Mantistek GK2 - 低価格だけどしっかりメカニカル!な中華キーボードを試してみた(実機レビュー)

公開日: : アクセサリ ,

Mantistek GK2
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中華メカニカルキーボードの実機レビューになります。私はなぜかキーボードが好きでして、使いもしないのにたくさん持ってます。キーボードというのは比較的安価に購入することができ、それでいてPCの使用感を大きく左右する重要な周辺機器なので、私だけでなく多くのウインタブ読者のみなさんも複数のキーボードを持っていたり、当座必要がないのに新しいキーボードを買ったりしているのではないか、と思います。

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私が現在メインに使っているキーボードは「FILCO Majestouch BLACK」というメカニカルキーボードです。メカニカルキーボードというのは独特の気持ちよさがあり、かなり高価なものであるにもかかわらず、一部のユーザーには非常に高い人気があります。私の場合、現在使用しているFILCOのものが初めてのメカニカルキーボードで、メカニカルとしての強い実感がないままずっと使っていて、気がついたら手放せなくなっていた、という感じです。

メカニカルキーボードにはFILCOだけでなく、有力なメーカーがいくつかありますが、やはり価格は決して安くはなく、1万円以上するのが普通です。一方でAmazonなどでは中国製の安価なものも販売されていますが、聞いたこともないようなメーカーだったりして、若干不安を感じることもあります。

そんなわけで、中国の通販サイト「Banggood」で販売されている「Mantistek GK2」というメカニカルキーボードを試してみます。ちなみに価格は54.99~59.99ドル(6,149円~6,708円)と、メカニカルキーボードとしては安価なものになります。なお、この製品はBanggoodに提供していただきました。Banggoodにはこの場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.スペック

接続方式: USB(有線)、ケーブル長1.8 m
対応OS: Windows XP以降、Mac OS
キー数: 英語配列104キー、フルサイズ、Nキーロールオーバー対応
スイッチ(軸色): 黒/茶/青/赤
バックライト: あり(8色、イルミネーション機能あり)
キーストローク: 2.44 mm
キートップ素材: ABS樹脂
サイズ: 443 × 135.6 × 35 mm / 1,170 g(実測値921 g)

記事を書き進めるにあたってお断りを。メカニカルキーボードは一般に軸色(スイッチの色)が「青、茶、黒、赤」の4種類(本当はもっとたくさんあります)あります。ドイツのZF Electronics社が作っている「Cherry MXスイッチ」が 広く使われており、日本メーカー製品でも有名どころはこのスイッチを使っています。軸色の分類はCherry MXを使っている製品についてなされるものですが、Cherry MX以外のスイッチでもこれと同様の分類がなされています。要するに真似ているということです。今回のレビュー機はCherry MXスイッチは使用していませんが、購入時に4色の軸色を選べるようになっているので、この記事では便宜的にCherry MXと同様の表現で軸色を記載します。

この製品は私の方でBanggoodにお願いして送ってもらいました。他にもたくさん販売されているメカニカルキーボードの中からこの製品を選んだのは、最も一般的なテンキー付き、104キーであること、軸色を4種類から選べるようになっていること、そして価格が激安でもなく、それでいて購入する気になるような水準であることが理由です。

記載したスペック表の通り、この製品はUSBの有線接続であり、技適マークうんぬんの問題はありません。また、Nキーロールオーバーあり、その一方で中華らしいというかゲーミングを意識したカラフルなイルミネーションありで、ウインタブ読者ならちょっと気になる製品だと思います。なお、レビュー機の軸色は「茶」にしてもらいました。今のところこの製品は後日読者レビューに回す予定なので、一番万人受けしそうな茶軸がいいと思ったんです。メカニカルらしさという点では青軸がいいんですけど、テキストライティングなど業務系の用途だと音がちょっと大きめなんで…。

2.筺体

Mantistek GK2 同梱物
同梱物です。と言っても本体のほかには「紙一枚だけ」です。この製品はマルチメディアなど、Fnキーの同時押しで様々な機能が使えるため、主にFnキー同時押しの際に各キーに割り当てられる機能を説明する、簡単な説明書がついているんです。

なお、「茶軸」を選んだ場合、筺体色はご覧のようなグレーとなりますが、赤軸を選ぶと筺体色も赤に、青軸を選ぶと筺体色も青になりますので、ご注意下さい(Banggoodの製品ページに画像があります)。

Mantistek GK2 FILCOと比較
手持ちのFILCOと比較してみます。ほとんど同じようなサイズですが、FILCOのほうが少しだけ横長です。お手持ちのデスクトップ用キーボードがテンキーつきのものであれば、サイズの面ではほとんど違和感はないと思います。

Mantistek GK2 USB端子
レビュー機のUSB端子です。特別なものではありませんが、金属部分が金メッキになっているのに好感が持てます。実際のところはわかりませんが、しっかりした品質に思えますからね。

