記事にアフィリエイト広告を含みます

ドスパラ Diginnos モバイルモニター DG-NP09D - 8.9インチ、タブレットサイズでバッテリーとスピーカー内蔵のモバイルモニターを使ってみた(実機レビュー)

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 横表示
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は周辺機器である外付けモニターの実機レビューです。でも、単なる外部ディスプレイじゃなくて「モバイルモニター」です。ドスパラの「Diginnos モバイルモニター DG-NP09D」という製品なのですが、「さて、どう使うのかな?」といろいろ考えてしまいました。

スポンサーリンク

1.スペック

ディスプレイ: 8.9インチFHD(1,920 × 1,200)
入出力: miniHDMI(映像入力用)、microUSB(充電用)
バッテリー稼働時間: 約4.5時間
サイズ: 234 × 156 × 9.4 mm / 490 g

8.9インチといえばドスパラに8.9インチタブレット「Diginnos DG-D09IW2SL」というのがありますが、この製品と比較してみると、ディスプレイ解像度は同じ、サイズもタテ・ヨコが1 mmくらいしか違わず、ほぼ同サイズであることがわかります。重量もほとんど同じですね。違うのは使いみちというか、かたやWindowsタブレットPC、かたやモバイルモニターということです。

また、この製品でよく出る質問として「タッチパネルなの?」というのがありますが、タッチパネルではありません。それと、スペック表に「入出力」と書きましたが、この製品は何かを他のデバイスに出力するという機能はなく、他のデバイスから映像と音声を入力して、それを表示、出力するという機能に特化しています。要するに外付けモニター以外の何者でもありません。

2.筐体

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 同梱物
同梱物です。本体のほか、充電用のUSB(オス)- microUSB(オス)のケーブル、ACアダプタ-、HDMI(メス)- MiniHDMI(オス)の変換ケーブル、「はじめにお読みください」の冊子がつきます。注意したいのはこの製品にはHDMIケーブルは同梱されない、ということです。手持ちのHDMIケーブルでも使えますし、MiniHDMIに変換することはできますが、デバイスとの接続にはHDMIケーブルを別途用意しなくてはなりません。また、「はじめにお読みください」の冊子はいつものやつではなく、この製品の取扱説明書です。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 背面
ドスパラのWindowsタブレットはアルミ合金製ですが、このモニターはそうではなく、「ラバーコーティング」っていうんでしょうか、「ゴム引き(w)」っていうんでしょうか、表面が弾力のあるラバー製です。あくまで表面だけですけどね。そのため、触った感じは全然ドスパラタブレットとは違います。もちろんこっちのほうが衝撃には強いんだろうと思います。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 側面2
ええと、こっちが左側面になると思います。ディスプレイ面のベゼルの厚くなっている方を下とした場合の表現です。画像の一番左にある小さい穴はLEDインジケーターで電源が入ると点灯するもの、その横が電源ボタン、続いて音量上下ボタン、給電/充電用のmicroUSBポート、miniHDMIポートとなります。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 側面1
続いて右側面です。「あれ、USBポートあるやん!」って思いますよね。でもこれはメンテナンス用ということで、通常は使用できません。その横がオーディオジャック、そしてその横にあるボタンは左側がESCボタン、右側がメニューボタンです。これらのボタンはディスプレイの設定(通常の外付けディスプレイと同じく、オンスクリーンディスプレイ、つまりこの製品のディスプレイ上で行う)に使います。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 上下面
上面および下面にはボタンやポートはついていません。

スポンサーリンク

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 設定
外部デバイスを接続せず、ディスプレイに設定メニューを表示させたところです。設定メニューは大きく表示され、メニューボタンと音量上下ボタンを使っていろいろと調整ができます。また、画面右上にはバッテリー残量を表すインジケーターが表示されています。

また、ディスプレイ面の左右ベゼルがかなり太くなっていますが、ここにはステレオスピーカーが装備されています。

3.使用感

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 横表示
トップ画像を再掲しています。まずはごく一般的に、というかノートPCにHDMIケーブルで接続してみました。この製品はモバイルモニターであって、キックスタンドもついていないので、画像のようにして使うにはタブレットスタンドのようなものが必要になります、ちなみに上の画像では私が以前購入した100均のタブレットスタンドを使いました。

この状態だとThinkPad 13の13.3インチディスプレイとのバランスは悪くありません。ただし、デフォルトのFHDで出力してしまうと、8.9インチディスプレイでは文字などが少し細かすぎると感じました。もちろん、13.3インチFHDディスプレイと同時に使う場合に感じる違和感、という意味です。なので、この場合はモニター側の解像度を少し落としてやると見やすくなります。

発色はかなりキレイですが、若干青が強く感じます。ただし、使っていて特に問題は感じませんでした。また、この製品はディスプレイの「色味」を自由に調整することはできません。できるのは輝度、コントラストの調整と、あらかじめメニュー化されている「ダイナミック」「マイルド」「スタンダード」の画像モードの切り替えのみです。ただ、個人的にはこれで十分かな、と思います。

