしちゃいます。せめて3万円代ならって感じですね
    親へのプレゼント用?
    うーん、難しい。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。「親へのプレゼント」確かに富士通ということだとそのイメージになりますね!

    • wintab より:

      ななしさん、こんにちは、コメントありがとうございます。もし洗えたらいいっすよね、とは思います。HUAWEIが日本を見て商品開発しちゃうと怖い。別に中国のメーカーが日本で成功するのは悪くないですけど、その結果日本のメーカーが追いやられてしまうのが怖いです。どうしてこうなった?

  6. ななし より:

    防水対応のスマホを好んで使ってきましたが、さすがにハンドソープで洗おうと思ったことはありませんね・・・(そもそも水洗いすらない)
    CPUはKitkat時代の初代M01から、RAMはM02から進歩無し。価格は代を追うごとに上がって税込み4万台に。

    HuaweiがFeliCa導入を検討しているようなので、はやいとこ参入してもらいたいですね。