Mantistek GK2 側面1
側面もFILCOと並べてみました。左側がレビュー機、右側がFILCOです。こうして比べるとスリムな印象はありますが、メカニカルキーボードって内部に金属板が入っているので、これでも少し厚めだと思います。ちなみにFILCOははっきり「ゴツい」です。

Mantistek GK2 側面2
底面にある「脚(スタンド)」を立てるとこんな感じです。レビュー機は傾斜がややきつくなります。私はいつも脚を立てて使いますが、個人的には傾斜という点ではレビュー機とFILCOの使用感に大きな差は感じませんでした。

Mantistek GK2 前面
日本で販売されているメカニカルキーボードを全て知ってるわけではありませんが、中華キーボードは日本のものと異なり、キートップがキーボード面よりも高くなっており、メカ(キースイッチの台座)がむき出しになります。このレビュー機に限らず、このパターンがほとんどです。「ホコリがつきやすく、でも掃除もラク」ということになりますね。

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Mantistek GK2 底面
底面です。重量はメカニカルキーボードとしては軽く、公称値1,170 g、実測値921 gでした。金属板が入っているかどうか確認はしていませんが、要は打鍵時におかしな沈み込みがなければいいんですよね。

Mantistek GK2 脚
脚はプラスティック製で、必要十分な仕事をしてくれます。

Mantistek GK2 スイッチ
キースイッチ(軸)です。台座部分は透明で、スイッチはご覧の通り茶です。当然赤軸を買えば赤、黒軸を買えば黒になっています。見た目はCherryと同じ構造に見えますが、Cherryではありません。

Mantistek GK2 FILCOのスイッチ
こちらがFILCOのスイッチです。私が使っているのは赤軸です(見ればわかりますよね)が、しっかり「Cherry」の刻印があります。

Mantistek GK2 キー
キートップです。左がFILCO、右がレビュー機ですが、ほぼ同じサイズで、トップに凹みがついているのも同じですね。素材感はFILCOのほうがなめらかな印象です。

3.使用感

メカニカルキーボードとしての使用感ですが、私は「FILCOの赤軸」をずっと使っていまして、比較対象もこれになってしまいます。FILCOのほうが価格が2倍なので、レビュー機には少し気の毒かな、と思いますが、違いは違いとして、あと価格差も考慮して書いていきたいと思います。

FILCOは赤軸、レビュー機は茶軸なので、当然押下圧(バネ圧)はFILCOのほうが小さく、45 g、レビュー機は60 gなので、レビュー機のほうが重いです。しかしこれは仕方のない話で、レビュー機のほうが軽かったとしたらむしろそっちのほうが問題です。

打鍵感ですが、はっきり言ってFILCOに劣ります。決して悪くはないですが、FILCOとくらべてしまうと押した感じが少しプラスティッキーですし、わずかに軋み音もします。メカニカルキーボードというのはその名の通りメカですから、使っているうちにアタリがついてくるのかもしれませんが、現時点ではあまり高く評価できません。ただし、間違いなくメカニカルキーボードの操作感ですし、特有の気持ちよさというのは感じられます。また、Nキーロールオーバーもしっかり機能してくれます。試しに両手の親指以外の8本を使って同時押ししましたが、しっかり全部認識しました。

また、この製品に金属板が入っているかどうか、というのは確認していませんが、打鍵時にキーボードにたわみなどは発生せず、非常にしっかり筺体だと思います。

なお、この記事から、必要に応じてYouTubeに動画を上げてみたいと思います。今回は打鍵感(打鍵音)の違いを比較すべく、レビュー機とFILCOで実際にテキスト入力をしている動画も撮影したのですが、動画ベースだと違いは全然わかりませんでした。実際の感覚だと結構な違いがあるんですけど、音を聞いているだけだと伝わらないんですよね。

キーボードのイルミネーションについては無駄に機能豊富です。基本的には「Fnキー+PrtSCなどの(全部で9種類あります)キー同時押し」で切り替えが可能です。こちらは動画をあげてみましたので、参考までにご覧ください。なお、普通のデジカメで撮影したものをそのまま公開しているので画質は悪いです。すいません。

あと、専用のソフトウェアもあり、Banggoodの製品ページからダウンロードができます。

Mantistek GK2 ユーティリティソフト
これがそうなんですけど、それほど細かい設定ができるわけではなく、便利そうなのはショートカットキーの登録(これも自由に登録できるわけではなく、あらかじめメニューにある、メールの起動とか電卓の起動といった操作を任意のキーに割り当てられる程度です)とマクロ(これはエクセルのマクロのようにレコーティング形式なので、結構使えると思います)、そしてイルミネーションの設定くらいです。ただ、イルミネーションの設定もキレイなのは認めますけど、例えばW,A,S,Dキーだけ色を変えるといった自由度はありません。ゲーミングノートにもこの手のユーティリティソフトがついていることが多いですが、それよりは機能面で見劣りします。

