TENKER 超小型 DLP プロジェクター -ビジネス用途だけでなく、多彩に楽しめるバッテリー内蔵プロジェクター(実機レビュー)

公開日: : アクセサリ ,

TENKER 超小型プロジェクター
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今年はウインタブでも初めて「プロジェクター」の実機レビューをやりました。レビューした「DBPOWER RD-810」は安価な製品ではありましたが、試用してみてとっても楽しかったです!当初「プロジェクターなんてレビューしてもしょうがねえじゃん」と思ってました。明らかにビジネスよりというか、ビジネスにしか使えない周辺機器だという先入観があったためです。でも違いますね。ビジネスに便利なのは間違いないですが、プライベートで自宅に一台プロジェクターがあると、簡単にホームシアターができちゃいます。しかも、そんなにお金をかける必要もなく、低価格なものでも十分楽しめます。

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今回レビューするのは「TENKER」というブランドのDLPプロジェクターで、めちゃめちゃ小さくてバッテリーまで内蔵するスグレモノです。前回のDBPOWERよりは明らかに高級、しかしパワー(ルーメン)は低い、という特性があるんですが、さて…。

1.スペック

解像度: 854 × 480
対応解像度: 640 × 480 ~ 1,920 × 1,080
明るさ: 100ルーメン
入力: miniHDMI / Wi-Fi(Miracast/Air Play)
バッテリー: 2,500mAh
サイズ: 55 × 55 × 55 mm / 168 g

この製品は「DLP方式」です。大変申し訳ないのですが、私はプロジェクターの投影方式について知識がなく、この製品の試用にあたり、下記のサイトで勉強させてもらいました。

鴻池賢三が解説! プロジェクター投影方式の種類と特徴:PHILE WEB

とはいえ、メカ的なことを深掘りできるわけでもありません。ただ、DLP方式の特徴として「高コントラストで明るい」というメリットと「レインボーノイズ(虹状の模様)」が見えてしまう場合がある、というデメリットがある、ということは理解しました。そして、レインボーノイズが見えるかどうかは「人による」ということなので、読者の全員に向けてレビューするのは結構難しいかもしれないですね…。

明るさは100ルーメン。「え?だってこないだレビューしたDBPOWERの安価なプロジェクターだって1,000ルーメンだったよ!」って思ったんですが、いろいろ調べてみるとモバイルプロジェクターの場合は100ルーメンより低いものも珍しくはないようです。常識的に投影できるサイズが小さくなるんだろうと思いますが、この辺も頭に留めておきたいと思います。

サイズはさすがの小ささですね。5.5センチ四方の立方体です。重量もわずか168 g。これなら胸ポケットに入る、とまでは言いませんけど、持ち運びは非常にラクです。

そして、この製品、スマホ限定(というかiOSとAndroid限定)のようですが、Android(Miracast)とiOS(Air Play)でワイヤレスディスプレイとして使うことができます。つまり、スマホとこの製品があれば面倒な配線なしで簡単にホームシアターが楽しめるということですね。この機能はビジネス利用にも便利だと思いますが、どちらかと言うとプライベート用途(家族でスマホの写真や動画を観るなど)で威力を発揮してくれるんじゃないでしょうか?

2.筐体

TENKER 超小型プロジェクター 同梱物
同梱物です。結構多いですね。まず左側の書類ですが、一番上が取扱説明書で、日本語もあります。この製品は使い方が難しいものではありませんが、説明書としてはあまり親切なものではありません。ただし、製品仕様はよく理解できます。その下が保証カード、そして一番下はAmazonへのレビューを依頼する内容のものです。

画像上と右上にあるのがACアダプターと電源ケーブル、そして、画像中央下からHDMI(オス)- MiniHDMI(オス)のケーブル、その右がHDMI-MiniHDMI変換アダプター、で、ようやく本体(小さな四角い箱状のものです)、リモコン、三脚です。この製品にはしっかりした三脚も付属するんです。

TENKER 超小型プロジェクター サイズ感
最初にサイズ感を見てみます。5.5インチサイズのスマホと比べてみるとこんな感じになります。プロジェクターとは思えないくらいに小さいですね。

TENKER 超小型プロジェクター 前面
前面です。一応投射レンズのある側を「前面」と呼んでます。この製品は金属筐体で、触るとひんやりします。

TENKER 超小型プロジェクター 左側面
左側面です。上にあるダイアルはフォーカス調整用、下にある4つのボタンは左から電源、音量下げ(前のチャプターに戻る)、音量上げ(次のチャプターに進む)、決定(再生・停止)となりますが、この製品はリモコンで操作することがほとんどだと思いますので、電源ボタン以外はあまり使いません。

TENKER 超小型プロジェクター 右側面
右側面です。この面には通気口があり、また画像左下にmicroSDスロットがついています。

TENKER 超小型プロジェクター 背面
背面です。この面にポート類があります。画像左から充電/給電用のmicroUSB、MiniHDMI、オーディオジャックです。また、画像右下にあるのがLEDインジケーターで、電源オン時に青く光り、充電時に赤く光ります。

