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CoolPad Max A8 ー 「溶けた飴」のような加工が美しい!複数の環境を切り替えられるマルチスペース機能も便利!(実機レビュー:かのあゆ)

CoolPad Max Top
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中華スマホ「CoolPad Max A8」の実機レビューとなりますが、かのあゆさんのレビューの前にご連絡をさせていただきます。この製品は中国の通販サイト「TOMTOP」から提供していただきました。ただ、これまでにウインタブでTOMTOPという通販サイトについて言及したことはありません。TOMTOPから実機レビューのご提案をいただいた際、すでにGearbest、Banggood、geekbuyingの3社とお付き合いがあることもあり、ウインタブとして新たに中国の通販サイトとのお付き合いを開始する必要があるのか少し疑問でした。しかし、TOMTOPのご担当者と何度かメールのやり取りをさせてもらう過程で、オリジナルブランドを持っていて、信頼性のある会社でもあると判断しましたので、喜んで実機レビューをさせてもらうことにしました。

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TOMTOPとはこんなサイト(企業)です

・中国・深センに本拠を置き、中国の国内および海外にも子会社あり
・創業は2004年、当初はアリババやebayに出品、2015年にTOMTOP通販サイトを開始
・ガジェット/アウトドア用品/ドローンなどを取り扱い、特にドローンやアクションカメラが得意
・オリジナルブランド「Andoer」を持ち、アクションカメラなどを製造。商品の開発にも力を入れている。

私の方でもTOMTOPのサイトをチェックしてみました。ウインタブがメインで扱っているPC、タブレット、スマホの品揃えは他社よりも少なめですが、カメラやドローンに関してはオリジナリティのある品揃えになっていました。日本から製品を購入するぶんには問題がないと考えますし、まだ歴史の浅いサイトですから、今後の品揃えの充実、また価格競争力の強化に期待したいと思います。

ということで、ウインタブにとって先行の3社よりも紹介させていただく機会は少ないと思いますが、今後たまにTOMTOPの製品レビューやセール情報も記事にしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。では、ここでかのあゆさんにバトンタッチです。

1.はじめに

こんにちは。かのあゆです。今回はCoolPadのフラッグシップモデル「CoolPad Max A8」をレビューいたします。発売からちょうど1年が経過した端末なので、決して最新端末とは言えないものの、筐体の質感と基本性能は今でも優れている一台になっていると感じました。なお、実機を提供していただいたTOMTOPにはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。

2.スペック

OS: Android 5.1.1 “Lolipop” With CoolUI 8.0
CPU: Qualcomm SnapDragon 617
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.5インチFHD(1,920×1,080) ゴリラガラス4採用
ネットワーク: FDD LTE 1/3/7、FDD LTE 40
802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
カメラ: アウト500万画素、アウト1,300万画素
バッテリー: 2,800mAh
サイズ: 152 x 75.7 x 7.6 mm / 170g

搭載CPUはQualcomm SnapDragon 617。日本向けの製品ではNuAns NEOやVAIO Phone Biz/Biz A、Huawei P9 Lite Premiumなどに採用されています。最新CPUというわけではありませんが、基本性能は現在でも十分なレベルで重量級の3Dゲームをプレイするのでなければ特にストレスを感じることはありません。

OSはAndroid 5.1 “Lolipop”にCoolPad独自の「CoolUI」を搭載したものとなります。もう間もなくAndroid 8.0がリリースされるため、OSのバージョンとしては古いものになってしまっていますが、独自機能でAndroid 6.0以降に搭載された機能も採用されているため、特に違和感なく利用することができるのと思います。

3.筐体

CoolPad Max 前面
この画像はモノクロではなく、デフォルトのテーマが「ブラックにゴールド」で、写真を取るとこのように見えてしまうのです。ご了承下さい。

CoolPadはウィンタブでも「Le Max 2」と「Le Pro 3」をレビュー済みの「LeEco」と2016年にジョイント企業「Cool」を立ち上げ、そこで「Cool1」という端末を発売していますが、この「Max A8」も、それに近いタイミングで登場した端末だったためか、デザインはかなりLeシリーズに似ています。

CoolPad Max ガラスパネル加工
ただしLeEco端末と異なりゴリラガラス4を採用した前面ガラスパネルは少し膨らみを持った加工がおこなわれており、同時期にソニーから発売された「XPERIA X」シリーズ同様「溶けた飴」のような印象で非常に美しいです。

なかなか文章と写真でその質感を伝えるのは難しいところですが、とにかく前面ガラスの加工はかなり「素晴らしい」ものとなっています。

CoolPad Max 上部
本体上面はイヤホンジャックが搭載されています。

CoolPad Max 下部
下面はUSB-Cポートではなく、microUSBポートが採用されています。スピーカーはステレオスピーカーとなっています。音質のほうは特別良いというわけではありませんが、音が割れるということはなく十分なレベルとなっています。

CoolPad Max 左側面
左側面はボリュームキー。

CoolPad Max 右側面
右側面はSIMスロットと電源ボタンとなっています。

CoolPad Max SIMカードスロット
SIMスロットはスロット1がnanoSIM、スロット2がmicroSIMに対応したデュアルSIM対応となっておりで、DSDSにも対応していますがこのレビューでは日本国内での同時待ち受けに対応しているかどうかは残念ながら検証することができません。