ただ、日本のメカニカルキーボード製品にはこのようなソフトウェアが用意されていない(というかそもそもイルミネーションがついてないもののほうが多い)ことを思えば、努力は評価したいところです。

そうそう、あと1つだけ。このキーボード、当然ながら英語配列です。好んで英語配列のキーボードを使う人も少なくないようですが、日本語配列しか使ったことがない、という場合は慣れるまでに少し苦労するかもしれませんね。基本的にテキストとか数値の入力なら問題ないですけど。

4.まとめ

Mantistek GK2は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、6月8日現在の価格は54.99~59.99ドル(6,149円~6,708円、茶軸のみ59.99ドルです)となっています。このキーボードは間違いなく「ちゃんとしたメカニカルキーボード」ですが、すでに日本メーカーのメカニカルキーボード(Cherry MX使用の1万円以上くらいの中上級品)を使っている人にとっては「ちょっと気持ちよさが落ちるなあ」と感じられると思います。上のほうに書いてきたとおり、私もそう感じました。

一方で、「メカニカルキーボードを試してみたいけど、値段が高いし…」という人にはおすすめできると思います。そりゃ東プレの2万円のキーボードよりは劣りますけど、しっかりメカニカルキーボードしてますし、価格以上の品質は確保されていると思いますよ。

余談ですが、この製品の試用にあたり、上に説明した専用ソフトウェアにバグ(だと思います)があり、当初まともに使えませんでした。原因が何であるのかわかりません。ひょっとしたら日本語OSに対応していなかったのかもしれません。それでBanggood経由で事情を説明したところ、Banggoodから速やかにメーカーに連絡し、翌日にはソフトウェアが修正されました。もちろん最初からちゃんと動いてくれたほうがありがたかったのですが、極めて迅速な対応をしてもらうことができ、個人的には信頼感が倍増しました。

また、この製品はCherryじゃないですけど、しっかり4軸を揃えて販売しているというのも好感が持てます。初めての中華キーボードレビューでしたが、日本の高価格なメカニカルキーボードよりは使用感がやや劣るとはいえ、低価格で本格的な製品であった、と思います。

5.関連リンク

Mantistek GK2:Banggood

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Comment

  1. 匿名 より:

    中華キーボードは独特のデザインですぐわかりますよね
    パクリや粗悪品も多いですけど、ニッチ製品も出すのでマニアにとっては
    もはや定番化してますよね(笑)
    世界最薄メカニカルスイッチ(kailh製KU軸)とか訳分からないレベルの薄さで
    中華メカニカルスイッチは勢いがあって楽しい

    停滞するPC市場において異例の急成長を遂げているゲーミングハイエンドは
    やはり中国が引率してますし、文化としてPCゲームが根付いてるので
    キーボードも発展していったのでしょう

    日本じゃハイエンドもゲーミングも売れないので
    このようにPC周辺機器が活気つくような力はもはや残ってないので正直羨ましいです・・・

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。このくらいの価格帯であれば品質はある程度期待しても大丈夫かと思います。Cherryのスイッチには負けちゃいますけどね(少なくとも茶軸)。

  2. じん より:

    FILCOを愛用しているものですが、
    中華メカニカルキーボードも気にはなっていたので、興味深く拝見しました。
    現在はMajestouch2(青軸)を3台のデスクトップで使用しています。
    型番は「FKBN108MC/JB2」です。

    メカニカルキーボードの魅力は、私の場合「やってる感」ですかね…
    映像編集がメインなのでショートカットや文字テロップ作成など
    キーボードを叩くシーンはそこそこありますが
    「打って事が前に進んでいる」ことを感じられるのがメカニカルを選ぶ理由です。

    今回の商品が7,000円弱で、当方使用のFILCOが10,000円強となると
    あえて中華を選ぶ必要もないと思いました。(レビューに感謝です)
    やはりマウスやキーボードは使い慣れたものがいいですよね。

    • wintab より:

      じんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。「やってる感」というのは、言われてみればありますねw あと、この製品、メカニカル本来の性能はCherry使用機に少し負けてますけど、イルミネーションとかマクロ機能とかのギミックはなかなかのものだと思いましたよ。

  3. alpha より:

    Blackwidow使ってますが打ってて楽しいです

    • wintab より:

      alphaさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Razerならものが違うか、と。

  4. 伝兵衛 より:

    この製品に組み込みキーロガーが搭載されている事が判明しました。
    ご利用は控えた方がよろしいかと・・・
    https://thehackernews.com/2017/11/mantistek-keyboard-keylogger.html

  5. 匿名 より:

    裏でなんか送信してたとしても
    中華系好きなら使う前に少なから覚悟してること
    いちいち気にしてたらやってられん

  6. 匿名 より:

    僕もギガジンで見ました。
    こんな最低の会社の商品を紹介しないで欲しいです。

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