TENKER 超小型プロジェクター 上面
上面には何もありません。また、上面は金属素材ではなく、ガラスコーティングが施されています。

TENKER 超小型プロジェクター 底面
底面です。この製品は小さいのはいいんですけど、そのままだと角度調整とかが出来ず、投射位置も低すぎることが多いので、三脚が付属します。なので、底面には三脚の穴があります。

本体に関しては超小型サイズではありますが、筐体の質感は高く、「小さな精密機械」という風情があります。価格もそれなりにはしますので、当然と言えば当然かもしれませんが、先日のDBPOWERのチープな筐体とはまるっきり正反対ですね。なお、この製品にはスピーカーもついています。ただ、明確なスピーカー穴というのがよくわかりませんでした。多分、筐体の下側にある穴がそうなんじゃないか、と思います。

TENKER 超小型プロジェクター リモコン
リモコンです。この製品は本体に操作ボタンが少なく、一つのボタンに複数の操作が割り当てられているため、リモコンを使ったほうが楽です。リモコンはボタン型の電池(CR2025)で動作しますが、電池はこの製品に同梱されています。というか、あらかじめリモコンにセットされていました(絶縁シートがついていたので、消耗はしていません)。ただし、往々にして同梱される電池というのは「動作確認用」という名目になっている可能性が高く、この電池も稼働時間が短くなっている可能性はあります。

TENKER 超小型プロジェクター 三脚
三脚です。これも「おまけ」というにはふさわしくない立派なもので、脚部は三段階に高さを調整することが可能です。私はカメラ用の三脚をもう何年も使っていませんが、個人的な印象としては「カメラ用の三脚をそのまま小さくした感じ」でした。しっかりしていますよ!

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3.システム

TENKER 超小型プロジェクター メニュー
電源を入れるとこんな画面が出ます。もちろんこの製品はプロジェクターなんで、どこかの壁に投影してやる必要があります。

左側の3つ「動画」「音楽」「写真」はmicroSDカードにコンテンツがないと使用できません。パソコンやスマホのストレージにあるコンテンツは操作対象外です。そして、その横「Wi-Fiディスプレイ」ですが、

TENKER 超小型プロジェクターWi-Fi
iOSとAndroidのスマホもしくはタブレットとWi-Fiで接続することが可能です。Androidの場合はMiracast、iOSだとAirPlayの機能を使用することになります。また、メーカーに問い合わせしましたが、WindowsやMacなど、パソコンとはWi-Fi接続ができない、とのことでした。

その横「HDMI」は読んで字のごとく、でして、HDMIケーブルでPCに接続する場合に選択します。そして「リセット」と書いているのは「言語選択(日本語も含まれます)」と「本当にリセット」する場合に使います。あとは電源ですね。この製品はメニュー画面から電源をオフにすることも、筐体にある電源ボタン長押しで電源オフにすることもできます。

それと、画像の左上に電池のマークと歯車のマークがありますよね。実はこれ、「消せません」。つまり投影中はずっと表示されます。これねえ、なぜ消せるようにしなかったのか、ちょっと理解に苦しむと言うか、残念ですね。動画なんかを見ているときにはかなり目障りです。

4.使用感

TENKER 超小型プロジェクター 投影1
とりあえず、付属のHDMIケーブルを使ってパソコンの画面を映してみました。時間は平日の深夜で、室内は完全に真っ暗にはしておらず、「薄暗い」感じにしています。

画像だとわかりにくいと思いますが、当初100ルーメンということで画質を心配していたものの、思ったよりもずっとキレイです。また、一緒に映っているディスプレイは23.8インチなので、プロジェクター画像のほうがずっと大きく映し出されているのがわかると思います。

TENKER 超小型プロジェクター 投影2
照明を落としました。真っ暗までは行きませんが、かなり暗くしています。壁面とプロジェクターの距離はおよそ1.2 mmほどの状態です。画像ではアニメを映していますが、アニメは色彩がはっきりしているのでとてもキレイに映ります。ミニシアターって感じです。

また、メーカーによれば壁面(スクリーン)とプロジェクターの距離は1.5 ~2 mくらいまでなら美しく投影できます、とのことでした。実際、これよりも少し距離を取ってみましたが(映像はこれよりずっと大きくなります)、アニメなら余裕で楽しめるレベルです。また、アニメでなく実写動画でも2 mくらいまでなら十分いけるのではないか、と思います。

TENKER 超小型プロジェクター 投影0
このテストにあたり、プロジェクターに三脚を接続し、使っていないイスに紐で固定しました。当初は机の上に三脚を立て、そこから投影するつもりだったのですが、そうなると机の奥行きがかなり必要です。極端に言えば奥行きが1.5 mmくらいでなくちゃいけません。

私の机は奥行きが1 mもないので、机の上に三脚を立てて投影すると、画像がかなり小さくなってしまいます。要するに23.8インチのディスプレイと大して変わらないか、あるいは小さい画像になってしまいます。それなら最初から23.8インチのディスプレイを使ったほうが「さすがにキレイ」です。