なおmicroSDカードスロットはmicroSIMカードスロットと排他式となっています。

CoolPad Max 背面
背面にはカメラと指紋認証センサーがあります。カメラのレンズ周辺と指紋認証センサー周辺に金メッキのリング加工がなされており、こちらもかなり高級感があるものとなっています。また、指紋認証の精度はかなり高かったです。

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4.システム

CoolUI システム情報
OSはAndroid 5.1”Lolipop”をベースに独自UI「Cool UI」を搭載したものとなっています。

CoolPad Max ホームランチャー
HuaweiやXiaomi、LeEcoなどが採用している「ドロワーではなくホーム画面に直接インストールしたアプリのショートカットを配置する」タイプのランチャーですね。この辺に関しては気に入らないようであれば「Novaランチャー」や「Google Nowランチャー」などに入れ替えればほぼ素のAndroid 5.1と同様の操作性になります。

CoolPad Max マルチウィンドウ
OSバージョンはすでに2世代前となってしまいましたが、CoolUIの機能としてAndroid 6.0で搭載された「省電力機能」やAndroid 7.0で搭載された「マルチウィンドウ」などが搭載されており、旧バージョンであることを意識することなく利用することができました。Cool UI、地味にスゴイですね。

CoolPad Max ホームランチャー 2
プリインストールはGoogle関連のアプリケーションと独自のキャッシュクリーナーアプリ、テーマ変更アプリ、指紋認証アプリ、ファイルマネージャーのみと非常にシンプルな構成となっており、中華スマートフォンによくみられる独自ストアなどは含まれていませんでした。

独自UIを搭載したAndroid搭載機はショップ側が独自で日本語ロケールなどを追加した「ショップカスタムROM」を搭載していることが多いのですが、本端末に関してはシステムアップデートの項目も残っており、ショップカスタムROMではなく本来のCoolUI ROM搭載となっています。

ただし、そのためシステム言語に日本語が含まれておらず、「MoreLoacale2」で日本語化を試みましたがGoogle関連のアプリケーション以外は日本語化することができませんでした。

ただランチャーアプリを除けばほぼ素のAndroid 5.1に近い画面構成となっているため、英語が苦手な方もそれほど違和感なく利用することができるのではないでしょうか。

面白い機能としては「マルチスペース」という機能が搭載されています。


これは、メイン環境とは別にもう一つ別の環境を作成することができる機能で、Googleアカウントやインストールしたアプリなども別に管理されるため、LINEやFacebookなど原則1端末につき1アカウントしか登録できないアプリで別のアカウントを登録して利用することができるようになります。

またこの領域のデータ領域はメイン環境のデータ領域とは完全に切り離されており、指紋認証でロックすることも可能でPC接続時もデータを取り出せない仕様となっているため、見られたくない写真やドキュメントなどを保管しておくことも可能です。

アウトカメラはGalaxy S6シリーズや以前レビューを執り行ったLenovo ZUK Z2にも採用されている「ISOSELL」センサーを採用しており、画素数は1,300万画素となっています。

CoolPad Max カメラテスト 1
CoolPad Max カメラテスト2
実際に野外で何枚か写真を撮影してみましたが、明るいところはもちろんのこと、暗い場所でも美しい写真を撮影することができました。また同じセンサーを採用しているZUK Z2では暗所で撮影した場合ノイズがかなり目立つ印象でしたが、本端末の場合はかなり抑えられている印象です。

中華スマートフォンの場合スペックがハイエンドでもカメラに関してはそれなりになっているものも多いのですが本端末のカメラは日本国内で販売されている同クラスのスマートフォンと比較しても十分な品質を確保していました。

5.性能テスト

いつも通り「Antutuベンチマーク」で性能テストを行ってみます。

CoolPad Max ベンチマーク

スコアとしてはVernee ApolloやElephone S7に搭載されているHelio x27の半分くらいという結果になっています。同じCPUを搭載したHuawei P9 Lite Premiumや搭載OSが異なりますがWindows 10 Mobileを搭載したVAIO Phone BizやNuAns NEOでもこの数値に近いスコアが出ており、おおむねSnapDragon 617としては平均的なスコアとなっているのではないでしょうか。

決してハイエンドスマートフォンというわけではありませんが、WEBブラウジングやTwitter、ライトな3Dゲームをプレイする分には十分すぎる性能で、試用中一通り動作確認を行ってみましたがもたつきを感じるような箇所は一切見られませんでした。

6.まとめ

非常に高級感のある筐体で所有欲を満たされるCoolPad Max A8はTOMTOPでは169.99ドル(約19,549円)にて販売中となっていますが、TOMTOPがクーポンを発行してくれましたので、クーポンコード「VSPZ51」を入力すると5ドル引きの164.99ドル(18,974円)となります(7月31日まで)。

残念ながら完全な日本語化はできませんが、独自UIである「CoolUI」も複数の環境を切り替えられるマルチスペース機能など、中華スマートフォンでもなかなか見られない便利な機能が搭載されており、非常に使い勝手がいいと思います。

筐体デザインは今年日本でも発売した「Huawei P10」シリーズなどと比較しても遜色ないと言っていいくらいに美しいものとなっており、所有欲を満たされるものとなっています。

性能のバランスがとれていて筐体デザインも妥協しない端末を探しているのであればぜひ候補の一台に選んでほしい端末となっていると感じました。

関連リンク

CoolPad Max  : CoolPad
クールパッドマックスA8 4Gスマートフォン5.5インチFHD 4GB RAM 64GB ROM : TOMTOP
※クーポンコード「VSPZ51」で5ドル割引となります(7月31日まで)

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