ZMI MF855 - SIMフリーのモバイルルーターとモバイルバッテリーの2役をこなすスグレモノ(実機レビュー)

公開日: : アクセサリ ,

ZMI MF855
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。いつもお世話になっているTJC株式会社から、新製品のモバイルルーター「MF855」をお借りしての実機レビューとなります。ちょっと面白い製品で「SIMフリーのモバイルルーター」と「7,800mAhのモバイルバッテリー」の1台2役をこなすことができます。私はほとんど遊んでいないので偉そうなことは言えませんが「Pokemon GO(ポケモンGO)」にはうってつけ、と言えるのかも知れません。

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また、私は現在Y! Mobile(ワイモバイル)と契約し、305ZTというモバイルルーターを使ってまして、料金が高いことに少し不満があるので、SIMフリーのモバイルルーターというのには関心があります。ただし、手持ちのFREETEL SIMがそれほど高速ではないということもわかっているので、そのSIMを使っての実機レビューでこのルーターの通信能力は正しく測定できないだろう、とも思っていますけどね。しかし、MVNOの料金体系でモバイルルーターが使えるというのはすごく魅力的です。

1.スペック

ZMI MF855 スペック表

クリックで拡大します

まず、スペックの確認をしてみます。表の順に従ってサイズから見てみると、やや厚みがあるものの、重量が235 gと、思ったより軽量です。10,000mAhのモバイルバッテリーだと200 g前後の重量があるので、ルーター兼バッテリーということであればこの重量は十分合格というか、大歓迎できるレベルだと思います。

通信バンドについては国内では1と3に対応しており、基本的にドコモ系が多いMVNOの通信事情にはあってますね。あと、私自身には経験がありませんが、TD-LTEにも対応しているため、「中国や台湾などでも快適に使えるんですよね」とTJCの担当の方がアピールしてました。TJCは中国や台湾の社員の方も多いんです。私も今はこういう話を「ぼーっ」と聞いてるだけなんですけど、来年はComutex TAIPEIを見学したいと思っているので、一応覚えておくようにしますw

バッテリー容量は7,800 mAhで、これだけみると十分な容量に思われますが、バッテリー専用機ではなく、ルーターでもあり、自分自身も電力を消費する構造のため、実際に7,800 mAhのモバイルバッテリーと比較すると、供給可能な電力は少なくなると思われます。使い方にもよりますが、ある程度限度はある、と思っておいたほうがいいでしょう。

それと、この製品、つまりTJCとその直販サイトStarQオンラインが販売しているMF855は「正規輸入品」であり、筐体に印字されている説明や取扱説明書は日本語化されています。また製品保証は1年間受けられます。そして何より「技適マーク」がついています。MF855はAmazonなどで並行輸入品が出回っていますが、それら並行輸入品には技適マークがついていません。注意しましょう。

2.筐体

ZMI MF855 取説
まずは同梱物です。実はお借りした時点で開封品だったので、画像に写っていませんが、この他にUSB-microUSBの充電/給電用ケーブルが付属します。取扱説明書は完全日本語化されていました。

ZMI MF855 外観
筐体は極めてシンプルで、モバイルルーターによく見られる液晶ディスプレイなどはついていません。筐体色も「純白」で、模様などはありません。これでいいんじゃないでしょうか。

ZMI MF855 立ててみる
立ててみました。筐体の形状がよくわかると思います。USBポートはフルサイズとmicroの2つが上面にあり、他のデバイスに給電する場合はフルサイズUSBを、自分自身を充電する場合はmicroUSBポートを使います。どちらも付属のケーブルを使えばよく、特に機材を必要としません(ただし、コンセントに直接繋ぐ場合はACアダプターが必要です)。

ZMI MF855 底面
底面にはバッテリー容量「7,800」が印字されており、各種認証マークもついています。

ZMI MF855
5インチのスマホ(MADOSMA Q501)と並べてみると、こんな感じになります。スマホよりもかなり短く、幅はほんの少し広く、そして分厚い、という感じですね。そんなに邪魔にはならないくらいのサイズです。また、筐体形状がよく、手に馴染みやすいと思いました。

ZMI MF855 モバイルルーター&モバイルバッテリー
イメージ画像ですw というのは冗談ですが、画像上がモバイルルーター&モバイルバッテリー、画像下がMF855です。MF855がひとつあれば、モバイルバッテリーとルーターの2台持ちから開放されるんですよね…。

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ZMI MF855 カバーオープン
カバーを開いたところです。スペック表にある通り、この製品はmicroSIMカードを挿入して使います。また、ここにはネットワーク接続用のバスワードやIMEI、シリアルNO.などが記載されています。技適マークも見えますね。