TENKER 超小型プロジェクター 投影3
次に画質です。ここまで掲載した画像の通り、この製品は「台形補正」が効きません。なので、きっちり「正面・水平」位置にしてやる必要があります。実はこれ、意外に難しくて、きっちり配置したつもりでもフォーカスを完璧に合わせるのに苦労します。画像の中央にフォーカスを合わせると上部が微妙にボケたり、上部にフォーカスを合わせると中央部がボケたりします。

動画を観るくらいなら平気ですが、このプロジェクターに投影させてテキストライティングをするのは少し大変かもしれません。それと、台形補正が効かない、というのは実は少し問題があります。三脚を使うにせよ、配置場所をよく考える必要がある、という意味です。私がなぜこの製品を「紐でイスに固定」したのか、ってことですね。ある程度の高さを確保した上で「正面・水平」になるようにセットするのは意外に難しいんです。

TENKER 超小型プロジェクター 投影4
このプロジェクターの投影画像でウインタブの記事を書いてみようと思いました。でも、短時間でギブアップです。不可能ではないんですが、小さいテキストを判読するためにはプロジェクターを壁面に近づけなくてはならず、そうするとやっぱり「23.8インチのディスプレイのほうが大きくて見やすい」ということになってしまいます。

私は視力が悪く、ほかの人ならそうでもないのかもしれません。しかし、やはりプロジェクターの投影画像でテキストライティングというのは無理があるみたいです。でも、それをやってみたいと思うくらいには鮮明なんですよね。そもそも私の発想に無理があったのかもしれません。

TENKER 超小型プロジェクター スマホで
スマホとWi-Fi接続をしてみました。今回はiPhoneで試してみたのですが、「おお、これは使える!」と思いました。この画像はiPhoneでYouTubeの動画を視聴しているところですが、私が試してみたところ、単純な画面複製ではなく、画面拡張っぽくなりました(正確には画面拡張ではないです)。iPhone側は普通の画面、プロジェクター側がフルスクリーンの動画になっています。

この機能、どの程度ビジネス向けかはわかりません。しかし、家族や友人と一緒にスマホの写真を観たり、撮影した動画を観たり、あるいは上の画像のようにYouTubeの動画を観たりといったことに使えますし、そのような使い方をするのであればこの製品の画質、そしてコンパクトなサイズ感は最高ですね。

あと、スピーカーですが、思ったより大きな音が出ます。数人で動画を観るということであれば十分な音量だと思います。しかし、音質の方はさすがに期待しないほうがいいでしょう。少なくとも音楽用ではありません。普通に映画を観るとかならOKだと思いますけどね。また、バッテリーに関しては、ちょこちょこ使ったりしまったり、あるいはスマホに接続したり、といったことを繰り返したのですが、おそらくトータルで2~3時間くらいは大丈夫かな、と思います。ただし、スピーカーをどのくらい使うか、音量はどのくらいか、ということによって稼働時間は大きく変化すると思いますので、あまり参考にはならないかもしれません。個人的には「割とバッテリーが早く減っていくなあ」と感じました。

最後になりますが、「レインボーノイズ」は私には見えませんでした。ただこれは個人差があるということなので、この製品にはレインボーノイズが出ない、ということは断言できません。

5.まとめ

TENKER 超小型 DLP プロジェクターはAmazonで販売中で、12月19日現在の価格は税込み29,550円です。なお、メーカーから20%オフとなるクーポン「ZHVRA2XH」をいただいています(2018年1月31日まで有効)ので、これを使用すると23,640円となります。

先日のDBPOWERのプロジェクターのように低価格なものとは言えませんが、機能面では価格なりの実力を備えていると思います。私はあまりプロジェクターの知識がないのですが(ただし、有用性は急速に理解していますw)、このレビューで使い方の提案というか、楽しみ方は最低限でもご案内できていればいいのですが…。

モバイルプロジェクターとしての実用性はしっかり確保されていると思いますし、個人的には特にスマホでのWi-Fi接続が楽しいと感じました。もしご家族やお友達と一緒にスマホのコンテンツを楽しみたいというニーズがあるのなら、あるいは個人として手軽に大画面でコンテンツを楽しみたいと思うなら、この製品は買いだと思います。あと、ビジネス利用という点でも、少人数のミーティングを「場所を選ばず」できるというのがいいですね。バッテリーも搭載されていますし、持ち運びも簡単です。興味があって予算を確保できるのであればおすすめです。

6.関連リンク

TENKER DLP プロジェクター 超小型ミニ 1080p対応 2500mAHバッテリー:Amazon
※1月31日まで使える20%割引クーポン「ZHVRA2XH」をお忘れなく…。

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Comment

  1. 匿名 より:

    こんにちは。蛇足ですが、YouTubeの出力が画面拡張のようになるのは、恐らくChromecastで出力している場合のみではないでしょうか。(Chromecastの標準仕様です)
    iOSのYouTubeアプリだと、AirPlay/Chromecastの両方とも対応しているはずです。

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