それと、ステレオスピーカーですが、音質は残念ながらイマイチでした。もちろん実用品としては文句なしですが、音質とかはあまり期待しない方がいいです。音楽鑑賞とかは無理だと思います。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 縦表示
タブレットサイズなので、このように縦画面表示というのも便利そうです。特にWebデザインをしている人は、この表示形式でスマホ画面とかタブレットの縦画面での表示を確認できますね。

ドスパラ Diginnos DG-NP09D 無線があるといいかも
8.9インチとタブレットサイズであり、バッテリーも内蔵していることから、このモニターを持っていろいろなことができそうです。「長ーい」HDMIケーブルを使うという手もありますが、ここはやはりMiracast(ワイヤレスレシーバー)が欲しかったなあ、と思います。私は持ってないんです。これがあれば(あとハイスペックなWindowsスマホね)Continuum用にも使えますし、会社や学校でのミーティングの際にもかなり便利に使えそうな気がします。逆に有線のままだとこの製品の強みであるモバイル性が十分発揮できないような気がします。

あと、最近自分でそういうPC環境にしてしまったからそう感じるだけなのですが、2台のディスプレイを使う場合、サイズ差が大きいと逆に使いにくい、というのがあります。私の場合、23インチのディスプレイを13.3インチのThinkPad 13に接続しているのですが、2つのディスプレイを有効に活用することができず、ThinkPad 13のディスプレイはオフにして、23インチディスプレイの方だけを使っています。そんなわけで、たまたま上の方で掲載した画像のように、モバイルPC用の外部ディスプレイとして使う場合はむしろこのサイズは「拡張画面」で2つのディスプレイを有効活用できるのではないか、と思います。もちろんモバイルPCのお供にするのならバッテリー内蔵のこの製品は最適でもありますね。また、客先で「複製画面」にして、お取引先の人に見てもらう、なんてのもいいかもしれません。

4.まとめ

「Diginnos モバイルモニター DG-NP09D」はドスパラ公式サイトで販売中で、価格は税込み14,580円(11月7日現在の特価)となっています。今回試用してみて、私ならこの製品はワイヤレス接続で使いたいなあ、と思いました。また、自分の使用環境から考えると、モバイルノートPCのお供、という位置づけで客先で、自宅での作業で有効活用できそうな気がします。バッテリー内蔵のモバイルモニター、という特性上、できれば外に持ち出す用途を考えたいし、実際うまく活用できれば営業活動に威力を発揮してくれそうに思います。みなさんならどう使いますか?

5.関連リンク

Diginnos モバイルモニター DG-NP09D

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    確かに使い所が難しそうですね。

    キックスタンドが付いていれば…
    三脚やカメラのシューに付けられれば…
    タッチパネルが付いていれば…

    もっと使いやすかったと思いますね。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。たしかに私もキックスタンドがあれば、と思いました。あと、これをうまく使いこなせれば、営業活動もうまく行きそうだ、なんてね。

  2. うぃる より:

    センチュリー サブモニター 
    http://item.rakuten.co.jp/century-direct/c/0000000153/
    10インチで入力端子無しでUSBからの給電&表示のみの昔のモデルを持ってます。
    解像度やパネルが余り良くなかったので、ニュースやチャットの表示としてなら使えました。

    最近のサブモニターは入力端子や表示など良くなっているので、
    ショールーム等で対面でお客に見せる使い方なども良さそうですね、

    • wintab より:

      うぃるさん、こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃる通り、「これを制するものが営業を制す」とかねw 仕事用に一台あってもいいような気がしてきた…。PORTABOOKとは別の意味で。

  3. 匿名 より:

    普通のタブレットがモバイルモニタになってくれた方が助かるのに

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。確かに!それって技術的に難しいんですかね?

    • psychictv より:

      リモートデスクトップとかrdpで検索するとお望みの事ができるかもしれませんよ
      がんばって勉強してみて下さい

    • 匿名 より:

      Win10のAniversary Updateには「接続」アプリがあります。それを使うとワイヤレスのサブディスプレイとして活用する事が出来ます。

      • wintab より:

        こんにちは、コメントありがとうございます。え?そうなんですか?知りませんでした。知ってたらもっといいレビューが書けたなあ。

  4. 匿名 より:

    気になっていたのですが、表面処理が後でベタベタになりそうだったのと、バッテリーが寿命を迎えた時にどうなるかわからなくて、買うまでに至りませんでした。

    同社(上海問屋の方)のPC用 DIY液晶モニター(6インチ・2K対応)というのを買ってアクリル板でケースを作ったものの、解像度が高すぎて文字が見えないという 失敗をしたのでこれにしようか悩んでいたのですが(汗)

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。モバイルモニターの需要があるんですね。だとしたら選択肢が少ないんで、この製品もありかもしれません。私はいまひとつ使いこなせる自信がないですが、手元に一台あれば助かる瞬間も多そうです。

  5. お助け爺 より:

    ビデオ撮影のモニターとして使えるかなーと思っています。

    • wintab より:

      お助け爺さん、こんにちは、コメントありがとうございます。よさげですね。イマイチ幅広く普及するって感じの製品じゃないとは思いますけど…。