ZMI MF855 LEDインジケーター
この製品には液晶ディスプレイはついていませんが、LEDのステータスインジケーターがついています。LEDの色によって通信回線の強さやバッテリー残量がおおよそ把握できるようになっています。詳細な情報は無料アプリで確認します。

3.無料アプリ

ZMI MF855 Google Play
この製品には専用のアプリ(iOSとAndroid用)が用意されていて、それぞれApp StoreとGoogle Playから無料でダウンロードできます。アプリサイズは20MBほどで、日本語化されていますが、並行輸入品対策なのか、正規輸入品でないと中国語表示になってしまうようです。

ZMI MF855 専用アプリ
専用アプリを使ってみました。初期設定は非常に簡単で、MF855のカバーを開けたところにあるパスワード(取説にも記載があります)を入れるだけで接続できます。

ZMI MF855 設定
また各種設定も可能で、私が使ってみた限り完全に日本語対応していました。個人的にはこのアプリの機能があればほぼ完全にルーターを管理できると思います。

4.使用感

申し訳ないのですが、通信品質についてはあまり突っ込んだことが書けません。というのも通信は結局SIMの品質というか、通信キャリアの品質に依存してしまうので、私が試したFREETELの場合、MVNOでそれほど高品質な通信ができない、というのがあり、MF855のハードウェアとしての品質がチェックできないんです。ただ言えるのは、普段MADOSMAに入れているSIMを差し替えて使ったところ「そんなに変わらない」と思ったくらいです(ただし、MADOSMAとMF855の間にWi-Fiが入るので、厳密には通信品質は多少劣化するのかもしれません)。情報サイトで通信品質を評価するためには少なくとも複数のSIMを用意し、特定の場所、特定の時間帯で通信状況を測定しなくてはならず、ウインタブにはそのインフラがないので、「大丈夫、FREETELなら普通に使える」ということまでしか書けません。

次にモバイルバッテリーとしての品質を。MADOSMAを充電しながらデータ通信(大量データではなく、ニュースアプリをチェックする程度のライトな使い方)をしてみました。

9時38分: バッテリー残量59%
10時08分: バッテリー残量75%
10時32分: バッテリー残量83%

このとき、MF855の状況(MADOSMAに給電しながらデータ通信をしています)は

9時38分: バッテリー残量85%
10時09分: バッテリー残量76%
10時42分: バッテリー残量69%

こんな感じです。おそらくポケモンGOをやったらもっと消費量が大きくなると思いますが、普通に使う分には十分な性能なのではないか、と思います。仮に通信に使わず、モバイルバッテリーに専念した場合(ルーターの電源を切った状態でも充電できます)はより好成績になるはずです。しかし、なんか不思議ですね、ルーターに繋いで通信してたらバッテリー残量が増えていく、っていうのは。

4.キャンペーン

TJC株式会社の直販サイト「StarQオンライン」では、現在MF855の発売に合わせたキャンペーン中で、

U-Mobileのデータ専用SIMとMF855をセットで税込み12,960円

というのをやってます。「SIMとセット」というのは要するに「契約初期費用(3,240円)が無料」という意味です。また、この製品に適用されるU-Mobileの料金プランは「通信量に上限がなく、月々2,480円(税込み2,678円)」というものです。ここでうれしいのは7GBだろうと10GBだろうと定額、というところですね。

なお、MF855単品だと税込み15,120円なので、SIMの契約をするにせよしないにせよ、セットになっている方を購入したほうがお買い得です。ちなみにセットのほうを購入してSIM契約をしなくてもペナルティなどは一切発生しないとのことでした。

MVNOが普及してきた現在、大手キャリアの通信契約は非常に割高に感じられます。一方でMVNOの通信品質はどんどん改善してきているとはいえ、まだ大手キャリアのそれには及ばない、と思っています。FREETELの品質もずいぶん良くなりましたが、それでもたまに繋がりにくくなることがあったり、場所によってうまく繋がらないなどの経験をします。ちなみに私の自宅ではたまにデータ通信が繋がらないことがあります。

私の場合、外出先でウインタブの記事を書いたりする機会も多く、データ通信量は多めです。なので、MVNOのプランは非常に魅力的に映る一方で、やはり通信品質には少し不安を抱いています。ただ、使い方を工夫して(例えば出先ではテキスト入力に専念するとか)、割高なキャリア契約をMVNOにしたいということは常々考えており、その意味ではMF855は非常に魅力的に感じられます。また、これがあればモバイルバッテリーを持ち歩かなくてもよくなる、というのにも強く惹かれます。

ポケモンGOのせいでモバイルバッテリーは価格が割高になっている(ピークは過ぎたみたいですけど)こともあり、MF855の価格設定は妥当な印象もあります。どうしようかなあ…。

5.関連リンク

ZMI Battery Wi-Fi MF855 + U-mobileデータ専用SIMカード 【セット販売】
StarQオンライン トップページ

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Comment

  1. 匿名 より:

    FREETELが場所によってつながらないと書いていらっしゃいますが、FREETELはドコモ回線を利用したMVNOなのでFREETELのせいでドコモの回線が使えるところで繋がらないと言うのはありえません。繋がらないのはZMI MF855の対応LTEバンドがband 1,3,7しかないのでドコモ回線のband 1,3,19,21,28の内一部地域で主要バンドとして運用されているband 19,21で通信できないためと思われます。また、Softbank(Y!mobile含む)回線のband 1,3,8,28やau回線のband 1,21,18,28にも対応していませんし、3G WCDMAもband 1,2,5,8のみでドコモのband 1,6,9,19の内主要なband 6,19に対応しておらず、Softbank(Y!mobile含む)のband 1,8,9,11も(9はY!mobileなのでおいておくとしても)band 11に対応しておらず不十分、auは3Gが特殊なCDMA2000 1Xを使用しているので論外です。
    総合的に見てドコモ回線が一番まともに使えると思いますが都市部を離れると3Gすらつながらないので大手キャリアから発売されているモバイルルーターと同じように使えるとは思わないほうがいいですね。
    あと、FREETELはドコモ系のMVNOではほぼ最高品質と言っていいのでFREETEL以上の品質を求めるなら他回線のMVNOに行くかキャリアのものを使うしかないと思います。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。「いいえ、ありえます」。実際にそうなので、理屈じゃありません。もしそうなら誰もドコモと契約しません。高いだけだから。またFREETELが最高品質などと決めつけることもできません。

  2. 匿名 より:

    ウィンタブさんの記事を批判したくてコメントをしたわけではないのでもしネガキャンをしているように見えてしまったのなら誤ります。
    その上で上のコメントのように書いた根拠を提示させていただきます。

    ttp://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1510/05/news093.html
    この記事のある通りMVNOは品質はともかくキャリアの回線を借りて運用していますので「通信エリア」は原理的に借りているキャリアのものと違いがありません。
    もし違いがあるならばそれは電波事業法で規制されている「不当な差別的取り扱い」ということになりドコモが違法行為を働いている事になります。なのでウィンタブさんが使っている端末ではそもそもドコモの電波の入りにくい地域にお住まいになっているかFREETELに対してドコモが違法行為を働いているということになります。

    ウィンタブさんは私も参考になる良い記事を書いていらっしゃると思っていて、いつも拝見していますが電波の強弱はいろいろな条件が重なって良くなったり悪くなったりということがありえますのでソースも出さずに体感だけで特定企業を貶めるような記事を書いほしくありません。もし実際に信頼性のある方法で計測を行ってFREETELがドコモに対して通信エリアで劣っていて看板に偽りありと思われるのでしたら計測したデータを提示した上で「ドコモに」訴えてください

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。参考にさせていただきます。通話エリアがドコモとドコモ系のMVNOが同じというのは理解できます。しかし、ドコモだと接続でき、ドコモ系のMVNOだと接続できない、という経験をしているのも事実です。そして、それは違法行為ではなく、初心者的な書き方になりますが「電波の強弱」の問題だと思います。あるいはCA対応のキャリア端末とSIMフリー機による「電波のつかみ」の問題かもしれません。私もその一人ですが、一般のユーザーは、「繋がるか繋がりにくいか」「アンテナが立つか立たないか」という結果でしか評価しません。そういう意味で記事を書きました。情報を頂いたこと、感謝いたします。また、今後の記事執筆の際は十分注意いたします。

  3. みる より:

    横からすみません。先日、Freetelのデータ専用(SMS無し)をこの機器に挿して通信確認をしてみたのですが、電波が入るはずの場所(東京都心)で常に圏外でした…。もちろんAPN設定やSIMの挿し直し、再起動などは行っているのですが、こちらFreetelで使用可能だったとのことでしたので、SIMのタイプなど分かればご教授いただけませんでしょうか?

    • wintab より:

      みるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。返信が遅れてすいません。TJCに行った際に、私のFREETELのSIMを再度引っ張り出して接続したことがありますが、普通に接続できました。この件についてTJCに確認したところ、APN設定を専用アプリで「自動設定」ではなく「手動」でFREETELのAPNを入れてみてください、とのことでした。なお、私のSIMは現行の「使った分だけ安心プラン(ドコモ回線)」の通話機能付きのものです。

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